積極的に抜け毛を対策したい人におすすめの対策とは？

抜け毛はさまざまな原因で発生しますが、あまり深く抜け毛の原因を考えたことがないという方も多いのではないでしょうか。抜け毛の対策をするうえでは、抜け毛の原因を知っておくことが大切です。そのためまず最初に、なぜ抜け毛が発生してしまうのか、抜け毛の原因について一緒に確認をしていきましょう。

抜け毛は病気によって発生する場合もあります。抜け毛を発症する男性の代表的な病気としては、AGA（男性型脱毛症）がよく知られていますよね。AGAを気にして抜け毛予防を積極的に行いたいという方も多いです。AGAは遺伝により発症する病気で、今は日本人の成人男性の3人に1人の割合で発症していると言われる身近な病気です。しかしAGAはしっかりと治療を行わないと抜け毛をくい止めることができないため、注意しなければいけない病気のひとつです。その他には、円形脱毛症や甲状腺疾患、アレルギーなどによって発症する抜け毛などもあり、その発症原因はさまざまです。病気による抜け毛症状が見られる場合は、個人による対策だけではなく、医療機関で医師による診断と治療が必要となります。

髪の毛は私たちが口から摂取した栄養素で成長していくため、栄養が不足していたり、偏った食生活を繰り返していると髪の毛が栄養失調になり抜けやすくなります。特に近年はファーストフードなどの食生活の欧米化が進んでおり、手軽に高カロリーで高脂質の食事を美味しく摂取することができるようになりました。ファーストフードはもちろん楽しんでいただいても問題はありませんが、普段の食生活で日常的に摂取していると、栄養が不足していってしまいます。「きちんと普段食べている」と思っていても、このように食事内容の質が低下していると、髪の毛の質も低下するため今一度食生活の見直しが必要です。

私たちは深い睡眠に入っている時に、成長ホルモンと呼ばれるホルモンを一番多く分泌します。成長ホルモンと聞くと、成長期の子供が発育するために必要なもので大人は関係ない、と思い込んでしまいがちですが大人でも成長ホルモンはとても重要です。筋肉や骨格の維持などはもちろん、成長ホルモンは髪の毛の成長や維持にも役立っています。そのため、慢性的な睡眠不足が続いてしまうと本来分泌されるはずだった成長ホルモンが分泌されんくくなり、髪の毛の成長や維持が困難になっていってしまいます。結果として、睡眠不足により髪の毛が弱り、抜けやすくなてしまうのです。

過度なストレスを感じると、私たちの体はコルチゾールというホルモンを分泌します。このコルチゾールとは、別名ストレスホルモンとも呼ばれており、血管収縮作用や髪の毛根元の毛包への攻撃をしてしまうことがあり、これが抜け毛につながる可能性があると言われています。ここで、血管収縮と抜け毛はなぜ関係があるのか疑問に感じた方も多いかと思いますが、血管収縮するということは髪の毛に栄養を運ぶための道が狭まるということになります。髪の毛は毛細血管から成長に必要な栄養素や酸素を受け取っているため、血管の収縮は髪の毛にとっても大きなダメージとなってしまうのです。過度なストレスが日常的に続いているという方は、注意が必要です。

髪の毛にいいシャンプーだと思って使っていたケア商品が、肌に合っていなかったり、間違えた洗髪やケア方法を行っているなどの場合は髪の毛が抜けやすくなっている可能性があります。シャンプーは肌に合っていないと、頭皮がかぶれてしまったり乾燥してしまうことで、痒みやフケが発生することがあります。繰り返し頭皮にダメージが加わることで、髪の毛が弱ってしまい抜けやすくなってしまうことがあります。間違えた洗髪やケア方法も毎日繰り返すことで、頭皮や髪の毛に負担をかけて抜け毛につながる可能性があります。

抜け毛にはさまざまな原因があると、知っていただくことができたかと思います。普段意識していないうちに、抜け毛の原因になってしまうようなことをしていた、という方も多いのではないでしょうか。なにか心当たりがあった方は、特にこれからご紹介する抜け毛対策は重要になります。また特に心当たりがなかった、という方でも、これからご紹介していく抜け毛対策の方法を実施することで積極的な抜け毛対策を行っていくことができます。抜け毛対策をしても必ずしも髪の毛が元に戻る、というわけではありませんが、抜けにくく強い髪の毛を育てていくためには日々の積み重ねがとても大切となります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

