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  • 夏の抜け毛には紫外線対策が重要!万全な抜け毛対策で海や山を楽しもう

    夏の抜け毛には紫外線対策が重要!万全な抜け毛対策で海や山を楽しもう

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    紫外線が抜け毛の原因になる
    日焼けすると髪が細くなって薄毛になる
    世間一般では、紫外線が抜け毛や薄毛の原因となるというウワサがあります。
    夏の海や山では強い紫外線を浴びる可能性があるため、海水浴やキャンプといった海や山でのレジャーを計画している男性の中には紫外線による抜け毛や薄毛が不安だと感じている方がいるかもしれません。
    そこで今回は、紫外線が抜け毛や薄毛の原因になると言われる理由について解説するとともに、山や海のレジャーにおいての夏の抜け毛対策を紹介します。
    抜け毛や薄毛を気にせずに夏のレジャーが楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    紫外線の種類と抜け毛の関係とは

    紫外線には人体に与える悪影響がある、ということをご存知の方は多いのではないでしょうか。
    紫外線とは、赤外線や可視光線など太陽光の波長の中で最も短いものです。
    紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」という3つの種類がありますが、UV-Cは空気中の酸素分子とオゾン層にさえぎられて地表に届かないため人間の体への影響はないものと考えられます。
    ここではUV-AとUV-Bが抜け毛とどんな関係にあるのかをくわしく見ていきましょう。

    紫外線A波UV-A

    UV-Aは長い波長を持ち透過性が高く、雲や窓ガラスを通過して肌に届くという特徴がありますが、短時間であれば人体への影響は少ないことがわかっています。
    しかし、UV-Aを長時間浴びる状態が続くと真皮という肌の奥深くにまで到達し、肌を黒く変化させるほか表皮の弾力性を変性させることでシワやたるみといった光老化の原因となるため注意が必要です。
    頭皮の真皮には毛母細胞という髪のもととなる細胞や毛乳頭細胞という髪の成長を促す細胞がありますが、UV-Aを長時間浴び続けるとダメージが蓄積して毛母細胞や毛乳頭細胞の活動を低下させ、抜け毛や薄毛を引き起こすおそれがあります。

    紫外線B波UV-B

    人体に悪影響を及ぼし有害になると言われているのがUV-Bで、UV-Aより波長が短くほとんどはオゾン層で吸収されますが、一部が直接肌に届くため山や海など屋外レジャーでの肌や眼の日焼けの原因となっています。
    UV-Bは強力なため、皮膚の表皮細胞やDNAにダメージを与え皮膚ガンやシミなどの皮膚の変化を引き起こすことがわかっています。
    頭皮がUV-Bを浴びて炎症を起こした場合サンバーンというやけどの状態になり、頭皮が赤く痛みや熱感を伴う症状が出るため冷却や抗炎症薬の使用などの対処が必要になります。
    UV-Bは短時間でも人体に影響を与えるため、レジャーの際はもちろん日常生活の中のちょっとした外出にも対策が必要です。

    紫外線が抜け毛や薄毛に影響する理由とは

    紫外線UV-AとUV-Bはどちらも肌に悪影響を及ぼすため、頭皮も例外ではなく紫外線によるダメージを受けています。
    さらに頭皮は寝ている時以外は体の最上部に位置しているため、紫外線の影響を体の中で最も受けやすいと言えるでしょう。
    ここでは紫外線が抜け毛や薄毛に影響する理由についてくわしく解説します。

    頭皮の炎症による環境悪化

    頭皮は皮脂分泌が多く頭髪が密集していることから外的刺激の影響を受けにくいと言われていますが、紫外線B波UV-Bは頭皮の表皮細胞にダメージを与えるため、屋外で無防備に過ごしていると頭皮に炎症を起こす可能性があります。
    特に色白で皮膚のメラニン色素が少なく日焼けの耐性が低い場合や、頭髪が減少していて頭皮が露呈している場合は頭皮の炎症が重症化しやすいと言えるでしょう。
    頭皮が炎症を起こすと赤みや腫れや痛みといった症状が出て、乾燥や落屑が起こり頭皮環境が悪化するため髪の維持が難しくなります。
    さらに頭皮の修復のために血流が集中し、本来毛の成長のために使われるはずの酸素や栄養が消費されて不足することも抜け毛や薄毛を引き起こす要因のひとつになると考えられるでしょう。

