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  • 【医師監修】抜け毛が進み地肌が見えてきたら薄毛の前兆?

    注意すべき薄毛の前兆とは?地肌が見えたらもう遅い?

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    抜け毛が増えた気がする」「地肌が透けて見えると言われた」薄毛が気になると、髪の毛のことばかり考えてしまいますよね。その症状、もしかしたら薄毛の前兆の症状かもしれません。

    薄毛には前兆があり、ある日突然髪の毛がなくなってしまうことはありません。ただし、薄毛の前兆を見逃して、そのまま放置してしまうと、どんどん抜け毛が進行して手遅れになってしまう場合があります。薄毛の前兆を正しくキャッチし、手遅れになる前に予防や対策を始めることが重要です。

     

    このページでは、セルフチェックができる薄毛の前兆の症状や、発症する可能性がある脱毛症の種類、薄毛に気づいたらすぐに始めたい薄毛対策について紹介します。

    【この記事の内容】
    ・薄毛の前兆―8つのチェック項目
    ・脱毛症の種類
    ・今すぐ始めたい薄毛対策3選

    薄毛の前兆にいち早く気づき、正しく対策を行えばハゲの進行を防げます。ぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    前兆を見落とすとどんどん薄毛が進行する

    「薄毛の前兆があったとしても、自然に治るのでは?」そんな風に考えている方もいるかもしれませんが、AGAなどの脱毛症を発症していると自然治癒が見込めない場合があるので注意が必要です。薬や注射で薄毛の治療をしないことには、抜け毛が増え続け最終的に手遅れになってしまう恐れもあります。

    言い換えれば早めに対策や治療を行えば、髪を必要以上に失うことなく薄毛の改善ができるということです。薄毛の前兆をしっかりキャッチするのが重要なのはこのためです。

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    薄毛の前兆―8つの項目をチェックしよう

    薄毛の前兆として多く見られる症状を8つ紹介します。8つの項目は全てセルフチェックが可能です。気づいたときにこまめにチェックして、前兆を見逃さないようにしてください。

    【薄毛の前兆としてチェックしたい8つの項目】
    ・抜け毛が増えた
    ・髪の毛が細くなった
    ・ヘアセットがしにくくなった
    ・おでこが後退した
    ・頭頂部の髪の毛が少なくなった
    ・頭皮がかゆい
    ・フケが多くなった
    ・頭皮が固い

    それぞれの症状の特徴を詳しく説明していきます。

    抜け毛が増えた

    抜け毛が増える症状は、自覚症状としてチェックしやすい項目です。シャンプーをしている時にいつもより多く手に髪の毛がついていたり、排水溝にたくさん髪の毛が落ちていたりしたら注意が必要です。

    髪の毛は通常1日に100本程度抜けるといわれています。自然に抜けるので抜け毛の増加に気づけないと思うかもしれませんが、薄毛の前兆として抜け毛が増えるときは、目に見えて抜け毛が気になるようになります。

    ただし、夏から秋にかけて動物の「換毛期」の名残で髪の毛が多く抜ける時期があり、その時期であれば心配しすぎる必要はありません。それ以外の時期で抜け毛が多い時期が続くようであれば、薄毛の前兆として見逃さないようにしましょう。

    髪の毛が細くなった

    髪の質や太さにも薄毛の前兆の症状が見られます。髪が細くなった、ハリやコシがなくなって弱々しくなったら薄毛の前兆の可能性があります。

    AGA(男性型脱毛症)を発症すると、薄毛の原因になる男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響で髪の毛の成長が妨げられます。その結果、太くて丈夫な髪が育ちにくくなり、髪が細くて弱々しくなってしまいます。また、生活習慣の乱れなどで髪に十分な栄養が送られなくなったときも、栄養不足で髪が細くなります。

