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【医師監修】髪の毛の長さと抜け毛 | AGA薄毛予防治療クリニック
髪の毛が長いと抜け毛が多い?短髪は関係ない?
巷では「髪の毛が長いと抜け毛が増えやすい」と噂されています。
たしかに、ブラッシングをすると絡んだ毛が抜けやすくその量に驚くこともありますし、排水溝が真っ黒になる様子を見て驚くこともあるでしょう。
では、実際に髪の毛の長さと抜け毛は直接的な関係があるのでしょうか?
この記事では、髪の長さと抜け毛の関係性はもちろん、抜け毛が増える原因や対策法についてくわしく考察・解説していきます。■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
髪の毛の長さと抜け毛の関係について
結論から言うと、髪の毛が長いからと言って抜け毛が増えるという直接的な関係は見受けられません。
髪の毛が長かろうが短髪だろうが、抜け毛になる過程に違いはないからです。
とはいえ、髪の毛が長いと短髪な人に比べて抜け毛が目立ちやすくなる“条件”はあります。
そもそも抜け毛には「毛サイクル(ヘアサイクル/毛周期)」による“正常な抜け毛”と、何らかの異常や不注意により発生する“要注意な抜け毛”がありますが、髪の毛が長いと何らかのヘアトラブルやダメージ(不注意)で抜け毛になりやすいと考えられます。ロングヘアに抜け毛が多いと考えられる理由7つ
では、なぜ短髪の人に比べロングヘアは抜け毛が多いと考えられるのでしょうか?あらゆる視点で考察してみました。
①物理的に抜け毛になりやすい条件が多い
髪の毛が長いと髪の毛同士が絡みやすく、ブラッシングをした際に抜けやすくなります。
また、ブラッシング同様シャンプーのときに毛根に引っ張る力が加わりやすく、物理的に抜け毛が生じやすいです。
抜け毛が生じるきっかけとして、毛根に引っ張る力が加わることや髪の毛同士の摩擦が挙げられます。
ロングヘアの場合、短髪に比べ毛根に負担がかかりやすくなったり、摩擦が生じやすくなったりするため、抜け毛が目立ちやすいと考えられます。②単純に抜け毛が落ちたら目立ちやすい
枕、床、排水溝…とあらゆる場所で抜け毛の量に驚く人も少なくないでしょう。
でも、毛サイクルによる正常な抜け毛は短髪もロングヘアも違いはありません。
単純に考えれば、短髪よりもロングヘアのほうが毛の長さから抜け毛が目立ちやすいのはたしかです。
抜け毛の量がいつも以上に増える、薄毛が目立つようになったなど明らかな異常を感じれば対処も必要ですが、抜け毛の種類や長さに異常を感じなければ心配する必要はないでしょう。③髪の毛の長さでしっかり洗えていない可能性
髪の毛が長いとシャンプーしづらくなり、洗い方が不十分になるケースがあります。
実は、髪の毛や頭皮に汚れが残ったままだと髪に栄養がいきわたりづらくなるため、抜け毛につながることがあるのです。
シャンプ−はもちろん髪をすすぐときも不十分になりがちなので、シャンプーの洗い残しやもともとの汚れ、皮脂が頭皮の毛穴に詰まりやすくなることも。
短髪の人に比べるとシャンプーやすすぎが不十分で抜け毛になりやすい条件はあるといえるでしょう。④髪の毛を乾かすのに時間がかかる
シャンプーやすすぎに共通している部分ですが、髪の毛が長いと洗髪後のドライヤーも不十分になりがちです。
頭皮が湿った状態で放置すると、雑菌が繁殖しやすく抜け毛やニオイなどのトラブルを引き起こしやすくなるため、結果的に“ロングヘアは抜け毛になりやすい”状態になります。⑤髪の毛の長さの重みで頭皮に負荷が加わりやすい
毛根に力が加わると抜け毛になりやすい、というのは先述のとおりですが、ロングヘアの場合髪の毛の長さや重みが頭皮に負荷をあたやすく、毛根に力が加わって抜け毛になることも考えられます。
また、同じ場所に力が加わるとそこから薄毛になることも。
細菌やウイルス、ホルモンなどによる抜け毛ではなく、髪の毛が物理的に引っ張られて抜ける症状を“牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)”といいます。
いつも同じ分け目でスタイリングしたり、ポニーテールや三つ編みなど負荷のかかりやすい髪型にし続けていたり…こうした結果、抜け毛が生じて生え際や分け目が目立つようになるので、ロングヘアの人こそ気をつけたいポイントですね。きれいなロングヘアを維持したい!今すぐ始める抜け毛対策法
抜け毛を防ぐためにはどのような対処が必要なのでしょうか。
原因に基づいたアプローチ法をご紹介します。①頭皮ケアのためのシャンプーを選ぶ
頭皮への刺激を少しでも減らすため、マイルドな洗浄力のあるシャンプーでやさしく洗い上げるよう心がけましょう。
おすすめは、アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプーです。
爪を立てるのではなく、指の腹を使ってマッサージするようにシャンプーするのがおすすめ。
また、シャンプー前にブラッシングをしておくと絡まりにくく、また汚れも落ちやすくなります。②栄養のある食生活を心がける
栄養不足を防ぐため、髪の主成分であるたんぱく質や、健康な髪の毛づくりに役立つビタミンB2、B6、Cを意識的に摂りましょう。
これらの栄養素は、不足すると髪の毛の生成に支障をきたす場合があります。③良質な睡眠をとる
健やかな髪の毛を育てるため、睡眠不足は避けストレスを溜め込まないようにしましょう。
寝付けない場合は、就寝前の入浴などがおすすめです。④同じ分け目や髪型を避ける
牽引性脱毛症を防ぐためにも、同じ分け目やスタイリングはなるべく避け、きつく結びがちな人は髪の毛をおろし、頭皮を休ませるようにしましょう。
頭皮マッサージをおこなうのも、頭部の血行をスムーズにすることができおすすめです。⑤専門クリニックへ相談する
抜け毛の原因をくわしく調べたい場合、専門クリニックで検査を受けることができます。
なかでも進行性の脱毛症であるAGAは、早い段階での治療がおすすめ。
進行状況により治療内容も異なるので、気になるタイミングで相談しましょう。大事なのは抜け毛そのものの原因と対策
抜け毛の原因はさまざまですが、場合により症状が進行することもあるため早めに対処するよう心がけましょう。
医師紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
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