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  • 【医師監修】夏は抜け毛が増える?夏本番前に知っておきたい薄毛対策

    夏は抜け毛が増える?夏本番前に知っておきたい薄毛対策

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    毎年夏になると抜け毛が増える気がする」というお声を聞くことがよくあります。果たしてそれは夏という季節に原因があるのでしょうか?だとすると、もうすぐ夏本番の今すぐに対策したいですよね。今回は、夏の抜け毛の原因と抜け毛予防対策について解説します。夏は暑さで気力が落ちやすくストレス耐性も下がっています。抜け毛や薄毛によるさらなるストレスを抱えないよう、しっかり対策しましょう。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    夏に抜け毛が増えるって本当?季節と抜け毛の関係とは

    成人男性の正常なヘアサイクルの中では、1日に平均100本程度の抜け毛があります。これは通年見られる自然な現象で、季節による変動はありません。しかし「夏になると抜け毛が増える」「季節の変わり目は毛が抜けやすい」といった実感を持っている男性も多いでしょう。そこで、季節ごとに抜け毛が増える要因をまとめました。季節と抜け毛の関係を知り、抜け毛や薄毛予防対策に役立てましょう。

    春の抜け毛増加原因

    花粉症

    春の代表的な花粉症といえばスギ花粉によるものです。厚生労働省によると*、スギ花粉症の占める割合は全ての花粉症のうち70%にもなり、春にアレルギー症状を発症するケースが圧倒的に多いことがわかります。アレルギー症状は、鼻水や鼻づまりなどの不快な症状から頭が冴えない状態や不眠を引き起こすことがあり、ストレスになることが考えられます。花粉症の症状がある期間中ずっとストレスを感じていると、ホルモンバランスが乱れヘアサイクルに悪影響を及ぼします。また、アレルギー症状は頭皮に痒みを引き起こすこともあり、痒みが続くと頭皮の炎症が起こり頭皮環境が悪化する可能性があります。以上のことからこれらのアレルギー症状が抜け毛増加の原因になると言えるでしょう。      *厚生労働省HP参照(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/ookubo.html

    生活環境や対人関係の変化に伴うストレス

    春は進学や就職、部署の移動など生活や労働環境が変わることが多い季節です。環境の変化は自分でも気づかないストレスとなり、蓄積するとホルモンバランスの乱れや不眠、イライラなどの精神症状を引き起こすことが考えられます。このような状態は、髪の成長不足や成長期を短くするなど毛髪の成長に悪影響を及ぼす原因と考えられます。

    夏の抜け毛増加原因

    紫外線による皮膚ダメージ

    頭皮は人間が立ち歩く際、最も紫外線を浴びやすい部位です。にもかかわらず、頭髪で守られていることから頭皮に紫外線対策をしている人はかなり少ないのではないでしょうか。紫外線が髪に与える影響は後程詳しく解説しますが、気象庁によるデータ*ではUVインデックスが7〜8月に最も高くなっており、紫外線が与える頭皮ダメージによる抜け毛は夏圧倒的に多いことが考えられます。  気象庁HP参照(https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm56.html

    乾燥や発汗による頭皮環境の悪化

    夏の日差しは頭皮を乾燥させやすく、発汗が増える原因になります。発汗が増えると大量の皮脂が分泌されるため、皮脂が頭皮の毛穴を詰まらせ毛髪の発育を妨げることがあります。

    秋の抜け毛増加原因

    夏に受けたダメージの発現

    夏の紫外線による頭皮ダメージや疲労による体調不良や栄養不足など、さまざまな頭皮への影響が蓄積し、抜け毛となって発現しやすいのが秋です。頭皮自体のダメージに加え体全体にもダメージが蓄積しているため、夏から秋にかけて成長を始めるはずの毛母細胞がうまく育たず成長途中で抜けてしまうことがあるのです。細い毛や短い毛の抜け毛が増えたと感じる場合は夏ダメージが原因と考えることができます。

