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頭のてっぺん(頭頂部)だけ薄くなってきた?抜け毛に悩む方必見の原因と対策
「最近抜け毛の量が増えてきた」
「頭のてっぺんだけ薄くなってきた気がする」
というお悩みを持つ男性の中には、頭のてっぺんがハゲたらあきらめるしかない、と思っている方がいるかもしれません。
頭頂部の薄毛は男性ホルモンの影響や加齢によるものや、生活習慣や頭皮環境によるものなどさまざまな原因が考えられるため、適切な治療や対策で改善が期待でき、すぐにあきらめてはいけません。
今回は、頭のてっぺん(頭頂部)だけ薄くなってきた、と抜け毛にお悩みの男性に向けて原因と対策方法についてくわしく解説します。
医療機関での頭頂部の薄毛治療についてもしっかり紹介しますので、気になっている方はぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
頭のてっぺん(頭頂部)の薄毛の基準とは
頭のてっぺんは自分の目ではなかなか見にくいため、実際に薄毛になっているのか分かりにくいかもしれません。
ここでは頭頂部の薄毛の判断基準についていくつかのポイントを紹介しますので、自分の頭頂部が薄毛になっているかチェックしてみましょう。頭頂部が放射状に薄く透けて見える
まずは鏡や写真を撮って頭頂部を真上から見てみましょう。
頭のてっぺんを中心に地肌が透けて見え、境界がなく放射状になっている場合は頭頂部の薄毛が始まっていると思われます。
生まれつき頭頂部が薄い場合は問題ないのですが、以前と比べて地肌が透けて見える部分が増えている場合は薄毛の兆候と考えて原因を知り対策することが必要です。
頭頂部の地肌が透けて見えるタイプの薄毛はAGAや加齢によることが多いため、放置しているとどんどん進行していく可能性がありますので、気づいたらすぐに対策を始めましょう。頭頂部の髪に立ち上がりのボリュームが見られない
頭頂部の髪のボリュームが減ったり、朝しっかりヘアセットしても時間の経過とともに髪がペタンと寝てしまう兆候が見られた場合、薄毛や抜け毛の増加が考えられます。
髪はヘアサイクルという生え変わりを繰り返していますが、ヘアサイクルには「成長期」「退行期」「休止期」があり、通常成人男性では1サイクル3〜5年で成長期が90%以上を占めています。
しかし、なんらかの原因で成長期が短くなると、髪が太く長く成長できないためボリュームが減ったり立ちあがりが悪くなりますので、ヘアセットの際髪のボリュームや髪質をチェックする習慣をつけましょう。抜け毛の量が大量で細く短い
成人男性の正常な1日の抜け毛はおよそ50〜100本程度と言われています。
しかし、頭頂部の薄毛がAGAの場合、1日200〜300本程度抜けることも珍しくないため、シャンプー時や起床時に抜け毛の量が以前に比べて増えていないかチェックすることをおすすめします。
さらに、AGAではヘアサイクルの成長期が極端に短くなる傾向があるため、抜け毛が細く短くなるという特徴があります。
そのため、頭頂部が気になる方で細く短い抜け毛が急増している場合、AGAの可能性がありますのですぐに対策しましょう。頭頂部の薄毛の原因とは
成人男性の頭頂部の薄毛は多くの原因がAGAであり、3人に1人が発症することがわかっています。
そのためAGAの原因や症状の特徴を知り、自分がAGAなのかチェックすることが大切です。
しかし、頭頂部の薄毛の原因にはAGA以外にもさまざまなため、自分がどれに当てはまるのか知り原因に合わせて対策することが大切ですので、ここでしっかり頭頂部の薄毛の原因についてみていきましょう。AGA(男性型脱毛症)によるO字型脱毛
AGAは「O字型」の薄毛が大きな特徴として挙げられますが、これは頭のてっぺんのつむじ周囲から薄毛が始まり、アルファベットのOの形に地肌が透けてだんだん進行して広がっていくパターンを示します。