    髪の毛を触ったときに、以前よりも柔らかくなったと感じたり、細くて弱々しい抜け毛が目立つようになったりしたら薄毛の前兆症状を疑ってください。

    ヘアセットがしにくくなった

    髪質が変化することによってヘアセットがまとまりにくくなることがあります。ワックスをつかっても髪が思ったように立ち上がらなかったり、ボリュームが出しにくくなったりと「いつもと違うな」と感じることが長く続くようであれば、薄毛の前兆にあてはまる可能性が高いです。

    ヘアセットがしにくくなるほかにも、髪質の変化で寝癖がつきにくくなることもあります。ハリやコシがなくなって、髪が柔らかくなることで癖がつきにづらくなるからです。髪の毛をセットしていて「以前と様子が違う」という場合は、他のチェック項目にもあてはまる項目がないかチェックしてみてください。

    おでこが後退した

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    前髪の生え際が後退しておでこが後退しているのは明らかな薄毛の前兆です。AGAの初期症状にも当てはまるため、必ずチェックするようにしてください。

    前兆を見逃さないためには、感覚的に「おでこが広くなった」とチェックするよりも指を使って定期的におでこの広さを測っておくこと良いです。指をそろえておでこに当てて、おでこの広さが指何本分なのかを測ってみましょう。定期的に確認することで、薄毛の前兆を確実にキャッチできます。

    頭頂部の髪の毛が少なくなった

    頭頂部の髪の毛が減ることも注意したい前兆の一つです。AGAの特徴的な症状の一つでもあり、地肌が透けるくらいに髪の毛が減っている場合は、すでに脱毛症が進行している可能性があります。手遅れにならないように、早めに対策を取りましょう。

    頭頂部は意識して鏡を見ないと自分では確認できない場所です。定期的に状態を確認して、少しでも髪の毛が減っているようであれば、薄毛の前兆として見逃さないようにしましょう。家族や友人から指摘される場合もあるかもしれません。

    頭皮がかゆい

    頭皮のかゆみは炎症によって起こる症状で、頭皮環境が悪化しているサインです。赤みを伴うこともあります。乾燥・蒸れ・誤ったヘアケア・紫外線ダメージなどが炎症の原因です。

    毛穴に炎症が起こると、髪の毛の成長が妨げられたり、毛が抜けてしまったりすることにつながります。かゆみや赤みは放置せずに、保湿をするなどの対処を行いましょう。強いかゆみが長く続くようであれば医療機関を受診してください。

    フケが多くなった

    フケが出るのは頭皮環境の悪化の表れです。薄毛や抜け毛の前兆になることもあるので、注意が必要です。

    フケの原因は頭皮の皮脂バランスの乱れだと言われています。頭皮が乾燥している・頭皮が脂っぽく皮脂が過剰に分泌されているなど、皮脂バランスの乱れがフケにつながります。フケが毛穴に詰まってしまうと、頭皮環境がさらに悪化し、抜け毛の原因につながることがあります。

    頭皮が硬い

    頭皮が硬いのも薄毛の前兆としてあげられます。頭皮を包み込むように触り、指を前後や左右に動かしてみてください。通常の状態であれば頭皮はスムーズに動きますが、頭皮が指の動きに合わせて動かないようであれば頭皮が硬くなっている可能性が高いです。

    頭皮が硬いのは、頭皮の血行不良が起こっているためです。頭皮の血行が悪いと、髪の毛の成長に必要な栄養が供給されにくくなります。髪の毛は栄養が不足すると、パサパサになってしまったり、抜けやすくなったりして薄毛をさらに加速させる恐れがあります。頭皮マッサージで改善されることがあるので、日々のケアに取り入れてみましょう。

    脱毛症の種類

    薄毛の前兆が見られたら、気になるのが薄毛の原因です。遺伝・生活習慣の乱れ・ストレス・など薄毛の原因はさまざまですが、脱毛症にかかっている場合もあります。特に日本人の男性で多いのがAGA(男性型脱毛症)で、日本人の30%が発症するといわれています。脱毛症になると、どんどん髪の毛が抜けてしまうことがあるので、いち早く対策や治療を始めることが重要です。