    換毛期による毛の生え変わり

    換毛期とは毛の生え変わりが活発に行われる時期のことで、動物の夏毛と冬毛の生え替わりでよく見られる現象です。人間は動物ほど顕著ではありませんが、秋に換毛期があり休止期に入る毛が増え始めます。他の季節よりも抜け毛が増えたと感じるのはこのためです。換毛期の髪の生え替わりは正常なヘアサイクルのため、抜け毛は太く硬い丈夫な毛のことが多いことが特徴です。

    冬の抜け毛の増加原因

    気温低下による頭皮の血行不良

    冬は気温が下がり、体が冷えると体の代謝低下が起こりやすくなります。代謝が下がると全身の血流が滞り、心臓から遠い頭皮は影響を受けやすくなります。血行不良により頭皮に十分な酸素や栄養が運ばれない状態は、健康な髪が育ちにくかったり髪が抜けやすくなる原因となります。

    頭皮の乾燥による頭皮環境の悪化

    冬の外気は湿度が低く、室内は暖房により乾燥しやすいため、頭皮環境に影響を与えやすくなります。乾燥は皮膚のバリア機能を低下させ、かゆみやフケなどの頭皮トラブルの原因になることがあります。悪化すると脂漏性皮膚炎などの病気を引き起こしかねないため、たかが乾燥と侮れません。頭皮環境の悪化は抜け毛の増加や髪の発育遅延に大きく関わっているため、注意が必要です。

    紫外線が与える髪への影響

    季節ごとに抜け毛の原因はさまざまですが、やはり夏には抜け毛が増える原因が多いことがわかります。中でも特に気になるのが「紫外線による髪への影響」です。紫外線による肌への影響は一般的に知られるようになってきましたが、髪や頭皮に関してはどんな影響があるのか詳しく見ていきましょう。

    ①ヘアトラブル

    髪の毛の外側は「キューティクル」という半透明のうろこ状の組織が重なり合ってできていて、髪の内部組織を守っています。このキューティクルには「MEA(メチルエイコサン酸)」というオイルのような成分が存在しています。この成分が髪をなめらかに整えたり髪同士が絡まったりもつれるのを防ぎますが、紫外線に弱く失われると戻らない性質があります。よく「キューティクルがダメージを受けて髪がパサつく」と表現されますが、これはMEAが失われることによって髪を保護する機能が低下するためなんです。つまり、紫外線を浴びていると髪の保護成分が失われるため、髪がパサついたり弱ることで抜けやすくなるのです。

    ②頭皮の光老化

    紫外線を過剰に浴びていると、真皮内に過剰な「活性酸素」を発生させることがあります。活性酸素は正常な細胞を攻撃し、「光老化」という現象を起こし頭皮に影響を与えます。光老化により頭皮は厚くなりゴワつき、髪の元である毛母細胞の働きが鈍くなることから、髪の成長が滞ったり抜け毛の増加につながりやすくなります。

    夏バテが抜け毛の原因に?

    夏の高気温は体力を低下させたり、寝つきを悪くさせたりと身体にいろいろな影響を与え、いわゆる「夏バテ」という症状を引き起こすことが知られています。夏バテは一見抜け毛や薄毛とは無関係に思えますが、症状によっては髪に影響することがあります。そのため夏バテを単なる一過性の症状ではなく、抜け毛や薄毛の原因の一つとして見ていきましょう。

    ①食欲不振による栄養不足

    夏バテは食欲を低下させ、十分な食事が取れない状態になることがあります。さらに、冷たい飲み物や食事を多く摂ることで体が冷えやすくなり、体の新陳代謝が落ちることも考えられます。すると体が栄養不足の状態になり、髪にも成長に必要な栄養が届かなくなり髪の成長に影響を及ぼします。髪の元である毛母細胞に十分な栄養が行き届かないと、細胞分裂が進まず髪が育たないまま抜け落ちるという悪循環が生まれてしまうのです。

    ②寝つきの悪さが及ぼす睡眠不足

    夏の高気温は、寝つきを悪くしたり寝苦しさから寝ている途中に目が覚めてしまうなど、睡眠の質の低下を引き起こすおそれがあります。睡眠の質の低下は、睡眠中に多く放出される成長ホルモン*の分泌を妨げてしまいます。成長ホルモンは髪の主成分であるタンパク質の合成を促進する働きがあり、成長ホルモンの分泌が減少すると髪の成長の妨げや、不健康な髪になることが考えられます。  *日本医事新報社HP参照(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=8215

