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  • 【医師監修】肥満と薄毛の関係性 | AGA薄毛予防治療クリニック

    【太るとハゲる?】肥満と薄毛の関係について

    今や肥満はさまざまな病気の原因となることで知られていますよね。食べ物の変化や嗜好品の進化によって、肥満は現代で特に増えていると言われています。そんな中で、「太っているとハゲる」なんてことを耳にしたことはありませんか? 肥満が100%薄毛に影響するといったデータはありませんが、薄毛の原因になる可能性があるのは事実です。成人男性の3人に1人がAGA(男性型脱毛症)で悩んでいるといわれている今、薄毛と聞いて不安になる方も多いのではないでしょうか。またコロナ渦により運動不足になっている方も多く、肥満も以前より気にする方が多くなっているようです。今回はそんな現代人の多くが悩む「肥満と薄毛の関係」に目を向け解説していきます。

    ■本記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    肥満だと薄毛になるの?

    ①AGAはなぜ起こるのか?
    AGAはA(Androgen(男性ホルモン)+G(genetic(遺伝)+A(Alopecia(脱毛症))の略、上述のホルモン受容体が遺伝的に多いほど男性型脱毛症が発症しやすくなります。AGAは遺伝的要因が強く、薄毛の8割以上の原因はこの遺伝によるものであるとの報告があります。また遺伝といっても両親それぞれから受け継ぐ遺伝子によって個人差があることがわかっています。
    AGAを引き起こす主な原因物質としてジヒドロテストステロンという男性ホルモンが知られています。男性ホルモンには睾丸(精巣)や副腎で合成・分泌されているといわれているテストテロンと呼ばれるものがあり、このテストテロンと呼ばれるものと5αリダクターゼ(5α還元酵素)と呼ばれるものが結びつき「ジヒドロテストロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストロン(DHT)がホルモン受容体に取り込まれて、毛母細胞の働きを低下させ毛髪の成長サイクル(毛周期)が短くなり、髪の毛が成長する前に抜けてしまう、これが男性型脱毛症(AGA)の原因となります。
    ②肥満とジヒドロテストステロンの関係
    肥満になると体内で生成されるインスリンという物質の感受性が弱くなります。インスリンは食事によって糖を摂取すると分泌され、代謝の手助けをしてくれます。しかし偏った食事や過食などにより糖を摂取しすぎてしまうと、糖が代謝しきれず最終的に脂肪として貯蓄されてしまうのです。その結果、男性ホルモンが本来結びついているはずのSHBG(性ホルモン結合グロブリン)が、インスリンによりSHBGの生成を抑制され、AGAの原因ともんるジヒドロテストステロンが作られやすい環境になってしまいます。
    ③ジヒドロテストステロンが毛周期を狂わす
    ジヒドロテストステロンは皮脂腺を活発にし、皮脂の過剰分泌をしてしまう働きがあります。そのため皮脂が毛穴を塞いでしまったり、毛包が小さくなってしまったり、頭皮が炎症を起こしてしまったりなど頭皮トラブルに繋がってしまいます。頭皮トラブルは毛サイクルを狂わせてしまうため、結果として薄毛に繋がってしまいます。

    肥満の定義とは?

    BMI(肥満度指数)とは、1994年にWHOで定めた肥満判定の国際基準です。BMIが18.5以上25未満は「普通」、25以上だった場合、「肥満」に分類されます。自分のBMII指数が分からないという方は、簡単な式がありますので是非こちらで計算してみてください。
    BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
    もちろん個人の対格差はあり、人により脂肪量と筋肉量が違ってくるため一概に数値だけでは判断できません。特殊なスポーツなどを行っていない限りは、計算によってBMI指数が25に近い方は食べすぎなどに気を付けるよう心がけましょう。また、BMI指数が35をこえている場合、「高度肥満」に分類されます。さまざまな病気のリスクが高まるため、不安がある方は病院を受診するようにしましょう。

    日本人の肥満の割合

    令和元年に厚生労働省が報告している「国民健康・栄養調査結果の概要」によると(令和元年以降はコロナの影響により調査中止)、日本人のBMIでの「肥満」状況は、成人している全男性で全体の約33.0%。成人している全女性で全体の約22.3%という結果となりました。調査によると直近の10年間で女性は大きくは変わらず、男性は平成25年から令和元年にかけて増加傾向があるそうです。実際に統計を見てみると男性は平成25年のBMI肥満率が28.6%だったのに対して令和元年では33.0%となっているため確かに増加傾向が認められます。環境等の変化もありますが、こういった結果からも特に男性の肥満率が比較的高く増加傾向にあるため、薄毛に悩む方は食生活でも気を付けていく必要があります。

    肥満を予防するために

    肥満に悩む方や予防をしたい方にとって、体脂肪は敵のように感じてしまいますが、落としすぎると体力・免疫力が低下してしまいます。無理な糖質制限などはかえってトラブルの原因になってしまう場合もあります。そのためまずは基本的な食生活を見直し、摂取カロリーが消費カロリーを超えないよう気を付けていきましょう。間食が多い方は減らしてみたり、空腹が気になるという方は一度の食事量を減らして複数回に分けるなどの工夫をするだけでも食生活はいい方向に変わります。ジャンクフードが好きな方は、できる限り食べる回数を減らすなど食べ方の工夫をしてみましょう。また食事の際は髪にいいとされているたんぱく質やミネラルなどを積極的に摂取していきましょう。そこまで食べていないのに太ってしまう、という方は筋肉量が足りず代謝が低下している可能性もあります。無理のない範囲でできる運動から心がけてみましょう。

    肥満だけではない! 薄毛に繋がる生活習慣

    薄毛と肥満の関係についてお話をしてきましたが、薄毛治療において気にかけてほしいことがいくつかあります。今回は3つご紹介しますので、チャレンジできそうなものがあれば是非試してみてください。
    ①睡眠時間を確保する
    毛髪の成長に欠かせない成長ホルモンは、睡眠時に一番多く分泌されます。睡眠時間は7時間ほど確保できれば理想ですが、難しい場合はお昼寝などで睡眠を確保できるようにしましょう。
    ②ストレスをためない
    現代社会で難しい課題ではありますが、交感神経と副交感神経が乱れることにより毛サイクルに悪影響を及ぼす可能性もあります。可能であれば一日に数十分でもリラックスできる時間を確保し、ストレスをためすぎないように心がけましょう。
    ③飲酒喫煙を控える
    飲酒喫煙を控えることにより、頭皮の血行不良の予防や、毛髪の成長に必要な栄養素の確保がしやすくなり、薄毛予防に繋がります。飲酒喫煙がどうしてもやめられないという方は、頻度を減らしたり過度な摂取を控えるよう心がけましょう。

    最後に

    AGAの原因は遺伝によるものですが、意外にも生活習慣によりAGA原因因子を増やしてしまう可能性があるということを知っていただけたと思います。「肥満」を防ぐことは生活習慣病を防ぎ、さらには薄毛予防・対策にもなります。是非この機会に生活習慣を見直してみましょう。しかし同時にAGAは進行型であるため、放っておくとどんどん症状が悪化し、残念ながら生活習慣を見直すだけでは治療はできません。今現在気になる症状があれば、専門クリニックに相談しましょう。

    医師紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

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