WORRIES

お悩み相談

  • 抜け毛が多くてもはげない?セーフな抜け毛と危ない抜け毛の違い

    ハゲる?ハゲない?抜け毛で見分けるAGAの危険と対策法を徹底解説

    はげる,はげない,AGA,抜け毛

    人間の髪はヘアサイクルという生えかわりをくりかえしているため、抜け毛は日々自然に発生します。
    しかし抜け毛が明らかに増えた場合、このまま抜け毛が増えて薄毛やハゲに進行してしまうのではないかと不安になるでしょう。
    「ドライヤー後の床や寝起きの枕についた抜け毛の量が増えた」
    「シャンプー中指に絡む抜け毛の本数がやたら多くなった」
    今回はこのような抜け毛の変化が見られた男性のために、セーフな抜け毛か危険な抜け毛なのかを見分ける方法を解説します。
    そもそも正常な抜け毛と危険な抜け毛にはどんな違いがあるのか、危険な抜け毛の代表とも言えるAGAの特徴などの基礎知識とともに、抜け毛の対策法も紹介しますのでぜひ参考にしてください。
    【記事のポイント】
    ・セーフな抜け毛か危険な抜け毛かの見分け方
    ・AGAになりやすい男性の特徴
    ・抜け毛が増えたらすぐに始めるべき対策

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    ハゲないセーフな抜け毛とは

    自然な髪の生えかわりのことは、ヘアサイクル(毛周期)と呼ばれています。
    成人男性の正常なヘアサイクルは2〜6年と長さに個人差が見られ、生涯で15回程度と回数に限界があると言われています。
    正常なヘアサイクルの中で生じる抜け毛は、髪の寿命をまっとうしているため薄毛やハゲに進行する心配はありません。
    ここでは正常なヘアサイクルのメカニズムと抜け毛の特徴について解説します。

    正常な抜け毛のメカニズム

    正常なヘアサイクルは、成長期(早期、中期、後期)から退行期、休止期と進み脱毛期を経て再び成長期を迎え、髪の発生と抜け毛を繰り返しています。
    髪は毛母細胞という髪の元となる細胞が、毛乳頭細胞から発毛指令と成長のための栄養や酸素を受け取って細胞分裂して成長します。
    成長期はヘアサイクルの90%近くを占めており、成長期早期では細いうぶ毛の状態ですが成長期後期には太く長く育ちます。
    退行期に入ると毛乳頭細胞の活動が低下し毛母細胞から離れるため、髪の成長が遅くなり休止期に進んでいきます。
    休止期は毛乳頭細胞と離れた毛母細胞が活動を完全に停止し、頭皮内の固定力が低下した状態です。
    脱毛期では、活動を再開した毛乳頭細胞の指令により発生した新しい髪に押し上げられるようにして、成長を終えた髪が抜け落ちます。
    この一連をヘアサイクルと呼び、正常な抜け毛とは2〜6年かけて成長し終えた髪なのです。

    正常な抜け毛の本数

    成人男性の頭髪はおよそ10万本と言われており、正常なヘアサイクルでは1日に50〜100本程度の抜け毛は問題がない範囲であると言われています。
    50〜100本という量の抜け毛を1本1本数えることは大変ですので、目安としてシャンプー中の抜け毛をチェックしましょう。
    1日の中でおよそ60%の抜け毛が起こるのがシャンプー中のため、抜け毛を数えて30〜60本程度であればセーフな抜け毛だと考えられます。

    正常な抜け毛の見た目

    正常な抜け毛は数年かけて十分に成長しているため、見た目にも以下のような特徴があります。
    ・太く長くコシやツヤが見られる
    ・まっすぐ伸びてハリがある
    ・髪の根元が丸く膨らんでいる
    ・髪の根元が白い
    髪の根本の膨らみは毛球と呼ばれ、毛母細胞が活発に細胞分裂していると丸く膨らんで充実しているという特徴があります。
    また、成長を終えて頭皮内にとどまっている髪は、栄養やメラニン色素という髪の黒い色の素を取り込まなくなるため根元が白くなることも見た目にわかりやすいと言えるでしょう。

