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    つむじハゲはどの程度の薄毛から? つむじの薄毛をチェックする方法や進行の対策方法

    炎症,頭皮

    髪の毛の薄毛が気になってくると、同時に目につくのがつむじ周辺ですよね。つむじは髪の毛が渦巻いている部分の中央で、生まれつき誰もが持っている身体的特徴のひとつです。つむじの位置や個数は個人差によりますが、多くのつむじは頭の頭頂部にあります。しかし薄毛がつむじ周辺から始まる方も多く、つむじの薄毛でご相談をいただくことも多いです。そこで今回は、つむじ周辺がハゲてしまう原因やつむじハゲを自分でチェックする方法について、詳しく解説をしていきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    つむじハゲの定義とは?

    つむじハゲと呼ばれることの多い、つむじ周辺の薄毛ですが、つむじそのものが個人差が大きいものであるため、つむじハゲと呼ばれる薄毛に明確な基準はありません。しかし一般的には、つむじ周辺の地肌がはっきり見える状態をつむじハゲと呼ぶことが多いです。個人差によるところが大きいものの、普段からつむじを観察しておくことで、つむじハゲの進行度合いを確認することができます。

    つむじハゲが発生する原因とは?

    つむじは普段目につかないうえに、もともと地肌が多少見えている部分であるため、薄毛が進行したときに気付けないことが多いです。しかしつむじがハゲてしまうと、髪の毛のボリュームが少なく見えてしまったり、地肌が目立つなど見た目に与える影響はとても大きく心理的負担もかかります。では、そんなつむじハゲはどのようにしてできるのでしょうか。つむじハゲの対策を行っていくうえで、つむじハゲの原因を知ることはとても大切です。ここでは、一緒につむじハゲが発生してしまう原因について見ていきましょう。

    AGA(男性型脱毛症)

    つむじハゲはAGAという男性に現れる脱毛症が原因であることが多いです。特にAGAでは、O型と呼ばれる薄毛の広がり方をする症状があり、このO型はつむじ周辺から薄毛が進行していきます。そのため、つむじハゲを発症している方は高い確率でAGAである可能性があるのです。AGAを発症している8割以上の方は、遺伝によるものと言われており、日本人成人男性では3人に1人がAGAであるとも言われています。つむじ周辺から薄毛が進行している方は、AGAの可能性があるため注意が必要です。

    生活習慣の乱れ

    AGA以外で薄毛を発症する要因としては、生活習慣の乱れがあげられます。食生活、睡眠、適度な運動などがおろそかになっている場合は、生活習慣が乱れて体に負担がかかっている可能性があります。例えば食生活では、偏食や栄養バランスの偏りによって髪の毛に十分な栄養素が届かず、髪の毛が栄養失調になってしまうことがあります。栄養不足の髪の毛は、やせ細り抜けやすくなります。睡眠では、十分な睡眠時間が確保できていないと、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンが分泌されにくくなり、髪の毛の維持や成長に悪影響を及ぼします。運動は、ストレス発散や血の巡りをよくしてくれる働きがありますが、運動がおろそかになると新陳代謝が下がり血の巡りも悪くなっていきます。結果として、新陳代謝や血流に影響を受けて成長する髪の毛に悪影響を及ぼし、抜けやすくなってしまうのです。

    頭皮環境の悪化

    体質に合わないシャンプーやケア剤を使っていたり、正しい洗髪ができていないと頭皮環境はすぐに悪化していきます。頭皮は髪の毛を育てる重要な土台のため、頭皮がダメージを受けている状態だと髪もいい状態で成長できません。頭皮環境が悪化していて、痒みや発疹、フケなどの症状がある方は薄毛が進行する可能性があるため注意しましょう。

    つむじハゲのセルフチェック方法とは?

    つむじハゲが発生してしまう原因に、当てはまるという方は「自分がつむじハゲになっているのではないか」と不安ですよね。しかし自分がつむじハゲかどうかを確認するのは、難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、つむじハゲを自分で見分けるための、セルフチェック方法について解説をしていきます。つむじが正面から見えないという方も多いかと思いますので、その際は写真を撮って確認したり、合わせ鏡で後頭部や頭頂部を確認する方法が便利です。ひとりでこっそりチェックできる方法ですので、つむじハゲが気になるという方はぜひ実践してみてくださいね。

    つむじが枝分かれしている

    イメージが少し難しいかと思いますが、つむじの渦巻く方向がバラバラになっていたり、ひとつのつむじがふたつに見える、などの状態が見られる場合はつむじの薄毛が進行しているサインです。つむじ周辺にまとまりがなくなったり、寝癖のように見える状態は、このつむじの枝分かれが原因であると考えられます。髪の毛のセットが上手くいかなかったり、寝癖みたいな癖がつむじ周辺に付きやすくなったという方は要注意です。

    つむじ周辺の地肌がはっきりと見える

    つむじハゲが進行してくると、つむじ周辺の地肌がはっきりと見えるようになります。もともとつむじは正常な状態でも、地肌はある程度見えるものです。そのため少し地肌が見える、あるいは髪の間からうっすら見える程度であれば、基本的には心配いりません。しかしつむじ周辺が明らかに薄毛になっていたり、髪はあっても地肌が見える面積が広い場合は、つむじハゲが進行しているサインですので注意が必要です。

    つむじが長細くつながって見える

    生まれつきつむじが2つ以上あってつながって見える方もいらっしゃいますが、もともとのつむじが円形だったにも関わらず、つむじが長細く広がっている場合は注意が必要です。つむじが増えるということはないため、つむじが長細くなりつむじの個数が増えたように感じたり、長細く広がっている場合は既につむじハゲが進行しているサインです。

    つむじハゲにはどんな対策が有効?

