【医師監修】フィナステリドとデュタステリドの違い

男性型脱毛症(AGA)は髪が薄くなる状態のことで成人男性によくみられるもの、
成人後頭頂部の髪や生え際のどちらか一方、または両方薄くなっていき、時間がたつにつれて薄毛が目立ってきます。

AGA（男性型脱毛症）の主な原因は男性ホルモンにあると一般的に考えられており、 DHT（ジヒドロテストステロン）と呼ばれるものでAGA(男性型脱毛症)の他に前立腺肥大や体毛増加などを引き起こす要因ともなります。

男性型脱毛症になるとジヒドロテストステロン(DHT)の働きで通常よりも成長期が短くなって細い毛髪が増えたり・毛髪が成長する前に抜けてしまうため薄毛になってしまいます。一度AGAが発症すると進行性のため、その進行を止めなければ薄毛は進みます。

プロペシアの有効成分で治療薬名ともなっている「フィナステリド」はAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)が生成されるのに不可欠な5α還元酵素と呼ばれるものをブロックすることでジヒドロテストステロン(DHT)が作られるのを抑制します。毛髪の成長期が長くなり、細くなった髪の毛にコシ・ハリが生まれ、休止期にある毛穴から髪の毛が成長するため、薄毛改善の効果が期待できます。

ジヒドロテストステロン(DHT)を生成する5a還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、プロペシアと同じくフィナステリドはⅡ型を阻害し毛髪の成長サイクルを整える働きがあります。

プロペシアの特許が期間満了となり、後発メーカーが同じ成分・同じ効果でより安価に薄毛予防・治療に取り組みやすいジェネリック版を開発し2021年1月現在10社が許可を得て日本国内で製造・販売しています。

男性型脱毛症AGAによる薄毛を予防・治療するにあたり安価なジェネリックでより長く続けやすくなりました。

上述の通りプロペシアの有効成分である「フィナステリド」がジェネリック版の薬名になっており、同じAGA治療薬であるザガーロもまた有効成分が同等のジェネリック「デュタステリド」が日本国内でも販売されています。フィナステリドもデュタステリドもそれぞれプロペシア・ザガーロと同等の有効成分を持つ処方薬です。
フィナステリド→5a還元酵素Ⅱ型を阻害
デュタステリド→5a還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型を共に阻害
また有効成分がより長く体内に留まり、効果が持続することがわかっています。
フィナステリドの有効成分が半減期に移行するまで約7時間前後に対し、デュタステリドは半減期を迎えるまで約1～2週間と効果が長く持続します。

フィナステリドはプロペシアと同等の成分のために副作用が認められています。
勃起不全や性欲減退などの男性機能障害が起こる確率は、1～5%未満で100人に1～5人の割合で男性機能低下・障害が起こる可能性があるということですが実際に非常に低い確率となります。その他肝機能低下・障害が起こる可能性があるといわれています。

フィナステリドはデュタステリドと比較した際、副作用の症例は少ないですが医師の的確な診療に基づいた処方が必要です。

AGA薄毛予防・治療クリニックでは病院・クリニックの医師による適切な診察・処方を受けたいという日本全国の患者様に対してスマートフォンひとつで受診・的確なアドバイスもあわせて適切に薬の処方をおこなっております。

抜け毛・薄毛の進行を着実に止め・発毛を実感するサポートをさせていただきます。