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  • 髪の毛がガタガタ?触って違和感があったらすぐ対策を

    髪の毛がガタガタやギザギザなのは薄毛と関係ある?原因や対策方法を徹底解説

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    ふとした瞬間触れた髪の感触がいつもと違ったら、注意深く頭部全体の髪をチェックしてみましょう。
    ガタガタした感触や、ギザギザに細かく折れていたり波打つようにうねっているといった見た目の変化は、髪の構造に異変があることを表している可能性があります。
    さらに髪がガタガタやギザギザに変化している状態は、髪や頭皮になんらかの問題が起きているとも考えられ、放置していると薄毛や抜け毛に進行するおそれがあります。
    今回は、髪がガタガタやギザギザになる原因や、すぐにできる対策方法について詳しく解説します。
    触った時の髪の違和感や、抜け毛を見たときにいつもと違うギザギザがあり気になっている、という男性はなるべく早く対策を始めましょう。
    【記事のポイント】
    ・髪がガタガタやギザギザになる原因とは
    ・ガタガタの髪の種類と特徴とは
    ・髪のガタガタを改善する対策方法やヘアケアとは

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    髪の構造とガタガタやギザギザの髪の毛とは

    日本人の髪は直毛が多いため、不規則に折れ曲がってガタガタだったりねじれるようにうねっていると、触ったときにゴワゴワとした違和感を感じることがあります。
    本来ならまっすぐに伸びるはずの髪がガタガタやギザギザになるのはどういう状態なのか、髪の構造から見ていきましょう。

    髪の基本構造

    髪は外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3層で構成されており、巻き寿司のような構造でできています。キューティクルはウロコ状の組織で、層状に重なって髪の内部組織を保護しています。
    髪のツヤや見た目に影響しますが、熱や摩擦に弱く剥がれたり欠損すると再生できないという特徴があります。
    コルテックスは髪の90%を占めている繊維状の束で構成されています。
    髪の色を決めるのは、コルテックス内に含まれるメラニン色素の量と種類だと言われています。
    メデュラは髪の中心の柔らかいタンパク質ですが、髪によってメデュラが存在しないこともあり働きはよくわかっていません。

    ガタガタやギザギザの髪の毛とは

    キューティクルが熱や摩擦などなんらかの理由でダメージを受けると、一部が剥げたり欠けてしまいます。
    この状態に外力がかかると、折れ曲がった状態でクセがつきやすくなります。
    さらに、髪はコルテックスの量により髪の太さや硬さが決定されるため、キューティクルが欠けた部分からコルテックスが漏れ出すことにより、スカスカでゴワゴワした手触りに変化すると考えられます。
    そのため髪のダメージによりキューティクルが傷つきコルテックスに影響し、ガタガタやギザギザに変化すると言えるでしょう。

    髪の手触りがガタガタになる原因とは

    ガタガタの髪の毛は、キューティクルやコルテックスがダメージを受けることが大きく影響しています。
    しかし髪がガタガタに変形するのにはダメージ以外にも、頭皮環境や遺伝などいくつかの原因が考えられます。
    ここでは髪の手触りがガタガタになる以下の原因についてくわしく見ていきましょう。
    ・乾燥や摩擦による髪のダメージ
    ・ストレスによるホルモンバランスの乱れ
    ・加齢や毛穴の詰まりなどによる毛穴の変形
    ・遺伝によるもの

    乾燥や摩擦による髪のダメージ

    髪の毛のキューティクルやコルテックスにダメージを与える大きな原因は乾燥や熱と摩擦による刺激です。
    ドライヤーの誤った使い方による過乾燥や過剰な熱のほかに、紫外線やパーマなどの化学物質による刺激もダメージの原因になります。
    また、キューティクルは水に濡れると開く特性があるため、濡れた状態ではダメージを受けやすくタオルでゴシゴシ拭いたりそのまま寝て枕に擦れることで剥がれやすくなりますので注意が必要です。

