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  • 髪が伸びるのが遅くなった?こんな人はAGAに注意

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    「なんだか最近前髪の伸びが遅くなった気がする」
    「髪の成長速度が遅いのはAGAの前兆?」
    「AGAに注意が必要な人の特徴と対策が知りたい」
    年齢を重ねるごとに髪の伸びが遅くなったと感じる男性の中には、髪の伸びが遅くなることはAGA(男性型脱毛症)の前兆なのではないかと心配している人がいるのではないでしょうか。
    髪の成長速度が遅くなった場合、AGAを発症している可能性があるためなるべく早く対策することが大切です。
    今回は、髪の伸びる速さとAGAの関係について解説するとともに、AGAの兆候やなりやすい人の特徴とAGAの対策方法について詳しく紹介します。
    自分の髪の伸びが遅くなってAGAが心配な方は、ぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    髪の成長速度とAGAの関係とは

    髪は日々成長し、一定期間伸び続けてやがて自然に抜け落ちます。
    日本人男性の髪の成長速度には個人差や季節による変動は多少あるものの、1日0.3〜0.4mm程度伸びることがわかっています。
    しかし、AGAを発症すると髪の伸びが遅くなったり伸びなくなるケースが見られるため、髪の成長速度とAGAには深い関係があると言えるでしょう。
    ここでは髪の成長メカニズムや正常な髪の成長速度と、AGAで髪の伸びが遅くなる理由についてくわしく見ていきます。

    髪が成長するメカニズム

    わたしたちが普段目にしている髪の毛は「毛幹」という部分で、頭皮の下にある見えない部分は「毛根」と呼ばれています。
    毛根の先にある髪の根本部分は「毛球」という部分で、ここに髪の元となる毛母細胞や、毛母細胞に酸素や栄養を受け渡し成長するよう指令を出す毛乳頭細胞が存在します。
    髪は、毛母細胞が指令を受けて活発に細胞分裂を繰り返すことで太く長く成長しますが、髪の成長には「成長期」「退行期」「休止期」に分かれて自然な生え変わりを繰り返す「ヘアサイクル(毛周期)」の成長期の長さが大きく関わっています。
    成長期が長いほど髪は太く長く成長しますが、なんらかの原因で成長期が短くなると髪の成長が止まり抜け毛に進行してしまいます。

    正常な髪の成長速度

    日本人男性の平均的な髪の伸びは、1日に0.3mm〜0.4mm、1ヶ月だと約1cmで1年の間に約12cm伸びることがわかっています。
    髪の成長速度の違いは遺伝的な要因よりも環境によるものや生活習慣によるものが多く、頭皮の炎症や乾燥など頭皮トラブルによる頭皮環境の悪化が見られる場合や、不規則な食事や栄養が偏った食事など食生活の乱れや睡眠不足などが慢性化している場合、髪の伸びが平均よりも遅くなる可能性が高くなります。
    髪の成長には豊富な酸素や栄養が必要なため、頭皮の血行が良く食事で十分な栄養が取れている人は髪の伸びが遅くなりにくいと考えられます。
    さらに、ノンレム睡眠という深い睡眠中に分泌される「成長ホルモン」には髪の成長を促すはたらきがありますので、毎日熟睡できている人も髪の成長が早くなる可能性があります。

    AGAで髪が伸びるのが遅くなる理由

    AGAとは、遺伝と男性ホルモンに由来する男性特有の脱毛症で、成人男性の3人に1人に発症する進行性の脱毛症です。
    成人男性の正常なヘアサイクルでは、髪が成長する「成長期」の割合は80〜90%で、3〜5年程度続くと2〜3週間の「退行期」を経て2〜3ヶ月間の「休止期」へと移行しますが、AGAを発症すると「脱毛因子」のはたらきにより抜け毛指令が出るため、成長期が強制的に短縮されます。
    そのためAGAでは成長期が短くなることから、髪が伸びる速度が遅くなり抜け毛が増えると言えるでしょう。

