WORRIES
お悩み相談
-
高校生で抜け毛が止まらない?未成年で薄毛や抜け毛が多くなってしまう原因と対策は?
高校生で抜け毛が止まらない?未成年で薄毛や抜け毛が多くなってしまう原因と対策は?
「抜け毛が多い」というお悩みは、年齢を重ねた男性特有のものではなく未成年や高校生でも多く、実際に抜け毛が増えているケースや家族や家系に薄毛の男性が多く自分も将来薄毛になるのではないかといったケースが多くみられます。
また、自分の子どもがなんとなく薄毛になっているのではないか、と心配する親御さんもいらっしゃることでしょう。
今回は、抜け毛が止まらないとお悩みの高校生や未成年の方や、子供の抜け毛や薄毛が心配な親や保護者の方々のために、高校生や未成年に見られる抜け毛や薄毛の原因と対策方法についてくわしく解説します。
さらに、高校生や未成年のAGA治療についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
高校生や未成年の薄毛とは
高校生や未成年といった若い世代においては、薄毛とは無関係というイメージがあるかもしれませんが、抜け毛の増加や薄毛は10代から見られ、若年性脱毛症として治療が必要な場合があります。
ここでは、高校生や未成年の若年性脱毛症についてくわしくみていきましょう。若年性脱毛症とは
若年性脱毛症とは、「若ハゲ」と言われることもありますが、文字の通り高校生や10代後半〜20代くらいの若い世代に起こる抜け毛の増加や薄毛のことを指します。
おもにAGA(男性型脱毛症)の若年での発症を指しますが、若年性脱毛症の原因はAGAのみではなくさまざまな要因が複雑に絡まり合っていることが多いため、原因を取り除くことが難しい場合もあります。
若年性のAGAの場合も成人男性と同様で、抜け毛が増えて生え際や頭頂部を中心に薄毛が目立つようになりますが、AGAは進行性のため若く発症すればするほど薄毛の範囲が拡大しやすいため、早期治療や対策が必要になります。抜毛症に注意
思春期や高校生に発症することが多く、注意が必要な脱毛症のひとつとして抜毛症(トリコチロマニア)が挙げられます。
抜毛症は心因性の障害のひとつで、自分で繰り返し毛髪を引き抜いてしまうことから部分的な脱毛や薄毛がみられ、意識的に髪を抜く場合と本人は無意識の場合があり、親や保護者は注意が必要です。
抜毛症は、緊張や不安やストレスといった心因性が原因となり、自分の頭髪や眉毛などを引き抜くことで気持ちを落ち着け満足感が得られることから、繰り返し抜け続けるという特徴があります。
抜毛症の場合、抜いた髪を食べたり飲み込む行動が伴うことが多く、治療には専門の医師や心理カウンセラーなどによる精神的なケアが必要になるため、こどもの部分的な薄毛や脱毛斑が目立って心配だという場合は抜毛症かどうかチェックすることをおすすめします。未成年の薄毛の原因とは
未成年や高校生の薄毛はさまざまな原因があり、原因がひとつではなく複数関係していることも多いため、いろいろな角度から原因を探り対策することが大切です。
ここでは未成年や高校生に多く見られる薄毛の原因について4つみていきましょう。男性ホルモンが影響する男性型脱毛症
AGA(男性型脱毛症)は10代から発症する可能性があり、成人男性と同じ症状や特徴があります。
AGAは「MO型」と呼ばれる特徴的な薄毛が見られますが、前額部の生え際の剃り込みが深くなるように薄毛が進行する「M字型」と、頭頂部が薄くな理だんだん範囲が広がっていく「O字型」を合わせてMO型と呼ばれています。AGAはジヒドロテストステロンという男性ホルモンと遺伝が原因となり発症することがわかっていますが、ジヒドロテストステロンは胎児期の男性生殖器の形成や第二次性徴を促すホルモンで、思春期以降は皮脂分泌を促したりAGAの抜け毛を促します。AGAは思春期以降誰でも発症する可能性があり、男性の3人に1に発症することがわかっていますので、高校生や未成年でも注意が必要な脱毛症です。頭皮の皮膚炎など頭皮環境の悪化
