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    AGAは自然に治る?治るものと治らないものの原因と対策を解説!

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    「最近、抜け毛が増えた」「髪の毛が薄くなってきた気がする」そんな悩みを感じたとき、多くの人がまず気になるのが「自然に治るのかどうか」という点ではないでしょうか。生活習慣の乱れや一時的なストレスによる薄毛であれば、改善によって回復することもあります。しかし、男性に多く見られるAGA(男性型脱毛症)の場合、残念ながら自然に治ることはなく、放置すれば進行してしまうのが特徴です。では治る抜け毛・薄毛と治らないAGA、それぞれ何が原因で発症し、どのように対策をしていけばいいのでしょうか。今回の記事では、自然に治る抜け毛や薄毛とそうではないものについて、原因から対策まで詳しく解説をしていきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    自然に治る抜け毛・薄毛と治らないAGAの特徴とは?

    抜け毛や薄毛といっても、原因や進行の仕方はさまざまです。生活習慣や体調の影響で一時的に抜け毛が増えるケースもあれば、AGA(男性型脱毛症)のように自然に治ることがないものもあります。自然に直る抜け毛や薄毛とAGAを見分けるためには、まずはそれぞれの違いについて知っておくことが大切です。そこでまず初めに、自然に治る抜け毛・薄毛と、治療が必要なAGAのそれぞれの特徴について、詳しく解説をしていきます。

    自然に治る抜け毛・薄毛の特徴

    一時的な抜け毛は、体調不良やストレス、栄養不足、睡眠不足などの生活習慣が原因となることが多いです。自然に治る可能性があるとされている抜け毛は、ほとんどの場合、毛根そのものが弱っているわけではありません。そのため、抜け毛や薄毛を発生させている原因を取り除けば、再び髪の成長が回復する可能性が十分にあるのです。例えば、栄養バランスの改善や十分な睡眠の確保によって髪の毛が再生するケースは珍しくありません。また、季節の変わり目に起こる自然脱毛も一時的な現象であり、数カ月経てば元の状態に戻ることがほとんどです。自然に治るとされている抜け毛や薄毛も、そのまま原因を放置してしまうことで悪化する可能性はあります。「原因を改善すれば自然に回復する可能性がある」というのが、自然に治る可能性のある抜け毛・薄毛の大きな特徴です。

    自然には治らないAGAの特徴

    一方、AGAは遺伝や男性ホルモン(DHT)の影響によって毛根自体が弱まり、髪の毛が細く短くなっていく進行性の病気です。AGAの大きな特徴は、抜け毛や薄毛が時間とともに悪化していく点にあります。生え際が後退したり、頭頂部の地肌が透けて見えるようになったりするパターンは典型的で、残念ながら生活習慣の改善だけでは止めることはできません。放置すれば確実に進行してしまうため、自然に治ることはなく、医療的な治療が必要になります。進行を抑える薬や発毛を促す治療を行うことで改善は可能ですが、早めに対策を始めなければ手遅れになるリスクもあるのが特徴です。

    自然に治る抜け毛・薄毛が発症する原因と対策とは?

    「自然に治る可能性がある」と言われるケースの抜け毛や薄毛でも、まずは原因を取り除かないことには、改善が見込めません。自然に治るとされている抜け毛や薄毛は、必ずしも分かりやすい原因があるとは限らず、原因特定に時間がかかる方も多いです。しかし原因を見つけることで、その後繰り返し抜け毛や薄毛が発症することを防ぐこともできるため、やはり「何となく治ったから問題ないだろう」と放置せずに、しっかりと原因を特定し、対策法を知っておくことが大切です。そこでここでは、自然に治るとされている抜け毛や薄毛で多い、発症原因とその具体的な対策方法についてまとめました。

    ストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れ

    強いストレスは自律神経やホルモンバランスに大きな影響を与え、血流の悪化や毛根への栄養供給不足を引き起こします。その結果、髪の成長サイクルが乱れ、一時的に抜け毛が増えることがあります。仕事や人間関係などで強いストレスを受けると、急に髪が抜け始めるケースも少なくありません。ただし、この場合はストレスの要因を取り除き、十分な休養やリラックスを心がけることで自然に改善していくことが多いです。「リラックする方法が分からない」という方は、まずは「好きなことを見つける」「好きなことを行う時間を確保する」ことから意識してみましょう。また、好きなことが分からない、あるいは趣味の時間がなかなかとれないという方は、「何もしない時間」を作ってみるのもオススメですよ。体を横にして目を閉じるだけでも、十分なリラックス効果が得られます。過度なストレスは髪だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼすため、早めのケアが大切です。

    睡眠不足や生活リズムの乱れ

    髪の毛は成長ホルモンの分泌に大きく依存しており、特に夜間の深い睡眠中に活発な成長が促されます。睡眠不足が続いたり、夜更かしや不規則な生活で体内リズムが乱れたりすると、髪の毛の成長が阻害され、抜け毛が増える原因となります。とくに慢性的な睡眠不足は毛根の回復力を弱め、髪が細くなったり抜けやすくなったりするリスクを高めます。睡眠不足による自律神経の乱れが併発することもあります。逆に、規則正しい生活を意識し、しっかりと深い睡眠を確保することで、髪の毛の自然な成長サイクルが戻り、抜け毛が改善されることも少なくありません。睡眠時間については、できれば1日7~8時間を心がけましょう。不規則な時間でしか睡眠時間を確保できないという方は、時間があるタイミングで15分~30分程度の昼寝時間を設けるのも効果的です。