    AGAの兆候とは

    髪の伸びが遅くなったと感じた場合、頭皮環境の悪化や生活週間の悪化などさまざまな要因が考えられますが、AGAが原因の場合は発症すると抜け毛がどんどん進行するためなるべく早い対策が必要です。
    AGAかどうか気になる場合、兆候がいくつか見られますので定期的にチェックしてみることが大切です。

    抜け毛の量が急激に増える

    正常なヘアサイクルの中で、1日の抜け毛量は50〜100本程度と言われています。
    しかしAGAでは1日200〜300本程度の髪が抜けることがあり、これはヘアサイクルの乱れにより成長期が短くなり成長途中の髪が抜けることが原因で、正常時の2〜3倍毛が抜けやすくなると言われています。
    ただし、春や秋など季節の変わり目に換毛期として抜け毛が増えることはありますので、抜け毛が増えたと感じた場合は季節によるものか見極める必要があります。
    季節性の抜け毛の増加は1〜2ヶ月で落ち着くことが多いですが、AGAの場合は時間が経っても抜け毛の量が減ることはなく増えていく可能性が高いため、抜け毛の量が増え続ける場合はAGAの可能性があると言えるでしょう。

    細く短い抜け毛が増える

    AGAでは成長期が短くなるため、髪の毛が十分太く長く成長する前に抜けるという特徴があります。
    そのため「抜け毛全体が細く短い」、「毛先にかけて極端に細くなっている」という抜け毛が多く見られる場合、AGAの兆候として注意が必要です。
    正常な抜けた髪の毛は太く長いため、抜け毛を観察する習慣をつけることをおすすめします。

    生え際や頭頂部が薄くなる

    AGAの症状である薄毛や抜け毛を引き起こす脱毛因子TGF-βは、ジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターに取り込まれることで産生されます。
    アンドロゲンレセプターは前額部や頭頂部に多く分布しているため、前額部や頭頂部の頭皮が透けて見えるようになってきたらAGAかもしれません。
    AGAの症状は前額部に「M字型」、頭頂部に「O字型」に薄毛や抜け毛が見られるという特徴がありますので、日々の生活でチェックすることをおすすめします。
    ・左右の生え際のそりこみが深くなってきた
    ・ヘアセットが思うように決まらなくなった
    ・髪の立ち上がりが弱くなった
    ・頭頂部のつむじ部分の地肌が透けて見える
    といった症状に当てはまるかチェックしてみましょう。

    産毛や軟毛が増え髪のボリュームが減る

    AGAにより脱毛因子TGF-βが過剰に産生されてヘアサイクルの成長期の短縮が起きると、成長途中の髪が細く短いままそれ以上成長できず、退行期から休止期へと移行しそのまま抜け落ちてしまいます。
    そのため細く短い髪が増え、髪のボリュームが減少したと実感したら、AGAの可能性があります。
    具体的には「ヘアセットするときに立ち上がりが悪く時間がかかるようになった」、「ボリュームを出すようにセットしても気付くとペタッとボリュームダウンしている」といったことが多くなってきたら注意が必要です。

    AGAに要注意な人の特徴とは

    髪の伸びが遅くなったと感じている男性の中には、抜け毛が増えたり薄毛が気になってきたという方がいるかもしれません。
    抜け毛の増加や薄毛といった症状はAGAの特徴であり、なるべく早く適切な対策するためにはAGAかどうかを見極めることが重要です。
    ここではAGAに要注意な人の特徴を的まましたので、自分に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

    家系に薄毛やAGAの男性がいる

    AGAの原因は男性ホルモンと遺伝であるため、家系に薄毛やAGAを発症している男性がいる場合は、AGAを発症する可能性があります。
    母方の祖父や曽祖父などの男性からは、脱毛因子を産生するアンドロゲンレセプターの感受性の高さを遺伝で受け継ぎ、両親からは5αリダクターゼの活性度の高さを受け継ぐことがわかっているため、家系に薄毛やAGAの男性がいる人はAGAを発症する可能性が高くなると言えるでしょう。

