WORRIES

お悩み相談

  • 【医師監修】くせ毛が強くなってきたら薄毛の前兆?原因と対策

    くせ毛が強くなってきたら薄毛の前兆?原因と対策を解説

    くせ毛,薄毛,AGA,抜け毛

    くせ毛や薄毛は最も多い髪の悩みの一つです。20代から50代の男性の6割以上が髪や頭皮に悩みがあると回答しています(2020年8月他社調査より)。以前は気にならなかったが、大人になってから髪質が変わったと感じている人も多いかもしれません。

    この記事では、くせ毛薄毛の関係性や、原因とおすすめの対策方法について詳しく解説していきます。くせ毛や薄毛で悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    くせ毛と薄毛の関係性

    くせ毛と薄毛には一部関係があると言われていますが、「くせ毛の人は薄毛になりやすい」というような直接的な関係性はありません。それぞれの原因について詳しく解説します。

    くせ毛の原因

    くせ毛は「毛穴」や「髪質」に原因があります。生まれつきくせ毛である先天的な場合と、後天的にうねりが強くなった場合とに分けられ、主に以下の3つの原因があげられます。

    ①遺伝
    ②加齢によるホルモンバランスの乱れ
    ③毛穴のつまり

    ぞれぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

    ①遺伝

    親がくせ毛の場合、子どももくせ毛になりやすいです。くせ毛には毛穴の形が関係していて、毛穴の形は遺伝によって決まることが多いからです。髪の生えぐせが関係する場合もあります。

    頭皮の中で毛穴がカーブしていると、頭皮上に押し出されるときに髪がうねり、くせ毛になります。毛穴の形や生えぐせに原因がある場合は、遺伝による先天的な原因なので、薄毛との関係性はないでしょう。くせ毛が気になる場合は、ヘアスタイルを工夫するなど美容師に相談するのが良い解決策です。

    ②加齢

    加齢によって髪質が変化することがあります。加齢に伴って髪に十分な栄養が供給されなくなり、健康な髪が作られにくくなるためです。

    硬い白髪が増えた、30代になって髪のうねりが気になる、ハリがなくなった、などは加齢による影響かもしれません。また、カラーリングやパーマの繰り返しで髪にダメージが蓄積されることで髪がパサつきくせやうねりにつながることもあります。

    ③毛穴のつまり

    毛穴のつまりが髪のうねりの原因になる場合があります。毛穴の形がゆがんでいると、髪が毛穴を通るときに、うねりながら生えることになるからです。

    毛穴が詰まる原因は主に以下のようなことがあげられます。
    ・シャンプーのし過ぎ、シャンプー不足
    ・頭皮の乾燥
    ・糖質や脂質の過剰摂取
    ・ストレス

    毛穴のつまりによって生じたくせやうねりは、後天的な原因による場合が多く、薄毛の要因につながりかねない可能性があり注意が必要です。薄毛の原因については次の章で詳しく解説します。

    自身で毛穴の状態を把握することは難しいので、美容院・皮膚科・髪の毛専門のクリニックなどで見てもらうことがおすすめです。

    薄毛の原因

    薄毛は「頭皮」の健康状態が好ましくないことが原因で生じます。頭皮が不健康な状態になると、抜け毛が増え、薄毛を引き起こしかねない、ということです。

    ストレスや生活習慣の乱れで髪質が変化し、うねりが出るようになったと感じている人は、薄毛の要因にもなっている可能性があります。薄毛の原因には主に次の6つがあげられます。

    ①遺伝
    ②ホルモンバランス
    ③頭皮の血行不良
    ④食生活・睡眠の乱れ
    ⑤ストレス
    ⑥誤ったヘアケア

    それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

    ①遺伝・男性ホルモン

    親が薄毛の場合、子どもや孫にも遺伝する確率が高いと言われています。遺伝によって、「薄毛になりやすい体質」が子どもに引き継がれるからです。薄毛になりやすい体質には、男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンについては次で詳しく説明します。

    家族や親族に薄毛の人が多いからといって必ずしも体質が遺伝するとは限りませんが、抜け毛が気になるなどの前兆がある場合は早めの対策が有効です。

    男性ホルモンの中には、薄毛の原因になるホルモンがあります。ただし、「男性ホルモンが多いと薄毛になる」わけではないので、ホルモンの特徴を理解した適切な対応が大切です。