    換毛期は抜け毛が増える可能性がある

    春や秋などの季節の変わり目には、犬や猫など動物の換毛期という夏毛と冬毛が一斉に入れ替わる現象が起きやすいと言われています。
    人間にも換毛期や季節性に抜け毛が増えることがあり、個人差はありますが1日に200本以上抜け毛が見られることもあるようです。
    人間の場合冬毛と夏毛の入れ替えというよりも、季節の変化による紫外線などのダメージの蓄積や環境の変化におけストレスの増加などが要因となり抜け毛を増やすとも言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
    しかし、換毛期の抜け毛の場合は抜け毛の増加は一時的なため、数週間以内に抜け毛が減り元の量に戻っていくと考えられます。
    そのため季節の変わり目に抜け毛が増えた場合は、危険な抜け毛なのかをしっかり見極めることが大切でしょう。

    AGAの可能性がある危険な抜け毛とは

    正常なヘアサイクルでは抜け毛とともに新しい髪が生えて成長していきますが、ヘアサイクルが乱れると成長中の髪が抜け新しい髪が生えにくくなるなど、薄毛に進行する危険があります。
    成人男性のヘアサイクルが乱れる原因のひとつにはAGA(男性脱毛症)が挙げられます。
    AGAは成人男性の3人に1人に発症すると言われており、発症時にはAGAに特徴的な抜け毛が見られるためここでくわしく解説します。

    大量の抜け毛が続く

    AGAの初期症状で自覚しやすいのが抜け毛の増加です。
    通常の倍以上の本数が抜けることも珍しくないため、シャンプー中やドライヤー後に見られる抜け毛の量が明らかに増えた場合は注意が必要です。
    AGAの抜け毛の場合、換毛気や季節性の抜け毛と違って時間が経過しても減少することはなく抜け続けるため、抜け毛が自然に減らない場合は対策を始めることをおすすめします。

    抜け毛が細く短い

    AGAの抜け毛には見た目にいくつかの特徴がありますが、まず覚えておきたいのが「抜け毛が細く短い」ことです。
    AGAを発症すると、脱毛因子TGF-βが過剰に産生されて髪の成長がストップし、成長途中の髪が細く短いまま抜け落ちます。
    そのため抜け毛を見ると細く短いという特徴が多く、髪のボリュームの減少を感じることもあるでしょう。
    ヘアセットに時間がかかるようになったり、セットしても思ったように仕上がらずスタイリングをキープできる時間が短くなるなどの変化が見られたらAGAの可能性が考えられます。

    髪の根本に膨らみがなく黒い

    正常な抜け毛の髪の毛球は、マッチ棒の先のように丸く膨らんでおり、メラニン色素を含まないため白くなっています。
    しかし、AGAの抜け毛は細く短いという特徴に加え、毛球が萎縮して小さくなっていたり細くいびつな形になることが多いという特徴があります。
    また、AGAを発症してヘアサイクルが乱れると髪が成長途中で抜け落ちるため、毛母細胞がメラニン色素を取り込んでいる状態で黒いまま抜けることも特徴として挙げられますので、抜け毛の見た目を観察する習慣をつけて危険な抜け毛にすぐ気づけるようにしましょう。

    額の生え際のそりこみが深くなったり頭頂部が薄くなってきた

    AGAの抜け毛を引き起こす脱毛因子は、アンドロゲンレセプター(ホルモン受容体)で産生されます。
    アンドロゲンレセプターは前額部と頭頂部に多く分布しているため、M字やO字と表現される特徴的な抜け毛や薄毛の症状が現れるのです。
    日本人は比較的O字の薄毛症状が出やすいと言われていますが、AGA症状の出現部位や進行スピードには個人差が大きいため、中にはM字とO字を同時に発症するケースもあります。
    薄毛症状の発見には自分で鏡をチェックすることはもちろんですが、頭頂部など見にくい場所は家族や友人など相談できる相手にチェックしてもらうことも大切です。

    AGAを進行させやすい男性の特徴とは

    AGAの原因は男性ホルモンと遺伝による2つが挙げられます。
    男性ホルモンによるAGAとは、テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼという還元酵素と結びつくことにより、ジヒドロテストステロンという別の男性ホルモンに変換され、アンドロゲンレセプターに取り込まれることで脱毛因子を生成するというメカニズムによるものです。
    さらに、AGAを進行させる要因として生活習慣や嗜好も関連することがあるため、ここではAGAを進行させやすい男性の特徴について見ていきましょう。

