WORRIES

お悩み相談

  • 秋は抜け毛が増える?換毛期の秋に注意するべき生活習慣と薄毛対策方法を解説

    秋は抜け毛が増える?換毛期の秋に注意するべき生活習慣と薄毛対策方法を解説

    AGA,悩み

    「秋は抜け毛が増える季節って本当?」
    「換毛期って誰にでもあるの?」
    「秋に注意すべき生活習慣と抜け毛対策が知りたい」
    夏の暑さが落ち着いて秋の到来を感じ始める季節は、いつもよりも抜け毛が増えると感じる方がいるのではないでしょうか。
    秋は1年の中でも抜け毛が多くなる時期だと言われていますが、それにはいくつかの理由があります。
    今回は、秋に抜け毛が増える理由についてくわしく解説するとともに、抜け毛が気になる方が注意すべき生活習慣の見直し方法を紹介します。
    秋の抜け毛が気になる方は、薄毛に進行しないためにもしっかり対策していきましょう。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    秋に抜け毛が増える理由とは

    一般的に、秋のシーズンと言われる9月から11月ごろは抜け毛が増えやすい時期だと言われています。
    人間の髪は、「ヘアサイクル(毛周期)」という髪の生え変わりサイクルの中で抜けて新たに生えるため、抜け毛があること自体は自然んであり問題ありません。
    しかし、秋にいつもより抜け毛が大量に増えたと感じた場合、なにかしらの理由が考えられます。
    ここでは、秋に抜け毛が増える4つの理由についてくわしく見ていきましょう。

    換毛期のため

    換毛期とは、犬や猫など体毛に覆われている動物によく見られる現象で、一般的に体温調節のために全身の体毛の夏毛と冬毛が生え変わる時期のことです。
    人間の場合、体毛が少なく衣服などで体温調節ができるため動物のようにはっきりとした生え変わりはみられません。
    しかし、秋や春など特定の季節に一時的に抜け毛が増え、時間の経過とともに抜け毛の量が落ち着く現象はよく見られるため、人間にも換毛期があると考えられます。
    換毛期は季節の変わり目と相当し、気温の変化や気圧変動などによる環境変化に体が順応しようと交感神経が優位になるため、副交感神経とのバランスの均衡が崩れ自律神経が乱れやすくなります。
    自律神経の乱れは頭皮の血行不良や代謝の低下を引きおこし、髪の発育不良による抜け毛の増加の原因となるため注意が必要です。
    しかし、換毛期の抜け毛は環境変化に体が慣れてくるとだんだん治まってくるため、一時的な髪の生え変わりとしてあまり心配することはないでしょう。

    夏のダメージの蓄積による頭皮環境の悪化

    夏の乾燥や紫外線による頭皮ダメージに加え、暑さによる体調不良や栄養と水分不足など、秋には夏に頭皮に蓄積したさまざまなダメージの影響が発現しやすくなります。
    髪は頭皮内に存在する「毛母細胞」が「毛乳頭細胞」から栄養や酸素を受け取って細胞分裂し成長していくため、紫外線や乾燥により頭皮がダメージを受けたり水分や栄養が不足すると、頭皮環境の悪化を引き起こします。
    頭皮環境の悪化は、髪の成長を遅らせたり髪が抜けやすくなるため、抜け毛が増加する原因となると考えられます。

    季節の変化に伴う乾燥

    健康な頭皮は、新陳代謝(ターンオーバー)により古い角質細胞が剥がれ落ち、新しい角質細胞が出てくることで外気や刺激から頭皮の内部を守るバリア機能を維持しています。
    しかし、夏の暑さによる食欲低下や睡眠不足が続いた場合、頭皮の代謝の低下をまねき新陳代謝に遅れが生じるとバリア機能が低下します。
    頭皮のバリア機能の低下は、頭皮内の水分が外に逃げやすくなることや、保湿因子が生成されにくくなり、頭皮の乾燥の原因となります。
    また、夏は汗をかきやすいためシャワーやシャンプーの回数が増えることも、頭皮の保護に必要な皮脂まで洗い流して頭皮の乾燥の原因になりますので、季節の変化とともにシャンプー方法についても注意が必要です。

