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  • 発毛・植毛・増毛を徹底解説!違いを知って最適な薄毛対策を始めよう

    発毛・植毛・増毛を徹底解説!違いを知って最適な薄毛対策を始めよう

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    薄毛や抜け毛が気になる男性の中には、対策方法を検索したことがある方が多いのではないでしょうか。
    薄毛や抜け毛対策方法には大きく分けて「発毛」「植毛」「増毛」の3つがあり、文字を見ただけでは違いが分かりにくいと感じるかもしれませんが、それぞれ効果や方法や費用においても明確な違いがあります。
    そこで今回は「発毛」「植毛」「増毛」それぞれの違いと特徴やメリットデメリットについてくわしく解説します。
    自分にどんな対策が合うのかわからず、薄毛や抜け毛が進行していく不安があるという男性はぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    発毛・植毛・増毛の違いとは

    薄毛の部分に髪の量を増やすための対策に使用される「発毛」「植毛」「増毛」という用語は、似たように見えますがそれぞれまったく違う方法です。
    まずはそれぞれの特徴について詳しく解説しますので、違いについて知っておきましょう。

    発毛とは新しい髪を生やすためのアプローチ

    発毛とは、髪が抜けたまま生えてこなくなっている状態の毛穴から、また新しい髪が生えるようにアプローチする方法です。
    髪が抜けたまま生えなくなるのは、髪の生え変わりサイクル(ヘアサイクル)が寿命を迎えるためですが、なんらかの原因で髪の元である「毛母細胞」や毛母細胞に栄養や成長の指令を出す「毛乳頭細胞」の活動が止まることでも起こります。
    成人男性の3人に1人が発症すると言われているAGA(男性型脱毛症)では、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが原因となり毛乳頭細胞に抜け毛の指令を出すようはたらきかけることで、ヘアサイクルが乱れ抜け毛や薄毛が起こります。
    治療には5αリダクターゼという酵素の働きを阻害する内服薬を使用して、ジヒドロテストステロンの産生を防ぎ髪の成長サイクルを戻して髪の発生を促す方法がありますが、これが「発毛」治療にあたります。

    発毛剤と育毛剤の違い

    ドラッグストアやネットで見かける機会が多い「発毛剤」と「育毛剤」ですが、発毛効果があると認められた成分が入っているものが発毛剤で、それ以外の髪の成長を促すための製品を育毛剤と区別されています。
    2023年5月時点日本で認められている発毛成分は「ミノキシジル」のみですので、簡単に言うとミノキシジルが配合されていれば発毛剤でそれ以外は育毛剤ということになります。

    植毛とは髪を移植して定着させる方法

    植毛とは、部分的に髪を移植する外科手術が必要な治療方法です。
    移植する髪は自分の髪を使用する「自毛植毛」とポリエステルやナイロンなどの合成繊維でできた人工毛を使用する「人工毛植毛」があります。
    ただし、人工毛の植毛には拒絶反応や頭皮トラブルが起こりやすいなどのデメリットがあるため、日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインにおいても人工毛植毛は推奨されておらず、自毛植毛が推奨されています*。
    自毛植毛においては、薄毛や抜け毛が気になる部分にAGAの影響を受けにくい後頭部や襟足付近から採取した髪を移植することが多く、移植後定着すればその髪はAGAにならないことが研究でわかっているため、AGA予防としても有効であることがわかります。

    *参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

    増毛とは人工的に髪を装着する方法

    増毛とは、今生えている髪に人工毛や増毛用の人毛を結びつけたり接着することや、ウィッグを装着することで髪のボリュームを多く見せる方法です。
    発毛と植毛が医療機関で医師による治療であるのに対し、増毛は育毛サロンや販売店などでやってもらうほか、購入すれば自分でも装着可能な方法のため、薄毛や抜け毛の治療には該当しません。
    そのため増毛しながら発毛治療を受けるという併用が可能なため、治療のサポートとして利用することも可能です。
    近年製品化されている増毛用の毛やウィッグは、人毛を使用するなどかなり自毛に近い自然な仕上がりなものも多いため、簡単に薄毛や抜け毛がカバーできる方法として選択されるケースも増えています。

    発毛・植毛・増毛のメリットデメリットとは

    発毛のメリット
    ・薄毛や抜け毛の原因を根治治療できる
    ・医学的な根拠に基づいた治療のため効果が期待できる
    ・自宅での内服や外用治療のため通院頻度が少ない
    ・発毛効果が自然に現れるため他人から見た急激なイメージ変化が少ない
    日本で認められている発毛治療には、フィナステリドやデュタステリドといった5αリダクターゼ阻害薬の内服治療と、ミノキシジル外用薬による治療の2種類がありますが、どちらも医学的な根拠に基づき開発されて発毛効果を厚生労働省から認められています。
    そのためAGAの原因を治療して高い発毛効果が期待できることが大きなメリットです。
    また、治療方法は内服や外用薬の使用のみであるため、基本的には薬を処方してもらうタイミングや何か気になることがあった場合に診察を受けていれば継続して治療できます。
    AGAは健康保険適用外の自由診療で処方量に制限がないことから、数ヶ月単位で処方を受けられますので通院が面倒に感じる方にはメリットになるでしょう。
    さらに、発毛治療により新しく生えてくる毛は本来生え変わるはずのものですので、自然で違和感がなく急激に髪の量が増えたという印象を持たれないことは、薄毛や抜け毛治療を周りに知られたくない男性にとってメリットと言えるでしょう。