    過剰なクーラーは髪の育成に悪影響を及ぼすことも

    夏の高気温が髪に与える悪影響がある、ということは裏を返せばクーラーの効いた部屋で過ごしていれば髪にいいのでは、と思われるかもしれません。しかし、クーラーを過剰に使用していると、髪の育成に悪影響を及ぼすことがあるんです。一見矛盾しているように思えるかもしれませんが、クーラーの冷気と髪の関係について詳しく見ていきましょう。

    ①クーラーによる頭皮の乾燥や新陳代謝の低下

    クーラーの冷気を直接頭皮に当てていると、頭皮や髪は乾燥してしまいます。頭皮の乾燥は皮膚のバリア機能を低下させるため、かゆみやフケの原因になったり、紫外線から頭皮を守る力が弱まる可能性が考えられます。また、クーラーを過剰に使用していると体を冷やすことになり、新陳代謝の低下や血行不良を招くおそれがあります。新陳代謝の低下や血行不良が髪に与える影響は前述の通りですので、夏の高気温もクーラーを過剰に使用した冷えも、どちらも髪にとって悪影響を及ぼす可能性があることがわかります。

    ②頭皮環境の悪化

    外の暑さで頭皮にたくさん汗をかいた状態から、クーラーが効いた室内に入るとすぐに汗がひきますよね。しかし、頭皮にかいた汗がクーラーによって乾燥すると、汗と共に分泌された皮脂が毛穴に詰まった状態で冷えて固まってしまいます。毛穴の詰まりや皮脂は雑菌の繁殖を助長することがあり、頭皮の炎症やかゆみを引き起こしかねません。こうした頭皮環境の悪化は髪の成長を妨げたり抜け毛の原因となることがあります。

    夏の抜け毛予防対策

    夏の抜け毛の原因はさまざまですが、原因がわかれば対策することができます。ここでは具体的な夏の抜け毛予防策を紹介します。夏本番を迎える前からしっかり対策して、抜け毛や薄毛を予防しましょう。

    対策①紫外線対策

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    夏の抜け毛の大きな原因は紫外線です。近年紫外線対策グッズが身近になっており、使用している男性も増えています。日傘や帽子などで紫外線をカットする方法は、ライフスタイルによって使用が難しい場合があるかもしれません。そんな時おすすめなのがスプレータイプの日焼け止めです。メンズブランドから発売されていたり、ドラッグストアで購入できるものも多いため手に取りやすく、使用方法も外出前に頭皮と髪にスプレーするだけ、ととても簡単なので試してみてはいかがでしょうか。

    対策②栄養バランスの良い食事

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    夏の暑さにより食欲が低下すると、栄養不足になり髪の発育に影響を及ぼすことがあります。水分のみで済ませたり冷たいもの中心の食事になりがちですが、なるべく3食バランスよく食事を摂ることを心がけましょう。髪のためには豚肉や大豆などのビタミンB1を多く含む食材や、亜鉛を多く含む貝類を積極的に摂りましょう。

    対策③睡眠の質を保つ

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    睡眠時間は確保できていても、暑さで寝入りが悪かったり途中で何度も起きてしまうと睡眠の質が下がってしまいます。かといって一晩中クーラーをつけっぱなしにすると、冷えすぎたり乾燥して鼻や喉を痛めてしまうこともあります。そこでクーラーは就寝30分前からつけて部屋を冷やしておき、タイマーで2時間後にオフする設定がオススメです。さらに扇風機を足元に微風でかけておくことも夏の暑さ緩和に効果的でしょう。

    対策④シャンプーの見直しで頭皮環境を整える

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    抜け毛を見るとシャンプーがおっくうになる方が多いですが、頭皮環境を正常に保つことが大切です。夏は発汗が増え、皮脂の分泌も活発になります。汗をかいたまま放置すると皮脂が毛穴を詰まらせ頭皮環境を悪化させるおそれがありますので、適切なシャンプーを使用しシャンプー方法を見直しましょう。夏に汗の量が多くなり、頭皮や髪がベタつきやすい自覚がある男性は、毛穴洗浄効果の高いスカルプケアシャンプーの使用がオススメです。毛穴の汚れをしっかりとって頭皮を清潔に保ってくれます。ただし、メントールやアルコールなどの清涼感を出すための成分が配合されているものは頭皮の刺激になる場合があります。特に紫外線を多く浴びた後など頭皮が敏感になっている時は刺激を感じやすいため、配合成分には注意して使用しましょう。気になる場合は敏感肌用と記載のあるものの使用がオススメですよ。