    薄毛には次の2つのホルモンが関係します。

    ・テストステロン
    ・ジヒドロテストステロン(DHT)

    それぞれの特徴を説明します。

    「テストステロン」という男性ホルモンは別名「モテホルモン」と呼ばれ、男性らしい身体づくりに欠かせないホルモンです。男性の健康維持の役目を果たすテストステロンですが、身体の中で5αリダクターゼと結合すると、薄毛ホルモンと呼ばれる「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化します。

    「ジヒドロテストステロン(DHT)」が成人男性の男性型脱毛症(AGA)を引き起こしたり、ニキビの原因になったり、デメリットの多いホルモンとされることが多いです。したがって、「男性ホルモンが増えると薄毛になる」という説は、「ジヒドロテストステロン(DHT)が多く生成されると薄毛になる」と考えるのが正しいです。

    ジヒドロテストステロン(DHT)の量を減らすには、薬による治療が有効です。生活習慣を見直したり、男性型脱毛症(AGA)のクリニックを受診したりすると良いでしょう。

    ②頭皮の血行不良

    頭皮の血行が悪いと、頭皮に十分な栄養が届かず、髪の成長に必要な栄養素が不足して薄毛や抜け毛の原因になります。血行不良の原因は、次のようなことが考えられます。

    ・運動不足
    ・長時間のデスクワーク
    ・栄養バランスの乱れ
    ・ストレス

    上記に該当する方は、できることから解消して、健康な頭皮を目指しましょう。

    ③食生活・睡眠の乱れ

    食生活が乱れると、髪に必要な栄養が送られなくなり、薄毛の原因につながります。コンビニ・カップ麺・ファーストフードなど糖質や脂質に偏った食事が多い人は注意が必要でしょう。

    また、睡眠不足は髪の成長に必要なホルモンの分泌を妨げると言われています。夜更かしや細切れ睡眠が薄毛を招く原因になっている可能性があります。

    生活習慣を見直すことは、髪の健康を保つ以外にもたくさんのメリットがあります。過度な飲酒や喫煙も頭皮には良くないとされています。抜け毛や薄毛の解消を目指して、日頃の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

    ④ストレス

    ストレスで髪が抜けやすくなる、というのは事実です。強いストレスを感じると頭皮に血行不良が生じるからです。

    人間はストレスを受けることで自律神経が乱れ、副交感神経が優位になります。副交感神経や血管の収縮を促し、血行不良が生じるというメカニズムです。

    血行不良になると、③で述べたように髪に栄養がいきわたらなくなるので、抜け毛が増えて薄毛が進行します。ストレスは皮脂の過剰分泌も引き起こすので、毛穴のつまりや炎症などの原因にもなります。

    ストレスが原因の脱毛にはサインがあります。以下の傾向が見られた場合は、ストレスによる異常脱毛が起こっている可能性があります。

    ・1日に髪が100本以上抜ける
    ・毛根の形に違和感がある(毛根が小さい・色が白い・くびれがない・丸みがない)
    ・細くて短い毛ばかりが抜ける

    また、ストレスが原因で発症する薄毛や抜け毛の症状が3つあります。

    ①円形脱毛症…髪が円形に抜ける
    ②休止期脱毛…髪の成長が一斉に止まり、抜け毛が増えて新しい髪が生えにくくなる
    ③男性型脱毛症(AGA)…額の生え際・頭頂部の髪が抜ける

    ストレスを軽減し、薄毛や抜け毛の原因を少しでも減らすことができるといいですね。

    ⑤誤ったヘアケア

    頭皮に合っていないシャンプーは抜け毛を引き起こす可能性があります。洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮に必要な水分を奪ってしまうので、髪質や頭皮に悪影響を及ぼします。強い力でゴシゴシ洗うのも、髪や頭皮のダメージにつながるのでおすすめできません。

    洗浄力の弱いシャンプーを使ったり、適度な力加減で洗うなどヘアケアの方法を見直してみましょう。また、カラーやパーマのし過ぎも髪には大きなダメージになるので、薄毛のリスクが高くなると言えます。

