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今からでも遅くない! 抜け毛がひどい時の対策方法
お風呂の排水口の髪の毛がいつもよりも多い、枕にたくさん髪の毛が付いている・・・そんな経験はございませんか? 抜け毛は誰にでもあるもので、「たまたま多いだけ」「老化によるものだろう」と放置してしまっている方がとても多いですが、AGAによる抜け毛の場合は放置してしまうことで更に悪化してしまうこともあります。そのため抜け毛に気付いたら日常生活を見直す必要があります。今回はひどい抜け毛でお悩みの方に向けて、既に抜け毛の症状がある方でも効果が見込める対策方法について解説をしていきます。
■監修医師■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
まずは抜け毛の状態を確認しよう!
一般的に抜け毛は一日で平均100本ほど抜けます。本数だけ見るとかなり多い数に見えますが、100本前後の抜け毛は抜けていたとしても日常生活の中でそこまで目立つ本数ではありません。また抜け毛とは言っても、寿命で正常に抜けた抜け毛の場合もあります。抜け毛の状態によって、抜けた髪の毛が正常か、AGAなどのトラブルによって抜けた髪の毛なのかをある程度判断することができます。髪の毛を判断するために無理やり生えている髪を抜く必要はありません。ヘアブラシをした際に抜けた髪の毛を観察するだけで十分ですので、まずは抜け毛の状態を確認してみましょう。
正常な抜け毛
正常な抜け毛は、寿命を迎えて抜けた髪の毛となります。トラブルがあって抜けた髪の毛ではありませんので長さも十分にあり、ハリやコシもしっかりと残っていることがほとんどです。正常な抜け毛の根本は透明もしくは白色の毛根鞘とよばれる膜が付いています。また毛根は白く綺麗な球状になっています。見逃してしまいがちですが、よく見るとこのように正常な抜け毛は毛根付近や髪の毛の全体の状態で見抜くことができます。大量にゴッソリ抜けたなどでない限り、季節によって抜け毛が増えることもありますし、人によっては100本以上抜けるのが通常の方もいますので、抜け毛が正常であればそこまで大きな心配はいりません。
異常な抜け毛
気を付けたいのが異常な抜け毛です。異常な抜け毛は、正常な抜け毛と違い髪の毛の寿命が来る前に抜けてしまっていることがほとんどです。また血行不良などの頭皮トラブルが起きてしまっていることが多く、やせ細った短い髪の毛であることが多いです。抜けた髪の毛が生えている髪の毛よりも明らかに細い、短いのに抜けてしまっているという場合には注意が必要です。また正常な髪の毛と同様に、抜け毛の状態を毛根から判断することが可能です。異常な抜け毛は毛根が綺麗な球状ではなく歪んでいたり、毛根が黒くなっている、ふくらみがない、毛根そのものが付いていないといった状態です。抜け毛が特別増えたという自覚がなくても、このように抜け毛から髪の毛の状態が悪化していることを知ることができます。また数十本程度であれば異常な抜け毛が多く抜けていても気付かないことが多いですので、少し面倒にはなってしまいますが抜け毛のチェックは髪の毛の状態を知るためにも欠かさず行うようにしましょう。
異常な抜け毛がひどい時、自力で対策する方法とは?
抜け毛には正常な抜け毛のように心配のいらない抜け毛もありますが、今すぐ対策が必要な異常な抜け毛の場合もあります。髪の毛が抜けてしまう原因はさまざまですが、改善するためには日常生活の中でも抜け毛対策をしていく必要があります。ここでは自分でできる抜け毛対策について解説をしていきます。今日から取り入れることができるものですので、是非参考にしてみてくださいね。
食生活を見直す
食べ物で抜け毛が治るか? と言われると答えはNOですが、食べたものが髪の毛の作る元になり、頭皮環境にも影響することがあります。そのため口にするものから気を付けるというのは大切な抜け毛対策となります。
▼積極的に摂取したい食事
まずは積極的に食べていただきたいものですが、髪の毛にいいとされている「タンパク質」「亜鉛」「ミネラル類」「ビタミン類」が含まれている食品を選ぶようにしましょう。食生活は1日1日を完璧にしようと考えると難しいですし、献立の中で満遍なく栄養を摂取しようとするのは大変難しいです。そのため栄養バランスは1週間ほどの期間の中で、それぞれ摂取できるように工夫しましょう。例えば今日はタンパク質多めな食事だけどビタミン類が足りない、亜鉛が足りない、などの場合は明日明後日で不足分を摂取するという考え方です。このようにすることで無理なくバランスよく栄養が取れるようになっていきます。もちろん1回の食事で副菜などで上手く摂取できるという方は、1回の食事や1日単位の食事で栄養バランスを考えるのも問題ありません。亜鉛などは食事から取りにくいこともありますので、そういった場合はサプリメントを使うのもオススメです。ただし亜鉛は摂取量が多くなってしまうと吐き気などの副作用があるため注意が必要です。▼避けたい食事
逆に避けていただきたい食事もあります。それはファーストフードなどに多い脂質や糖質が高い食べ物です。手軽に美味しく食べることができることから、働き世代の男性にも人気なファーストフードですが、頭皮の皮脂分泌が過多になってしまったり、太りやすくなってしまう原因につながります。体型が太ってしまうとAGAの原因物質が多く分泌されてしまうため、AGAにもなりやすく、お悩みの抜け毛が加速してしまう可能性があります。たまに楽しみとして食べる、ストレス発散に週1回と決めて食べる、などバランスを考え毎日連続して摂取してしまうといったことは避けるよう気を付けましょう。適度な運動を心がける