    AGA(男性型脱毛症)が進行している

    成人男性の抜け毛は、原因の大半をAGA(男性型脱毛症)が占めており、3人に1人に発症の可能性があることがわかっています。
    AGAの原因は、「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンと遺伝で、ジヒドロテストステロンが頭部に分布するアンドロゲンレセプターに取り込まれ、「脱毛因子」を産生することで抜け毛を引き起こします。
    ジヒドロテストステロンは、テストステロンという男性ホルモンと5αリダクターゼという還元酵素が結びついて変換されますが、5αリダクターゼの活性度とアンドロゲンレセプターの感受性は遺伝で引き継がれるため、家系にAGAを発症した男性がいる場合はAGAの発症確率が高くなります。
    秋は季節の変化による自律神経の乱れを引き起こしやすく、さらに頭皮の血行不良や夏のダメージの蓄積による髪の栄養不足なども加わることから頭皮環境が悪化しやすくなるため、AGAを発症している男性や発症の可能性がある場合、AGAの進行を早める要因のひとつになると考えられます。

    抜け毛が増える換毛期とは

    換毛期とは、動物における季節の変化に合わせた体毛の生え変わりを指し、夏の暑さや冬の寒さに適応するために備わった生体保護機能のひとつとされています。
    犬や猫を飼っている方は換毛期の抜け毛を目にしたことがあるかもしれませんが、大量の抜け毛に驚いたことでしょう。
    人間は犬や猫ほどではありませんが、換毛期の抜け毛が見られるケースがありますので、ここで換毛気についてくわしく見ていきましょう。

    換毛期は大量に毛が生え変わる時期

    換毛期は汗をかくことが少ない動物にとって大切な時期で、一定の時期に毛を入れ替えて体温調節するため、一般的に5〜7月と9〜11月頃の年2回起こり、期間は1ヶ月程度続くと言われています。
    人間は動物と違い体毛が少なく、発汗や衣服の着脱で体温調節ができるため、体温調節という意味での体毛の換毛を目にすることはほとんどありませんが、人間の頭髪の抜け毛を1年通して見ると秋と春に特に多く、人間にも季節性の換毛期があると考えられます。
    人間の頭髪は、夏から秋にかけての9〜10月頃と春から夏にかけての5〜6月頃の季節の変わり目に抜け毛が増加しやすいため、秋と春が換毛期だと言えるでしょう。

    換毛期の抜け毛の特徴

    成人男性の1日の抜け毛は、50〜100本程度が正常範囲ですが、換毛期には1日200〜300本まで増えることも多く、大量の抜け毛を目にすることも多いでしょう。
    そのため、シャンプー後に排水溝に溜まった抜け毛や、起床時に枕につく抜け毛の量がかなり大量になることも珍しくありませんが、換毛期の抜け毛は一時的なものでおよそ1〜2ヶ月間続いたあと、季節の変化に体が順応してくるとだんだん抜け毛が減り正常な抜け毛量に戻ります。

    AGAと換毛期の抜け毛の違いとは

    換毛期の抜け毛は、ヘアサイクルの中での抜け毛が一時的に増えているため、本数が多くても基本的に心配する必要はありません。
    しかし、AGAの場合は進行性の脱毛症のため抜け毛がどんどん増えて減ることはありません。
    自分の抜け毛が換毛期の抜け毛かAGAなのか気になる場合は、排水溝に溜まった髪とドライヤー後に落ちた髪の大体の量をチェックし、2ヶ月程度で抜け毛の量が減っていれば換毛期の一時的な抜け毛の増加だと考えられます。
    AGAは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが、アンドロゲンレセプターに取り込まれることで産生される脱毛因子のはたらきにより、抜け毛指令が伝達されて成長期途中の髪が抜け落ちるというメカニズムがあります。
    そのため、抜け毛は細く短く、根元は膨らみがなくいびつやギザギザだという特徴があります。
    さらに、多量の抜け毛が2ヶ月以上続くことも特徴ですので、AGAの抜け毛の特徴が見られた場合は早めに対策することが必要です。

    秋に注意するべき生活習慣とは

    秋は抜け毛が通常の2倍以上増える可能性があり、実際に抜け毛を目にすると不安になるため、できるだけ抜け毛を減らすため日常生活の中で注意するべき生活習慣についてくわしく解説します。