O字型の脱毛は、比較的日本人に多くみられることがわかっていますので、自分の親や祖父など家系にO字型の薄毛が見られたら遺伝する可能性があるため注意が必要です。
頭のてっぺんは自分では見えにくいため、周囲から指摘されて初めて気づくパターンや症状が進行してから気づくケースがありますので、毎日の生活の中で鏡で見るようにする習慣をつけることをおすすめします。頭皮環境の悪化
頭頂部は頭部のほかの部位よりも高い位置にあるため血行が滞りやすく、頭皮の乾燥や紫外線などによるダメージが原因となり頭皮環境が悪化した場合、血行不良や皮膚炎などの頭皮トラブルを引き起こすおそれがあります。
血行不良は加齢による代謝の低下や、脂分の多い食事が中心など食生活の乱れから血液がドロドロになることなどが原因で起こりやすく、外食が多い方や中年以降の男性は注意が必要です。
また、皮膚の炎症は髪の発育の遅れや発育不足につながり、頭頂部の抜け毛の増加に進行する危険がありますので、夏の紫外線や冬の外気の乾燥などに対し季節ごとの対策が必要です。生活習慣の悪影響
髪が太く長く成長するためには、髪の元となる毛母細胞に豊富な酸素と栄養が必要ですが、バランスの悪い食事や不規則な食事時間といった食生活の乱れは、髪の成長不足によるつむじの薄毛をまねく可能性があります。
さらに、睡眠不足は髪の成長に不可欠な「成長ホルモン」の分泌量を減少させることから、睡眠時間が短い人や寝ても熟睡できないという人はつむじの薄毛リスクが高いと言えるでしょう。AGA以外の病気
円形脱毛症は、頭部に円形の脱毛斑が見られる脱毛症で、出現部位に決まりはないためつむじに脱毛斑が発症する可能性があります。
円形脱毛症の原因ははっきりわかっていませんが、自己免疫疾患のひとつであるという説が有力で、アトピー性皮膚炎の既往がある人に発症しやすいとも言われています。
境界がはっきりした円形の脱毛斑は、ほかのつむじの薄毛と見分けがつきやすいという特徴があり、皮膚科や免疫を専門に診察できる病院での治療が必要です。
さらに、皮脂の過剰な分泌による脂漏性皮膚炎は、脂漏性脱毛症という髪の発育不足や抜け毛が現れる脱毛症の原因になりますので、
洗浄力の強すぎるシャンプーによる頭皮の乾燥や、揚げ物やラーメンなど脂肪分の多い食事をよく摂取している方は抜け毛の増加が見られる可能性があります。頭頂部の薄毛の治療方法とは
頭頂部の薄毛の原因は多くがAGAですが、AGAは症状や進行スピードに個人差が大きく、進行性で放置しているとどんどん薄毛が進んでいくためなるべく早く治療することが大切です。
ここでは、AGA専門クリニックや皮膚科などの医療機関で受けられるAGA治療を紹介します。AGA治療薬を使用する
AGAの原因は、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種で、テストステロンが5αリダクターゼと結びついて変換されます。
ジヒドロテストステロンは、頭頂部や前額部に多く分布しているアンドロゲンレセプターに取り込まれて脱毛因子を産生し、成長期の成長途中の髪が抜け落ちて抜け毛の増加と薄毛を引き起こします。
フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)という5αリダクターゼ阻害薬を内服し、ジヒドロテストステロンの生成を抑えるのがAGAの内服薬治療です。
さらに、ミノキシジル外用薬は血管拡張効果により血行を促進し、髪の成長に必要な酸素や栄養を送り届けやすくすることから、頭頂部の薄毛にも発毛効果が期待できます。
頭頂部の薄毛には、内服薬と外用薬療法の治療を併用することがおすすめですので、気になる方はぜひAGA薄毛予防治療クリニックにご相談ください。頭皮トラブル治療
頭皮ダメージや脂漏性皮膚炎などの頭皮の炎症トラブルは、慢性化すると毛穴を破壊したり頭皮の血行を悪化させて髪の成長に必要な酸素や栄養の供給を妨げるおそれがあるため、頭頂部の薄毛に進行するため治療が必要です。
