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  • サウナ好き必見!髪の毛へのダメージを軽減する7つの方法とは?

    サウナ好き必見!髪の毛へのダメージを軽減する7つの方法

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    「サウナー」や「整う」といった表現が出てきたのはここ数年ですが、昭和30年代頃に日本に本格的なサウナ施設ができたとされているため、長い期間サウナを愛用してきたという方も多いのではないでしょうか。また近年のサウナブームでサウナの良さを知ったという方も、サウナが好きで定期的に通っている方は多いかと思います。サウナは心身ともにリフレッシュさせてくれ疲労軽減や、自律神経の乱れを整えてくれる役割がある嬉しい反面、入り方を間違えると実は頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えてしまうのです。そのため本記事では、サウナを愛するみなさんに向けて、髪の毛を傷めないサウナの入り方についてご紹介してきます。是非参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    サウナが髪の毛にダメージをかける原因とは?

    今までサウナに入る際に、髪の毛のことまで考えていなかったという方は多いのではないかと思います。しかし、サウナに入る習慣がある方からは「髪の毛が乾燥しやすくなった」「抜け毛が増えた」といったご相談をいただくことも多いです。これはしっかりとした対策を取らずにサウナに入ってしまうことで発生している髪の毛トラブルのひとつで、髪の毛を傷めないためには、まずはサウナがなぜ髪の毛にダメージをかけてしまうのかを知る必要があります。ここでは、サウナが髪の毛にダメージを与えてしまう原因について詳しく解説をしていきます。

    高温による乾燥

    サウナは、一言に言ってもさまざまな種類がありますよね。ドライサウナ、スチームサウナ、低温サウナ、塩サウナ・・・それぞれに別の良さがありますが、日本国内ではドライサウナが一番多く使用されています。しかしこのドライサウナ、名前の通り室内が高温で湿度が低く乾燥しているタイプのサウナとなるため、頭皮や髪の毛の水分が抜けやすくなっているのです。ドライサウナに繰り返し入ることで、頭皮や髪の毛は乾燥し、やがて頭皮トラブルや抜け毛などにつながります。

    血流不足

    サウナに長時間入ることで、血管が収縮し、血液の循環が制限されることがあります。安全に楽しむ程度では問題ないことがほとんどですが、無理して長時間サウナに入り続けることで、頭皮の血流不足が発生することもあります。頭皮の血流は、髪の毛に必要な酸素や栄養を運ぶ大切な役割を担っているため、この血流が制限されることで髪の毛の酸素・栄養不足が深刻化します。そのため長時間サウナに入る方や、何度も繰り返しサウナに入っているという方、サウナの頻度が高い方は注意が必要です。

    発汗による乾燥

    サウナに入ると個人差はあれど発汗をしますよね。その際に、多くの方が頭からも汗をかくかと思います。汗をかくことで頭皮の毛穴つまりや、皮脂つまりを解消する嬉しい効果もありますが、実は汗をかきすぎることで頭皮の乾燥にもつながります。適度な皮脂は頭皮を保護する働きもあるため、サウナ後の頭皮はほとんど保護されていないような状態になり、そこに洗髪やドライヤーの刺激によって更に乾燥してしまうことがあります。その結果、乾燥による頭皮トラブルや抜け毛などにつながってしまうのです。

    サウナによる髪の毛のダメージを軽減する7つの方法!

    サウナに入ることで、頭皮や髪の毛に大きなダメージが加わるということを知っていただけたのではないでしょうか。しかし、薄毛になりたくない人はサウナに入れない、というわけではありません。確かにサウナによって頭皮や髪の毛への負担が大きくなることは事実ですが、サウナに入る時に工夫をすることで、頭皮や髪の毛へのダメージを軽減しながら楽しむことも可能です。ここでは、薄毛を気にしているけれどサウナを楽しみたいという方に向けて、サウナによる髪の毛のダメージを軽減する方法について解説をしていきます。

    ダメージ軽減方法①:濡れたタオルで髪を保護する

    誰でも手軽にできる方法として、フェイスタオルなど頭に巻きつけて完全に覆うことのできる程度の大きさのタオルを湿らせ、ターバンのように頭に巻きつけてからサウナに入る方法です。この方法は特にドライサウナに有効で、頭皮や髪の毛から奪われやすい水分を保護する役割があります。サウナでは多くの方が座った状態で入るかと思いますが、高い場所ほど高温になるサウナの特質上、やはり頭部が熱くなりやすい状態になります。そのため頭を物理的に保護することで、乾燥から髪の毛を守ることができるのです。

    ダメージ軽減方法②:サウナハットをかぶる

    濡れたタオルの他に、サウナ用の帽子としてサウナハットと呼ばれるものがあります。サウナを楽しむために開発された頭部保護用の帽子で、頭にかぶるだけでいいためタオルよりも着け心地はいいです。またタオルよりも軽く肩こりしにくいのも、サウナハットを使用するメリットです。サウナハットは基本的に高温に耐えられる設計になっていますが、何度まで耐えることができる素材なのか、きちんとした耐熱性なのかを購入前に確認しておくと安心ですよ。

    ダメージ軽減方法③:長時間の滞在は避ける

    頭部をタオルやサウナハットで保護していたとしても、長時間の滞在は避けましょう。ドライサウナでは乾燥状態が長く続くため、時間を決めて入るようにしましょう。また高湿系のサウナであっても、長時間滞在することで発汗による頭皮の乾燥を招く恐れがあるため、頭部を保護していたとしても長時間の滞在は避けるようにしましょう。