    家系や家族に薄毛が多い

    ジヒドロテストステロンは5αリダクターゼの活性度が高いほど多く変換され、アンドロゲンレセプターの感受性が高いほど脱毛因子が多く産生されることがわかっていますが、これらは遺伝情報として引き継ぐことがわかっています。
    5αリダクターゼの活性度は両親から、アンドロゲンレセプターの感受性は母方の祖父や曽祖父から遺伝するため、家系や家族に薄毛の男性が多い場合はAGAが発症しやすく進行しやすいと考えられるでしょう。

    睡眠習慣に問題がある

    睡眠中に脳下垂体から分泌される成長ホルモンには、髪の成長を促し肝臓や筋肉の代謝を上げる働きがあります。
    そのため成長ホルモンの分泌が不足すると、髪の成長の遅れや頭皮環境の悪化をまねくおそれがあるため睡眠習慣が重要になります。
    ・毎日の睡眠時間が2〜3時間と短い
    ・入眠時間と起床時間が毎日バラバラ
    ・入眠後何度も目が覚める
    ・繰り返し夢を見て熟睡した気がしない
    ・朝なかなか起きられずスッキリしない
    といった状態は睡眠習慣に問題があると考えられますので、成長ホルモンの分泌が不足しやすくAGAの薄毛や抜け毛に進行する可能性があります。

    ストレスが溜まりやすく発散しにくい

    日々のストレスが蓄積して発散できずにいると、ストレスから身を守るためにコルチゾールというホルモンの分泌量が増加します。
    コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、血圧の上昇や当代謝と脂肪の分解など体のエネルギーを産生する作用があります。
    コルチゾールはストレスが減ると同時に分泌量が低下しバランスを保っていますが、ストレスが発散されず蓄積していると分泌量が減少しないためコルチゾールを産生する副腎に負担がかかりメンタル面の不調や不眠などを引き起こす可能性があります。
    活動意欲の低下や不眠は体の代謝を低下させるため、血行不良や睡眠習慣の悪化により薄毛や抜け毛を進行させやすくなると言えるでしょう。

    食生活が乱れている

    髪はおもにケラチンというタンパク質でできており、ほかにはミネラルや脂肪が含まれています。
    ケラチンはアミノ酸が合成されて生成されるため、食事から良質なタンパク質と代謝を助ける亜鉛やビタミンなどを積極的に摂ることが大切です。
    また、栄養の吸収面では食事を1日3回決まった時間に適度な時間をかけて摂ることが重要です。
    そのため食事の摂り方が不規則であったり食事内容が偏っている、といった食生活の乱れは髪の成長に悪影響を及ぼすため、抜け毛やAGAの進行の可能性があると考えられます。

    喫煙習慣や深酒の習慣がある

    タバコ自体にAGAの原因はありませんが、タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させ、吸煙による一酸化炭素の発生は血液中の酸素運搬能力を低下させるため、頭皮の血行不良や酸素不足をまねき髪の成長に影響する可能性があります。
    また、アルコールを大量に摂取していると肝臓がアルコールを分解しきれずにアセトアルデヒドが多量に発生します。
    アセトアルデヒドはAGAの原因となるジヒドロテストステロンを増やす作用があると言われているため、アルコールを大量に摂取する習慣がある男性はAGAを進行させる可能性があると考えられます。

    抜け毛が増えたらすぐに始めたい対策方法とは

    AGAは進行性の脱毛症のため、そのまま経過を見ていても自然に治ることはありません。
    日本皮膚科学会による発表によると、AGAの発症率は20代の男性に10%、30代で20%、40代で30%、50代で40数%と年齢を追うごとに増加していることがわかります。
    そのため抜け毛が増えたり抜け毛の見た目に危険な兆候が見られた場合は、すぐに対策を始めることが大切です。
    毎日の生活の中で自分に合った対策方法を見つけましょう。

