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【こんな抜け毛は危険!】危険な抜け毛の見分け方と薄毛対策
排水溝を掃除するとき、朝起きて枕を見たとき、ヘアブラシで髪の毛をとかしたとき、様々な場面で抜け毛を見る機会があるかと思います。髪の毛が抜けること自体は自然なことですので誰もが経験することですが、ふとした時に「あれ、こんなに抜け毛って多かったかな…」と気付く瞬間があります。この抜け毛こそが、今様々なネット広告やテレビコマーシャルでもよく目にするようになったAGA(男性型脱毛症)の初期症状に当たります。このAGAの症状のひとつである抜け毛を放置してしまうと、ある日突然「おでこが広くなった気がする」「後頭部の髪の毛が薄くなったと家族に指摘されてしまった」そんな事態に陥ってしまいます。できればこの危険な抜け毛はいち早く気付き、早期段階でのAGA治療に繋げたいものですよね。今回はそんな危険な抜け毛に焦点を当て、その見分け方と対策をご紹介していきます。
■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
「自然な抜け毛」と「危険な抜け毛」の違いは?
先ほども触れましたが、抜け毛自体はごく自然なサイクルの一部で誰もが経験をする普通のことです。ではその普通である「自然な抜け毛」と「危険な抜け毛」は、一体何が違うのでしょうか。見分け方について解説していきます。
①これは大丈夫、自然な抜け毛
基本的に髪の毛は1日に100本前後抜け落ちます。個人差や季節の差により多少上下はするものの、枕などを見て「いつもと同じくらい」「目で数本抜けた髪の毛が見える」程度であれば特に問題ありません。またヘアブラシなどで髪の毛を手入れしている際、数十本ブラシに絡まる程度であるば特に問題はありません。抜け方は時期により個人差がありますが、大方「普段とさほど変わりない」ようであればそのほとんどが頭皮トラブルなどなく正常に抜け落ちた髪の毛であると判断できますので問題ありません。
②こうなると危険、危険な抜け毛
反対に危険な抜け毛は、「目で見て明らかな抜け毛がある」場合です。人と比べることは難しいと思いますので、今までの自分と比べて「どんどん抜け毛が増えてきている」「最近ブラシに絡まる髪の毛が多い」と感じている方は要注意です。また正確に数える必要はありませんが、基本的に100本以上抜け毛がある場合、頭皮に何らかのトラブルが起きており、本来の髪の毛の寿命より早くに抜けてしまっている可能性があります。頭皮トラブルを抱ええている場合、多くの方が頭皮の乾燥や痒みなどの異常を感じていることが多いため、そういった部分もご自分でよく観察するようにしてみましょう。
危険な抜け毛は、抜けた髪の毛を見れば分かる?
その他に危険な抜け毛を見抜くためには、抜けた髪の毛をよく観察することが有効です。抜けた髪の毛を観察し、以下の抜け毛があるようであれば注意が必要です。
①毛根に白い膨らみがない
通常、自然な抜け毛は毛根の方にいくにしたがって髪の毛が白く丸みを帯びた形状になっています。しかし、何らかの異常が起きて抜けてしまった抜け毛はこのような白い丸みはなく、先端が尖っていたり、黒くなっていたり、全体的に白くなっており触るとべたつくこともあります。
②長さと太さ
自然に抜けた髪の毛は、しっかりと成長をした後なので髪の毛自体が長く太くハリがある状態です。一方で異常があり抜けてしまった髪の毛は、髪の毛のヘアサイクルが通常よりも早く終わってしまったことにより、髪の毛が成長しきらず栄養が足りておらず、細く短い状態で抜けてしまっています。AGAが進行してしまっているとこういった髪の毛が頭部全体に広がってしまうため、今現在の髪の毛にハリ・コシがあるか一緒に確認するようにしましょう。なぜ抜け毛が増えてしまうのか? 主な原因は2パターン
①AGA(男性型脱毛症)によるもの