食事は一日の中で一番改善できるチャンスが多い生活習慣のひとつです。食事の摂取は、バランスを心がけ、できれば一汁三菜を目指した和食を食べるようにすると栄養バランスが整いやすくなります。外食時が多いという方でも、野菜と肉や魚のバランスがいい食事を選ぶようにすると、栄養面をカバーすることができますよ。もう少し頑張れそうだという方は、食事の栄養も一緒に確認してみましょう。髪の毛の成長に欠かせない栄養素としては、「タンパク質」「ミネラル類」「亜鉛」「ビタミン類」などがあげられます。それぞれのバランスを満たす食事を心がけると、髪の毛に必要な栄養素を食事からも十分摂取することが可能です。ただし亜鉛は食事からのみでは摂取が難しいことも多いですので、そうした場合は無理せずサプリメントに頼ってみるのもオススメです。

先ほど解説したように、睡眠は髪の毛の成長や維持にとても重要な役割があります。髪の毛に必要な成長ホルモンは、深い睡眠時に多く分泌されるため、できれば7時間～8時間程度の睡眠時間を確保するようにして、睡眠の質の向上を目指しましょう。また睡眠の質をあげるために、季節に応じた肌着やパジャマ、寝具を用意することも大切です。その他、寝室の湿度や温度も適性を保つよう心がけると、睡眠の質を向上させ、深い睡眠を取り入れやすくなります。夜勤などで生活が不規則であったり、睡眠時間を必要分確保できないという方は、休憩時に短時間でも仮眠を取ることも大切です。

ストレスの原因が日常生活の中にある仕事や家事などであれば、完全に避けることが難しい場合もありますよね。そのため強いストレスを感じたり、心身ともに疲れを感じる場合は、意識的にストレス発散の場や時間を設けるようにしましょう。ストレス発散方法は人によりさまざまですが、10分でも20分でもストレスの原因から離れて趣味や好きなことをする時間、あるいは何もしない時間を設けて気持ちをリフレッシュさせましょう。ストレスの発散は意図的に行わないとできないことが多いため、ぜひ生活の中に意識的に取り入れてストレス発散の場を設けましょう。

使用しているシャンプーやケア剤が肌に合っているか、正しい洗髪やケア方法を行えているかを今一度振り返って確認するようにしてみましょう。ケア剤が肌に合っているか分からない、という方はドラックストアの薬剤師に相談してみるのもオススメですし、皮膚科などで相談するのもオススメですよ。洗髪方法については、以下の記事で詳しく解説をしていますので、参考にしてみてくださいね。

◎合わせて読みたい記事
【医師監修】AGA薄毛とシャンプーについて
https://aga-yobou.jp/worries/usuge-shampoo

ここまでで、抜け毛対策の方法について解説をしてきました。今から自分でできる対策法ですので、抜け毛予防を積極的に行っていきたいという方は、ぜひ実施してみてくださいね。一方で、すでに抜け毛の症状があるという方は、抜け毛対策と同時に抜け毛の原因を調査し、必要に応じた治療を考えていく必要があります。特にAGAの場合は、健康上問題はない病気ではあるものの進行型のため、てきて津名治療を行わないと抜け毛がどんどん進行していってしまう可能性があります。その他AGA以外の病気であった場合でも、適切な治療は必要になりますし、健康被害につながるの可能性がある病気も含まれるため気をつけなければいけません。抜け毛の症状があるという方は、まずは医療機関やクリニックに相談をして適切な治療を行いましょう。

では、実際に医療機関やクリニックに通った際には、どのような抜け毛対策を行うのでしょうか。病院に行く勇気がなかなかでない、なにをするか分からず怖いという方も多いかと思います。しかし抜け毛を放置することの方が危険ですので、最後にここでは医療機関やクリニックで行う抜け毛対策について解説をして終わります。

まずは症状の確認をするために、医師による問診や、必要に応じて頭皮などの触診を行います。頭皮の状態を見ることで、ある程度抜け毛の原因を予測したり、異常がないかを確かめることができます。この段階で確定診断とはなりませんが、今すぐ治療が必要な状態なのかなどを医師が判断するために必要な工程となります。

抜け毛の原因がAGA出会った場合、塗り薬や飲み薬で治療を行っていきます。AGAの場合は保険適応外となるため、医療機関の他にAGA専門クリニックなどでの診療・治療も可能です。発毛を促進し、抜け毛の原因物質をブロックする薬を塗布・服用することで、徐々に抜け毛の症状を緩和することができるようになります。効果を早く感じる方でも3ヵ月、一般的には6ヵ月程度の治療で効果を感じるようになってくるため、治療は長期戦になることが多いです。AGA以外の病気が原因の場合は、原因に応じた治療となり多くの場合は保険適応の治療となります。念のため診断がついた段階で医師に確認してみてくださいね。原因によって対処法が異なりますが、病気によってはすぐに治療が必要なケースもあるため、早期段階で医療機関に相談するようにしましょう。