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抜け毛の対策はいつから?男性におすすめしたい自分ですぐに始められる薄毛予防
抜け毛の対策はいつから? 男性におすすめしたい自分ですぐに始められる薄毛予防
今や年代問わず多くの患者がいるAGA(男性型脱毛症)、男性のみなさんは「いつ自分がなるのか」「自分はAGAになる可能性はあるのか」心配になりますよね。AGAは年齢関係なく発症することが分かっており、発症率が高い中年世代以外にも、20~30代の若い世代、または10代の学生なども発症していることが報告されています。特に若い世代であれば自分の他に同じ悩みを持っている人が少ないなどの理由から、どのくらいのタイミングから抜け毛や薄毛の対策をしていけばいいのか、どんなことをしていけばいいのか、周りに相談できず悩まれている方も多いかと思います。今回はそんなAGAの抜け毛・薄毛対策について、具体的にいつから始めればいいのか、なにを行っていけばいいのか、詳しく解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
AGA対策は「気付いたときに」行う! 治療が早い方がいい理由とは?
AGAという言葉自体は、テレビコマーシャルや雑誌、インターネット媒体などで取り上げられることが多く知っている方も多いかと思います。しかし冒頭で触れたように、まだAGAは「中年男性がなるもの」という認識を持っている方が多く、その実態について詳しく知らないという方も多いです。また発症しているにも関わらず「老化だろう」と放置してしまっていたり、年齢が若いために「ストレスで一時的なものだろう」と思い込んでしまう方が多いです。しかしAGAは老化でもストレスでもなく、年齢関係なく発症する脱毛症です。特にAGAによる脱毛症は放置することで症状がどんどん進んでいってしまうため、できるだけ早い対策を行う必要があります。基本的には何歳から、といった指標ではなく「気付いた時に」治療を行う必要があります。では一体なぜAGAは早めの対策が必要となるのでしょうか。
ヘアサイクルが正常に戻りにくくなる
AGAの原因となるのは、男性ホルモンに起因するジヒドロテストステロンという物質です。ジヒドロテストステロンは男性ホルモンの一種であるテストステロンと5αリダクターゼが結びつくことにより生成され、ジヒドロテストステロンが頭皮にある男性ホルモン受容体と結びつくことでTGF-βという脱毛因子が分泌されます。この脱毛因子TGF-βが増殖を繰り返し脱毛因子FGF-5に伝達されることで、髪の毛を脱毛させる動きをします。こうした動きが繰り返されることにより、髪の毛の髪の毛の成長が阻害され抜け毛が増えていき、髪の毛全体のヘアサイクルが乱れ始めます。ヘアサイクルは成長期、後退期、休止期を数年にわたり繰り返し行いますが、永遠に行われるものではなく生涯で15~20サイクルしか繰り返せないと言われています。サイクルが終了した髪の毛を作る毛母細胞は寿命を迎え、その後髪の毛を作り出すことはありません。AGAにおかされていなければ、このヘアサイクルは基本的には人間の寿命を迎えるまで行われるものですが、AGAが進行してしまうと数年単位のヘアサイクルが半年~1年に短縮されてしまい、あっという間に髪全体の寿命がきてしまいます。早い方だと1サイクル3~4ヶ月でヘアサイクルを終えてしまうケースもあり、AGA治療が遅れると既にヘアサイクルが寿命に近づいてしまっていたり、通常に戻すのが時間がかかる、または難しい場合もあります。
希望の治療を受けることができない可能性がある
AGAにはいくつかの治療方法が存在します。一般的には外用薬や内服薬を使用して長期スパンでAGAの改善を行っていくもの、頭皮に直接発毛を促進する栄養剤を注入するもの、AGAにおかされていない部分の頭皮をAGAが進行してしまった部分の頭皮に移植するものなどがあります。中には内服薬や注射を行っても効果がなかったら、最終手段として移植を行いたいと考えている方もいらっしゃいます。しかしこれはAGAにおかされていない健康な部分があることが前提であるため、AGAの治療が遅れ全体的に薄毛になってしまっている方には効果が感じられない治療法です。また外用薬や内服薬による副作用もありますので、万が一副作用が発生してしまい飲み続けることができなくなってしまった場合、AGA治療においては八方塞がりになってしまうなんてことも考えられます。
AGA治療は早期段階で行うことが大切
AGA治療が遅れてしまうと、思い通りの結果にならなかったり、治療期間が長引いてしまうというリスクがあります。そのため「もしかしたらAGAかも」と思った時、すぐにAGA専門クリニックを受診するようにしましょう。早期段階でAGA治療を開始することで、体にも精神的にも大きな負荷がなく治療を進めていくことができます。もちろん治療期間や効果は個人差がありますので一概に早いから治る、とも言えない部分がありますが、気付いた時に動けるように普段からAGAクリニックの情報を見ておくのもおすすめですよ。
自分で抜け毛・薄毛対策もできる!
