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髪の毛の伸びるスピードと薄毛の関係性
「髪の毛の伸びるスピードは人によって違うもの?」
「最近髪の毛の伸びが遅くなった気がして薄毛が心配」
「髪の毛の伸びるスピードを早くする方法はある?」
髪の毛の伸びるスピードが遅くなるのは薄毛の前兆ではないかと心配している方は多いかもしれません。
人間の髪の毛は毎日成長して伸びていきますが、伸びるスピードは人によって違うことや、季節や年齢により差があるため必ずしも薄毛の前兆というわけではありません。
しかし、髪の毛の伸びるスピードが遅くなる場合、薄毛に進行するなんらかの原因が隠れている場合があります。
今回は、髪の毛の伸びるスピードと薄毛の関係性についてくわしく解説しますので、髪の伸びるスピードが遅くなり薄毛が心配な方はぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
髪の毛が伸びるメカニズムとは
人間の髪の毛は常に伸びていると思っている方は多いのではないでしょうか。
髪の毛は毛周期(ヘアサイクル)により生え変わりを繰り返しているため、成長をやめて伸びなくなる時期がありやがて抜け落ちます。
ここでは髪の毛が伸びるメカニズムと伸びるスピードの基礎知識を解説します。髪の毛の構造
髪の毛は、頭皮を境にして頭皮の内部の「毛根」と頭皮から外に出た部分の「毛幹」に分けられます。
毛根には「毛球」という「毛乳頭」や「毛母細胞」といった髪の毛の元となる細胞を包んで丸く膨らんだ組織があります。
髪の毛は、この毛球の中にある毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞の細胞分裂を促すことで毛母細胞が数を増やし、押し上げられ角化して伸びていきますが、毛根は頭皮内にあるため私たちが目で見ることはありません。
そのため、普段私たちが髪の毛と意識しているのは頭皮から外に出ている毛幹部分のことです。毛周期(ヘアサイクル)により髪の毛が伸びる
髪の毛が生えてから自然に抜け落ちるまでのサイクルは、毛周期(ヘアサイクル)と呼ばれ男性では1サイクル3〜4年で生涯15回程度繰り返し、ヘアサイクルが正常にはたら苦ことで髪の毛が伸びます。
具体的には、ヘアサイクル全体の80〜90%の割合を占める時期が「成長期」で、成長期が長いほど髪の毛は太く長く伸びていきますが、なんらかの理由で成長期が短くなると髪の毛も細く短くなり、抜けやすくなる可能性があります。
成長期ののち、ヘアサイクル全体の1%程度で期間は2〜3週間という短い「退行期」に入ります。
毛乳頭細胞の活動が衰え、毛母細胞への栄養供給と細胞分裂指令が減少することで髪の毛の成長スピードが遅くなります。
最後にヘアサイクル全体の10〜20%の割合を占め、2〜3ヶ月程度続くのが「休止期」です。
毛母細胞が完全に活動を停止し自然に抜け落ちる時期で、髪の毛が抜けた後は毛乳頭細胞が活動を再開して再び成長期に移行します。髪の毛が1日に伸びる長さ
髪の毛が1日に伸びる長さは約0.4mmのため、1週間で約2.5mm、1ヶ月約1cm、1年で約12cm伸びると言われています。
男性の場合、髪の毛を伸ばし続けている人は多くないためあまり目にすることはないですが、伸ばし続けた場合にはヘアサイクルが4年であれば約50cm伸びる計算になります。
男性が女性のような腰までのロングヘアにすることは難しく、これは男性のヘアサイクルが女性よりも短いケースが多いためです。髪の毛の伸びるスピードと薄毛の関係とは
髪の毛の伸びるスピードが遅くなると薄毛になる、という噂は本当なのでしょうか。
そもそも、髪の毛の伸びるスピードは人それぞれ違いがあるのかや、薄毛の原因と関係があるのかここでしっかり見ていきましょう。髪の毛の伸びが遅くなったら薄毛の前兆?
