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夏の抜け毛予防は髪の乾かし方も重要!間違えたケアは抜け毛増加のリスク大!
まだまだ暑い日が続きますが、涼しいからと髪の毛を濡らしたまま放置している、お風呂上りのケアを怠っている・・・なんてことはしていませんか? 実は髪の毛は、乾かし方を間違えたり自然乾燥を行ってしまうと、髪の毛が傷んでしまい抜け毛を引き起こす原因になります。また間違えたケア方法も同様に、髪の毛に負担をかけて抜け毛につながることも多いです。髪の毛のダメージは冷房や紫外線の影響を受ける夏が一番悪化しやすいため、これからご紹介する髪の毛に負担をかけない乾かし方やケア方法を見て、是非できることから実践してみてくださいね。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
夏に髪の毛のダメージが増える理由とは?
髪の毛の正しい乾かし方やケア方法を解説する前に、まずは髪の毛がダメージを受けてしまう原因について一緒に見ていきましょう。冒頭でも触れたように、特に夏に髪の毛を傷めてしまう方は多く、これから秋にかけて抜け毛が急増する方がとても多いです。そのため今からでも髪の毛の抜け毛につながるダメージについて理解を深めることで、今後の抜け毛を抑えることができます。
強い紫外線による影響
夏は他の季節と比べて紫外線が強く、7~8月に最も紫外線量が多くなります。9月になると落ち着いてはくるものの、まだまだ暑さと共に油断できない時期が続きます。こうした紫外線量が増える時期に、長時間日光に晒されることで頭皮に強い紫外線を受け続け、頭皮や髪の毛が乾燥しダメージを受けてしまうのです。紫外線を受け日焼けした頭皮は、乾燥しフケが出ることもあれば、発疹や痒みを伴うこともあります。髪の毛の土台である頭皮がこのような大きなダメージを受けてしまうことにより、健康な髪の毛が育ちにくくなり、時間差で抜け毛が発生することも珍しくありません。
海水による影響
人によっては夏に海水浴をした、またこれから行く予定があるという方もいらっしゃるかと思います。海水浴は夏の時期に人気のあるアクティビティで、シュノーケリングなど海水の中で楽しむアクティビティを楽しんだ方も多いのではないでしょうか。そんな夏の楽しみである海のアクティビティですが、海水の高い塩分は髪の毛にとってはダメージの原因になります。海水の塩分は頭皮や髪の毛から必要な水分を奪い、ミネラルは髪の毛のタンパク質構造を破壊し栄養が流れ出てしまうのです。そのため、海水に髪の毛を長時間つけることで頭皮や髪の毛が大きなダメージを負い、抜け毛につながる可能性があります。
プールによる影響
屋内施設にある温水プールは一年を通して人気があり、体力維持やトレーニングのために通っている方も多いかと思います。またそれ以外に、夏はプールに出かける機会もなにかと増えますよね。プールは海水と違い塩分はありませんが、不特定多数の人間が入るため塩素消毒がされています。この塩素消毒が、髪の毛にとってダメージの原因となります。この塩素は髪の毛に長時間付着することで、髪の毛から水分を奪っていき、髪の毛にダメージを与えます。またプールの水の浸透圧と髪の毛の浸透圧が異なる場合、髪の毛内部の水分が流れ出すことがあります。これにより髪の毛が傷む可能性があります。このようにプールも髪の毛を傷め、抜け毛の原因になるのです。
冷房による乾燥
日本の夏は高温多湿な環境下であるため、夏は湿度が高い中で過ごしていると思いますよね。しかし実際には、冷房を付けてその中で過ごす時間の方が多いかと思います。この冷房は部屋を涼しく保ってくれるだけではなく、空気中の水分を奪い室内を乾燥させます。そのため気付かない間に、頭皮や髪の毛から水分が奪われ乾燥しているのです。頭皮や髪の毛が乾燥すると、頭皮トラブルや髪の毛のダメージが蓄積されていくため、夏が終わるころに蓄積されたダメージが抜け毛として現れることがあります。
髪の毛の抜け毛を減らすためにはケアを正しく行う必要がある!