    今日からできる薄毛や抜け毛の対策

    薄毛や抜け毛が気になってきたら取り入れたい対策方法を紹介します。紹介する方法は以下の5つです。

    ①食生活の改善
    ②睡眠不足の改善
    ③ストレス解消
    ④髪の手入れ方法の見直し
    ⑤クリニック治療

    今日からでもすぐにできる方法もありますので、できるところから取り入れるようにしましょう。それぞれの対策について詳しく解説します。

    ①食生活の改善

    薄毛の対策としてまず取り入れたいのが食事の見直しです。外食やコンビニなどの偏った食事をしがちな方であっても、メニューの選び方を工夫すれば食生活の改善が期待できます。

    髪の健康を維持するためには、以下の栄養素を多く含む食材がおすすめです。

    ・タンパク質(肉・魚・乳製品など)
    ・ビタミン(野菜・果物)
    ・ミネラル(海藻)

    髪の主成分であるケラチンの80%~90%はタンパク質です。また、ビタミンやミネラルも髪の成長に必要な栄養分なので、上記の栄養素が摂取できるような食事を心がけましょう。食事で栄養素を取ることが難しい場合は、サプリメントを活用するのも良い方法です。

    糖質や脂質を取りすぎは、毛穴のつまりの原因にもなるので、偏った食生活にならないように気を付けましょう。

    ②睡眠不足の改善

    髪に十分な栄養を届けるためには、睡眠時間の確保が重要です。睡眠不足でエネルギー代謝が低下すると、身体の中で優先度の低い髪にはエネルギーが供給されにくくなるからです。

    夜更かしを控え、決まった時間に寝て起きるようにすると良いでしょう。寝る前に入浴して身体を温めたり、ストレッチを取り入れることもおすすめです。睡眠不足の解消は、薄毛の対策以外にもたくさんのメリットがあるので、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。

    ③ストレス解消

    毎日の生活の中でストレスを溜め込まないようにすることは薄毛や抜け毛を防ぐことにつながります。強いストレスは、頭皮の血行不良を引き起こす原因になるからです。

    以下の方法でストレスの解消が期待できます。

    ・良質な睡眠
    ・適度な運動
    ・趣味の時間を確保する
    ・家族や友人とゆっくり食事をする
    ・ゆっくりお風呂に浸かる

    ストレスを感じないようにするのは難しいので、受けたストレスを溜め込まないよう、日々の生活の中で上手に解消しましょう。

    ④髪の手入れ方法の見直し

    過度なシャンプーをやめることや、洗浄力の弱いシャンプーに変えることが薄毛対策につながることがあります。過剰に髪を洗うと、必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮にダメージを与えることになります。シャンプーは1日に1回にし、使っているシャンプーが自分に合っているかも見直してみましょう。

    カラーやパーマの頻度を減らすことも髪へのダメージ軽減に有効です。髪の悩みが気にならないヘアスタイルを美容師に相談するのも良い方法です。

    頭皮の血行が良くなるように、指の腹で優しく頭皮をマッサージするのもおすすめです。体が温まった状態でマッサージすると血の巡りがより良くなることが期待されるので、入浴中にマッサージをすると良いでしょう。

    ⑤クリニック治療

    より早く確実な対策を行いたい場合は、クリニックでの治療を検討しましょう。薄毛や抜け毛の原因は千差万別です。クリニックでは患者それぞれの原因を突き止め、より有効な方法で薄毛の改善を目指せます。

    男性型脱毛症(AGA)専門のクリニックや、オンラインでも受診できるクリニックなどもあり、初めて治療をする人や忙しい人でも受診がしやすい環境が整っているといえます。

    AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンラインでAGA治療を受診できます。全国どこからでも受診でき、待ち時間もないので、忙しい方や人目が気になる方でも安心して治療が受けられます。

    オンライン治療には以下のメリットがあります。
    ・24時間受付ができる
    ・待ち時間がない
    ・費用が安い
    ・人目が気にならない
    ・処方薬が郵送で受け取れる
    ・診察料が無料

    発生する費用は処方された薬の代金のみです。受診のハードルが低くなり、治療が受けやすくなりますよね。薄毛や抜け毛が気になり始めた方や、クリニック治療を検討している方は、ぜひオンライン治療を受診してみてください。

    医師紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    関連する記事

  • SEARCH