髪の毛の伸びるスピード自体に個人差はほぼないのですが、早い遅いと感じるのには別の理由があります。
髪の毛の伸びが早いと感じる人は、ヘアサイクルの成長期が長いという特徴があり、これは成長期が長ければ長いほど髪の毛は太く長く成長するためです。
反対に髪の毛の伸びが遅いと感じる場合は、なんらかの理由で成長期が短くなったり休止期が長くなるなど、ヘアサイクルに乱れが生じている可能性があり、髪が細く短いまま抜けやすくなるなど薄毛の原因になることがあります。
そのため、髪の毛の伸びるスピードが遅くなったと感じた場合、薄毛の前兆がほかに見られないかチェックする必要があります。髪の毛の伸びるスピードは季節変動する
髪の毛の伸びるスピードに個人差はほとんどありませんが、季節によって伸びるスピードに若干変化があることがわかっています。
気温が高い状態では、体の新陳代謝が活発になり血流が増加するため、毛母細胞に酸素や栄養が届きやすくなるため髪の毛の伸びるスピードが早くなります。
反対に気温の低い状態では、全身の血管が収縮して血行が悪くなるため髪の毛が伸びるスピードが遅くなりやすいため、1年の中で夏は髪の毛の伸びるスピードは早くなり、冬は遅くなると言えるでしょう。薄毛の前兆をチェックする方法
ヘアサイクルの乱れは薄毛の原因になりますが、ヘアサイクルが乱れると成長期が短くなり休止期が長くなります。
成長期が短くなると、髪が太く長く成長できずに細く短いまま抜け、抜け毛の量が増えていきます。
そのため、以前よりも抜け毛が増え、抜け毛の状態が細く短い場合は薄毛の前兆だと考えられます。髪の毛の伸びるスピードが遅い人の特徴とは
髪の毛の伸びるスピード自体にはさほど違いがないものの、髪の毛の伸びが遅くなったと感じている方がいるかもしれません。
これは、抜け毛が増えて髪の毛が伸びていないと感じたり、何らかの理由でヘアサイクルの成長期が短くなっていることなどが考えられます。
ここでは、髪の毛の伸びるスピードが遅い人の特徴について4つ見ていきましょう。AGAを発症している
AGA(男性型脱毛症)を発症した場合、ヘアサイクルの成長期が正常では3〜4年程度のところ、数ヶ月程度にまで短縮します。
そのため、髪の毛が太く長く成長できず、細く短いまま抜け落ちてしまい、髪の毛がなかなか伸びないと感じるでしょう。
AGAでは、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンがアンドロゲンレセプターに取り込まれることで産生される、脱毛因子のはたらきによりヘアサイクルの成長期が短縮されます。
そのため、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換される際にはたらく5αリダクターゼという酵素を阻害することで予防や治療できることがわかっています。
そこで、髪の毛の伸びるスピードが遅くなったと感じた場合、AGAなのか調べることが大切です。頭皮環境が悪化している
成長期に頭皮の血流が滞って血行不良になってしまうと、毛母細胞の細胞分裂が活発に行われなくなるため、髪の成長に影響が出る可能性があります。
成長期に髪の毛が太く長く伸びずに退行期に移行することで、髪の毛が細く短い状態のまま抜け落ちるため、髪の毛の伸びるスピードが遅いと感じるでしょう。
頭皮の血行不良は、頭皮の乾燥や代謝の低下などの頭皮環境の悪化により引き起こされます。
頭皮環境の悪化は、合わないシャンプーやヘアケア剤による刺激や、紫外線ダメージなどが原因にな流ことが多いため、毎日の頭皮ケアが大切です。睡眠習慣が乱れている
睡眠時間の不足や睡眠の質の低下は、睡眠中に分泌される髪の毛の成長を促す成長ホルモンの分泌を妨げます。
成長ホルモンには毛母細胞の増殖を促進したり、血行を改善するはたらきなどがあるため、分泌が不足すると髪の成長に影響して伸びるスピードが遅くなる原因になります。
また、睡眠不足は自律神経のバランスを乱す原因になるため、ストレスに抵抗する力が低下したり頭皮の血行不良をまねくおそれがありますので注意しましょう。食生活が乱れている
