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地肌の色で頭皮の状態がわかる、薄毛予防のためのセルフチェックの仕方とは?
地肌の色で頭皮の状態がわかる、薄毛予防のためのセルフチェックの仕方とは?
AGAを改善するうえで切っても切り離せない関係の「頭皮」の健康状態ですが、みなさんは普段どのくらい頭皮について意識されているでしょうか。頭皮環境を健やかにすることは髪の毛にとってもいいことではありますが、忙しい毎日の中で「不快な症状がないから問題ない」と放置されてしまっている方は意外にも多い印象です。しかし気付いていないだけで頭皮の状態が悪化してしまっている、なんてこともありますので、頭皮の状態は日常生活の中でも是非注意して見ていただきたい部分です。今回はそんな頭皮の状態について、日常生活でセルフチェックしていただく方法について解説をしていきます。
■監修医師■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
頭皮の健康状態は地肌の色でわかる!
記事の表題にもある通り、実は頭皮の健康状態は地肌の色で知ることができます。髪の毛をかきわけて確認する、という作業は日常的に行う方は少ないかと思います。しかし地肌の色で、頭皮トラブルが起きているかを確認し、万が一頭皮トラブルが発生してしまっていても早期段階での治療ができます。今現在AGA治療を行っている方でもそうでない方でも、頭皮の地肌の色を確認することはとても大切なことになりますので、これから紹介する内容を是非参考にしてみてください。
頭皮の地肌の色は「青白い色」が正解
通常の頭皮の色はどんな色? と聞かれてすぐに答えが出せるという方は少ないのではないでしょうか。顔色の良さは程よい赤みであったり、血色の良さをイメージされる方も多いため、頬と同じくらいの色がいいのでは? と思われる方も多いと思います。しかし本来であれば、頭皮の地肌の色が健康的な場合「青白い色」をしています。血色の良さや赤みは健康的なイメージに思えるかもしれませんが、残念ながら頭皮が赤みを帯びている場合、なんらかの頭皮トラブルが発生している可能性が高まります。
なぜ健康な頭皮は青白くなるのか
AGA対策について調べていると、頭皮の血行改善をしましょうなどといった言葉を聞いたことがあるのではないかと思います。血行改善、つまり血流が多い方が健康な頭皮ならば、どうしてその真逆の青白い色が健康的となるのか不思議ですよね。頭皮が青白い理由としては主に、動脈の多さと髪色が影響します。頭皮は顔の頬と比べると表面に見える動脈が少なく、血流が良かったとしても顔のように頬が赤らむなど、血流の度合いが目で見えることはありません。また日本人は多くの方が黒に近い髪色ですので、頭皮表面部分にある毛根が頭皮の色を青白く見せているといったことが起きやすいです。
危険な地肌の色は「赤色」「黄色」「茶色」の3パターン!
青白いと聞くと不健康なイメージに感じてしまいますが、頭皮の地肌においては青白い色は理想的な健康な頭皮の色です。逆に、青白い色以外は何らかのトラブルが起きてしまっている可能性があります。頭皮の悪化には段階があり、青白い頭皮(健康)→赤色→黄色→茶色と変化していき、茶色の頭皮が一番悪い状態となっております。では一体それぞれの頭皮にどんなトラブルが発生してしまっているのでしょうか。頭皮の色別に詳しく解説をしていきます。
危険度★☆☆:赤色
頭皮にトラブルが発生しているときに最初に出る症状が「頭皮が赤くなる」という症状です。特に赤みは二段階あり、最初はピンクっぽい薄い赤みから徐々に強い赤みに変化していきます。部分的な炎症や、紫外線による一時的な炎症によって頭皮の一部分もしくは全体が薄くピンク色になることがあります。夏場などに出かけた際、頭皮がピンク色になることがありますよね。それは頭皮トラブルの最初の段階で、軽い炎症が起きている状態です。多くの場合はピンク色になっても数日で改善しますが、紫外線の刺激などが強かったりシャンプーが合わないなどで頭皮トラブルが起きてしまっている場合、ピンク色が改善せず全体的に強い赤みが広がります。時に痒みを帯びることもあり、発疹が発生してしまうこともあります。ここまで進んでしまったら皮膚科などに行き、薬を処方してもらう必要があります。赤みは危険度星一つにしておりますが、それでも放置してしまうことで抜け毛や薄毛につながる可能性は十分にあります。
危険度★★☆:黄色
アジア人の肌の色は個人差があるものの黄色みを帯びていることが多く、頭皮が黄色でも異常であると気付きにくいことが多いです。また赤みを帯びている状態よりも、目立った自覚症状がないことが多いですが、黄色の頭皮は日常生活の積み重ねによって発生しているため改善が必要です。頭皮が黄色になってしまう原因としては、皮脂が酸化しており清潔な状態ではなくなってしまっています。頭皮が酸化すると、頭皮がベタつく、臭うなどといった症状が出てきます。更に放置してしまうことで痒みがでてしまったり、発疹がポツポツ出てきてしまうこともあります。食べ物の影響により皮脂の分泌過多になってしまっている、シャワーが適切にできておらず毛穴に皮脂が溜まっているといったことが原因で発生するため、頭皮が黄色になっていたら日常生活も気を付けるようにしましょう。
危険度★★★:茶色
もしあなたの頭皮が茶色になってしまっている場合、頭皮の状態が非常に悪い状態です。一見日焼けをしたようにも見える色ですが、頭皮全体が茶色い場合は注意が必要です。頭皮のターンオーバーが正常に行われておらず、老廃物をため込んでしまっているため茶色の頭皮になってしまっている場合があります。頭皮が茶色い方はほとんどの方が老化などにより代謝の低下も一緒に発生しており、頭皮の血流が悪くなっていることも多いです。頭皮の血流が悪いと髪の毛に必要な栄養が頭皮の細胞に送り込まれず、ヘアサイクルを乱してしまう原因にもなります。ここまで頭皮の状態が悪くなってしまっていると、人によっては抜け毛や薄毛の自覚症状がある方も多いかと思います。日常生活の改善と共に、AGA専門クリニックへの受診もオススメします。
薄毛対策に毎日のセルフチェックが大切!