    頭皮の保湿

    頭皮の乾燥対策には、頭皮に保湿剤をこまめに使用する方法がおすすめです。
    ところが顔やからだ用の保湿剤では、種類によって髪がベタついたりスタイリングに影響する可能性がありますので、頭皮に使用する保湿剤はできれば自分の頭皮の状態に合わせた頭皮専用の保湿剤を用意しましょう。
    保湿剤は頭皮の乾燥が気になる場合はその都度使うことが望ましいですが、シャンプー後や朝の準備など1日2回程度保湿するよう習慣にしましょう。

    食生活の見直し

    秋の頭皮環境を整えるためには、水分と栄養をしっかり摂取することが大切です。
    皮膚粘膜の維持や正常化にはビタミンAが必要なため、緑黄色野菜やレバーや卵黄などがおすすめです。
    また、皮膚の保護にはビタミンB2.B6.B12が多く含まれる豚肉や赤身の肉類やナッツやしじみなど、コラーゲン生成にはビタミンCが多いパプリカやアセロラやブロッコリーなどを摂りましょう。
    さらに、髪の元となるタンパク質である肉や魚や大豆などと、タンパク質の代謝に必要な亜鉛を含むレバーやウナギなどを食事に取り入れることが大切です。
    栄養素を効率よく摂取するためには、3食規則的に摂取する食生活が望ましいため、同じ時間に同じ時間をかけて食事するようにしましょう。

    睡眠の質を向上させる

    秋は季節の変化に伴い生活習慣が乱れやすいため、睡眠習慣を見直し整えることが大切です。
    睡眠中は髪の成長を促す「成長ホルモン」が分泌されるため、分泌量を増やすために睡眠時間は最低4時間以上確保し、入眠からなるべく早く『ノンレム睡眠』という深い眠りに入るために、入眠2時間前に食事や入浴を済ませダウンライトにして光刺激を減らすようにしましょう。
    さらに、喫煙や習慣的な多量の飲酒は睡眠の質を低下させやすくするため、禁煙とお酒を控えめにすることをおすすめします。

    秋におすすめの抜け毛対策方法とは

    秋の抜け毛対策には、頭皮環境を整えるとともに抜け毛の原因にアプローチすることが大切です。
    できることから早めに対策し、抜け毛の進行を防ぎ薄毛対策しましょう。

    AGA専門クリニックに相談する

    2ヶ月以上抜け毛の増加が続き、換毛期の抜け毛とは違うと気づいたら、なるべく早くAGA専門クリニックに相談して対策しましょう。
    換毛期の場合は抜け毛が多くても時期がくれば回復してきますが、抜け毛の原因がAGAだった場合は進行性の脱毛症のため抜け毛が減ることはありません。
    治療開始が早いほど抜け毛予防や進行を遅らせる対策の効果が期待できますので、今の頭皮の状態がAGAであるのか診断を受け、自分に合った最適な治療を始めましょう。
    AGAの症状は個人差があり自分で判断するのは難しいため、自分の都合で相談できるオンライン診療などを活用してAGA専門クリニックに相談することが大切です。

    頭皮環境を整えるためのヘアケア

    夏の紫外線によるダメージが蓄積している秋の頭皮は、刺激に敏感になり乾燥しやすい状態になっています。
    洗いすぎや洗浄力の高いシャンプーの使用を控え、低刺激のスカルプケアシャンプーの使用や頭皮の保湿剤を使用し、頭皮を保護しながら清潔を保ちましょう。
    過剰なシャンプーは頭皮の皮脂をとり過ぎて乾燥をまねき、かえって皮脂の分泌を増やしてしまうため、シャンプーを1日1回夜のみにしてドライヤー後に頭皮に保湿剤を塗布し頭皮環境を整えましょう。

    まとめ

    秋は抜け毛が増えることが多く、実際に大量の抜け毛を目にすると不安になることでしょう。
    秋の抜け毛は換毛期の一時的な抜け毛の増加以外にも、AGAの進行など色々な理由が考えられますので、自分の抜け毛の原因を知り最適な対策のためにAGA専門クリニックに相談することが大切です。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療を充実して都合に合わせた治療が可能ですので、どうぞお気軽に相談ください。

    関連する記事

  • SEARCH