冒頭で異常な抜け毛はAGAの初期症状のひとつであるとお伝えしましたが、男性に発生する脱毛で一番多いのがこのAGAによるものです。これは、主に男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)の働きによるものとされ、そのほとんどが遺伝により引き起こされます。DHTの働きは髪の毛の健康・寿命に大切なヘアサイクル(毛周期)のサイクルを乱し、通常よりも成長期が短くなって細い毛髪が増えたり、毛髪が成長する前に抜けてしまうため薄毛になってしまいます。AGAは発症の8割以上が両親からの遺伝によるものとされており、日本国内でも成人男性3人に1人が発症している非常にメジャーなものです。
②生活習慣の乱れによるもの
食生活の乱れ、飲酒・喫煙、睡眠不足、ストレスなどが抜け毛や薄毛の原因になっている場合もあります。特に食生活においては、髪の毛の栄養はほとんど後回しにされてしまうため十分な栄養がとれていないと、髪の毛は必然的に栄養不足に陥ってしまいます。その他に現代社会の課題である「働き世代の睡眠不足」も抜け毛などのひとつの原因だと考えられています。人は睡眠時により多くの成長ホルモンを分泌し、この成長ホルモンが髪の毛の成長を手助けしてくれます。しかし睡眠が十分に確保できていないとこの成長ホルモンの分泌も減少してしまいます。こういった生活習慣の積み重ねで抜け毛が増え、AGAの悪化にも繋がってしまうのです。生活習慣は自分で改善できる!見直して抜け毛改善をしよう
①食生活ではバランスのとれた食事を
髪にいいとされているタンパク質の他に、ミネラル、脂質、亜鉛などをバランスよく摂取するようにしましょう。高カロリー高脂質などといった食べ物は、頭皮トラブルを招く可能性があるため頻度を可能な限り下げるようにしましょう。毎日の食事で栄養バランスがとりきれていない、不安があるという方は、サプリメントを取り入れてみるのもいいですよ。
②睡眠不足を解消する
まとまった質のいい睡眠をとることが理想ではありますが、お仕事などで難しい場合はお昼寝などを取り入れて、少しでも体を休める時間を作るように心がけましょう。
③ストレスはできるだけためない
自律神経のバランスを崩さないためにもストレスをためない工夫をしましょう。空いている時間に短時間のランニングをするだけでも、心身がリフレッシュします。運動により身体を健康に保つことは、頭皮トラブル回避にも繋がります。是非この機会に取り入れてみてください。抜け毛が増えてきたらどうすればいい?
抜け毛の増加には、様々な病気が隠れている可能性があります。AGAとよく似た病気では円形脱毛症などもあり、自分で判断し自己治療を行うのはなかなか難しいものです。また抜け毛を伴う病気のほとんどが放っておくと症状が進行してしまう為、「抜け毛が増えたな」と感じた時点でなるべく早く専門医院・クリニックに相談するのが望ましいと言えます。すべてにおいて早期発見・早期治療は大切なことです。
自宅で抜け毛が増えたかをチェックするには?
①枕の抜け毛を確認する
一番手間をかけずに確認するには、枕で1日の抜け毛の増減を確認するのがいいです。髪の毛と同系色の枕では抜け毛が気付きにくい場合もありますので、髪の毛との見分けがつく枕カバーを使用し、1日単位で抜け毛の状態を確認するようにしましょう。
②排水溝を毎日確認する
同居されているご家族がいらっしゃったら難しい場合もあるかもしれませんが、シャンプー後の抜け毛を確認することも有効です。
③ヘアケアでの抜け毛の増減を確認する
普段ヘアブラシを使わない方もいらっしゃるかもしれませんが、抜け毛が髪の毛に絡まっている場合もありますのでシャンプー前に簡単なチェックをするためにブラシを使用し、その抜け毛をチェックするのもひとつの手です。一番髪の毛の量を確認しやすい方法です。より安心して薄毛予防・治療と向き合うために
AGA薄毛予防治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。
医師紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
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