夏はさまざまな抜け毛のリスクがあると、知っていただけたのではないでしょうか。しかしどの内容も避けることが難しいですよね。特に冷房は、真夏日が続く昨今で命を守るためにも必要な設備です。回避できないダメージに対しては受け入れて、正しいケアで対処していく必要があります。では具体的に、どのようなケア方法があるのでしょうか。一緒に髪の毛の抜け毛を減らすための正しいケア方法について学んでいきましょう。
低刺激で保湿成分のあるケア用品を使用する
夏は清涼感がありさっぱりとした成分の製品を使いたくなりますよね。もちろんスポーツの後など限定して部分的に使うのであれば、特に大きな問題もありません。しかし日常的にケア用品として使ってしまうと、内容成分によっては頭皮や髪の毛を傷めてしまう可能性があるため注意が必要です。ケア用品にはシャンプー類、髪の毛につけるオイルなどさまざまなものがありますが、いずれにしてもアルコール成分などが含まれているとダメージの原因になることがあります。髪の毛にとって優しいのはオーガニック成分であることや、保湿成分が含まれていることです。是非手元のとケア用品の成分を確認してみてくださいね。
正しい洗髪方法を行う
毎日洗う髪の毛ですが、つい流れ作業になってしまってはいませんか? 毎日行う洗髪だからこそ、正しい方法で行う必要があります。洗髪の基本の流れは、「ヘアブラシ」→「予洗い」→「洗髪」→「洗い流し」です。全てしっかり行うと15分~20分ほどかかります。サッと5分程度で済ませてしまっているという方は、特に予洗いや洗い流しが不足しがちです。具体的な方法としては、まずはヘアブラシで濡らす前の髪の毛を丁寧にとかしていきます。この作業によって、一日の中で髪の毛に付着した小さな汚れやフケ、自然に抜けた抜け毛などを落とし洗髪しやすくします。続いて予洗いです。適温のお湯でしっかりと髪を洗うように全体を予洗いし、終わったら手のひらでしっかりとシャンプーを泡立て、洗髪に移ります。洗髪は指の腹で優しくマッサージするように行い、全体を十分に洗うことができたら、洗い残しに気を付け時間をかけて洗い流しを行い、洗髪は完了です。正しい洗髪を行おうとすると、とても長い工程が必要になることが分かりますよね。是非今日から実践してみてください。
極力刺激になることを避ける
夏は四季を通しても紫外線や海水などのアクティビティで、頭皮や髪の毛に負担がかかりやすい時期です。そのため極力刺激を回避することが一番の得策です。例えば紫外線であれば日傘を使う、日向を避けるなどして日常生活の中で避けることができます。日傘は今は男性用の物も多く販売されており、通勤鞄にも入るコンパクトな商品も多いですので、この機会にチェックしてみてくださいね。海水浴やプールなどは、髪の毛を水に付けなくていい場合は付けないようにすることが一番ですが、付けなければいけないこともあるかと思います。その場合は、海水浴やプールから上がってすぐに水で髪を洗い流しましょう。こうすることで髪の毛に付着した塩分やミネラル、塩素を流すことができ、髪の毛が必要以上に傷むのを阻止できます。
抜け毛予防は髪の毛の乾かし方にも注意が必要!
ケアだけではなく、髪の毛の乾かす工程も抜け毛対策を行ううえでは欠かせない部分です。ケアに力を入れてドアライヤーは適当になってしまう、というのはよく聞くパターンですよね。髪の毛が短い男性などは簡単にバスタオルで拭いて終わり、なんて方も珍しくはないのではないでしょうか。心当たりのあるという方も多いはずです。しかし髪の毛の乾燥方法が適当であったり間違っている場合、せっかくケアを見直しても台無しにしてしまう可能性があります。そのためここでは、髪の毛の正しい乾燥方法を一緒に見ていきましょう。
洗髪後は丁寧にタオルドライを行う
洗髪後濡れたままの髪の毛は、ついタオルでバッと勢いよく拭いてしまいがちですよね。しかし勢いに任せてタオルドライをしてしまうと、髪の毛同士が絡まり本来抜ける予定ではない健康な髪の毛まで巻き添えになり、抜けてしまうことがあります。また髪の毛の表面を傷めて乾燥しやすくなるため、髪の毛が短い男性であってもタオルドライは丁寧に行いましょう。正しいタオルドライの方法は、両手を使ってタオルで髪の毛を挟み込み、ポンポンと優しく叩き水気を取る方法です。こうすることで必要のない摩擦を抑え、髪の毛に優しく水気を取り除くことができます。タオルドライに使用するタオルは使いまわしではなく、一回ごとに新しい清潔なタオルに交換することも大切です。使った後のタオルには気付かない間に雑菌が繁殖してしまいやすいため、できれば都度交換しましょう。
ドライヤーを中温設定にする
ドライヤーの多くは冷風、温風設定ができるものがほとんどです。その中でもし中温程度の設定があれば中温設定にしましょう。ドライヤーの熱は高温すぎると、頭皮や髪の毛から必要以上の水分を奪い取ります。こうしたドライヤーの熱によるダメージの積み重ねが、やがて抜け毛につながる可能性があるのです。そのため早く乾かしたいからと高温に設定している方は、注意が必要です。
ドライヤーと頭の距離を少しあける
ドライヤーの温度設定ができたら、次は髪の毛を乾かしていきます。この時に気を付けたいのが、ドライヤーと頭の距離です。多くの方はドライヤーと頭を近い位置にして乾かすことが多いかと思いますが、温度が中温であってもこの方法では頭皮や髪の毛に熱が加わりすぎてしまい、ダメージの原因となります。そのためドライヤーと頭はこぶし1.5~2つ分程度の乾かす際に無理のない程度の距離をあけてから、ドライヤーの電源を入れるようにしましょう。ドライヤーを当てる時には、あいている片手で髪の毛を優しくばらけさせるように左右に動かすことで、効率的に内側の髪の毛も乾かすことができます。
ダメージが気になる方はヘアオイルやヘアミルクを活用する
ブリーチや海水、プールなどで髪の毛へのダメージが気になるという方は、保湿成分の高いヘアオイルやヘアミルクを活用するようにしましょう。付けるタイミングは製品によって異なりますが、ドライヤー前につけるものとドライヤー後につけるものを併用しても問題ありません。ただしこの際付けすぎると頭皮の毛穴を塞いでしまう可能性もあるため、ヘアオイルやヘアミルクを活用する場合には、頭皮ではなく毛先に少量付けるイメージで使うと安心です。ブリーチなどで傷んだ髪には専用のヘアオイルやヘアミルクもあり、美容室などに売っているものなどであれば内容成分も充実しているため、ダメージが酷い場合は美容師さんに相談するようにしましょう。
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