WORRIES

お悩み相談

  • 頭皮にもスキンケアは必要?頭皮の状態を良好に保って抜け毛を予防

    抜け毛予防や薄毛対策におすすめの頭皮スキンケア方法

    頭皮,マッサージ,薄毛,予防,対策

    「顔や身体のスキンケアはしているけど、頭皮にもスキンケアって必要?」
    「抜け毛の予防におすすめの頭皮のスキンケアが知りたい」
    「健康な頭皮ってどんな状態?」
    髪の毛の健康状態の指標としてパサつきやダメージを気にする人は多いと思いますが、頭皮の健康状態を定期的にチェックしている人は少ないのではないでしょうか。
    健康な髪の毛を育てるためには、健康な頭皮の状態を保つことがとても大切です。
    今回は、抜け毛や薄毛の予防にもつながる頭皮のスキンケアについて解説します。
    そもそも健康な頭皮とはどんな状態なのか、自分の頭皮の状態をチェックし健康な頭皮を目指しましょう。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    健康な頭皮の状態とは

    通常頭皮は全体を頭髪でおおわれているため、ぱっと見でどんな状態かチェックすることが難しいでしょう。
    そのため顔や腕などの皮膚と比べて、健康な状態と何らかの健康状態の悪化が起きている時の違いに気づきにくく、意識して定期的に頭皮の健康状態をチェックすることが重要です。
    ここでは健康な頭皮の状態のチェックポイント3つについて解説しますので、自分で定期的にチェックできるよう覚えておきましょう。

    頭皮の色が青白い

    頭皮は髪の毛に覆われているため紫外線や外気の影響を受けにくく、顔や手足などの皮膚と比べるとかなり白く透けるように見えます。
    さらに、毛穴に詰まりがなく血行が良い状態の健康な頭皮では、皮膚の下に存在する毛根部分が透けて見えるため、青白く透明感があるという特徴が見られます。
    しかし透明感がなく白みが強い頭皮や、ピンクに見える頭皮の場合は乾燥していると考えられます。
    また、黄色味が強い頭皮はリンパや血流のうっ滞が影響している場合が多く、皮脂の酸化や老化がおもな原因となっています。
    頭皮の色が赤や茶色に見える場合は、何らかの原因で頭皮の炎症が進んでいると考えられます。
    日焼けや接触性皮膚炎などの一時的な炎症の場合もありますが、皮脂や老廃物の蓄積による慢性的な炎症の場合は抜け毛を引き起こす原因にもなるため注意が必要ですので、皮膚科やAGAクリニックなどに相談することをおすすめします。

    頭皮がやわらかくよく動く

    健康な頭皮は、血行が良く水分と皮脂のバランスが保たれているためうるおいがありやわらかく、指で動かした時に力を入れなくてもよく動くという特徴があります。
    しかし、頭皮が硬くなっていると血行不良が起こり、髪の元となる毛母細胞への酸素や栄養供給が減少することから、髪の成長不足や成長の遅れをまねくおそれがあり、抜け毛に進行するため注意が必要です。
    頭皮が硬くなる原因としては、加齢による代謝の低下とともに紫外線による頭皮のダメージや洗浄し過ぎによる乾燥が続くことや、疲労やストレスの蓄積による血行不良などが挙げられます。

    頭皮に乾燥やベタつきがなくしっとりしている

    理想的な頭皮は見た目にツヤがあり、フケや老廃物などが見られず毛穴に詰まりがない状態です。
    水分と皮脂のバランスが保たれ、触れると乾燥やベタつきがなくしっとりしているため、見た目だけではなく触ってチェックしましょう。
    頭皮が乾燥していると、細かいフケが多く発生し毛穴の詰まりを起こしやすくなるほか、乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されてベタつきが目立つことや脂臭いきついニオイが気になることがあります。
    頭皮の乾燥は洗浄力の強いシャンプー剤の使用やシャンプー方法の間違いなどのほかに、紫外線や外気による影響やドライヤーの使いすぎなをざまざまな原因が考えられるため日々の生活の中で注意することが大切です。

