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  • 【医師監修】薄毛に効果的?抜け毛に効果的なシャンプーの特徴とは?

    医師徹底解説!薄毛に効果的?抜け毛に効果的なシャンプーの特徴とは?

    シャンプーは毎日の習慣です。少しでも薄毛に効果があると嬉しいですよね。さまざまなメーカーから育毛シャンプーが販売されていますが、シャンプーを選ぶ際には薄毛に効果がある成分が入っているかどうかや、自身の頭皮に合っているかどうかを判断しながら選ぶことが重要です。この記事では薄毛に効果があるシャンプーの選び方を解説します。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    頭皮に良いシャンプーを選んで薄毛を防ごう

    薄毛に効果があるとは、つまり、頭皮に良いシャンプーだということです。

    シャンプーで頭皮の環境を整えて、髪の毛が育ちやすい状態を作ることが大切です。シャンプーの選び方や洗い方を間違えてしまうと、頭皮環境が悪化して抜け毛を増やしてしまうことになるので注意しましょう。次の章からは、実際にシャンプーで期待できる効果や、自身の頭皮のタイプの見分け方、頭皮環境を整えるのに良い成分などを説明します。

    シャンプーで期待できる効果

    薄毛に効果があるシャンプーを使った際に、期待できる効果は次の通りです。

    【シャンプーで期待できる効果】
    フケ・かゆみを抑え頭皮環境を整える
    髪の毛にハリ・コシを与える
    頭皮の皮脂や汚れを落とす

    直接的に髪の毛を生やしたり、増やしたりすることに効果があるわけではありませんが、頭皮のケアを続けることで、健康的な太い髪の毛が育ちやすい頭皮になります。

    自分にはどんなシャンプーがあっている?オイリー肌タイプ・乾燥肌タイプの見分け方

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    シャンプーを選ぶ際には「自分の頭皮に合っているか」が重要です。成分が良く、質の良いシャンプーでも、かゆみを感じたり使用感が悪かったりする際は、頭皮に合っていないということなので別のシャンプーを使った方が良いかもしれません。頭皮のタイプは大きく分けると次の二つに分けられます。

    【頭皮のタイプ】
    オイリータイプ(脂性肌)
    ドライタイプ(乾燥肌)

    それぞれのタイプの見分け方や、シャンプー選びで気を付けたいことを説明します。

    オイリータイプ

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    オイリータイプは皮脂が多く頭皮がべたつきやすいのが特徴です。オイリータイプの頭皮や髪の特徴を以下にあげます。

    【オイリータイプの頭皮の特徴】
    頭皮が脂っぽくベタベタした質感がある
    髪全体が脂っぽい
    髪にボリュームがなく、ペタっとしやすい
    脂で湿った大きなフケがでる
    髪を洗ってあまり時間が経っていないにもかかわらず頭皮のにおいがすることがある

    オイリータイプは皮脂の量が多く、髪や頭皮がベタベタしたり、ペタッとした印象になりやすかったりする特徴があります。においが気になる・清潔感がないような印象を与えてしまいかねないので、適切なケアが重要です。

    【オイリータイプにおすすめのケア方法】
    オイリータイプは皮脂をきちんと洗い流すことが大切ですが、洗いすぎないようにすることがより重要です。べたついた頭皮が気になって、ゴシゴシと洗ったり、1日に何度もシャンプーをしたりすると頭皮の洗いすぎになり、さらに過剰に頭皮が分泌される原因になります。シャンプーをする前にぬるま湯で頭皮を洗って、表面の汚れや皮脂を取り除いてから洗うようにしましょう。シャンプーは1日に1回までにして、マッサージするように優しく頭皮を洗ってください。

    ドライタイプ

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    ドライタイプは頭皮が乾燥しやすいという特徴があります。ドライタイプの特徴を説明します。

    【ドライタイプの頭皮の特徴】
    頭皮がカサカサと乾いた質感がある
    髪の毛がパサつきやすい
    乾燥した粉状の細かいフケがでる
    頭皮のかゆみが強い

    上の特徴に多くあてはまる場合はドライタイプの可能性が高いです。乾燥した頭皮はダメージを受けやすいデリケートな状態なので、間違ったケアでダメージを悪化させないことが大切です。

    【ドライタイプにおすすめのケア方法】
    ドライタイプは、シャンプーを見直して適切な洗浄力のものを選ぶようにしましょう。一般的なシャンプーは洗浄力が強いものが多いので、頭皮の保護に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流して、さらに乾燥を加速させてしまう恐れがあります。乾燥した頭皮はかゆみが強くなったり、かぶれて炎症になったりすることもあります。保湿成分が多く、乾燥肌用のシャンプーを選ぶようにしましょう。シャンプーの際は指の腹で優しく頭皮をマッサージして洗い、ドライヤーは頭皮に長時間当て続けないように気を付けましょう。

    頭皮に良いシャンプーとは?