頭皮環境の悪化は、常在菌の異常繁殖やアレルギーなどによる炎症を起こしやすい状態をまねき、皮膚炎による薄毛や抜け毛の増加の原因となるおそれがあります。
高校生や未成年の場合、費用を抑えるために自分でできる安価で刺激の強いヘアカラーやブリーチなどを使用する方も多いでしょうが、市販のカラーやブリーチには界面活性剤やアルカリ剤といった頭皮に刺激となる成分が含まれていることがあり、皮膚に炎症を起こす危険があります。
また、思春期以降皮脂の分泌が増えてくることや、汚れがきれいに落とせず毛穴が詰まっているなどの理由から、皮脂をエサとする常在菌が異常繁殖して皮膚に炎症を起こす「脂漏性皮膚炎」による「脂漏性脱毛症」という脱毛症に進行する可能性があるため気をつけなければなりません。ファストフードの過食など食生活の乱れ
脂肪分の多い揚げ物やファストフードに加え、スナック菓子などが中心の食生活を続けていると、髪の成長に必要な栄養素が不足して髪が成長しにくく抜けやすくなります。
高校生では食事の内容や食事の回数が乱れやすくなるため、髪に必要な肉や魚や大豆などのタンパク質、野菜や海藻類に含まれるビタミンやミネラルをバランスよく摂取できているかを親や保護者が注意してあげる必要があります。
薄毛や抜け毛の原因が食生活の乱れによるものの場合、食生活を改善すれば抜け毛や薄毛が減ることが期待できますので、本人とよく話して食事の重要性を理解することが大切です。睡眠不足や質の低下
寝不足による睡眠時間の減少や寝つきが悪いなど睡眠の質が低下すると、睡眠中に分泌される成長ホルモンという髪の成長を促すホルモンの分泌が低下して抜け毛の増加や薄毛につながる可能性があります。
成長ホルモンは、入眠後最初に訪れるノンレム睡眠という深い睡眠の開始30後から分泌され、そのあと3時間程度かけてゆっくり分泌量が減少します。
そのため、睡眠時間が短い場合や、寝る直前までスマホを見ていてなかなか寝付けず中途覚醒が多い場合は、髪の成長の遅れや抜け毛につながるおそれがありますので注意が必要です。高校生や未成年ができる薄毛や抜け毛対策とは
高校生や未成年の薄毛や抜け毛の対策には、毎日の生活の中でできることがいくつかあります。
抜け毛や薄毛対策は自分でできるものと、親や保護者の協力があった方が取り組みやすいものがありますので、それぞれくわしくみていきましょう。正しい頭皮ケアで頭皮を清潔に保つ
頭皮が汚れていたり皮脂の分泌が過剰な状態は、頭皮の雑菌や常在菌の異常繁殖の原因となりますので、毎日しっかり洗浄する必要があります。
しかし、洗浄力の強すぎるシャンプー剤を使用していると、頭皮に刺激となり炎症の原因となるおそれがありますので注意が必要です。
市販のシャンプー剤にはいろいろな種類がありますが、高校生の頭皮にはアミノ酸系シャンプーやスカルプケア用や低刺激と記載されているシャンプー剤を選ぶことをおすすめします。
さらに、シャンプー方法を見直すことも大切ですので、ぬるま湯を使用して強くこすらないように頭皮を洗い、洗う時間の倍以上かけてしっかりすすいで頭皮を清潔に保つことが大切です。バランスよく頭皮にいい栄養豊富な食事を意識する
栄養バランスの悪い食事は髪の成長を妨げる原因になりますので、バランスよく頭皮にいい栄養豊富な食事を意識することが大切です。
髪の主な成分はケラチンというタンパク質のため、赤身肉や鶏のささみやムネといった脂の少ない良質な肉や魚と大豆などの植物性タンパク質を積極的に摂りましょう。
さらに、タンパク質の代謝に欠かせない亜鉛やビタミンAやCは牡蠣や緑黄色野菜や海藻類などから摂取でき、頭皮の血行を促進するビタミンEはアーモンドなどのナッツ類から摂れますので毎日の食事の中で積極的に摂るようにしましょう。
