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髪の毛の生え変わりの周期、あなたの抜け毛は脱毛症かチェックしよう!

秋になると抜け毛が増えたと感じる人は多いですが、それは季節の「換毛期」による自然な生え変わりかもしれません。ただし、抜け毛の量や期間が長引く場合は、脱毛症や薄毛の始まりである可能性もあるため、放置してしまうのは危険です。髪の毛の健康を守るためには、髪の毛の生え変わり周期を理解し、自然な抜け毛とAGA(男性型脱毛症)などの異常な脱毛を見分けることが大切です。そこで今回の記事では、髪の毛の生え変わりの周期についてや、秋の抜け毛の原因と対策まで詳しく解説していきます。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

髪の毛の生え変わりの周期とは?
私たちの髪の毛は、常に同じものが伸び続けているわけではありません。1本1本が一定の周期で生え変わりを繰り返しており、このサイクルを「毛周期(もうしゅうき)」と呼びます。毛周期は健康な髪を保つために欠かせない仕組みであり、成長・退行・休止という3つの段階を経て、再び新しい髪が生まれます。まずは正しい髪の毛の生え変わり周期を理解することで、自然な抜け毛と異常な脱毛を見分ける手がかりになります。
成長期:髪が最も活発に伸びる期間
髪の毛の一生のうち、最も長い時間を占めるのが「成長期」です。この成長期は毛母細胞が活発に分裂し、髪が太く長く伸びていきます。成長期の長さは個人差がありますが、一般的には2〜6年ほど続くとされ、今現在ある髪の毛の80~90%程度の髪がこの成長期にあります。健康的な頭皮環境や十分な栄養があれば、成長期が長く保たれ、しっかりとした髪が育ちます。男性の肩では髪の毛を定期的に短くしており、髪の毛の長さで成長を図ることが難しいこともありますが、成長期に問題のない髪の毛であれば太く艶やかな髪の毛が生えており、途中で抜け落ちるといったことはありません。
退行期:成長が止まり、抜ける準備を始める期間
成長期を終えると、髪の毛は「退行期」に入ります。これは毛母細胞の活動が徐々に低下し、髪の成長が止まる時期です。退行期はおよそ2〜3週間ほどとされており、全体の髪のうち約1%程度がこの段階にあります。退行期には毛根が小さくなり、髪が皮膚の表面へ押し上げられていきます。退行期は自然な流れであり、健康な人でも必ず訪れる段階です。髪の毛にトラブルなく成長している場合は、退行期の髪の毛の存在は気になりません。
休止期:古い髪が抜け落ち、新しい髪が生まれる準備期間
退行期を終えた髪は「休止期」に入り、頭皮の中で静かに新しい髪が生まれる準備をしています。休止期はおよそ3〜4か月続き、全体の髪のうち約10〜15%がこの状態にあります。この段階では毛根が皮膚表面に近づき、やがて自然に抜け落ちます。抜け落ちる際に痛みなどもなく、生活の中で気付かない間に抜け落ちることがほとんどです。休止期で髪の毛が抜け落ちた後は、毛根の奥で新しい髪が成長を始め、再び成長期へとサイクルが回ります。これが健康な毛周期の休止期の流れです。また、休止期の髪の毛は平均して1日に50〜100本程度が自然に抜けるといわれますが、健康な髪の毛が休止期に抜ける本数としては、何ら問題はありません。
秋に抜け毛が発生する原因とは?
夏が終わり秋になると、「シャンプーのときに抜け毛が増えた」と感じる人が多くなります。実は、これは一時的な現象であり、多くの場合は季節の変化による自然な反応です。ただし、その背後には紫外線や気温差、ホルモンバランスの乱れなど、複数の要因が関係しています。正しい毛周期を理解していても、急な秋の抜け毛に戸惑ってしまったり、その原因が分からず放置してしまう方も多いです。秋の抜け毛が髪からのSOSである場合、放置すると更に抜け毛が悪化する可能性もあります。そこでここでは、秋に抜け毛が増える主な原因と、それが危険な抜け毛なのかについて詳しく見ていきましょう。
夏の紫外線ダメージが秋に現れる
夏の間に受けた紫外線は、頭皮や毛根に少しずつダメージを蓄積させています。紫外線を浴びると頭皮の表面だけでなく、髪の毛を作り出す毛母細胞にも影響を与え、髪の成長を妨げることがあります。こうして弱った毛根は、季節の変わり目に自然と抜けやすくなり、秋に抜け毛が急増する原因となるのです。さらに、紫外線は皮脂の酸化を進め、毛穴詰まりや炎症を引き起こすこともあります。夏の紫外線や毛穴詰まりなどが原因となるトラブルをそのまま放置してしまうと、抜け毛が一時的な現象にとどまらず、慢性的な薄毛へと進行してしまうケースもあります。夏にしっかりとUVケアをしていなかった人や、紫外線に多く晒された環境にいた方などは、秋に抜け毛が目立ちやすくなるため注意が必要です。
気温と湿度の変化で血行が悪化する
秋は朝晩の冷え込みが強まり、体全体の血流が滞りやすくなります。頭皮の血行が悪くなると、毛根に十分な酸素や栄養が届かなくなり、髪の成長が弱まって抜け毛が増える原因になります。また、秋は湿度が急激に下がるため、頭皮が乾燥しやすくなり、かゆみやフケ、炎症が起こることもあります。こうした頭皮トラブルが続くと、毛穴の環境が悪化して新しい髪が生えにくくなります。特に冷房や暖房を頻繁に使用する人は、外気との温度差で血行不良が進みやすく、知らないうちに抜け毛を悪化させてしまうこともあります。一時的に抜け毛が増える分には季節性の抜け毛として問題がありませんが、頭皮の血流の悪化を放置してしまうと、抜け毛の期間が長引いたり慢性的な頭皮トラブルを招く危険もあるため注意しましょう。