既にAGAの症状が出ているという方であればまずはクリニックを受診することをおすすめしていますが、日常生活の中でもできることはやっていきたい、と考えている方も多いかと思います。今回はそういった方に向けて、自分でできる抜け毛・薄毛対策についても解説をしていきます。以下で紹介する方法をいきなり全部行うということは難しい場合もあるかもしれません。難しい、ストレスに感じるということは無理に押し進めようとせず、自分でできる範囲から実践できることを増やしていきましょう。
食生活の改善を行う
食生活の改善は、抜け毛・薄毛対策でもとても大切なことです。私たちが口にした食べ物は、生きていくために必要な部分から優先的に使われていきます。例えば脳や心臓などの臓器、筋肉などは生きていく上で大切な役割がありますので、エネルギーや栄養素が優先的に消費されていきます。その中でも余ったものが最後に髪の毛に送られます。もし栄養素が足りていなければ髪の毛に届けられるまでの間に他の部分で消費されてしまうため、髪の毛は栄養不足に陥ってしまいます。こうした栄養不足を防ぐためにも、意識して栄養素を摂取していく必要があります。中でも髪の毛にいいとされている栄養素は、「タンパク質」「亜鉛」「ミネラル類」「ビタミン類」です。活動量などにより摂取基準量は変わりますが、1食ごとに必要量を計算するのは難しいかと思いますので、ある程度バランスが取れている食事ができていれば問題ありません。お肉(お魚)、緑の野菜、黄色や赤色の野菜をバランスよく食べることで計算をしなくてもある程度カバーすることはできます。ただしその調理方法には注意する必要があります。いくらバランスがいいと言っても、油で揚げた物を連続して食べていると、脂質のとり過ぎになってしまいます。蒸したものや健康に配慮された油を選び少量使うなど、調理法にも注意してみてくださいね。また亜鉛だけは必要量を満たすのが難しい部分がありますので、サプリメントなどで補うこともおすすめです。亜鉛は摂取しすぎると嘔吐や眩暈などの不快感を伴いますので、摂取量には十分に注意するようにしましょう。
睡眠時間を7時間確保する
現代人は睡眠時間が足りていないと言われていますが、その睡眠時間がどのくらい必要かみなさんはご存じでしょうか。時間にすると約7時間の睡眠時間が必要と言われています。7時間という数字は海外の研究に基づくもので、7時間睡眠を続けた人が一番健康状態がよかったという結果になっています。そのためAGAだけではなく健康のためにも、睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。また抜け毛・薄毛防止のためにも睡眠時間は重要です。睡眠を行うことで人はレム睡眠とノンレム睡眠と言う、浅い睡眠と深い睡眠を交互に繰り返します。この深い睡眠がAGA改善にとってはとても大切です。人は深い眠りについた際に、成長ホルモンと呼ばれるホルモンを分泌します。成長ホルモンと聞くと成長期の骨成長や筋肉の発達といったイメージが強いかと思いますが、実は髪の毛の成長を助けてくれる役割もあります。加齢に伴い分泌が減っていってしまう成長ホルモンですが、睡眠時間をしっかり確保することで必要な成長ホルモンを促すことができますので、是非今日から意識してみてくださいね。
髪の毛や頭皮に負荷をかけないお洒落をする
ヘアカラーやパーマを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。しかし薬剤やパーマの種類によっては、髪の毛を傷めつけてしまう原因になってしまうことがあります。若いうちは気にならなくても、蓄積されることで頭皮がダメージを追ってしまい、抜け毛や薄毛になってしまうというケースもあります。もちろんヘアカラーやパーマが直接AGAになる原因ではないため、絶対にやってはいけないということではありません。ただし健康な髪の毛で長く楽しむためには、髪の毛に負担をかけすぎない配慮が必要です。例えばブリーチなどをせずカラーを楽しむ、パーマの期間をしっかりあける、定期的にヘッドスパやトリートメントなどで頭皮ケアや髪の毛のキューティクル補修を行うといった工夫も大切です。お洒落を思いっきり楽しむためにも、ちょっとした工夫や投資は大切です。
シャンプーをしっかり行う
シャンプーは一日の最後に行う方が多いのではないかと思いますが、このシャンプーも抜け毛・薄毛対策にとても重要です。男性の方はシャンプーをパパッと終わらせてしまう方が多いですが、しっかりと手順を踏んで行うことで、頭皮トラブルを減らし抜け毛・薄毛予防になります。正しいシャンプーの方法は以下の通りです。
▶シャンプーの正しい方法
①シャンプーは1日1回にする
②38〜40℃程度の温度のお湯を使用する
③まずお湯だけでしっかり頭皮を洗い流す
④シャンプー剤は手で泡立ててから頭皮につけて洗う
⑤トリートメントは毛先につけ、頭皮につかないようにする
⑥シャンプーの倍の時間をかけて念入りにすすぐ
⑦シャンプー後はすぐにドライヤーで乾かす特別な道具は必要ありませんので、意識して今日から試してみてくださいね。またシャンプーにはいくつか種類があり、洗いあがりがさっぱりした洗浄タイプが強いもの、保湿成分をたっぷり配合した乾燥に強いもの、刺激を減らした薬用タイプのものなどさまざまです。皮脂が多いという方であれば洗浄力が強いもの、乾燥によるフケが出やすい方は保湿成分が入ったもの、シャンプーでかぶれてしまうという方は薬用のものを選ぶなど、それぞれの頭皮環境に合うものを選ぶようにしましょう。ただしひとつ注意が必要なのは、洗浄力が強いタイプのシャンプーです。この洗浄力が強すぎるあまり頭皮が逆に乾燥してしまうケースもありますので、初めて使う場合は少なめの量で様子を見ながら洗うようにしましょう。
▼おすすめのシャンプーの仕方について
医師紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
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