    紫外線ダメージによる切れ毛

    紫外線の影響は頭皮だけではなく髪にも直接ダメージを与えてしまいます。
    髪は巻き寿司のような3層構造になっていて、外側は「キューティクル」という半透明のうろこ状の組織が重なり合って髪の内部組織を守っています。
    キューティクルには「MEA(メチルエイコサン酸)」という成分があり、髪をなめらかに整え髪同士の絡まりやもつれを防いでいます。
    しかしMEAは紫外線ダメージに弱く失われると再生しないため、紫外線を浴びるとMEAによる髪の保護成分が失われて枝毛や切れ毛ができやすくなります。
    髪が切れたり弱くなり全体のボリュームが減少することは、見た目にも薄毛となる原因と言えるでしょう。

    汗や皮脂の増加による頭皮環境の悪化

    紫外線により頭皮に熱が加わることで額や頭部全体の発汗が増える、ということを経験した方は多いでしょう。
    発汗が増えると頭皮表面の水分が不足して乾燥するため、頭皮は大量の皮脂を分泌して皮膚のバリア機能を維持しようと働きます。
    急激な皮脂の増加は、頭皮の毛穴を詰まらせたり皮膚の常在菌のエサとなって細菌繁殖の原因となる場合があり、頭皮環境の悪化を引き起こすおそれがあります。
    頭皮環境の悪化は皮膚の炎症の原因となり、脂漏性脱毛症などの脱毛症に進行する可能性がありますので注意が必要です。

    山や海のレジャーと抜け毛や薄毛への影響とは

    夏のレジャーといえば、海での海水浴や山でのキャンプを楽しみにしている方は多いでしょう。
    しかし、山や海の紫外線量は都市部と比べて多いと言われており、頭皮への影響も増えると考えられます。
    ここでは人体への影響が大きいUV-Bの山や海の紫外線量について見ていくとともに、抜け毛や薄毛への影響についてくわしく解説します。

    山の強力な紫外線による頭皮環境の悪化

    環境庁によると*、UV-Bは標高が1000m上昇するごとに10〜12%増加することがわかっています。
    また、薄い雲ではUV-Bの80%が透過することもわかっているため、登山で標高の高い位置に行くことや山の中でキャンプする際には日常よりも多くの紫外線にさらされているということになります。
    また、登山やハイキングを目的とした山には入浴施設がないことが多いため、汗をかいて汚れが溜まった毛穴を洗い流せないため、頭皮環境が悪化するおそれがあります。
    頭皮環境の悪化は頭皮の血行不良や代謝の低下とともにフケの発生などを引き起こし、髪の成長の遅れや新しい髪が生えにくくなるといった薄毛の原因になると考えられます。

    *参照:環境庁HP 紫外線とは(https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/01.pdf

    海水や海面や砂浜の反射で増大した紫外線による頭皮ダメージ

    海で海水浴した場合、海水の塩分により浸透圧が変化し髪の水分が外に流れ出てしまい、パサパサと乾燥しやすくなります。
    また、海水に触れることで頭皮も乾燥するため、かゆみやフケの発生が起きる可能性があります。
    さらにUV-Bの反射率は砂浜で10〜25%、海面で10〜20%あるため、海の紫外線がかなり強力であることがわかります。
    紫外線は発熱や脱水などの全身症状を起こすこともあるほど強力で、頭皮ダメージが重症になるとやけどになって水ぶくれができ痛みで眠れなくなるケースも見られます。
    頭皮の強い炎症は代謝を亢進させ栄養や酸素を多く消費し、髪の生え変わりサイクルにも影響するおそれがあることから薄毛や抜け毛の原因のひとつになると言えるでしょう。

