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    寝ぐせがひどいとハゲる?寝癖は薄毛の原因になるの?

    抜け毛,睡眠

    朝起きて「寝癖が酷くてなかなかなおらない!」と困った経験や、寝癖に気付かずに「会社で寝癖を笑われた」なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。男性は短髪の方が多く、比較的寝癖が付きやすい髪形の方が多いため、こうした経験は自分や身近に起きがちな問題ですよね。寝癖について「寝癖がついたら面倒くさい」程度で、そこまで深くは考えたことがないという方も多いかと思います。しかし実は、寝癖の状況によっては薄毛につながる可能性があるということを、ご存じでしたでしょうか。「そんな話初めて聞いた!」という方も多いかと思いますので、今回は寝癖と薄毛の関係性について解説していきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    寝癖の原因とは?

    なぜ寝癖が付いてしまうのか、あまり深く考えたことがないという方も多いかと思います。そこで最初に、寝癖がついてしまう原因について一緒に見ていきましょう。現在寝癖が付きやすく困っているという方は、原因を知ることで対策することもできるため、寝癖の原因について当てはまるものがないか確認してみてくださいね。

    髪が濡れたまま寝ている

    洗髪をした後に十分に髪を乾燥していない状態だと、髪の毛は水分を含んだ状態になります。この水分が乾燥していく過程で髪の毛の形状が決まるため、濡れたまま寝ていることで枕などの段差状に寝癖が付いてしまうことがあります。髪の毛が短い男性だと、タオルドライのみで済ませて自然乾燥しているという方も多いかと思いますが、髪の毛が乾ききっていないことで寝癖につながるのです。

    寝汗をかいている

    寝室の室温が高すぎたり、服を着こみすぎている場合、寝ている間に寝汗をかいて寝癖が付いてしまうことがあります。先ほど髪が濡れている状態だと寝癖が付くとお話をしましたが、寝汗でも同様で、髪の毛が汗で濡れてしまうために同じような現象が起きます。起きた時に頭皮がべたついている、寝汗をじんわりかいている、という方は要注意です。

    枕の摩擦を受ける

    髪の毛をしっかり乾かした後でも、枕の摩擦を受けることで寝癖が付くことがあります。寝返りをうっているうちに枕に接している部分の髪の毛が摩擦を受け、逆立つことで寝癖が付きやすくなります。髪の毛をしっかり乾かしていて、寝汗もかいていないのに寝癖が付いている、という方は枕が原因の可能性が高いです。

    髪の毛が太い

    髪の毛の太さは生まれ持った遺伝で決まるものですが、その中でも髪の毛が太い方は細い方に比べて寝癖が付きやすい傾向にあります。髪が太い方は髪のコシも強い方が多く、寝癖が髪の毛に付きやすいと言われています。そのため子供の頃からよく寝癖が付いている、という方は、自前の髪の毛が太くコシがあることが原因の可能性もあります。

    髪が傷んでいる

    ヘアカラー、パーマやブリーチなどを繰り返し行っている方は髪の毛のキューティクルが痛んで乾燥している髪の毛になっています。傷んだ髪の毛は実は手触りは柔らかくしなやかに感じることもあるのですが、キューティクルが傷み髪の毛のハリ・コシが失われているためにこうした髪質の変化を感じます。そのため、ヘアカラーやパーマなどを繰り返している方は、髪の毛が広がりやすくその影響で寝癖が付きやすくなっていることが多いです。

    寝癖と薄毛の関係とは?

    ここまでで、寝癖の原因について知っていただくことができたかと思います。寝癖は一度付いてしまうと、きれいに戻すのに時間がかかりますよね。できれば付けたくはないものです。では、冒頭で触れた内容に入っていきますが、悩みの種の寝癖と薄毛は実際のところっ関係はあるのでしょうか。「寝癖が付くとハゲる」といった話もあれば、「寝癖が付いているなら健康な髪の毛」といった話のふたつの見解が散見されるため、どっちを信じればいいか分からないとお困りの方も多いかともいます。そこでここでは、寝癖と薄毛の関係についてもお話をしていきます。

    薄毛に関係のない寝癖

    寝癖と聞くとマイナスなイメージを持たれる方の方が多いかと思いますが、実は髪の毛が健康だからこそつく寝癖もあります。寝癖の原因の部分で少し触れた内容になりますが、寝癖がつく原因が「髪の毛が太くコシがある」方であれば、これは問題のない寝癖でむしろ髪の毛の健康状態がいいサインとも言えます。「寝癖が付いているなら健康な髪の毛」といった話は、こうした髪の毛の健康状態の良さを意味しているもので、内容として間違っているわけではありません。

    薄毛につながる可能性のある寝癖

    薄毛につながる可能性のある寝癖は、寝癖の原因の「髪の毛が太くコシがある」以外に当てはまるものすべてです。こう聞いてビックリされた方も多いかと思いますが、髪の毛に悪影響な生活習慣などによっておきてしまっている癖毛は、基本的に髪の毛にとって大きな負担になっているため悪影響です。そのままの生活を続けると、頭皮や髪の毛に負担をかけ続けることになるため、やがて抜け毛や薄毛につながる可能性が高まります。寝癖の原因で「髪の毛が太くコシがある」以外の項目で、ひとつでも当てはまった方は要注意です。

    薄毛につながる可能性のある寝癖を予防する方法とは?