    栄養不足や偏った食生活

    髪の毛は主にたんぱく質や亜鉛、鉄分、ビタミン類などの栄養から作られています。そのため、極端なダイエットや偏食によって栄養が不足すると、毛根に十分な栄養が届かず、抜け毛や薄毛が一時的に増えることがあります。特に女性に多い鉄分不足や、たんぱく質の不足は髪の成長に直結するため注意が必要です。このタイプの抜け毛は、食生活を見直して必要な栄養素をしっかり摂取することで改善する可能性が高いのが特徴です。バランスの良い食事を意識することが、髪の健康を守る第一歩となります。「食事の栄養素やバランスを考えるのが難しい」「仕事が忙しくて食事のことまで考えるのは難しい」という方は、お弁当や外食時にできるだけ和食を選ぶようにし、また一汁三菜の定食を選ぶようにすると、自然と栄養バランスが整います。栄養を取ったからといってすぐに改善するわけではありませんが、1~3ヵ月程度の長期スパンで効果が得られるよう、日々の食事を意識してみましょう。

    季節や環境の変化による影響

    季節の変わり目に一時的に抜け毛が増える「季節性脱毛」は、多くの人に見られる自然な現象です。特に秋は夏の紫外線や暑さの影響で頭皮に負担がかかり、その反動で抜け毛が増える傾向があります。一見AGAのような初期症状が見られますが、季節性の抜け毛の場合は、1~2ヵ月程度で落ち着きます。しかし、季節によっては冷暖房の使用や乾燥などで、環境の変化も頭皮状態を悪化させ、さらに髪が抜けやすく症状が長引く原因になります。季節や環境の変化によって発生している抜け毛や薄毛は、ほとんどの場合一過性のもので、過度な心配はいりません。ただし頭皮トラブルが生じている場合は、放置することで症状が悪化することもありますし、生活習慣の乱れや栄養不足が重なると改善に時間がかかる場合もあるため、日頃から頭皮ケアや生活改善を意識することが大切です。あまりにも長引く場合は、アレルギー症状の可能性もありますので、早めに医療機関に相談するようにしましょう。

    AGAが発症する原因と対策とは?

    AGA(男性型脱毛症)は自然に治ることがなく、放置すれば必ず進行していくのが特徴です。その背景には男性ホルモンや遺伝といった避けられない要因が大きく関わっていますが、生活習慣や頭皮環境の悪化も進行を早める要因になり得ます。しかしAGAの原因を知り、正しく対処することで、AGAの進行を遅らせたり症状を改善することは十分に可能です。そこでここでは、AGAが発症する主な原因と、それに対して取るべき具体的な対策について解説していきます。

    家族から受け継ぐ遺伝

    AGAは遺伝的な影響も強く、父親からも母親からもAGAになりやすい遺伝子を受け継ぎます。これは毛根がAGAの原因物質であるDHTに、反応しやすいかどうかが体質が遺伝によって受け継がれるためです。遺伝自体を変えることはできませんが、薄毛の兆候を早めに察知して対策を始めることが非常に重要です。例えば「母方の祖父がAGA」という場合は、自分にもAGAが発症する可能性は十分に考えられますし、「両親の家系の男性のほとんどが薄毛」という場合は、よりAGAになる可能性が高いと予測することができます。そのため、「最近抜け毛が増えた」「生え際が後退してきた」と感じた時点で専門の医師に相談すれば、進行を抑えたり発毛を促したりする治療を早期にスタートできます。AGAは放置すると進行が早いため、いかに早い段階で対処できるかどうかが治療成功のカギになります。遺伝的リスクを自覚している人は、小さな初期症状にも気付きやすく、早めの行動がとることができます。

    5αリダクターゼの働き

    AGAの最大の原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素によって変換され、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変わることです。DHTは毛根の働きを妨げ、髪の成長を途中で止めてしまいます。そのため髪が細く短いまま抜けてしまい、徐々に薄毛が進行していくのです。進行すれば一日に抜ける髪の毛の量も増え、地肌が見えてしまうこともあります。このDHTの影響を抑えるには、自力では難しく、医療機関に受診して内服薬を処方してもらうことが一般的な治療の一歩となります。処方される薬は、フィナステリドやデュタステリドのどちらかになります。フィナステリドやデュタステリドは、5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を減らすことで抜け毛を防ぐことができます。

    頭皮環境の悪化

    AGAの進行を加速させる要因のひとつが、頭皮環境の悪化です。皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まったり、血流が悪化して毛根に栄養が届かなくなったりすると、髪の毛の成長が阻害されてしまいます。こうした頭皮環境の乱れは、喫煙や運動不足、誤ったヘアケア習慣などでも起こりやすくなります。対策としては、シャンプーで頭皮を清潔に保ち、適度な運動や禁煙で血行を改善することが大切です。また、発毛をサポートする育毛剤(ミノキシジル配合)を併用することで、毛根への血流を増やし発毛効果を高めることも可能です。しかし、頭皮トラブルは季節性のものやアレルギー症状と似ているため、自分で判断するのが難しい側面もあります。異変を感じたらすぐに皮膚科やAGA専門クリニックに相談することが大切です。

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

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