また、揚げ物やスナック菓子や菓子パンなどは皮脂分泌を増やし頭皮環境の悪化をまねくため、なるべく控えることをおすすめします。睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する
睡眠中に分泌される成長ホルモンを増やすためには、睡眠時間を確保して質の良い深い眠りの習慣を身につけることが大切です。
睡眠時間は6時間程度を確保し、睡眠の質の向上には以下を意識しましょう。
・毎日寝る時間と起きる時間を一定にする
・食事や入浴は就寝2時間前に済ませる
・入眠2時間前から部屋の明かりを落とす
・夕方4時以降のカフェイン摂取を控える
・入眠前のスマホやゲーム機の使用は控えるAGA専門クリニックに相談する
高校生や未成年の抜け毛の増加や薄毛は原因が分かりにくいことが多いため、専門家に相談することが大切です。
AGA専門クリニックは薄毛の原因をいろいろな角度からくわしく診察して診断できるため、ひとりで悩まずにまず相談することをおすすめします。
AGAは遺伝性のため、家系に薄毛やAGAを発症している男性がいる場合は自分もAGAや薄毛になる可能性がありますので、家系の男性の髪をチェックしてみましょう。未成年はAGA治療できるのか
若年性脱毛症で原因がAGAの場合、すぐに治療を始めることはできるのか疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
ここでは、未成年や高校生がAGAの治療ができるのかについて、くわしく解説します。AGA治療の基礎知識
AGAの治療には主に以下が挙げられます。
・フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬
・ミノキシジル外用薬
・メソセラピーやHARGなどの注入治療
・植毛
AGAの原因のひとつであるジヒドロテストステロンは、テストステロンと5αリダクターゼが結びつくことで変換されるため、フィナステリドやデュタステリドという5αリダクターゼ阻害薬を使用することで根本治療が可能です。
さらに、発毛を促すミノキシジルの外用薬や、髪の成長を促す成分を頭皮に直接注入する治療も抜け毛や薄毛に効果が期待できます。
また、植毛はAGAの影響を受けない後頭部の髪を移植するため、定着すればAGAを再発することはない根本治療になると考えられます。AGAの治療開始基準
AGAの内服薬は男性ホルモンに影響する可能性があり、安全性から日本では20歳以上に決められていますので、未成年や高校生では内服薬による治療は難しいでしょう。
しかし、外用薬治療や他の治療に関しては、医療機関によっては未成年や高校生でも受けられるケースがありますので、まずはAGA専門クリニックに相談することをおすすめします。高校生や未成年のAGAは専門家に相談を
AGAは、男性の3人に1人に発症する脱毛症であり、進行性のため放置しているとどんどん薄毛が進行していきます。
しかしAGAは、早期発見と早期治療により症状の進行を遅らせたり早期回復が期待できるため、なるべく早く対策することが重要ですので、高校生や未成年の段階でできる治療や対策について、AGA専門クリニックに相談することをおすすめします。まとめ
高校生や未成年で薄毛になると、見た目の変化により自分に自信が持てなくなってしまうかもしれません。
薄毛を改善するためには、毎日自分でできる対策することはもちろんですが、親や信頼できる専門家に相談することが大切ですので、自分だけで抱え込まずにまずはAGA薄毛予防治療クリニックのオンライン診療にお問合せください。関連する記事
-
-
頭のてっぺん(頭頂部)だけ薄くなってきた?抜け毛に悩む方必見の原因と対策
2025.09.30
-
-
コスパの良い薄毛対策!厳選5選を紹介
2025.09.16
-
-
気温と抜け毛の関係とは?抜け毛が多い季節の前後に注意したいこと
2025.09.14
-
-
夏に抜け毛がやばいのはなぜ?高温多湿の時期に注意したいこと
2025.09.11
-