    ストレスによるホルモンバランスの乱れ

    髪は主にケラチンというタンパク質でできていますので、体内のタンパク質が不足すると髪が細くなり太い部分と細い部分ができてガタガタしたクセがつくことがあります。
    タンパク質は肉や魚や大豆などの食品から摂取できるため不足しにくい栄養素ですが、過剰にストレスがかかった状態ではタンパク質を多く消費するため不足するおそれがあります。
    これはストレスに対抗する体の働きによるもので、自律神経の交感神経が優位になり、筋肉でタンパク質を代謝するコルチゾールというホルモンを多く分泌するためです。
    そのためストレス過多によるホルモンバランスの乱れが髪のガタガタを引き起こす原因になると考えられるでしょう。

    加齢や毛穴の詰まりなどによる毛穴の変形

    髪を全体的に見るとストレートなのに、部分的にガタガタの髪が見られる場合は毛穴に問題があると考えられます。
    髪はそれぞれ毛穴から生えていますが、毛穴が詰まると髪を圧迫したり毛穴を変形させるためまっすぐ均一に伸びにくくなってガタガタになる髪が発生します。
    毛穴の詰まりは皮脂によるものが多く、皮脂の分泌が過剰な場合やしっかり洗浄できずに頭皮に残っている場合に起こりやすいでしょう。

    遺伝によるもの

    髪に関する情報は優性遺伝のため、両親どちらか一方がガタガタの髪質の場合引き継ぎやすいことがわかっています。
    黒人に縮毛が多いなど、人種により髪に特徴が見られるのはこのためです。
    そのためガタガタの髪も遺伝しやすく、子供の頃から兆候が見られていた場合は遺伝の可能性が高いでしょう。
    遺伝の場合は髪のダメージや頭皮トラブルの心配はないため、見た目や手触りが気にならなければ特に対策否¥する必要はありませんが、自分の子供にも引き継ぎやすいことを覚えておきましょう。

    髪がガタガタやギザギザになるクセ毛の種類と特徴とは

    ガタガタやギザギザの髪と表現される髪ですが、クセの特徴により種類が分けられており原因が違う場合があります。
    ここでは5種類のクセ毛について特徴をまとめましたので、気になるガタガタの髪がどの種類に当たるのかチェックしてみましょう。

    波状毛

    髪が大きく波打ったようにS字を描くカーブして見えるという特徴があります。
    天然パーマと呼ばれることもあり日本人に多くみられ、クセ毛といえばこの波状毛とも言われるほどですが、クセの強さには個人差があり細かくカーブが連続している場合はガタガタして見えることがあります。
    クセはみられるものの、手触りはサラサラなため触った時の違和感は少ないため気にならない場合も多いでしょう。

    縮毛

    こまかくチリチリと縮れた状態が特徴で、日本人にはあまりみられませんが黒人に多く出現するタイプのクセ毛です。
    髪質は硬いことが多く、手触りはゴワゴワして空気を含んでいるためツヤやまとまりがなく広がって見えます。
    また、湿気による見た目の変化が少ないことや、髪のボリュームが多く見えるという特徴もあります。

    捻転毛

    捻転毛は毛先に向かってねじれてくるくると回転しており、ねじれ具合によって髪の太さが違うという特徴があります。
    やわらかい髪質や細い髪にみられることが多く、ねじれの方向が一定でないためまとまりがなくボサボサして見えることもあります。
    手触りはザラザラしており、指やブラシに絡まりやすいため切れ毛や抜け毛になりやすいと言えるでしょう。

    連珠毛

    髪が大きさの違う数珠をつないだように見えるという特徴があり、見た目にデコボコやガタガタが目立ちます。
    太い部分と細い部分が極端に存在するため、切れやすくセットが難しいことやカラーやパーマでのダメージを受けやすいという特徴があります。
    日本人にはあまりみられないクセですが、切れ毛になりやすく長く伸ばすことも難しいと言われています。