髪の毛は毎日の食事から取り入れる栄養素をもとに作られるため、食事内容が偏っていたり不規則な食生活を送っていると髪がやせ細り成長しにくくな理、髪の毛の伸びるスピードが遅くなるおそれがあります。
髪は主にケラチンというタンパク質と脂質で構成されているため、食事からタンパク質を摂取するのはもちろん、アミノ酸代謝のために亜鉛などのミネラルやビタミンをいっしょにバランスよく摂取する必要があります。
しかし、食事内容が偏ってタンパク質が不足したり、ほかの栄養素とのバランスが悪い場合、髪の栄養が不足するため髪質が細くなったりパサつきやツヤやハリの減少をまねくおそれがあり、髪の毛の伸びるスピードが遅くなることや、抜け毛や薄毛への進行に注意が必要です。髪の毛の伸びるスピードを早くするためにできることとは
髪の毛の伸びるスピードを早くするためには、ヘアサイクルの成長期をできるだけ長くして、髪の毛を太く長く成長させ抜け毛を防ぐことが重要です。
ここでは、髪の毛の伸びるスピードを早くするためにできることを紹介しますので、できることからなるべく早くはじめ、多く実践できるようにしましょう。AGAを治療する
AGAは進行性の脱毛症のため、放っていると数年間続く成長期が数ヶ月にまで短縮されてしまうことから、症状や進行度によりなるべく早く治療を検討する必要があります。
AGAの代表的な治療には、内服薬による治療と外用薬による治療があり、フィナステリドやデュタステリドなどの5αリダクターゼ阻害内服薬による治療でAGAの原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑えられます。
また、ミノキシジル外用薬には血管拡張作用と毛母細胞や毛乳頭細胞の活性作用があり、薄毛や抜け毛が気になる部分の血行を促進するため、髪の成長を助け、髪の毛の伸びるスピードを早める効果が期待されます。睡眠習慣を整える
髪の毛の伸びるスピードを早めるためには、睡眠中に分泌される成長ホルモンを増加させることが大切です。
睡眠には、浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠の2種類があり、成長ホルモンは入眠後30〜60分後にノンレム睡眠に入った時に分泌がピークになりますが、浅いレム睡眠では成長ホルモンが分泌されないため、入眠後すぐにノンレム睡眠に入ることが重要です。
そのためには、入眠時間の3時間前までには食事を終え、1時間前までに入浴を済ませて部屋を暗くして刺激をなくしましょう。
さらに、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を増やすためには、入眠前のアルコール摂取を控え、PCやスマホを見ないようにすることも大切です。食生活を見直す
成長期に髪の毛の伸びるスピードを早くするためには豊富な栄養が必要なため、バランスよく髪にいい栄養素を積極的に摂ることを意識しましょう。
髪の毛の主な成分であるタンパク質を多く含む肉や魚や大豆製品など、アミノ酸代謝に必要な亜鉛を含む牡蠣やレバーやナッツ類は積極的に取りましょう。
また、髪の毛の成長には海藻類などに含まれるヨウ素、ナッツ類などに含まれるビタミンE、レバーやチーズなどに含まれるビタミンB2、ナッツ類や大豆製品などに含まれるビオチン、赤ワインや豆類などに含まれるポリフェノールなども必要です。
それぞれの栄養素をバランスよく摂取しましょう。まとめ
髪の毛の伸びが遅くなったと感じた場合頭皮環境の悪化やAGAなどの理由により、ヘアサイクルが乱れ成長期が短くなっていることが考えられます。
髪の毛の伸びるスピードを早めるためには、ヘアサイクルの乱れを正して髪の毛が成長期に太く長く育つように対策しましょう。
AGA薄毛予防治療クリニックでは、みなさんの症状に合わせて適切な診断のもと治療に取り組んでおりますので、薄毛や抜け毛が心配な方はぜひお気軽にご相談ください。関連する記事
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