    夏の抜け毛が減らない原因

    夏の抜け毛対策をしても抜け毛が減らない場合、抜け毛の原因が別にある場合があります。季節性のものと様子を見ていても良くならない場合、早めの治療が必要なこともありますので以下のポイントをチェックして、気になる場合はすぐに対処しましょう。

    AGA:AGAとは、男性ホルモンが酵素により活性化され、受容体と結合すると「脱毛因子」が働き抜け毛や薄毛を引き起こす男性特有の病気です。髪が十分成長せずに抜けてしまうため、抜け毛が細かったり短いという特徴があります。

    脱毛症(円形脱毛症や脂漏性脱毛症など):AGA以外にも髪が抜ける病気がありますが、代表的なのが円形脱毛症と脂漏性脱毛症です。円形脱毛症は文字の通り円形や楕円形に部分的に毛が抜ける病気で、自己免疫の異常によって起こるといわれていますが、アトピーやストレス、遺伝などといった原因の場合もあります。境界がはっきりした脱毛が特徴ですが、稀に全頭型といった頭髪全体が脱毛するタイプの円形脱毛症も見られます。脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎という病気が原因の脱毛症です。皮脂の過剰分泌により常在菌のマラセチア菌が異常繁殖し頭皮に炎症を起こしますが、黄色いベタついたフケが出ることが特徴です。

    病気の影響:脱毛症の他にも、抜け毛が増える可能性のある病気がいくつかあります。「梅毒」「鉄欠乏性貧血」「膠原病」「抜毛症」などが代表的な病気ですが、これらの病気の場合は抜け毛の症状よりも何らかの症状が先に出ることが多いため、病気の診断を受けた後に可能性として抜け毛を指摘されることもあるでしょう。

    AGAと夏の抜け毛の関係とは?

    夏になって抜け毛が増えたかも」と感じたときに、AGAなのか季節性の脱毛なのかわからないので対処に困る。という男性も多いはずです。AGAの場合は進行性の病気のため、夏から秋へ季節が変わっても抜け毛が治まることはありません。ここでAGAの特徴をまとめておきますので、当てはまる特徴が多い場合はAGA治療を検討することをオススメします。

    AGAの特徴としては

    特徴①1日に100本以上抜け毛があり毎日続く

    特徴②抜けた毛が細いまたは短いか、細く短いものが多い

    特徴③生え際または頭頂部に薄毛症状がある、もしくは両方薄くなっている

    先述の通り、AGAは男性ホルモンが関与した脱毛症です。髪は生えては抜けてを繰り返していますが、AGAの場合髪が太く健康に育つ時期が短くなり、十分に成長する前に抜けてしまうという特徴があります。そのため抜けた毛は細く短いことが多く、正常な抜け毛よりも本数が多くなるのです。さらに、「脱毛因子」という毛の成長を妨げる物質が発生するホルモン受容体は、生え際と頭頂部に多く分布しています。そのためAGAはいわゆる「M・O型」と呼ばれる生え際と頭頂部に好発します。

    夏の抜け毛がAGAに及ぼす影響

    AGAは男性ホルモン由来の脱毛症ですが、抜け毛が起こるのには頭皮環境や生活習慣など様々な原因が存在します。AGAは早期発見早期治療で進行を遅らせたり、治療することが期待できますが、他の原因で抜け毛が起こっている状態では治療が難しくなるかもしれません。そのため夏の抜け毛を放置しておいた状態でAGAが発症すると、AGAの進行が速くなることが考えられます。AGAは今や3人に1人が罹患するといわれているとても身近な病気です。早めの治療で症状が改善することも多いため、他人事と思わずに気になる抜け毛や症状があったらすぐに専門医に相談しましょう。

    監修した医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

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