    夏本番前に始めたい抜け毛対策とは

    夏は1年の中でもっとも紫外線が多く、頭皮や髪へのダメージが増えるため入念な紫外線対策と日焼けした後のケアが重要です。
    また、夏の暑さによる疲れや体調不良から引き起こされる頭皮の血行不良や髪の栄養不足を防ぐために、食生活を見直すなど生活週間の見直しがsおすすめです。
    ここでは夏本番を迎える前から始めておきたい抜け毛対策を紹介しますので、できることから始めてみましょう。

    紫外線対策

    近年紫外線対策グッズの種類が増え、手軽に入手できるようになっていることから男性の使用者も増えています。
    頭皮用のUVケア製品にはスプレータイプやローションタイプなど使いやすいものが多く、朝の身だしなみを整える際に取り入れることで簡単にヘアスタイルに影響なく使用できます。
    頭頂部や前額部など紫外線を浴びやすい部分は、特に念入りに使用するといいですね。
    頭皮に塗るタイプが苦手という男性は、日傘や帽子などで頭紫外線をカットする方法ももちろん有効ですのでぜひ日常生活に取り入れましょう。

    日焼けのアフターケア

    日焼けをしてしまったら、入念なアフターケアで頭皮環境の悪化を防ぐことが大切です。
    まずは保湿と冷却が必要なため、頭皮にローションやクリームなどの保湿をしてから冷やしたタオルや保冷剤を巻いたタオルを頭皮に当てて冷却しましょう。
    保湿は頭皮用のものが望ましいですが、メントールなどの清涼剤が入っていないものを選び、頭皮用がなければ顔用でも代用できますのでしっかり量を使うようにしましょう。
    ヒリヒリがおさまってきたら、冷却を終了しこまめに保湿して様子を見ますが、ほてりやヒリヒリが治らない場合は、皮膚科など医療機関を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。

    バランスの良い栄養とこまめな水分摂取

    夏は暑さにより食欲が低下したり汗の量が増えて水分不足になりやすいため、十分な栄養と水分摂取が必要です。
    なるべく3食バランスよく食事を摂り、髪にいい栄養素は積極的に摂ることを心がけましょう。
    髪はケラチンというタンパク質が主成分のため、動物性と植物性療法の良質なタンパク質の摂取が必要です。
    鶏のササミや納豆はカロリーや脂質が低く、皮脂の分泌を増やしにくいため頭皮環境維持のためにおすすめです。
    さらに、髪の毛の生成に欠かせない亜鉛やヨウ素などのミネラルやビタミンB群と、頭皮環境を整えるビタミンCを併せて摂りましょう。

    AGA治療

    夏の紫外線による頭皮環境の悪化はAGAの抜け毛や薄毛を進行させる原因となりますので、AGAが気になる男性は夏前に治療を始めましょう。
    AGA治療には、原因とされるジヒドロテストステロンの増加を抑えるための「フィナステリド」や「デュタステリド」といった5αリダクターゼ阻害薬の内服がおすすめです。
    さらに、「ミノキシジル」という血行促進効果のある外用薬を併用することで発毛効果をさらに期待できるため、AGA専門クリニックに相談して自分に合った治療を始めましょう。

    夏の抜け毛予防には紫外線対策とAGA治療が重要

    もうすぐ夏本番、山や海のレジャーを抜け毛や薄毛を気にすることなく楽しむためには
    ・紫外線対策の徹底
    ・日焼けした場合の十分なアフターケア
    ・バランスの良い食事とこまめな水分補給
    ・AGA治療
    といった対策が重要です。
    紫外線が直接の薄毛や抜け毛の原因になることはありませんが、頭皮環境を悪化させAGAの進行を早めるといった可能性は考えられますので十分な対策が大切です。
    AGAは自然に抜け毛や薄毛が改善することはないため、症状が進行して後悔しないよう気になったらすぐにAGA専門クリニックに相談しましょう。

    執筆した医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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