    加齢によるうねり

    もともとストレートの髪質であるにもかかわらず、手触りに違和感がある髪が増えたという場合は加齢によるうねりが考えられます。
    加齢により髪がガタガタになる原因は、頭皮の毛穴がたるんで変形したり栄養不足や代謝の低下により髪が途中で細くなることなどが挙げられます。
    そのため原因に対してしっかり対策や治療することで改善が期待できるクセ毛だと言えるでしょう。

    髪のガタガタを改善する対策方法とは

    髪がガタガタになる原因の中には、乾燥ダメージや毛穴の詰まりなど日常生活の中で対策することで改善が期待できるものがあります。
    ここでは毎日の生活習慣として取り入れやすい対策方法を紹介します。
    ぜひできることから始め、クセのないきれいな髪を目指しましょう。

    髪のダメージ補修ヘアケア

    乾燥や熱による髪のダメージには、毎日のシャンプーやトリートメントなどのヘアケアによる補修がおすすめです。
    髪のおもな成分であるケラチンタンパクを配合したトリートメントなどで、ダメージを受けたキューティクルを補強することで髪をまっすぐにしたりダメージの進行を防ぐ効果が期待できます。
    ドラッグストアなどで購入できるダメージヘア用のトリートメント剤の使用のほかに、ヘアサロンなどでもダメージ補修用のヘアケア剤が購入できますので、ヘアケアに取り入れてみましょう。

    ストレス解消でホルモンバランスを整える

    ストレスホルモンによるタンパク質の過剰消費を防ぐためには、原因となるストレスを解消しましょう。
    仕事や人間関係など、ストレスの原因を根本から取り除けるに越したことはありませんが、ストレスを溜め込まないようにこまめに発散することも大切です。
    ストレス発散の方法は、体を動かすことや趣味に打ち込むことのほかに何もせず休息することや会話を楽しむ時間を持つことなど、さまざまです。
    ストレス発散には、ストレスの原因や自分の状況を考えることを完全に忘れる時間をもつことが重要ですので、何も考えずに打ち込める自分に合った方法を探しましょう。

    食生活の見直し

    後天的に髪がガタガタになっている場合は、髪の栄養不足を改善することが大切です。
    髪はおもにタンパク質から作られていますので、良質なタンパク質の摂取を心がけましょう。
    動物性タンパク質の肉と魚はなるべく交互にメニューに組み込むようにし、肉の中でも鳥のささみやムネ、豚のヒレといった脂肪の少ない部位を選ぶことと、植物性タンパク質の大豆製品は1食の中に1品取り入れることをおすすめします。
    また、タンパク質の代謝には亜鉛などのミネラルやビタミンB群によるサポートが欠かせないため、緑黄色野菜を積極的に摂ることや時々レバーや貝類を食事に取り入れることを意識しましょう。
    もうひとつ髪の健康維持に大切なのがビオチンというビタミンの一種でビタミンHとも呼ばれています。
    腸内の善玉菌により合成されますが、バナナやチーズにも多く含まれますので積極的に摂ることをおすすめします。

    ガタガタやギザギザの髪におすすめのヘアケアとは

    髪がガタガタやギザギザに変化するのは、髪自体がダメージを受けた場合と頭皮環境に問題が見られる場合が考えられます。
    どちらも毎日のヘアケアで改善できる可能性がありますので、見た目や手触りに違和感を感じたらすぐに対策を始めましょう。
    また、ガタガタの髪を見つけるとつい抜いてしまうという方がいるかもしれませんが、気になっても髪を抜くのは厳禁です。
    髪を抜くデメリットやリスクについてもくわしく解説しますので、今日から自分で髪を抜くのをやめてヘアケアを見直しましょう。