    頭皮環境の乱れによる髪への影響とは

    頭皮の状態が悪化する原因は、頭皮のスキンケアやシャンプー方法の間違いによる刺激や生活習慣の乱れによる血行不良などさまざまですが、頭皮環境が乱れて頭皮トラブルが起こると抜け毛や薄毛につながるおそれがあります。
    ここでは、進行すると危険な頭皮環境の乱れによる髪への影響について解説します。

    抜け毛が増える

    成人男性の1日の平均的な抜け毛量は50〜100本程度と言われており、年齢や個人差があります。
    そのため定期的に抜け毛の量をチェックし自分の抜け毛量を把握しておくことが大切です。
    1日の抜け毛は約60%がシャンプー中に発生するため、排水溝の抜け毛の本数をざっと数えるようにして抜け毛チェックましょう。
    頭皮環境が乱れると頭皮の乾燥や血行不良、皮脂の過剰な分泌などにより抜け毛が増える可能性があります。
    人間の髪は自然な生え変わりを繰り返し、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの時期に分かれた「ヘアサイクル」として3〜5年を1サイクルとしています。
    しかし、頭皮環境の乱れは髪への酸素や栄養不足を引き起こし、ヘアサイクルを短くさせたり髪が太く長く成長する成長期を短縮させ通常のサイクルよりも早く髪が抜け落ちるおそれがあるため、抜け毛が増えることが考えられます。

    髪の健康状態が悪化する

    髪は頭皮の真皮の奥にある毛球部で毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返して伸びていきますが、毛母細胞に栄養や酸素を送り細胞分裂の指令を出しているのが「毛乳頭細胞」のため、髪の成長には毛母細胞と毛乳頭細胞両方の活動が影響します。
    毛乳頭細胞は、毛細血管から髪の成長に必要な酸素やアミノ酸を取り込んでいるため、頭皮環境が悪化して血行不良になると十分な栄養や酸素を毛母細胞に届けられなくなります。
    そのため頭皮環境の乱れは髪の健康状態を悪化させ、細く短い髪の増加や髪の固定力の低下などを引き起こすことが考えられるため、髪全体のボリュームダウンによる薄毛や抜け毛に進行する可能性があります。

    頭皮トラブルの原因となる

    頭皮環境の乱れは乾燥や皮脂の過剰な分泌が原因となる「脂漏性皮膚炎」という頭皮トラブルの原因となる可能性がありますが、脂漏性皮膚炎は抜け毛を引き起こす「脂漏性脱毛症」に進行するため注意が必要です。
    脂漏性皮膚炎は、過剰な皮脂の分泌により皮脂をエサとする頭皮の常在菌である「マラセチア菌」が異常繁殖して頭皮に炎症を起こしますが、皮脂が過剰に分泌する理由は頭皮が乾燥を感じると皮脂を分泌して皮膚のバリア機能を維持しようとはたらくケースが多いことがわかっています。
    また、頭皮の乾燥はぬかのような細かい大量のフケが発生することで毛穴が詰まり、頭皮が炎症を起こすことが原因の「粃糠性脱毛症」を引き起こすため、頭皮環境の乱れが抜け毛に影響すると言えるでしょう。

    抜け毛や薄毛対策におすすめの頭皮スキンケア方法

    頭皮環境の乱れに気づかす放置していると、頭皮トラブル高みの健康状態の悪化により薄毛や抜け毛に進行する可能性があります。
    頭皮の健康を保ち薄毛や抜け毛を防ぐためには、自分の頭皮の状態をチェックする習慣をつけることと、毎日の正しい頭皮のスキンケアを習慣にすることが大切です。
    ここでは自宅で毎日できる頭皮のスキンケアを4つ紹介しますので、今日から始めましょう。

    頭皮を清潔に保つ正しいシャンプー

    頭皮のスキンケアの中で最も大切なのは、汚れや老廃物と余分な皮脂を取り除いて清潔にし、適度な水分と皮脂のバランスが取れたうるおいのある頭皮を保つことです。
    洗い過ぎや刺激を防ぐために、以下の方法でシャンプーしましょう。
    ①シャンプー前のブラッシングで髪のからまりをほぐしほこりをとっておく
    ②シャンプー回数は1日1回まで夜に行う
    ③38℃程度のお湯で頭皮を予洗いする
    ④手のひらでシャンプーを泡立ててから頭につけて頭皮を優しく揉むように洗う
    ⑤トリートメントは毛先のみにつけて頭皮につけないようにする
    ⑥すすぎは洗う時間の倍以上かけてしっかり洗い流す
    シャンプー後のタオルドライは、頭皮への刺激を抑えるため押しつけるように拭き取りゴシゴシこすらないことが大切です。
    また、濡れた髪を放置すると雑菌が増え頭皮トラブルやニオイの原因となりますので、なるべく早くドライヤーで乾かしましょう。

