ABOUT AGA

AGAについて

  • 医師監修-プロペシアをやめるとどうなる?後悔しないAGAの知恵袋

    プロペシアをやめるとどうなる? 後悔しないAGAの知恵袋

    プロペシア,薬,AGA

    今現在AGAの治療中の方にとって、薬の服用をいつやめるか? 治療はいつゴールとするか? という部分は非常に難しい問題ですよね。中には効果が実感できたとして、自己判断で今まで薬の服用をやめてしまったり、通院をやめてしまうという方もいらっしゃいます。しかしAGAは完治することがない病気ですので、薬の服用をやめてしまうことで今までの治療が無駄になってしまうといったリスクも考えられます。今回の記事ではAGA治療薬としても有名なプロペシアを参考に、途中で薬をやめてしまうとどのようなことが発生するのか、などを詳しく解説していきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    プロペシアってどんな薬?

    冒頭でも触れましたが、プロペシアはAGA治療薬としても有名な治療薬のひとつです。プロペシアは1997年に、アメリカにあるメルク社によって開発されました。AGAの根本的な原因を改善する「フィナステリド」を主成分としており、抜け毛の改善などの効果が認められています。日本でも2005年に厚生労働省が承認しており、日本国内で初めて発売されたAGA治療薬となっています。そのためAGA治療薬としては非常に認知度も高く、今でも多くのAGA患者が使用している薬のひとつです。

    AGAはなぜ発生する?

    プロペシアがAGAに効果がある理由を知るためには、まずはAGAがなぜ発生するのかを知る必要があります。AGAは遺伝的要因が強く、薄毛の8割以上の原因は遺伝によるものであるとされています。AGAはA(Androgen:男性ホルモン)+G(genetic:遺伝)+A(Alopecia:脱毛症)の略です。男性ホルモンにはテストテロンと呼ばれるものがあり、このテストテロンは男性の機能の維持や筋肉の量を増やしたり肥大させる作用などがあります。通常であれば男性らしい体付きを維持するために必要になるホルモンですが、その働きからAGAの原因になるホルモンのひとつでもあります。このテストテロンは、5αリダクターゼ(5α還元酵素)と呼ばれるものと結びつき「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストロンがホルモン受容体に取り込まれ毛母細胞の働きを低下させ毛髪の成長サイクルを狂わせてしまい、AGAの特徴である抜け毛や薄毛を発生させてしまいます。

    AGA,予防,対策

    プロペシアは、なぜAGAに効果がある?

    プロペシアには5αリダクターゼを阻害する働きがあります。そのため、プロペシアを服用することで、5αリダクターゼがジヒドロテストステロンに生成されることを防ぎ、AGAの原因物質を物理的に抑えることが可能となります。ただし注意したい点は、AGAの原因物質を阻害して進行を遅延させることができても、AGAを完治させることはできないという点です。これはどのAGA治療薬にも共通しており、服用する上で十分に理解しておく必要があります。服用量は基本的には成人男性で1日1回1錠となっており、子供や妊娠・授乳中の女性、肝臓病がある方以外は服用が可能となっております。

    プロペシアの副作用は?

    どんな薬にも副作用は必ずあります。今現在分かっているプロペシアの副作用は以下の通りです。

    ・勃起不全
    ・性欲減退
    ・精液量減少
    ・射精障害
    ・発疹
    ・肝機能障害 など

    プロペシアの副作用の頻度としては少ないものの、万が一の際は必ずかかりつけのクリニックに連絡するようにしましょう。また妊活中の男性などにとって、場合によって薬の服用が望ましくない場合もあります。妊活中であるという方や不妊治療中の男性は、必ずかかりつけの産婦人科、クリニックに使用の問題はないか相談するようにしましょう。

    プロペシアをやめるとどうなる?

    AGA治療においてプロペシアを飲んで「効果があった」「効果がなかった」というどちらの方にも、共通してある問題は「プロペシアをいつやめるか」かと思います。AGA治療は死ぬまで続けるのか? と言われると、おそらくほとんどの方は、そうではないと答えるかと思います。そのためいつやめるか、という点がとても重要になります。この点は非常に難しい問題で、クリニックの担当医としっかりと話し合いを重ねて辞める時期や、効果がなかった場合の薬を変える時期を検討していかなければいけません。しかし、中には自己判断でプロペシアの服用をやめてしまうかたもいらっしゃいます。AGA治療において、自己判断での服用中止はあまり望ましくありません。ここからはプロペシアの服用をやめてしまうと、どんなことが起きるのかについて解説をしていきます。

    リバウンドが発生する

    プロペシアを飲むことでAGAの進行を食い止められていた方は、プロペシアの服用を中止することで、元の状態にリバウンドする可能性が非常に高くなります。プロペシアを飲んで「効果がなかったから、やめてもリバウンドは発生しないのでは?」と考える方も多いかと思います。しかし実際はプロペシアによってAGAの進行を食い止めているからこそ、見た目に効果がない=現状維持していると感じるだけで、薬をやめたらAGAが進行し始めたなんてこともあります。もちろん全員が全員必ず効果があるものではありませんが、目に見えない効果が発揮できている可能性もありますので、「髪の毛が増えない」と自己判断で中断してしまうことは避けましょう。

    AGAが治療前より進行する

    リバウンドが発生するということは、当然AGAの進行が広がっていくということです。そのため場合によってはAGA治療を行う前よりハゲてしまった、と感じる方もいらっしゃるかと思います。また一般的には服用期間が短ければ、再びリバウンドし進行するまでの期間も早いと言われております。プロペシアをやめたけど今のところ問題ない、という方でも数カ月単位でAGAの進行が見られる可能性は十分にある、ということになります。

    プロペシアをやめたい場合、どうしたらいい?

    プロペシアの副作用が辛い、妊活中で男性機能障害が発生する可能性を避けたい、もっと他の薬を試してみたい・・・プロペシアの服用をやめたいと考えている方は、それぞれに理由があるかと思います。また服用をやめた後にどうしたいのか? によっても、その後の対処は変わってきます。ですので、まずは担当医に相談してからやめる、もしくは治療の中断を行うようにしましょう。

    個人の判断で違う薬へ変更するのはNG!

    違う薬を試すために、個人の判断で通院・服用をやめたという方もいらっしゃるかもしれません。また今は日本国内で入手できない薬も、インターネット通販で手軽に取り寄せることが出来る時代となりました。そのため、違う薬を誰の判断もなく自分で始めることができます。しかしインターネット通販では一部偽物の薬が出回っていたり、例え正規の薬であったとしても重篤な副作用を発症する可能性があり、個人での判断の服用は大変危険です。面倒に感じるかもしれませんが、健康と安全のため、自己判断での入手・服用は出来る限り避けるように気を付けましょう。

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

    医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    関連する記事

  • SEARCH