    頭皮に良いシャンプーの具体的な特徴を説明します。以下に紹介する二つの特徴に当てはまれば、香りや洗い上がりの使用感は好みで選んで問題ありません。

    【頭皮の良いシャンプーの特徴】
    洗浄力が優しい
    頭皮をケアする成分が含まれている

    それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

    適度な洗浄力がある

    シャンプーに強い洗浄力は必要ありません。頭皮のことを考えるのであれば、洗浄力が優しい商品を使うようにしましょう。酸化して皮脂は臭いや毛穴のつまりの原因になるので洗い流す必要がありますが、洗いすぎると頭皮を守る役割が果たせなくなり、頭皮のかゆみや乾燥が起こります。優しい洗浄成分が含まれているものを選んでください。

    成分については次の章で詳しく説明しますが、迷ったときは「乾燥肌用」「敏感肌用」と書かれているものを使うようにしましょう。

    頭皮をケアする成分が使われている

    シャンプー選びの際は、頭皮のフケ防止・かゆみや炎症の防止・保湿効果がある成分が含まれているものを積極的に選ぶようにしましょう。成分については次の章で詳しく説明します。成分を見て買うのが面倒・よくわからないという人は、「薬用」「医薬部外品」の表示がある商品を選ぶと良いです。

    一部の商品には、製品の効果や安全性のために頭皮への刺激が強い成分が含まれていることもあります。以下のようなかゆみや肌荒れの原因になる成分には注意が必要です。

    【頭皮に害を及ぼす可能性がある成分】
    BHT
    ジブチツヒトロキシロルエン
    ベンジルアルコール
    イソプロパノール

    低刺激の成分を選びたい際は「低刺激」「植物由来」と書いてあるものを選べば安心です。

    この成分を選べば間違いなし!成分名を解説

    実際にシャンプーを選ぶ際に、積極的に選びたい成分を紹介します。頭皮に良いとは、洗浄力が優しい成分・頭皮をケアする成分を指します。

    成分はシャンプーの裏の成分表に書かれています。一番目に書かれているのは基本的に「」です。成分表を見る際には、だいたい上から5番目までがメインの成分です。上から5番目くらいまでに紹介する成分が入っているものを選ぶのが理想的です。

    選びたい成分の特徴は次の通りです。

    【頭皮に良い成分】
    アミノ酸系
    ベタイン系
    フケ防止成分
    かゆみ・炎症防止成分
    保湿成分

    それぞれ詳しくみていきましょう。

    アミノ酸系成分

    アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が優しく、適度な皮脂を残しつつ不要な皮脂を洗い流してくれます。アミノ酸は人の肌や髪を構成するタンパク質の一種で、頭皮に近い成分なので、肌馴染みが良く、肌への負担が少ないです。成分表を見て、次のような成分の記載があるものがアミノ酸系のシャンプーです。

    【アミノ酸系のシャンプーに含まれる成分名】
    ・成分名に「グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」が含まれるもの
    ・ココイルグルタミン酸TEA
    ・ラウロイルメチルアラニンNa
    ・ココイルグリシンK

    アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力が優しいので、頭皮がべたつきやすい人にとっては「汚れが落ちた気がしない」と感じることもあるかもしれません。泡立ちにくいという特徴もあるので、もの足りなく感じる人もいるようです。

    「洗浄力が足りない」「洗った気がしない」と感じる人は、シャンプーを付ける前にぬるま湯で髪や頭皮の表面の汚れを落とすのがおすすめです。お湯で洗い流すだけで約7割の汚れが落ちるため、そのあとのシャンプーの泡立ちが良くなります。また、一度洗ってすぐに流して、もう一度しっかり泡立てて洗う二度洗いをすることでしっかり洗える場合もあります。

    ベタイン系成分

    ベタインは植物由来の成分で、アミノ酸と同じく素肌と同じ弱酸性です。刺激が低い成分なので、敏感肌用の商品やベビー用の商品に含まれる成分でもあります。また、ベタインは植物由来なので環境にやさしいという特徴もあります。

    ベタイン系のシャンプーはアミノ酸系よりも価格が高いという難点がありますが、サロンなどでも使われている質の高いシャンプーです。ベタイン系の成分名を紹介します。

    【ベタイン系のシャンプーに含まれる成分名】
    ・成分名に「ベタイン」が含まれるもの
    ・コカミドプロピルベタイン
    ・ラウラミドプロピルベタイン

    ベタイン系のシャンプーもアミノ酸系のシャンプーと同様に「洗浄力が足りない」「さっぱりしない」という使用感を感じる人もいるかもしれません。その場合は、シャンプーを付ける前にぬるま湯で洗う時間を長めにしたり、シャンプーで二度洗いするなどしてみてください。

    フケ防止成分

    フケを防止する成分名を紹介します。オイリータイプの人もドライタイプの人もフケは出ます。フケがあるとどうしても清潔感がないように思われてしまうので、毎日のケアでしっかり対策をしていきましょう。