頭皮の炎症は慢性化すると治療が難しくなるため、紫外線による日焼け程度は自宅でクーリングするといった対処もできますが、皮膚科など専門の医療機関を受診しなるべく早く抑えることをおすすめします。注入療法や植毛
AGA専門クリニックや美容外科などでは、髪の成長を助けるミノキシジルや成長因子などの成分や、頭皮環境を整えるビタミン類などを配合した薬を頭皮に直接注入して髪の成長を促すメソセラピーやHARGといった注入治療が受けられます。
それぞれのクリニック独自の方法で行われていることが多く、注入薬剤の種類や注入方法に決まりはないため料金がクリニックごと違いますが、気になる薄毛の部分に直接注入できるというメリットがあり、頭のてっぺんのみ薄毛が気になる場合はAGAの内服薬と併用しながら治療を検討しても良いのではないでしょうか。頭頂部の薄毛におすすめの対策方法とは
頭頂部は自分で見にくいため、薄毛に気づいた時にすぐ対策することが重要です。
ここでは、今すぐ始められるおすすめの薄毛対策方法について解説しますので、薄毛が進行して手遅れになる前にできることからすぐに始めましょう。頭皮を健康に保つ
皮脂の増加や乾燥によるバリア機能の低下などの頭頂部の頭皮環境の悪化は、毛穴詰まりや頭皮トラブルによる薄毛をまねくおそれがありますので、毎日の適切なヘアケアで頭皮環境を整えましょう。
頭皮は洗いすぎも洗わなすぎも頭皮環境の悪化につながりますので、1日1回なるべく同じ時間にシャンプーしましょう。
シャンプー剤は、刺激が少なく頭皮に優しいスカルプケア用やアミノ酸系などの低刺激を選び、アルコールやメントール入りなど刺激になりやすいものは避けましょう。
また、シャンプー中や前後にマッサージの習慣をつけてコリをほぐし、血行促進することもおすすめです。
自分の指や頭皮用ブラシなどやりやすいものを選び、頭頂部を中心に円を描くようにゆっくりマッサージしましょう。生活習慣を見直す
睡眠不足や入眠障害などの睡眠の質の低下は、髪の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌低下をまねくおそれがあります。
成長ホルモンの減少は頭頂部の薄毛の原因になりますので、入眠前の刺激を避けるために食事摂取と入浴は入眠3時間前に済ませ、入眠2時間前から室内を暗くしましょう。
また、運動不足は頭皮の血行不良や代謝の低下の原因となりますので、毎日15分程度でも運動する習慣づけることをおすすめします。
運動は毎日継続することが大切ですので、運動が苦手な方はエレベーターを階段に変えたり1駅分歩くなど、無理のない範囲で習慣にしましょう。AGA専門クリニックに相談する
頭頂部のAGA対策には、AGA専門クリニックに相談して自分の薄毛に合わせて予防や治療することが大切です。
AGA治療は長期的に経過を見ることが大切ですので、いつでも気軽に相談できるかかりつけの病院やクリニックを見つけ、継続しやすい環境で治療することをおすすめします。まとめ|頭頂部脳薄毛が気になったらAGA薄毛予防治療クリニックへ
頭のてっぺん(頭頂部)の薄毛は、AGAが進行しているケースが多く、頭皮の地肌が薄く透けたり細く短い抜け毛が大量に増えることや、家族や家系に頭頂部の薄毛が見られることなどから判断できます。
しかし、自分で正確にAGAかどうか見極めることは難しく、どのような状態でどんな治療が合うのかは専門のクリニックで診察を受けることが大切です。
AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療により自分の都合に合わせて月々¥980から治療できますので、どうぞお気軽にご相談ください。関連する記事
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