フィナステリド(AGA治療薬・プロペシアのジェネリック)について詳しく解説します

成人男性の3人に1人が「AGA(エージーエー)」(男性型脱毛症)になっているとされ、このAGAは進行性のため放っておいても治らず、もしAGAであれば髪の毛は減り続け・段々薄毛が気になりやがて毛髪は無くなっていきます。毛髪の成長する期間が短くなり・髪の毛が成長する前に抜けてしまうのがAGAの特徴、よって早期治療が大切になってきます。そのため「最近抜け毛が増えてきた」「明らかに頭部が薄くなってきた」「髪の毛のセットがきまらなくなって、産毛が増えてきた」など少しでも気になり始めたらなるべく早い段階でAGA専門のクリニック・病院で受診することが薄毛対策に繋がります。

AGAは遺伝的要因が強く、薄毛の8割以上の原因は遺伝によるものであるとされています。AGAはA（Androgen（男性ホルモン）＋G（genetic（遺伝）＋A（Alopecia（脱毛症））の略です。男性ホルモンには睾丸（精巣や副腎で合成・分泌されているといわれているテストテロンと呼ばれるものがあり、このテストテロンは男性の機能の維持や筋肉の量を増やしたり肥大させる作用などがあります。このテストテロンと5αリダクターゼ（5α還元酵素）と呼ばれるものが結びつき「ジヒドロテストロン（DHT）」と呼ばれる男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストロンがホルモン受容体に取り込まれ毛母細胞の働きを低下させ毛髪の成長サイクルが短くなり、ハリ・コシのある髪の毛が生えにくくなります。※より詳しくAGAについて知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。https://aga-yobou.jp/aga/aga-reason

「フィナステリド」と聞いてAGA治療薬のひとつであることを既にご存じの方もいらっしゃるかと思います。AGA治療薬として非常にメジャーな医薬品「プロペシア」の有効成分でありジェネリックが「フィナステリド」です。AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)が生成されるのに不可欠な5α還元酵素と呼ばれるものをブロックすることでDHTが作られるのを抑制します。毛髪の成長期が長くなり、細くなった髪の毛にコシ・ハリが生まれ、休止期にある毛穴から髪の毛が成長するため、AGA改善の効果が期待できます。

プロペシアの有効成分でありジェネリック薬名にもなっているフィナステリドはAGA改善の効果が期待できます。ジヒドロテストステロン(DHT)を生成する5a還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはプロペシア同様Ⅱ型を阻害し毛髪の成長サイクルを整える働きがあります。当院で受診いただいる患者様の実例ではAGA薄毛治療の開始から4カ月前後で約80％、半年前後で100％に近い方が発毛を実感されています。

抜け毛が止まらなかったり薄毛が顕著な場合、またAGAの疑いがある場合は専門のクリニック・病院で受診し相談することをおすすめします。当院ではAGAの専門医がカウンセリングしみなさんの症状にあった抜け毛を防ぐ内服薬や発毛を促すAGAの薬などを処方しています。お好きな時間にどこからでもAGAの受診ができるようオンライン診療を強化しており、より気軽に続けやすい環境づくりをしています。