    【フケ防止成分】
    ・ジンクピリチオン
    ・ミコナゾール硝酸塩
    ・ピロクトンオラミン

    フケが気になる人や、季節によってフケが出ることがある人は積極的に選ぶようにしましょう。

    かゆみ・炎症防止成分

    かゆみや炎症を防止する成分が含まれているシャンプーもあります。特にドライタイプは乾燥によるかゆみが出やすいので、頭皮ケアで対策をしていきましょう。

    【かゆみ・炎症防止成分】
    ・アラントイン
    ・グリチルリチン酸2K
    ・塩酸ジフェンヒドラミン

    かゆみや炎症のない健康な頭皮を目指しましょう。

    保湿成分

    保湿成分のあるシャンプーもおすすめです。髪の保湿は気にする方も多いかもしれませんが、頭皮までしっかり保湿してくれる成分を選ぶことで頭皮の乾燥を防ぎ、健康な髪が育つ状態が作りやすくなります。

    【保湿成分】
    ・コラーゲン
    ・ヒアルロン酸
    ・グリセリン
    ・植物エキス/オイル

    冬場に頭皮が乾燥しやすいのは言うまでもありませんが、実は夏場のエアコンや強い紫外線でも頭皮は乾燥してしまいます。ドライタイプの人はもともと乾燥しやすい性質があるので、毎日のケアでしっかり保湿するように心がけましょう。

    シャンプーに関するよくある質問

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    シャンプーに関するよくある質問をまとめました。シャンプー選びや普段のケアの参考にしてください。

    Q:ノンシリコンのシャンプーが良いって本当ですか?

    A:ノンシリコンシャンプーが必ずしも頭皮に合うとは限らないので、ノンシリコンシャンプーにこだわる必要はありません。

    ノンシリコンとは「シリコン」という成分が含まれていないシャンプーの総称です。シャンプーをすると髪の油分などの汚れが洗い流されるので、油分が落ちた髪は滑りが悪くなり、キシキシした感触になります。髪の滑りが悪くなるのを防ぐのが「シリコン」です。「シリコン」は髪の油分を補い、洗い終わった後でも髪を滑らかに保つ働きがあります。

    「シリコンが入っているシャンプーは良くない、ノンシリコンが良い」という風潮が生まれた理由を説明します。「シリコン」が髪に良くないとされたのは、油分をコーティングする成分である「シリコン」が頭皮につくと、毛穴に詰まって頭皮環境が悪化すると考えられたからです。

    ただし実際は「シリコン」が入ったシャンプーであってもしっかり洗い流せば毛穴に詰まることはありません。自分の頭皮に合っているのであれば、ノンシリコン・シリコンにこだわらなくても良いです。使用感の良いものや頭皮に合ったものを選んでください。

    Q:スカルプケアってなんですか?

    A:スカルプとは頭皮という意味です。スカルプケアとはつまり頭皮ケアを指し、頭皮の健康状態を保つために開発・製造された商品はスカルプケア商品と呼ばれるのが一般的です。

    スカルプケア商品は、基本的には、必要な皮脂を残して汚れを落とす・頭皮に潤いを与える・頭皮の血行を促進して柔らかく保つ、などの特徴があります。スカルプケア商品を選ぶ際も、自分の肌タイプの合った商品や頭皮に良い成分が含まれている商品を選ぶようにしましょう。

    Q:コンディショナー(リンス・トリートメント)は使った方が良いですか?

    A:コンディショナーは髪に栄養を届けるためのものです。髪のダメージが気になる人や、シャンプー後のきしみが気になる人、髪が長い人はシャンプーとの併用がおすすめです。

    コンディショナーは基本的に育毛や発毛には影響がありません。ただし、頭皮についたコンディショナーが残っていると、頭皮トラブルにつながることがあるのでしっかりと洗いがなすようにしましょう。コンディショナーは髪のダメージが気になる部分や毛先につけて使うのが正しい使い方です。使用する際は頭皮につかないようにしましょう。

    Q:値段は高い方が効果が期待できますか?

    A:一概に値段が高いものが効果が高いとは言えません。

    一般的に「アミノ酸系」や「ベタイン系」のシャンプーは原価が高いので、商品自体の価格も比較的高いです。ただし、商品価格は開発費や販売数、広告宣伝費も影響するので一概に値段の高さ=効果の高さとは言い切れません。値段が高いから良いものと思って選ぶのではなく、成分を確かめて選ぶのが最も理想的です。

    まとめ

    薄毛や抜け毛が気になる人におすすめのシャンプーの選び方を紹介しました。まずは自分の肌タイプをしっかり理解して、オイリータイプ・ドライタイプそれぞれに合ったシャンプーを選ぶようにしましょう。

    次に気にしたいのが成分です。成分表を見るのはなかなか慣れないかもしれませんが、迷ったら「低刺激」「植物由来」「薬用」「医薬部外品」「乾燥肌用」「敏感肌用」の表示があるものを選んでみてください。サロンや美容室でオススメのシャンプーを教えてもらうのも良いですね。

    シャンプーで頭皮のケアをすることは大切ですが、直接育毛や発毛に効果があるわけではないので、薄毛対策のサポートとして取り入れるのがおすすめです。健康的な頭皮の状態を保ちつつ、薄毛の治療を受けることで相乗効果が高まります。頭皮ケアのアドバイスがもらえるクリニックもあるので悩んでいる方はぜひ相談してみてくださいね。

    監修した医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

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