ホルモンバランスの乱れや生活習慣の影響を受ける
季節の変わり目は体調が崩れやすく、自律神経やホルモンバランスが乱れることで抜け毛が増えることがあります。男性では男性ホルモンの影響でAGAが進行しやすくなり、一時的な脱毛が起こることがあります。さらに、夏の期間に生活習慣が乱れてしまっている方は要注意です。食生活の乱れ、睡眠不足などが原因となる夏の疲れが残ってストレス過多な状態が続いてしまうと、毛周期が乱れて抜け毛が止まりにくくなるケースもあります。こうした抜け毛は一時的なものに見えても、放置すると慢性化することがあるため注意が必要です。夏は特に生活習慣が乱れやすい時期ですので、今年の夏を振り替えり、生活習慣が乱れがちだった方は秋の抜け毛に注意しましょう。またそのまま乱れた生活習慣が続いてしまうと、抜け毛が増加してしまうリスクもあることを覚えておきましょう。
ストレスによる自律神経の乱れ
秋は日照時間が短くなり、気分が沈みやすくなる季節です。仕事や生活環境の変化に加えて、寒暖差や日照不足によるストレスが重なることで、自律神経のバランスが崩れやすくなります。特に日照時間が短くなりがちな地域にお住まいの方は、地域の特性なども理解し、自律神経が乱れやすくなるということを知っておくことが大切です。実際に自律神経が乱れると血管が収縮し、頭皮の血流が悪化して毛根に必要な栄養が届きにくくなります。また、ストレスによってホルモンの分泌も不安定になり、ヘアサイクルが乱れて髪の成長が止まることもあります。さらに、強いストレスが長期間続くと、「円形脱毛症」のような一時的な脱毛を引き起こす場合もあります。生活習慣からくるストレスとはまた違った形で、ストレスが髪の毛トラブルを引き起こすことがあるため注意が必要です。
秋の抜け毛対策はどうすればいい?
秋の抜け毛は自然な生え変わりによる一時的なものもありますが、頭皮環境の乱れや生活習慣の影響で悪化することもあります。抜け毛を放置すると、毛根の働きが弱まり、新しい髪が生えにくくなるリスクもあります。季節的な抜け毛を最小限に抑えるためには、日常の中でできる予防とケアを積み重ねることが大切です。では実際に、秋の抜け毛に立ち向かうためにはどのような対策をしていけばいいのでしょうか。最後にここでは、秋に意識したい抜け毛対策を具体的に紹介していきます。秋の抜け毛対策がまだだという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
頭皮環境を整える正しいシャンプー習慣を身に着ける
抜け毛対策の基本は、頭皮の清潔と血行の維持です。シャンプーは1日1回を目安に、爪を立てず指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。洗いすぎや熱いお湯の使用は頭皮の乾燥を招き、かえって抜け毛を悪化させます。心地いい温度に感じるぬるま湯を使い、洗浄力の強すぎないアミノ酸系シャンプーを選ぶのがおすすめです。また、シャンプー後はタオルドライを丁寧に行い、ドライヤーを近づけすぎないよう注意します。血行を促すために、洗髪時やお風呂上がりに頭皮マッサージを取り入れるのも効果的です。清潔で潤いのある頭皮を保つことが、秋の抜け毛を防ぐ第一歩です。
食生活で髪に必要な栄養をしっかり補う
髪の健康には、タンパク質・ビタミン・ミネラルのバランスが欠かせません。特に髪の主成分であるケラチンを生成するためには、肉や魚、卵、大豆製品などの良質なタンパク質が必要です。また、ビタミンB群や亜鉛、鉄分も毛根の細胞分裂を助け、髪の成長を支える栄養素です。秋は夏の疲れが残りやすく、食欲の乱れや栄養バランスの偏りが抜け毛を悪化させる要因になることがあります。外食や加工食品に偏らず、野菜や海藻、ナッツ類を積極的に取り入れましょう。さらに、水分を十分に摂ることで血流が改善され、毛根への栄養供給もスムーズになります。毎回の食事で理想の栄養素が補えない、という方は、補助的にサプリメントを使ってみるのもおすすめです。特に亜鉛や鉄分などは食事からの摂取が難しいため、そんな時はサプリメントを活用しましょう。
生活リズムを整え、ストレスを軽減する
季節の変わり目は体調だけでなく、自律神経のバランスも乱れやすい時期です。睡眠不足や過労、精神的ストレスは毛周期の乱れを招き、抜け毛の進行を早めます。夜更かしやスマートフォンの長時間使用を控え、睡眠の質を高めることが大切です。また、ウォーキングや軽いストレッチなどの運動を取り入れると、血流が改善し、頭皮の酸素・栄養供給も促進されます。趣味の時間を設けたり、深呼吸を意識したりするだけでも、ストレスの軽減に役立ちます。心身のバランスを保つことが、秋の抜け毛予防に欠かせないポイントです。
頭皮ケア製品や育毛剤の活用も検討する
セルフケアを続けても抜け毛が目立つ場合は、頭皮環境を整えるための育毛剤などを取り入れるのも一つの方法です。これらの製品には、血行を促進したり毛母細胞の働きをサポートしたりする成分が含まれています。使用する際は、自分の頭皮タイプに合ったものを選び、説明書に沿って正しく使うことが大切です。また、定期的に皮膚科やAGAクリニックで頭皮状態をチェックしてもらうと、早期にトラブルを発見できます。セルフケアと専門的なケアを上手に組み合わせることで、秋の抜け毛を効果的に防ぐことができますよ。
より安心して薄毛予防・治療と向き合うために
AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。
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