    ダメージ軽減方法④:こまめな水分補給を行う

    発汗をすると、物理的に体内の水分が少なくなっていきます。体内の水分が少ないと、当然体は乾燥していきますので、こまめな水分補給を心がけましょう。浮腫みを取りたいという方や水太りを解消したいという方の中には、サウナ中の水分を我慢してしまう方が多いです。しかしきちんと水分補給をすることで、体内の循環を良くしてより新陳代謝を高める働きがありますので、水分を取ることを怖がらずに適量をこまめに補給するよう心がけましょう。

    ダメージ軽減方法⑤:サウナ後の洗髪は丁寧に行う

    サウナからあがったら、水だけで流して終わりという方も多いですが、サウナ中に流れ出た汗や皮脂はしっかり落としておく必要があります。ただしここで洗浄力の高すぎるシャンプーを使うことで、より頭皮が乾燥状態になってしまう可能性がありますので、使うシャンプーはオーガニック性のものや保湿力の高いものを選ぶようにしましょう。正しい洗髪方法については以下の記事で詳しく解説をしておりますので、是非合わせてご覧ください。

    ◎合わせて読みたい記事!
    【医師監修】AGA薄毛とシャンプーについて
    https://aga-yobou.jp/worries/usuge-shampoo

    ダメージ軽減方法⑥:洗髪後すぐに髪を乾かす

    洗髪後は可能な限りすぐに髪の毛を乾かすようにしましょう。髪の毛を傷めないためには、洗髪後には5分以内に乾かす方がいいとも言われているくらい、濡れたままの髪の毛を長時間放置するのはよくありません。サウナがある施設は温泉や銭湯が一緒にあるケースも多いですが、洗髪前に楽しむようにして、洗髪後はすぐにあがって髪の毛を乾かしましょう。この際タオルドライでしっかりと水気を拭き取った後に、中低温の温度で髪の毛を乾かすと、ドライヤーの熱による乾燥から髪の毛を守ることができます。

    ダメージ軽減方法⑦:ヘアオイルを使う

    保湿成分の高いヘアオイルを、髪の毛を乾かす前後に使うのもオススメです。製品によって髪を乾かす前なのか後なのかなど、使うタイミングや使い方は変わるものの、保湿成分の高いヘアオイルは乾燥した髪の毛に潤いを与えてくれる働きがあります。塗りすぎてしまったり頭皮に付着させてしまうと、頭皮トラブルの原因となるため、適量を心がけ特に毛先を中心にヘアオイルを使うようにしてみてくださいね。最近はサウナ好きのためのヘアオイルなどもありますので、興味があればそうした商品もオススメです。

    サウナだけが薄毛の原因とは限らない!

    「サウナに通い始めてから薄毛が気になる」という方の中には、「サウナに行っているから薄毛なんだ」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際にサウナは頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えることは知られているものの、サウナに行ったから薄毛になるといった事実はありません。あくまで薄毛になりやすい原因のひとつであるということです。そのため今現在悩まれている薄毛は、必ずしもサウナが原因とは限りません。最後に薄毛になってしまう科学的な原因と、対処法について解説して終わります。

    薄毛はホルモンや病気によって発生している

    仮に病院に薄毛について診断を貰いに行っても、「サウナに行っているから薄毛になっていますね」とは言われません。薄毛になるのには科学的な理由があります。その理由のひとつとして男性で特に多いのが、AGA(男性型脱毛症)です。AGAの8割以上は遺伝により引き起こされていると言われており、男性ホルモンの一種が原因となりAGAが発症します。AGAは進行性であるため、放置することでどんどん悪化していく恐れのある病気で、多くの男性が悩まされている髪の毛に関する病気のひとつです。また他には、過度なストレスによりホルモンバランスが乱れてしまったり、自己免疫疾患を発症して自分の細胞を自分で攻撃してしまうことが引き金となり、髪の毛が抜けてしまう病気があります。サウナにより薄毛の原因を作る可能性はあっても、実際にはこうした病気が潜んでいることが多いです。

    髪の毛に違和感を感じたら医療機関への受診が必要

    病気と聞くと少し怖いイメージもありますが、薄毛を引き起こす病気はさまざまで、経過観察でいいものから今すぐ治療が必要なものまで含まれます。中にはサウナに通うことで悪化させてしまっているケースもあるかもしれません。そのため、少しでも髪の毛に違和感を感じたらすぐに医療機関へ受診をするようにしましょう。その際にサウナに通っていも問題ないか、などを医師に確認しておくと、今後も安心してサウナに通うことができますし、早期段階で薄毛の治療を行うことができます。自分が薄毛になっているのかどうかがよく分からない、という方はセルフチェックで薄毛や抜け毛が増えていないか確認するようにしましょう。具体的な方法は、以下の記事で詳しく解説をしております。セルフチェックを日常化し、髪の毛の異変にすぐ気付けるようにしておくことで、万が一髪の毛のトラブルが発生しても早期段階での発見・治療が可能となります。

    ◎合わせて読みたい記事!
    セルフチェックできる!ハゲやすい人の特徴とは?
    https://aga-yobou.jp/worries/check

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

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