    この章ではAGAや男性がかかりやすい3種類の脱毛症の症状や特徴を説明します。

    【男性がかかりやすい脱毛症】
    ・AGA(男性型脱毛症)
    ・びまん性脱毛症
    ・円形脱毛症
    ・粃糠(ひこう)性脱毛症
    ・脂漏(しろう)性脱毛症

    それぞれ詳しくみていきましょう。

    AGA(男性型脱毛症)

    AGAは成人以降の男性にみられる脱毛症で、男性ホルモンや遺伝が原因です。発症すると、薄毛を引き起こす男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の働きで、髪の成長が妨げられて髪がどんどん抜けてしまいます。男性ホルモンの作られやすい体質かどうかは遺伝による影響が大きいです。

    AGAの特徴は、おでこの生え際と頭頂部の髪の毛から抜け始めることです。また、進行性の病気なので、放置すると薄毛が徐々に進行し、最終的に髪の毛がなくなってしまうという恐ろしい一面もあります。

    【AGAの特徴】
    ・遺伝や男性ホルモンが原因
    ・生え際や頭頂部から薄毛が進行する
    ・一度発症するとどんどん薄毛が進行する

    びまん性脱毛症

    びまん性脱毛症になると、髪全体のボリュームが減っていく症状が見られます。AGAのように特定の部分から薄毛が進行するというよりは、全体の髪の毛が減少するのが特徴です。女性に多い脱毛症と思っている人も多いかもしれませんが、実際は年齢や性別に関係なく発症します。睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどが原因です。

    【びまん性脱毛症の特徴】
    ・全体の髪のボリュームが減る
    ・分け目が広がって地肌が透けて見える
    ・髪のハリやコシがなくなる
    ・性別や年齢に関係なく発症する

    円形脱毛症

    円形脱毛症は髪の毛の一部が円形・楕円形に抜け落ちる脱毛症です。くわしい原因ははっきり解明されていませんが、ストレス・アトピー・免疫低下などによって起こると考えられています。

    髪の毛を洗っているときなどに、頭皮の一部の髪がなくなっていることで気づく場合が多いです。髪が抜けた部分の大きさや、脱毛箇所の個数は人それぞれです。自然治癒する場合が多いですが、再発率が高く慢性的に繰り返し発症する場合もあります。広範囲の髪の毛が抜けてしまったり、何度も繰り返すようであれば、適切な治療が必要です。

    【円形脱毛症の特徴】
    ・髪の毛の一部が円形・楕円形に抜ける
    ・ストレス・アトピー・免疫低下が原因だと考えられている
    ・自然治癒する
    ・再発率が高く慢性化することもある

    粃糠(ひこう)性脱毛症

    粃糠(ひこう)性脱毛症は、頭皮の皮脂バランスの乱れで起こる脱毛症です。主な症状は、乾いたフケがたくさん出るというものです。フケによって毛穴がふさがれ、炎症を起こすことで髪の毛が抜けてしまいます。ホルモンバランスの乱れ・ストレス・アレルギーが主な原因です。

    【粃糠(ひこう)性脱毛症の特徴】
    ・乾いたフケが出る
    ・ホルモンバランス・ストレス・アレルギーが原因

    脂漏(しろう)性脱毛症

    脂漏(しろう)性脱毛症も頭皮の皮脂バランスの乱れが原因で起こる脱毛症です。皮脂が過剰に分泌され、頭皮環境が悪化して抜け毛が増えるのが主な症状です。脂っぽく高カロリーな食事が多いことや、シャンプーを十分にすすげていないことが原因で起こるといわれています。