    発毛のデメリット
    ・効果実感までに時間がかかる
    ・定期的な通院が必要
    ・薬の副作用の可能性がある
    ・症状によっては効果が期待できないことがある
    発毛治療の目的は、髪が寿命を迎えるまで成長できるように、ヘアサイクルの乱れを元に戻すことや頭皮の血行促進により毛母細胞や毛乳頭細胞の活動を活発化させることです。
    ヘアサイクルは成人男性で2〜6年と言われているため、乱れを戻すためには1年程度の期間がかかることが多く、最低でも6ヶ月の治療継続とその間の定期的な診察と処方が必要です。
    そのため治療後すぐに効果を実感したいと思う男性には、発毛効果の実感に時間がかかるということはデメリットに感じるでしょう。
    さらに、AGAの症状がかなり進行して髪が抜け落ちている範囲が広い場合、毛根自体が衰退して髪の再生が難しいため発毛治療では効果が期待できない可能性があることもデメリットに挙げられますが、ここまでの状態では発毛以外の方法でも治療は難しいと言えます。
    また、発毛剤に限らず医薬品には副作用が発生する可能性があり、発毛治療の内服薬には性機能障害や肝機能障害などの副作用が挙げられることがデメリットですが、いずれも発症率はごくわずかなためメリットとどちらを重要視するかが大切です。

    植毛のメリットデメリット

    植毛のメリット
    ・気になる部分だけ治療できる
    ・長期的な治療効果が期待できる
    AGAの薄毛や抜け毛は前額部と頭頂部に部分的な薄毛症状が出やすく、見た目の特徴から「M字型」や「O字型」と呼ばれています。
    そのため頭髪全体のボリューム改善よりも、症状が出ている部分のみ薄毛を改善したいと希望される男性の場合は、希望の範囲に限定して治療できる植毛できることはメリットになります。
    また、植毛後定着した髪はAGAの影響を受けずにヘアサイクルを繰り返すため、長期的な治療効果が期待できます。

    植毛のデメリット
    ・治療費が高額
    ・効果実感までに時間がかかる
    ・治療回数と本数に限界がある
    植毛は側頭部や後頭部の髪を部分的に採取し薄毛部分に植えつける手術のため、設備や人員の確保や熟練の高い技術を必要とすることから治療費用が高額になっています。
    診察や薬にかかる費用が別途必要な場合はさらに負担が増えるため、高額な費用負担はデメリットになるでしょう。
    また、移植した髪の定着には1〜2週間、髪の成長の実感には6ヶ月以上かかるため、すぐに治療効果が見られないこともデメリットのひとつです。
    また、治療効果を判定するために1年程度必要なため、もっと治療したいと思っても1年以上の期間をあける必要があることと、自毛がなくなってしまえば移植する事はできませんので、治療回数や本数に限界があることを覚えておきましょう。

    増毛のメリットデメリット

    増毛のメリット
    ・効果実感までの時間が短い
    ・好きなヘアスタイルにできる
    ・体への負担が少ない
    増毛には自毛に人工毛を装着する方法とウィッグをかぶる方法がありますが、どちらも装着後すぐにボリュームアップ効果が実感できることが最大のメリットです。
    装着本数や長さも選べるため、好きなヘアスタイルに仕上げられることも増毛のポイントです。
    自毛に装着することで髪に重みがかかることや、フルウィッグを長時間装着することによる蒸れなど頭皮環境に若干の影響はあるものの、全身性の副作用や施術時の痛みや傷などの負担がないこともメリットのひとつと言えるでしょう。

    増毛のデメリット
    ・定期的なメンテナンスが必要で費用がかかる
    ・根本的な薄毛の治療にはならない
    増毛は自毛に直接装着する場合は髪が伸びてくると装着部分の見た目に不具合が出るため、定期的にカットや付け直しなどのメンテナンスが必要なため、通う手間の費用がかかるというデメリットがあります。
    また、見た目のボリュームアップ効果のみのため、AGAの進行予防や改善ができず症状が進んでしまうというデメリットもありますので、将来的にどのような自分になりたいかを想定して検討することをおすすめします。

    発毛・植毛・増毛をおすすめできる人の特徴とは

    薄毛や抜け毛対策として、原因にアプローチして根本的に改善する発毛や即時にボリュームアップできる増毛など、それぞれメリットとデメリットがありますので、自分にはどの方法が合うのかそれぞれの方法をおすすめする人の特徴を挙げています。
    自分に当てはまる特徴をチェックし、それぞれの薄毛対策を検討する参考にしてください。

    発毛をおすすめできる人の特徴

    ・現状維持できればいい
    ・自分の髪を増やしたい
    ・治療を周りに知られたくない

    植毛をおすすめできる人の特徴

    ・薄毛の進行速度が早い
    ・ほかの薄毛対策で効果が感じられなかった
    ・内服治療ができない

    増毛をおすすめできる人の特徴

    ・すぐに効果を実感したい
    ・期間限定で薄毛対策したい
    ・ヘアスタイルにこだわりたい

    まとめ|発毛・植毛・増毛それぞれの特徴を知って後悔しない薄毛対策を

    薄毛や抜け毛対策として目にすることが多い発毛・植毛・増毛ですが、自分の症状に合わせた対策でなければ効果が実感できないため、どの方法を選ぶかは自己判断のみではなく専門家の意見が大切です。
    AGA専門クリニックでは、多くの症例の治療実績からその人その人に最適な治療を提案してもらえるため、ぜひ相談してみましょう。
    今の髪を現状維持できればいいのか、フサフサに増やしたいのかなど理想の髪の状態をゴールとして明確に設定し、そのためにできることを始めていきましょう。

    監修医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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