    つむじハゲの予兆を見つけたり、実際に今つむじハゲを見つけてしまったという方は、「このままハゲてしまうのでは」と不安な気持ちかと思います。しかし今あるつむじハゲの原因が生活習慣の乱れや間違ったケア方法が原因で起きている場合には、正しい対策をとることでつむじハゲの進行を抑えることができます。そこでここでは、つむじハゲに有効な自分でできる対策について解説していきます。

    食生活の改善

    髪の毛全体の栄養不足が原因であれば、食生活の改善が効果的です。最近はコンビニご飯やファーストフード、テイクアウトなどでさまざまな食を手軽に楽しむことができますよね。手軽かつ美味しいご飯は魅力的です。しかし、髪の毛の栄養を考えた時にこうした手軽に食べることができるご飯というものは、栄養バランスが悪いことも多く、毎回の食事でおすすめできるものではありません。もちろん食事を楽しむ、時間がない時に手軽に食べたいなどの理由でたまに利用する分には問題はありませんが、毎食になってしまうと栄養の偏りが生じてしまいます。そのためつむじハゲの対策としては、まずは栄養バランスのとれた食事を用意することから始めましょう。「タンパク質」「亜鉛」「ミネラル類」「ビタミン類」のバランスを考え、和食の一汁三菜をイメージすると理想の栄養バランスに近づきます。栄養バランスのとれた食事を用意するのは大変な部分もありますが、休みの日に作り置きをしてみるなどの工夫で忙しい日も食事の栄養バランスを心がけることができます。亜鉛などは食事からの摂取が難しいため、サプリメントの活用もおススメです。

    睡眠の改善

    睡眠不足の傾向がある方は、睡眠の改善を心がけましょう。成長ホルモンが分泌されるのは、睡眠中の深い眠りに入った時です。そのため、質のいい睡眠を心がけることで、深い眠りとより多くの成長ホルモン分泌を促すことができます。1日の睡眠時間の目安は7時間程度とされておりますが、個人によって適切な時間は異なるため、適切な睡眠時間を見極めることも必要です。その他に、睡眠の質を改善する方法として、睡眠環境を整えるという方法もあります。適切な室温や湿度、季節に応じた衣類や寝具にすることで、心地のいい睡眠につなげることができます。エアコンや暖房により室内温度の調整がしやすい現代では、季節に応じた衣類や寝具に変えない、通年で同じものを使っているという方も多いですが、ぜひ睡眠の質の向上のために心がけてみてくださいね。

    運動習慣の改善

    運動不足は、新陳代謝の低下や血流不足を誘発するため、髪の毛の成長に必要な頭皮環境が悪化してしまいます。そのため、運動習慣がない方はまずは運動習慣を改善することも大切です。運動不足が直接髪の毛の状態を悪くするというわけではありませんが、運動をしている方が、髪の毛にとってはいい環境が揃いやすいです。元々運動習慣がない方は一日に15分歩く、など高すぎる目標ではなく今できる目標をかかげて運動することが大切です。運動を続けること髪の毛の成長に欠かせない新陳代謝が活発になり、また頭皮への血流も促進されるため、悪化していた頭皮環境の改善が見込めます。

    正しいケアを心がける

    普段使っているシャンプーやケア剤が、肌に合っているか、髪の毛の状態がケア剤の使用により悪化していないかを確認することも大切です。正しいと思っているケアでも、実は間違っていたなんてこともあります。自分の頭皮を確認して、頭皮にフケや発疹、痒みなどのなんらかのトラブルが発生している場合はケア製品が肌に合っていなかったり、ケア方法が間違っている可能性があります。普段使っているものだからこそ、自分の肌に合っているか見直しが大切です。また毎日行う洗髪ですが、時間をかけて予洗い、泡立て、洗い流しをしっかり実践するようにしましょう。男性の方は髪が短い方が多いため、5分以内で洗髪を終わらせてしまう方が多いですが、時間をかけて丁寧に洗うよう心がけることが大切です。

    AGAによるつむじハゲには要注意!

    ここまでで、自分でつむじハゲをセルフチェックする方法や、つむじハゲの対策について解説をしてきました。つむじハゲが気になる、薄毛が目立ってきた、という方はぜひ実践してみてくださいね。ただし注意しなければいけないのが、つむじハゲの原因がAGAである場合です。AGAは進行型の脱毛症ですので、本記事内でお話をしてきた対策を実施しても、実はあまり効果が得られない可能性があります。もちろんAGA対策として生活習慣やケア方法を見直すことに意味はありますが、AGAそのものは、専門機関や医療機関で治療を行わないと抑えることができない病気です。最近薄毛が目立ってきた、突然抜け毛が増えた、という方はAGAになっている可能性が高いです。またつむじハゲもAGAの代表的な症状ですので、自己判断はせずまずは専門クリニックや医療機関に相談することが大切です。気になる症状がある方は、ぜひ受診を優先的に行うようにしてください。

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