    【脂漏(しろう)性脱毛症の特徴】
    ・皮脂の過剰分泌が起こる
    ・脂っこく高カロリーな食事・シャンプーのすすぎ残しが原因

    今すぐ始めたい薄毛対策3選

    薄毛や抜け毛は生活習慣の改善で予防することができます。これ以上薄毛を悪化させないために、今すぐに始められる薄毛対策を3つにまとめました。ぜひ普段の生活に取り入れて、日頃から薄毛予防をしていきましょう。

    ヘアケアの見直し

    まず取り入れてほしいのが、ヘアケアの見直しです。具体的には次のようなケアがおすすめです。

    【薄毛対策におすすめのヘアケア】
    ・洗浄力の弱いシャンプーを使う
    ・ドライヤーでしっかり乾かす
    ・帽子をかぶって髪や頭皮の紫外線対策を行う
    ・頭皮マッサージをする

    頭皮環境を整えるためには、必要な皮脂は残しつつ、汚れをしっかり落とすことが重要です。また頭皮を老化させる紫外線から髪の毛を守ることや、頭皮の血行を促進するマッサージも効果的です。

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    質の良い睡眠を取る

    髪の毛の成長に欠かせないのが質の良い睡眠です。睡眠時間の長さはもちろんですが、それよりも大切なのがぐっすり眠れているかどうか=睡眠の質です。ぐっすりと深く眠ることで、成長ホルモンがたくさん分泌され、髪に多くの栄養が送られます。一方、細切れの睡眠や浅い睡眠状態では、成長ホルモンの分泌が少なく、髪に必要な栄養が届かなくなってしまいます。質の良い睡眠を取るには次のことがおすすめです。

    【質の良い睡眠を取るために実施したいこと】
    ・寝る2時間前はスマートフォンを見ない
    ・夕食後はコーヒーを飲まない
    ・湯船に浸かる

    仕事や家事などで睡眠時間が短くなってしまう人は特に質の良い睡眠を心がけ、髪にしっかり栄養を送るようにしましょう。

    たんぱく質を摂取する

    食生活も薄毛予防の重要なポイントです。バランスの良い食事を心がける上で、積極的に摂取してほしいのがたんぱく質です。たんぱく質は髪の毛の主成分で、たんぱく質をしっかり摂取することで丈夫な髪の毛が作られるようになります。たんぱく質を多く含む食材は次の通りです。

    【たんぱく質を多く含む食材】
    ・肉(鶏肉・豚肉・牛肉)
    ・魚
    ・大豆製品(豆腐・納豆・豆乳など)
    ・卵
    ・乳製品

    日常的にメニューに取り入れたり、副菜や間食などで積極的に食べるようにしましょう。ほかにも髪の毛に良い栄養素としては次のものがあげられます。

    【髪の毛に良い栄養素】
    ・亜鉛(ミネラル)…牡蠣・レバー・牛肉・チーズなど
    ・ビタミン…野菜・果物など
    ・イソフラボン…大豆製品(豆腐・納豆・豆乳など)

    バランスの良い食事は髪の毛だけでなく、健康な生活を支える重要な役割を果たします。身体も髪の毛も食べた物から作られるので、これを機に食生活を見直してみましょう。

    早めの受診が薄毛改善のポイント

    薄毛対策として最も重要なのが、早めに医療機関を受診することです。AGAなどの脱毛症を発症している場合は、自己流の予防や対策では不十分な場合もあるため、薄毛治療クリニックや皮膚科で医師に相談しましょう。インターネット上で購入できる薬には安全性が保障されていないものもあるので、むやみに手を出すのはおすすめできません。信用できる医療機関を受診して、安全に治療を進めてください。

    まとめ ―薄毛の前兆を見逃さずに適切な対応をー

    薄毛にはさまざまな前兆があります。定期的に自分の頭皮や髪の毛の状態をチェックし、いち早く薄毛の予防を行うことで、悪化する前に薄毛を食い止めることが可能です。人に指摘されたり、髪の毛がたくさん抜けてしまう前に早め早めの対策を進めていきましょう。

    医師紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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