    *参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

    AGA専門クリニックに相談する

    AGA治療には5αリダクターゼを阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑える「フィナステリド」や「デュタステリド」といった成分の内服薬や、「ミノキシジル」という血行促進や毛母細胞を活性させる成分の外用薬があり、AGA専門クリニックでは、専門医師による個人の症状に合わせた適切な治療や予防方法について相談できます。
    AGAの薄毛や抜け毛の改善はヘアサイクルの乱れを正常化することが重要なため、治療や予防は長期にわたることが多いという特徴があります。
    そのため定期的な診察を受けて頭皮や髪の状態の変化を判定することが大切ですので、症例や治療実績が多く個人の症状を診て適切に治療できるクリニックを選びましょう。
    自分の都合で受診できるオンライン診療や診察料無料で相談できるクリニックがおすすめです。

    睡眠や食事などの生活習慣を見直す

    睡眠や食事は毎日規則的に続けることで体の活動と休息リズムが整うため、代謝がアップし髪の成長が期待できます。
    入眠と起床を同じ時間に設定し、食事の1日3回時間を決めて休みの日も変えないようにしましょう。
    また、成長ホルモンの分泌を促進するための睡眠には、入眠前は体をリラックスさせ食事や入浴のほかに照明やスマホなどによる刺激を避けることがポイントです。
    そして、成長ホルモンの分泌が続く4〜5時間は睡眠時間を確保しましょう。
    食事内容の見直しには、タンパク質やミネラルの摂取を意識しましょう。
    良質なタンパク質である脂肪分の少ない肉や青魚と大豆製品、ミネラル類の中でも亜鉛が豊富なレバーや牡蠣、ビタミンBを多く含む豚肉や緑黄色野菜をバランスよく取り入れることをおすすめします。

    ストレス回避や発散法を見つける

    ストレスが蓄積するとストレスホルモンが増加し、体や頭皮に影響を及ぼしますのでこまめに発散してストレスと溜め込まない体と心を作りましょう。
    趣味に打ち込んだり友人との時間を持つなど、自分に合った方法を見つけることが重要です。
    注意としては、食べたり飲んだりするストレス発散は、脂肪の過剰摂取による皮脂増加やアルコールの多少摂取による睡眠障害などを引き起こす可能性がありますので、なるべく違う方法を選ぶようにしましょう。

    嗜好品を見直す

    タバコはAGAの進行に影響するため、禁煙することをおすすめします。
    喫煙本数を減らしたり、禁煙日を作ることなど自分でできることから始め、なかなか難しい場合には禁煙外来に相談することも良いでしょう。
    また、お酒は晩酌に缶ビール1本程度までにして多く飲まないことと、入眠後の途中覚醒を防ぐためにも寝酒しないことをおすすめします。
    さらに、カフェインには覚醒効果があるため、コーヒー紅茶や緑茶などカフェインを含む飲み物は入眠4時間以上前から摂取しないようにしましょう。

    ヘアケアを見直す

    頭皮環境の悪化や頭皮トラブルによる血行不良や毛穴の詰まりは、AGAを進行させる要因になりますのでヘアケアを見直して頭皮を髪が成長しやすい状態に整えましょう。
    皮脂の取りすぎは乾燥をまねき、皮脂分泌を増加させる原因となります。
    洗浄力の強い高級アルコール成分や、メントールなど清涼剤入りののシャンプー剤よりも刺激の少ないアミノ酸系のスカルプケアシャンプーを選ぶことがおすすめです。
    また、シャンプーは1日1回夜にし、シャンプー後ドライヤーを使って素早く乾かし洗い過ぎによる頭皮と髪のダメージを防ぐようにしましょう。

    まとめ|抜け毛が増えたら見た目をチェック!危険な兆候があればすぐに相談を

    日々目にする抜け毛には、薄毛に進行する危険な兆候が見られる場合があります。
    男性の薄毛の中には、AGAという進行性で治療が遅れると抜け毛がどんどん増えていく脱毛症の可能性がありますので、早期発見と治療のためにはAGAの兆候を見逃さないことが大切です。
    AGAの抜け毛の特徴やAGAを進行させやすい男性の特徴をおぼえ、日々チェックして兆候が見られた場合にはできることから早めに対策しましょう。

    監修医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    関連する記事

  • SEARCH