運動と抜け毛に何の関係があるのか、と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。適度な運動はストレス発散になるだけではなく、汗をかくことで老廃物を体外に排出したり、血行をよくして頭皮の血流改善などに役立つことがあります。また運動によってAGAの原因物質を体外に排出する働きもあるため、日常的に行っていくことで抜け毛の対策にもつながります。有酸素運動などであればウォーキングやジョギングを一日の中で30分ほど取り入れてみましょう。また筋トレもチャレンジできるという方は、AGA対策に有酸素運動の前に筋トレを10分程度でも行うことをオススメします。筋トレを行うことで体がエネルギーを生み出そうと、成長ホルモンを分泌します。この成長ホルモンは髪の毛の成長に欠かせないホルモンで、抜け毛や薄毛を改善する働きがあります。成長期をピークに成長ホルモンの分泌量は下がっていってしまいますので、時間があるかたは是非筋トレにチャレンジし、成長ホルモンの分泌をフォローできるように取り組んでみましょう。また筋トレを有酸素運動の前に行うことで、体脂肪を効率的に減らすことができ、代謝の低下や食べ過ぎなどによる太り過ぎを防止し、抜け毛だけではなく健康にもいい面ばかりで一石二鳥です。
正しい洗髪を行う
毎日行う洗髪ですが、毎日行うからこそ注意すべき点がたくさんあります。特に間違った洗髪によって頭皮が荒れてしまい、抜け毛につながるというケースはとても多いですので、正しい洗髪を心がけるようにしましょう。正しい洗髪方法について以下に流れを解説しますので、是非今日からチャレンジしてみてくださいね。
①シャンプー前にブラッシングを行い、髪の毛のホコリやチリを落とす。
②38度前後のお湯で髪の毛を十分に予洗いする。ここでしっかり汚れを落とす気持ちで行う。
③シャンプーを手の平に適量取り、十分に泡立てる。
④泡立てたシャンプーを頭にのせる。
⑤指の腹で優しくマッサージをするように髪の毛を洗う。
⑥時間をかけ頭皮の汚れを浮かせるように洗い、終わったらお湯で流す。
⑦耳の後ろや首の後ろに洗い残しがないか確認し、洗髪は完了。上記が正しい洗髪の流れですが、しっかり行おうとすると10分程度かかります。髪の毛が短い方が多いためガシガシ洗い1分以内で洗髪を終わらせてしまう方も多いですが、時間をかけて丁寧に洗うように気を付けましょう。また洗髪後はタオルドライメインで髪の毛を乾かし、不十分な部分をドライヤーで定温で乾かすようにしましょう。こうすることで髪の毛にドライヤーの熱がかかりすぎず、頭皮の負担を最大限抑えることができます。
抜け毛は自力で直すことはできる?
抜け毛の対策方法について解説をしてまいりましたが、いかがでしょうか。今日からできることもあったかと思います。できそうなことから取り入れてみてくださいね。しかし残念ながら、抜け毛は対策はできても元の状態に自力で戻すのは難しい部分があります。というのも、抜け毛の原因のほとんどがAGA(男性型脱毛症)の影響を受けていることが多く、AGAは放置してしまうとどんどん悪化していく病気です。日本の成人男性では3人に1人発症しているとされ、発症している方の8割は遺伝が原因と言われています。そのため日常生活でできる限りを尽くしても、期待するような結果が得られないこともあります。抜け毛が増えたと感じたら、専門のクリニックを受診することがなにより大切になってきます。
AGAによる抜け毛はどのようにして治療するのか
では実際に専門クリニックでは抜け毛治療はどのようにして行うのでしょうか。AGAクリニックがどのような治療に特化しているのかにもよりますが、多くの方は投薬や外用薬を使用した治療が中心となります。特に投薬においてはAGAの原因物質を根本から抑えるため、日常的な対策と一緒に投薬治療を行うことでより効果を見込めます。ただし投薬における治療は、今すぐに効果があるものではありません。最低でも半年間以上薬を服用して効果を実感するという方が多いため、長期的な目線で治療の計画をする必要があります。日常での対策方法も同様で、今すぐ抜け毛が改善するというわけではありませんので、半年後改善するよう日々治療や対策に取り組む必要があります。
中にはAGAが原因ではない抜け毛もある
男性であれば抜け毛の原因がAGAであることは多いですが、AGA以外にも抜け毛を発生させてしまう病気があります。主に抜け毛を伴う病気としては以下の内容があります。
・円形脱毛症
・抜毛症
・脂漏性(しろうせい)脱毛症
・粃糠性(ひこうせい)脱毛症
・膠原病(こうげんびょう)
・鉄欠乏性貧血
・薬による副作用
・新型コロナの後遺症 など抜け毛の異常に気付いたらすぐに受診するようにオススメしていますが、上記のような病気が隠れている可能性があるためです。AGAにおいては命の危険まではなくても、貧血などは命の危険にもつながる可能性があり、放置してしまうのは健康面でも大変危険です。またAGAであっても早期段階の治療は必要になりますので、気になる症状があればまずは専門クリニックや皮膚科に相談するようにしましょう。
監修した医師の紹介
■監修医師■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
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