    頭皮マッサージで血行促進

    頭皮マッサージでこりをほぐし血行促進することは、髪の成長や抜け毛予防のサポートとして毎日取り入れたい頭皮ケアのひとつです。
    リラックス効果によるストレス緩和も期待できるため、1回5〜10分程度の頭皮マッサージを1日1〜2回取り入れましょう。
    頭皮マッサージのポイント
    ・髪をかき分けるように両手の人差し指と中指と薬指を頭皮に置いた状態から、10円玉くらいの円を描くイメージで頭皮と指が離れないように、1部位5秒程度ほぐし、生え際から頭頂部を通って襟足までまんべんなくほぐす。
    ・頭部全体を20〜30秒程度かけて、軽くスナップを効かせてつかむようなイメージでトントンと頭が揺れない程度のごく軽い力で叩く。
    ・頭皮マッサージ後は首の後ろから肩にかけて軽くもみほぐし老廃物を流す。
    頭皮マッサージ以外に首と肩を動かしたり、ストレッチすることも血流改善に効果的です。
    また、自分の手でマッサージするのが難しい場合は、頭皮マッサージ用のグッズや頭皮ブラシなどを利用することもおすすめです。

    頭皮の保湿

    頭皮の乾燥はバリア機能の低下や頭皮トラブルの原因となるため、毎日の保湿ケアが重要です。
    乾燥によるフケが出やすい人や、皮脂の分泌が多くベタつきやすい人は特に毎日しっかり保湿しましょう。
    市販の頭皮用保湿ローションは、保湿成分とともに殺菌効果や血行促進効果成分が配合された育毛タイプもありますので、自分の肌や髪の状態に合わせて選びましょう。
    頭皮の保湿剤は1日1から2回朝晩の使用がおすすめですが、熱による乾燥を防ぎ就寝中の皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できるため、シャンプー後やドライヤーの後塗布する習慣をつけましょう。

    頭皮のUVケア

    紫外線は頭皮環境の悪化や炎症などの頭皮トラブルの原因の多くを占めていますので、UVケアしていない場合はすぐに始めましょう。
    UVケアというと夏だけでよいと思われるかもしれませんが、紫外線は夏に多く冬に減少することや地域によって量に差があるものの、1年中降り注いでいるため季節に関係なく対策する必要があります。
    そのため、毎日紫外線対策として外出時はUVを塗布したり帽子をかぶりましょう。
    頭皮にはクリームタイプの顔用UV製品を使用することもできますが、皮脂の分泌や髪の毛でベタつきやすいため頭皮専用のローションタイプをおすすめします。

    まとめ|頭皮のスキンケアを習慣にして抜け毛対策しよう

    頭皮は自分の目では直接見えにくく、変化があってもに気づきにくいため毎日注意して頭皮が健康か観察することが大切です。
    頭皮をチェックして「頭皮の色が青白い」、「頭皮がやわらかくよく動く」、「頭皮に乾燥やベタつきがなくしっとりしている」という場合は健康な頭皮です。
    健康な頭皮環境は髪の成長や抜け毛予防に欠かせないため、毎日の頭皮スキンケアで頭皮の良い状態をキープしましょう。
    しかし、頭皮の色が変化していたり、感触に異変があった場合は頭皮環境が悪化している状態や炎症などの頭皮トラブルを起こしている可能性がありますのですぐに皮膚科やAGA専門クリニックなど頭皮の診察ができる医療機関に相談することをおすすめします。
    頭皮トラブルは進行すると薄毛や抜け毛を引き起こす可能性があるため、頭皮の状態に問題がないかチェックするとともにAGAが気になる男性は早めに対策しましょう。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療が充実しているため、都合のいい時に相談できます。
    LINEでは24時間対応していますので、抜け毛や薄毛が気になったらぜひご相談ください。

    関連する記事

  • SEARCH