    シャンプー剤とシャンプー方法の見直し

    ・シャンプー剤の見直し
    間違った方法や合わないシャンプー剤の使用を続けると、髪や頭皮のダメージの原因になるおそれがあります。
    ガタガタやギザギザの髪が発生している状態では、すでにダメージを受けていると考えられますのでシャンプー剤の見直しから始めましょう。
    安価な高級アルコール系シャンプーは界面活性剤や石油系原料を使用していることが多いため、ダメージヘア用の低刺激や無添加の製品を選ぶことをおすすめします。
    しかし、低刺激なシャンプーは洗浄力が弱いものがあるため、頭皮の毛穴に詰まった皮脂を取り除くためには低刺激プラス頭皮ケアができるものを選びましょう。
    ・シャンプー方法の見直し
    髪のキューティクルは濡れた状態で開くことや摩擦や熱に弱いことから、間違ったシャンプーやドライヤーによってダメージを受けるおそれがありますので、以下の正しいシャンプー方法を実践し、ダメージを抑えるようにしましょう。
    ①1日1回夜にシャンプーする:夜にシャンプーすると就寝中に適度な皮脂が分泌されるため、日中頭皮が保護されます。
    外出前のシャンプーは髪と頭皮を無防備にしやすいため、やむを得ない場合は保湿やUVケアするようにしましょう。
    ②シャンプーの湯温は38〜39℃程度に設定する:熱いお湯は皮脂を必要以上に溶かし洗い流してしまうことで乾燥しやすくなるため、頭皮のバリア機能が低下するおそれがあります。
    頭皮保護と髪のダメージ予防には、ややぬるいと感じる程度の温度で洗い流しましょう。
    ③シャンプーは両手で泡立ててから頭皮に揉み込むようにつけ、髪をガシガシこすらないように洗う:シャンプー剤を直接神につけガシガシこすり合わせると、キューティクルを痛めたり剥がす原因となります。
    シャンプーは基本的に頭皮を洗うものだと心がけ、髪に刺激を与えないように洗いましょう。
    ④シャンプーの倍以上の時間をかけてすすぐ:シャンプー剤やトリートメントのすすぎの腰は頭皮の毛穴を詰まらせ変形させる原因になりますので、頭皮を念入りにすすぐようにしましょう。

    シャンプー後のドライヤーで髪を保護する

    濡れた状態で髪を放置するとキューティクルが開いたままになるため、そのまま就寝した場合枕との摩擦がダメージとなり内部組織が漏れ出すおそれがあります。
    そのため自然乾燥はせず、短時間のドライヤーで髪を乾かす習慣をつけましょう。
    ドライヤーは髪から20cm程度離し、熱が加わりすぎないよう同じ箇所に当てないよう髪全体をまんべんなくかけることがポイントです。
    さらに、最後に冷風を髪全体に当て、しっかりキューティクルを閉じて髪のダメージを減らすことも大切です。

    ガタガタやギザギザの髪を抜くのは厳禁

    ガタガタの髪は触ると違和感があり見た目も気になることから、抜いてしまいたくなるかもしれません。
    しかし、髪をムルやり引き抜くことは毛穴に負荷がかかり変形を強くさせるおそれがあるため、かえってガタガタを強くするリスクがあります。
    また、髪を引き抜いた毛穴は傷つき雑菌が入り込みやすくなり、炎症を起こす原因になってしまいます。
    毛穴が炎症を起こすと、髪の元となる毛母細胞や髪の成長に不可欠な毛乳頭細胞に影響するため、髪が生えなくなる可能性もありますので絶対に抜くのはやめて、根元近くでカットするようにしましょう。

    まとめ|髪の手触りに違和感を感じたらすぐに対策して健康な髪を育てよう

    元々ストレートの髪がガタガタやギザギザに変化している状態は、髪そのものがダメージを受けている場合と頭皮や毛穴に問題がある場合が考えられます。
    強い紫外線によるダメージなど一時的な原因であれば、トリートメントなどの対策で改善することが期待できます。
    しかし、生活習慣やストレスなどが原因の場合、毎日しっかりと対策しないとどんどん髪がガタガタに変化していく可能性があります。
    さらに頭皮や毛穴に問題がある場合は、放置していると薄毛や抜け毛に進行するおそれがありますので早めに対策することが重要です。
    対策していても薄毛が進行したり抜け毛が増えたと感じる場合は、AGAなどの原因の可能性があります。
    気になる場合はすぐにオンライン診療や診察無料のAGA予防治療クリニックに相談しましょう。

    医師紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

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