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AGAについて

  • 注意が必要!薄毛の外科的治療について

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    日本の成人男性4,200万人のうち、1,260万人はなっているとされる男性型脱毛「AGA(エージ―エー)」。このAGAは進行性のため放っておいても薄毛の進行は治らずあなたがもしAGAであれば髪の毛は減り続け・段々薄毛が気になりやがて無くなっていきます。クリニックなどで抜け毛・薄毛の治療や予防を内服薬と外用剤でなされている方々で効果的な結果を得られず外科的治療をされる方が一定数おられるようです。

    この外科的治療について詳しく解説していきます。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    男性型脱毛症(AGA)の内服薬・外用剤の効果について

    男性型脱毛症(AGA)の治療について多くの知見がみられますが、実際には内服薬と外用剤によるものがほとんどです。

    食事や睡眠などの生活習慣の見直し、ストレスの解消等々身近なことで予防することも大切です。

    フィナステリドやデュタステリドはとても有効な内服薬なのですが、その内服薬の服用、外用剤の使用、生活習慣の見直しをしても、治療効果はひとにより様々で改善があまり見られないこともあります。薄毛の治療を受けた方全員に著しい改善があると良いのですが、現実的には効果の乏しい方もみえます。最新の遺伝学、分子生物学、バイオインフォマティクスなどを駆使した研究により更なる病態の解明と新薬の開発により全ての方に効果のある治療薬が出現する可能性はあるのですが、今はまだその段階に達していない状況です。。そこで内服薬などによる内科的治療では限界のある状態においては、次に考えられるのは外科的な治療です。

    外科的治療について

    外科的治療はとてもハードルが高く感じると思います。どんな手術療法なのか知らない方も多く、痛みや費用などが心配、傷跡もどうなるのかわからないから不安といったこともあります。ここでは男性型脱毛症の外科治療について考えてみましょう。

    外科手術の基本は毛髪移植(植毛)です。毛髪移植は1939年に日本の医師により世界で初めて行われたとされています。その後、試行錯誤の末に本当に実用に耐えうる毛包単位移植が登場しました。これは1995年のことですから50年以上かかりました。1950年代までは移植毛が生着すれば不自然であっても成功とされてきました。また手術方法も後頭部の頭皮を帯状に採取する方法しかありませんでしたが、現在は毛穴ごとに採取する毛包単位採取という方法が行われています。この方法により後頭部に帯状の傷跡を残すリスクを無くすことができるようになりました。

    手術の前に大切なこと

    手術を行う前には的確な術前診断と正しい治療プランを立てることが大切です。皮膚の炎症に伴う脱毛症が隠れている場合、外科的処置を行うことで炎症の再燃や悪化を引き起こしてしまうことがあります。ひいてはこれが不可逆性の脱毛症を招いてしまう可能性があるので、活動期の円形脱毛症などがないかよく調べる必要があります。手術治療は男性型脱毛症(AGA)が進行性の疾患であるため、基本フィナステリドやデュタステリドなどの内服治療を併用することとしています。手術のプランですが男性型脱毛症(AGA)の進行度を明確にし、移植部位を決定しデザインを行います。多くの男性型脱毛症(AGA)の方はなるべく生え際を低くし、額を狭くすることを望んでいます。生え際の正中の高さは眉毛の上縁を結んだラインから7㎝が基準であり、生え際がかなり高い位置にある場合もこのラインより1.5㎝以上下げないようにすることが肝心です。将来薄毛の進行が予想以上に進んでしまった場合、移植毛の生え際が離れ小島のように下方に取り残される可能性があります。このような事態になることを避けるためにも、少なくとも5年以上先の髪型を見据えたうえでのプランニングを行う必要があります。また男性の髪型にはM字があることが自然です。M字をなくして丸いラインで移植を行うと非常に不自然に見えます。トランスジェンダーの方に女性らしいフェミニンな丸い髪型にするため植毛を行うことがありますが、この場合は植毛の角度(毛皮角)毛髪の流れる方向(毛流)と毛髪の密度を再現することが肝心で、男性の髪型以上に繊細なプランニングと手術が必要になります。

    瘢痕性脱毛症の方の外科的治療における注意点

    瘢痕性脱毛症ですが、これには円形性脱毛アトピー性皮膚炎外傷後の脱毛など炎症が起こったことに起因する脱毛症です。炎症があるうちは手術はできませんが、炎症が鎮静化している場合には植毛が可能です。ただ生着率は通常の植毛よりは低く、生着が困難の場合もあり、良くても50%程度といわれています。2回目の植毛が必要になる場合があります。

    植毛手術の具体的な方法

    植毛手術の方法については、後頭部など健常な部位から毛髪を採取し薄毛の部位に移植をします。以前より後頭部から帯状にメスで切開し毛髪を採取する方法がとられていましたが、毛根の切断が起きやすくまた採取部位の瘢痕がしばしば問題となってきました。現在は毛包単位すなわち毛穴ごとに、パンチニードル呼ばれる針状の機械を使って採取する方法が主流になってきています。その径は0.8㎜から1.0㎜と細く、毛髪を1本2本3本といった本数で採取するため繊細な技術を要求されます。この方法ですと切除部も小さいため傷跡も目立ちにくくなっています。生え際のヘアーラインはほぼ等しく1本毛でできているため、この部位に2本3本毛を移植すると不自然になってしまうので1本毛の移植が必要なのです。生着率を上げるには採取した毛髪にストレスをかけずに移植にもっていくことが大切ですが、100%の生着率ということはないのです。高すぎる生着率を提示したり、やたら高密度植毛を謳うなど不適切な手術の説明がなされる場合には注意が必要です。現在は眉毛にも植毛が行われている時代です。確かに外科的治療は直接メスを加えるのですから痛みや費用、傷跡など心配は尽きないと思いますが、植技術の向上など治療方法として確立されてきており、男性型脱毛症(AGA)の治療の一つの選択肢として考えてみても良いかもしれません。

    終わりに

    薄毛の方にとって外科的な治療はまだ身近なものという認識は持てれていないと思いますが、今後さらなる技術の発展が期待できるものです。

    AGA・薄毛の進行は止められるものです、AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方やアドバイスを行っております。

    より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

    著者紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

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