    頭皮トラブルが多い

    髪が太く長く伸びるためには、血液中の豊富な酸素や栄養分が必要ですが、紫外線や外気の乾燥といった環境によるダメージや、ヘアカラーや洗浄力の強いシャンプーなどによるダメージで頭皮環境が悪化した状態が長期間継続すると、頭皮環境回復のために栄養や酸素が多く消費されて髪に十分供給されなくなることから、AGAの抜け毛の進行を早めるおそれがあります。
    また、頭皮の過剰な皮脂分泌による「脂漏性皮膚炎」やアトピー性皮膚炎などの慢性的な頭皮の炎症で頭皮が弱っていると、髪を維持する力が低下して抜け毛が増える可能性があるため、AGAの進行に影響することから頭皮トラブルが多い人は要注意だと言えるでしょう。

    睡眠不足や運動不足が続いている

    睡眠や運動などの生活習慣が乱れると、頭皮の代謝の低下やホルモン分泌の低下を引き起こし髪の成長が妨げられ、抜け毛が増えAGAが進行する可能性があります。
    ノンレム睡眠という深い睡眠中に分泌される「成長ホルモン」には、髪の成長を促し太く長く成長させるはたらきがありますが、睡眠時間が短かったり睡眠の質が低下していると分泌量が減少するため、髪が成長できずに抜けやすくなると考えられます。
    また、慢性的な運動不足は代謝を低下させて頭皮の血行不良をまねくおそれがあるため、酸素や栄養不足による髪の成長不足や抜け毛の進行が起こり、AGAの抜け毛を増やす原因のひとつになると考えられます。

    自分でできるAGA対策とは

    AGAは日常生活の中で対策することで進行を遅くできる可能性がありますので、毎日の対策が重要です。
    ここでは自分でできるAGA対策について解説しますので、できることから始めましょう。

    AGA専門クリニックに相談する

    自分がAGAかもしれないと思った場合、くわしい診断と適切な治療についてまずAGA専門クリニックに相談することがおすすめです。
    AGAの代表的な治療には、内服薬による治療と外用薬による治療がありますので、症状や進行度により治療を検討する必要があります。
    AGAの原因であるジヒドロテストステロンは、「プロペシア」や「ザガーロ」といった5αリダクターゼを阻害する内服薬による治療で生成を抑えられます。
    すでにAGAの症状が気になる男性には、症状の進行を防ぎ根本的にAGAを治療する方法としておすすめです。
    そして、外用薬には血管拡張作用と毛母細胞や毛乳頭細胞の活性作用を持つ「ミノキシジル」という成分があり、薄毛や抜け毛が気になる頭皮に直接塗布することで血行を促進するため、髪の成長を助ける効果が期待されます。
    より高い発毛効果のためには内服治療と外用治療の併用がおすすめですが、AGAの対策はしたいけれど副作用が心配だという男性には全身性の副作用がほとんどない外用薬がおすすめです。

    生活習慣を見直す

    AGAの抜け毛の進行を防ぐためには、髪に十分な栄養を届けることや髪の成長を促すホルモンの分泌を促進することも大切ですので、髪の成長を促す「成長ホルモン」の分泌を増やすために質の良い睡眠を心がけましょう。
    成長ホルモンの分泌は、入眠後最初に訪れる深い睡眠の30分後をピークに3時間程度続くため、最低5時間睡眠時間を確保することと、入眠後すぐに深い睡眠に入るための入眠準備が大切です。
    入浴や食事は入眠2時間前には済ませ、部屋の明かりやテレビなどの光刺激は減らして体と脳をリラックスさせましょう。
    脳のリラックスのためにはカフェインの摂取を夕方以降控え、寝る直前の飲酒を控えることが大切です。

    まとめ

    AGAで髪の伸びが遅くなる理由には、ヘアサイクルの成長期が短くなることや頭皮環境の悪化などさまざまな要因があります。
    そのためなるべく早く適切なAGA治療でAGAの進行を遅らせ症状を抑えることが大切です。
    そのためには、いつでも気軽に相談できるかかりつけのAGA専門クリニックを見つけましょう。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、みなさんの都合に合わせた最適な治療ができるようオンライン診療を充実していますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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