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AGAについて
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【AGA治療】もし途中で止めたらどうなる?ずっと続けなければならないの?
現在日本では成人男性の3人に1人がAGA(男性型脱毛症)であると言われています。そのためAGAについて既にご存じの方や、今現在悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。「将来ハゲないか心配だなあ」「最近髪の毛薄くなってきた気がする」こんな会話は男性の中ではよくされていますよね。ですが意外にもAGA治療のその後についてまで考えている方は少なく、AGA治療中の方でもふと「この治療いつまで続くんだろう」「どこで止めるべきなんだろう」と思ったことがあるのではないでしょうか。今回はこれから治療を始める方や治療中の方に向けてAGA治療のゴールは何か、またAGA治療は途中で止めるとどうなるのかなどについて解説していきたいと思います。
■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
AGA治療はどんな人が受けるもの?
AGAは男性に発症する脱毛症のひとつで、日本語では男性型脱毛症と呼ばれています。主に、薄毛・抜け毛・脱毛を生じるもので、40~50代に多いとされていますが、近年では若年層10代~30代の症例も報告されています。ほとんどの場合初期段階では抜け毛などから始まり、個人差があるものの徐々に進行していきます。始めるタイミングはその人によりますが、「おでこが広がってきた」「最近抜け毛が増えた」など薄毛・抜け毛に気付いた段階で受診される方がほとんどです。
AGAの原因は?
AGAは3つの要因により引き起こされていると考えられています。
AGAの原因①:男性ホルモンの働きによるもの
男性ホルモンには睾丸や副腎で合成・分泌されているといわれているテストステロンと呼ばれるものがあります。テストステロンは、男性の機能の維持や筋肉の量を増やしたり・また筋肉を肥大させる作用などがあります。このテストステロンと呼ばれるものと5αリダクターゼ(5α還元酵素)と呼ばれるものが結びつき「ジヒドロテストロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストロン(DHT)がホルモン受容体に取り込まれて、毛母細胞の働きを低下させ毛髪の成長サイクルが短くなり、結果健康な髪の毛が生えにくくなります。毛髪の成長期が短くなり・髪の毛が成長する前に抜けてしまう、これがAGAの原因のひとつとなります。
AGAの原因②:遺伝によるもの
AGAの原因の8割以上は、両親から引き継ぐ遺伝によるものであるとされています。男性ホルモンがAGAに関係すると上記で説明しましたが、この男性ホルモンの受容体などは遺伝により引き継がれます。そのため受容体が遺伝的に多いほどAGAを発症しやすくなり、遺伝とは切り離せない関係で結ばれています。
AGAの原因③:生活習慣によるもの
生活習慣がAGAに直接的に関わる事はありませんが、食生活の乱れ・睡眠不足・ストレス過多などにより、本来必要な栄養が頭皮に届かなくなってしまったり、血液の流れが悪くなってしまい頭皮トラブルを引き起こすなど、小さな積み重ねが少しずつ髪の毛に大切な頭皮に影響を及ぼすようになってきます。個人差はあるもののそういった意味では生活習慣もAGAの原因に繋がってしまうのです。
AGA治療の効果を体感できるのはいつ頃?
AGA治療法にもよりますが、内服薬であれば早くて3ヵ月、遅くても半年で効果を感じる人が多いです。しかしこちらも個人差や薬の相性などもありますので、あくまで一般的な数値です。内服薬には副作用も伴う場合がありますので、専門医院やクリニックでは血液検査などを行いながら健康観察を行い、外用薬にするか内用薬にするか、両方を使うかなどを患者様とよく相談した上で医師が判断します。それにより治療期間に個人差はあるものの、当院では多くの方が大体4ヵ月ほどで効果を実感される方が多いです。
AGA治療を途中で止めるとどうなるの? リバウンドはする?
AGA治療薬はAGAの体質を改善するのではなく、AGAの症状を抑制する目的のものがほとんどです。そのため「半年たっても理想的な効果がなかった」など、自己判断で薬をやめてしまうと治療を始める前の状態に戻ってしまうこともあります。そういった意味では治療中止は「リバウンド」を意味します。AGA治療のゴールは個人の理想と治療の限界の中で決めていくので非常に難しいものですが、薬の相性もありますので効果を実感するまでに人によっては時間がかかる事もあります。自己判断で中断する事はやめましょう。
AGA治療は一生続けなければならないの?
薬をやめてしまうと元の状態に戻ってしまう可能性もあるため、その方の「薄毛治療の目標」にもよりますが最終的には薬を減量して様子を見ていくのが一般的です。そういった意味ではずっと治療を続ける方もいらっしゃいます。いつまでも若々しい髪の毛を保ちたいという方もいる一方で、中には「年齢的に薄毛でいても自然に見えるから、薄毛がそこまで気にならなくなった」「徐々に薬を減らし、大きなリバウンドもなく今は治療の必要ないと感じる」と治療を終了する方もいらっしゃいます。
AGA治療のゴールは「維持すること」
個人によりAGA治療のゴールは違ってくるとは思いますが、効果を実感して頂いた後は現状を維持する事が大切になってきます。もちろん薬をやめるやめないも医師の判断と個人の気持ちにより決めていきますが、年齢によってはまだまだ髪の毛を豊かに保ちたいなんて方もいらっしゃると思います。AGA治療はそれぞれに目標とゴールがあるため、こういった部分も含めて専門医院やクリニックでは治療開始前にしっかりカウンセリングを行い、患者様との治療の目標にずれがないようにしています。
自宅でもできる薄毛対策
上記でAGAの原因の3つ目に触れた「生活習慣」については、実は自分で改善できるものがほとんどです。AGA治療を行っている方でもそうでない方でも、豊かな毛髪のために是非取り入れて頂きたいポイントです。今からご紹介していくもので、自分でできそうなものから是非取り入れてみてくださいね。
薄毛対策①:食生活を改善する
髪の毛にいいとされているタンパク質をはじめ、ミネラルやビタミン類、亜鉛を意識してとるようにしましょう。とはいっても偏りすぎてもよくありませんので、バランスを考えて適量摂取することを目標にしましょう。ジャンクフードなどは脂質の取りすぎになり、血管がどろどろになってしまい頭皮に十分な栄養が届かないなどの欠点があります。ジャンクフードが好きな方は回数を減らすなどして、ストレスになりすぎないようコントロールしていきましょう。また食品で補いきれない栄養はサプリメントなどもオススメですよ。
薄毛対策②:十分な睡眠時間を確保する
睡眠時には髪の毛の成長に欠かせない成長ホルモンが一番多く、効率的に生成されます。睡眠不足になってしまうとこの成長ホルモンの分泌が減ってしまうので、できる限り睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
薄毛対策③:ストレスをためない
ストレスは意識していなくても自然と体が感じてしまっているものです。睡眠をはじめとする体の休息や、自分の趣味に時間を少しでもあてるなどして、心身ともにリフレッシュできる時間を確保しましょう。
薄毛対策④:ヘアケアを見直す
「髪にいいから」といって高価なヘアケア商品を使っていても、実は体質に合っていなかった、などといったことも起こりえます。今現在使用しているヘアケア商品(シャンプーやヘアオイルなど)によって、ふけや痒みなどの頭皮トラブルが起きていないか今一度確認し、不安であれば専門医に相談するようにしましょう。医師紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
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