頭皮にトラブルが発生してからでは、改善までに時間がかかる必要があります。そのためできれば頭皮の地肌の色は、毎日セルフチェックするようにし、異常がある場合は皮膚科や専門クリニックを受診するようにしましょう。また色だけではなく、その他の症状でも頭皮の状態を自分で確認していくことは可能です。では実際に髪の毛の状態のセルフチェック方法について解説をしていきます。簡単にできるものばかりですので日常生活の中に取り入れてみてくださいね。
直接頭皮の色を確認する
髪の毛をかき分けて、直接頭皮の色を確認するようにしましょう。お風呂の中だと照明が暗めであったり、髪の毛が濡れてしまうことで正確な地肌の色が分からない場合もありますので、お風呂などではなく洗面所などがオススメです。洗面所が暗く電気があっても影ができてしまう、正確に色が判断できないという場合は、窓の近くで自然光の元、手持ち鏡などで確認すると見やすいです。頭皮の色を確認する際は、分け目のある部分だけをチェックしてしまいがちですが、分け目のない部分(側頭部など)もしっかり確認していくようにしましょう。後頭部は自分ひとりでは限界があるかと思いますので、同居家族がいる場合は同居家族にお願いしたり、散発などの際に美容師さんや理容師さんに確認してもらうなどの方法もあります。
抜けた髪の毛の状態を確認する
抜けた髪の毛の状態を確認することで、今頭皮トラブルが起きていないかどうかを確認することができます。髪の毛は通常寿命を迎えた頃に自然に抜け落ちていきますが、寿命ではなくなんらかのトラブルで抜けてしまった髪の毛は以下のような特徴があります。
・毛根が黒っぽい色
・毛根に膨らみがない
・毛根を触るとべたついている
・抜けた髪の毛が細い、毛根がついていないひとつでも当てはまる方は危険な抜け毛サインです。すでにヘアサイクルの乱れや頭皮トラブルが発生しており、抜け毛が発生している可能性があります。正常な抜け毛は毛根が白く丸く膨らんでおり、抜けた髪の毛もツヤやハリがあります。たまに白い膜が付着していることもありますが、こちらは毛根鞘(もうこんしょう)と呼ばれる組織で付着していることは問題ありません。異常な抜け毛と自然な抜け毛を見極める際に注意して見るようにしましょう。
頭皮の硬さを確認する
頭皮の硬さは、ストレスや生活習慣などによる血流不足が考えられます。自覚症状はなくても強いストレスがかかっており、頭皮が硬くなってしまっているという方は非常に多いです。頭皮が硬くなると血流不足意外にも、髪の毛が細くなっていってしまい、全体的に薄く見えてしまうといったことが起きてしまいます。そのため普段の生活の中で、頭皮が健康かどうか知るためにも頭皮の硬さチェックはとても大切になります。頭皮の硬さの理想は、指で頭皮をマッサージをするように動かした際に柔軟に頭皮が動く状態です。頭皮が硬くなってしまっていると柔軟性がなく、頭皮も突っ張ったような手触りになります。
抜け毛が増えていないか確認する
一日の平均的な抜け毛は100本ほどと言われています。個人差や季節差もありますが、生活をしている中で抜け毛が増えたなと感じる方は「今までよりも抜け毛が増えた」という認識でいいかと思います。抜け毛は歩いているときなども抜けますので、正確な本数を数えるのは難しい部分があります。そのため抜け毛を確認する際は、普段使っているマクラやヘアブラシを確認すると分かりやすいです。朝起きた時にマクラに抜け落ちた髪の毛を確認、髪をとかした時にヘアブラシに溜まった髪の毛を確認といったように、毎日の生活の中でちょっとしたタイミングで確認できるようにしておくと、何らかのトラブルが発生して抜け毛が増えてしまった場合にもすぐに気付くことができます。
セルフチェックで異常に気付いたらどうすべき?
自分でセルフチェックをした際に、上記で紹介したような内容に当てはまってしまった場合、できる限り早期段階で皮膚科もしくはAGA専門クリニックに紹介するようにしましょう。頭皮トラブルのほとんどはAGAが発端のことが多いですが、中には円形脱毛症や抜毛症などの病気が隠れている場合もあります。また最初からいきなりAGAクリニックに行くのは気が引ける、AGAの症状で悩んでいるわけではないという方は、最初に皮膚科を受診することをオススメします。皮膚科とAGAクリニックでは行っている投薬治療の差はそこまで大きくはありません。ただしAGAクリニックの方がAGAに特化しており、皮膚科で受けられないメソセラピーなどの治療を受けることもできますので、自分が受けたい治療を行っているクリニックを選ぶというのもオススメです。いずれにしても、頭皮トラブルやその他トラブルは早期段階での治療が一番有効ですので、気になる症状があった際は早めに受診するようにしましょう。
監修した医師の紹介
■監修医師■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
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