    薄毛につながる可能性のある寝癖は、できればしっかり予防をしていきたいものです。しかし、「具体的にどんなことをすればいいか分からない」という方も多いかと思いますので、ここでは薄毛につながる可能性のある寝癖の予防方法について解説していきます。寝癖が気になるという方や、寝癖の原因で薄毛につながる可能性のある寝癖の項目に当てはまった方は、ぜひ以下の内容を参考にして実践してみてくださいね。

    髪の毛をしっかりと乾かして寝る

    髪の毛が濡れたままの状態では、癖毛になるだけではなく頭皮や髪の毛に負担をかけてしまうことになります。タオルドライなどで簡単に済ませていたという方は少し面倒に感じるかもしれませんが、洗髪後は短髪の方でもしっかり髪の毛を乾かしきることを意識しましょう。タオルドライの際は優しく髪の毛を挟み込むようにしてポンポンと水気を取り、その後ドライヤーを使って髪の毛の水気をしっかり飛ばしましょう。ドライヤーは高温すぎると頭皮や髪の毛が乾燥する原因となるため、できれば中低温で、できるだけ髪の毛からドライヤーを離して乾かすように意識してみてください。

    寝室の環境を整える

    寝汗が原因で寝癖が付いている方は、寝室の環境が睡眠に提起していないことが多いです。夏であれば室温を25~26度、湿度を50~60%に設定すると、適切な寝室の環境になります。冬であれば室温を16度程度、湿度を50~60%に設定すると、適切な寝室の環境になります。あくまで目安の数値ですので、自分が快適に寝ることのできる温度を探すことも大切です。また睡眠の質は、衣類や寝具も重要な要素となります。夏は通気性のいいガーゼ素材や麻素材のパジャマがオススメです。肌着は汗の吸収・発散をしっかり行えるものを選ぶのも、寝汗予防になります。冬は着こみすぎず、適度な保温素材のあるコットンウールやスムースウットなどがオススメです。掛布団も季節に応じた素材を選ぶようにしましょう。

    枕カバーは低摩擦の素材を選ぶ

    髪の毛に直接つく寝具の枕カバーは、その素材が重要になります。実際のところ枕の摩擦は、髪の毛に大きな負担をかけています。まだ元気な髪の毛でも、摩擦によって抜けてしまうこともしばしばあります。枕カバーがかたい素材のものだと、寝癖がつきやすくなることもあります。そのため、枕カバーを選ぶときはできる限り低摩素材のものを選ぶようにしましょう。具体的には、シルク素材やサテン素材がオススメです。つややかな見た目が印象的なふたつの素材ですが、枕に用いることで髪の毛の摩擦を予防することができます。最近はシルク素材でできたヘアキャップなどもあるため、枕カバーを変えたくないという方は、シルクキャップをかぶって髪の毛の摩擦を減らすというのもひとつの方法です。

    過度なヘアカラーやパーマ、ブリーチを避ける

    過度なヘアカラーやパーマ、ブリーチは頭皮や髪の毛を傷める原因になり、癖毛の原因になることもあります。できれば、やらない方がいいものでもあります。しかし、髪の毛は大切にしたいけれどお洒落も楽しみたいという方もたくさんいますよね。完全にお洒落を我慢するというのも難しいものです。そのためヘアカラーやパーマ、ブリーチをしたいという方はまずは頻度を減らしてみるというのもひとつの方法です。特にブリーチは髪に大きな負担がかかるため、どうしても行いたい場合は髪の毛に優しいケアブリーチを選択したり、ブリーチをしなくても楽しめる髪色にするなどの工夫をしてみましょう。最近はヘアカラーやパーマでも、髪の毛に優しいタイプの商品が多く出ているため、そうしたケア商品を選んでみるのもいいかもしれませんね。

    適切なヘアケアを行う

    適切なヘアケアを心がけるのも、薄毛につながる可能性のある寝癖を予防するうえでは、重要なことです。特に、体質に合わないシャンプーを使っていたり、間違った洗髪方法をしていると、髪の毛は傷んでしまいます。高いからいいものに違いない、薄毛にいいと書いてあるから、とシャンプーを手に取る方も多いかと思いますが、一番重要なのは自分に合っているかです。使っていてフケが出てしまっていたり、発疹やかゆみがある場合は違うシャンプーにしてみるなどの対策も必要です。

    紫外線対策を行う

    これからの時期強くなってくるのが、紫外線です。紫外線と聞くと、女性の方が日焼け止めや帽子を被って…といったケアをしている姿を思い浮かべる方も多いかと思いますが、男性の方も他人事ではありません。もちろん肌に紫外線があたることでシミなどができることは男性にとっても避けたいことで、もしかすると肌に関しては既に対策をしている方もいらっしゃるかもしれません。しかし意外にノーマークなのが、頭皮です。実は一番紫外線は頭皮に当たりやすいため、頭皮の紫外線対策も必要になってきます。頭皮が日焼けをすることで、頭皮トラブルの原因になってしまったり、髪が傷む原因になり癖毛や薄毛につながる可能性は十分考えられます。通気性のいい帽子などを被って出かける、などしてぜひこれからの時期は頭皮の紫外線対策も心がけてみてください。

    寝癖や薄毛のお悩みはAGA専門クリニックへ!

    放置すると危険な寝癖なのか、薄毛の症状は既に出始めているのか…など、自分では判断しきれないことがたくさんありますよね。特にAGAによる影響を受けていた場合、放置することでどんどん抜け毛や薄毛が悪化する可能性があります。寝癖や薄毛で悩んでいるという方は、早めにAGA専門クリニックを受診し相談することが大切です。

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