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AGAについて

  • 【医師監修】徹底解説!AGA治療薬の服用量と飲むタイミング

    AGA治療薬の正しい飲み方とは?正しい服用量と飲むタイミングを知って効果的に服用しよう

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    TVやWEBなどで、薄毛や抜け毛改善のための商品の広告を目にすることが増えている近年、AGAという言葉を耳にすることも多くなりましたよね。クリニックの処方薬など、治療薬の種類も様々ですが、AGA治療薬の服薬量や飲むタイミングがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。今回はAGAの治療薬について、予防や治療に効果的な服用量や飲むタイミングを詳しく解説します。AGA治療薬の服用に疑問がある方は、是非最後までご覧ください。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    AGA(男性型脱毛症)とは?

    AGA男性型脱毛症)について、聞いたことはあるけれど、実際の原因や症状についてはあまり良くわかっていない方も多いのではないでしょうか。まずはAGAにの原因や症状について解説しますので、AGAに関する理解を深めましょう。

    AGAはどんな病気?

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    AGAは成人男性に発症する進行型の脱毛症です。今や成人男性全年齢の30%の割合で発症するといわれており、50代以降になると発症が40%を超えるとても身近な病気です。AGAは進行性のため、放っておくとどんどん症状は進んでいきます。髪が成長する期間が短くなって十分に太く健康な髪に育たなかったり、抜けてから次に生えるまでの時間が長くかかるようになるなどの特徴があります。「抜け毛が増えてきた」「髪が細く柔らかくなってきた」「明らかに薄くなった部分がある」といった自覚症状や、身近な家族や恋人からの指摘で気付くというパターンが多く見られます。

    AGAの原因

    AGAは「Androgen男性ホルモンGenetic遺伝Alopecia脱毛症)」という名の通り、男性ホルモン遺伝が関係している脱毛症です。AGA発症のメカニズムを簡単に説明すると、ジヒドロテストステロンDHT)という男性ホルモンが男性ホルモンレセプター(受容体)と結合し、抜け毛や薄毛の原因となる脱毛因子TGF-βを増加させることで毛髪の成長サイクルが短くなり、不健康な髪が増えたり抜け毛が増えるようになります。ジヒドロテストロンは、テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素の働きによって変換されたもので、これらのAGA発症のきっかけとなる物質は、誰もが持っています。しかし、男性ホルモン受容体の「感受性の強さ」がAGAの発症しやすさを左右します。この感受性の強さはX染色体の遺伝子情報に組みこまれているため、実父がAGAの場合はもちろん、母方の祖父がAGAだった場合隔世遺伝しやすいという特徴があります。

    AGAの治療方法

    AGA治療薬は、ジヒドロテストロンの生成を抑えるために、5αリダクターゼをブロックする内服薬が代表的です。また、頭皮の血流をよくして毛の細胞分裂を促進し成長させる目的の内服薬や外用薬もあります。他にも、成長因子や育毛に効果があるとされる薬剤を頭皮に直接注入する「HARG」や「メソセラピー」という治療や、健康な自分の髪を薄毛の気になる部分に移植する「植毛」などの治療方法があります。

    AGA治療薬の種類と効果

    AGA治療薬にはいくつか種類があり、それぞれに違いがあります。ここではそれぞれの種類と特徴について解説します。作用機序や効果について違いを知り、これから治療を始めようと検討している方は参考にしてくださいね。

    ①プロペシア

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    プロペシアは2005年に厚生労働省の認可を受けたAGA治療薬で、もともとは前立腺肥大症の治療薬として使用されていました。AGAの原因になるジヒドロテストロンの生成を防ぐため、テストステロンと 5αリダクターゼの結合を阻害します。 5αリダクターゼにはⅠ型Ⅱ型があり、Ⅰ型は全身の皮脂腺に分布しているのに対し、Ⅱ型は前頭部や頭頂部に分布するほか、脇・ヒゲ・陰部に分布しています。プロペシアは 5 αリダクターゼⅡ型のみに作用します。

    ②フィナステリド

    フィナステリドは2015年に発売されたAGA治療薬で、プロペシアと同様の主成分を含むジェネリック医薬品です。作用機序や効果はプロペシアと同様ですが、ジェネリック医薬品のため価格が低く設定されており、費用面が気になる方におすすめできます。

    ③ザガーロ

    ザガーロは2015年に厚生労働省の認可を受けたAGA治療薬です。テストステロンと5αリダクターゼの結合を阻害する働きがあり、ザガーロは5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型両方に作用します。プロペシアよりも高価なため、プロペシアで治療を始めてからさらに効果を求める場合に切り替えるという方も多いようです。

    ④デュタステリド

    デュタステリドは2020年に販売が開始されたAGA治療薬で、ザガーロと同様の主成分を含むジェネリック医薬品です。5αリダクターゼ阻害薬の中では最も新しいため、今後処方数が増えることが予想されます。ザガーロと比べ、価格が30%近く安くなることもあり、AGA治療の第一選択薬に選ばれることも多くなっています。

    ⑤ミノキシジル

    ミノキシジル内服薬は、AGA治療薬としては日本国内においては未承認の薬です。もともと高血圧治療のための薬で、服用した人に多毛症状(薬の服用により体毛が増える症状)が認められたことから薄毛の治療薬として使用されるようになりました。ミノキシジルには血管拡張作用があるほか、髪の元である毛乳頭細胞に働きかけ成長因子を増やしたり、毛乳頭細胞そのものを増やす作用があることから、AGA治療薬として使用されています。5αリダクターゼ阻害作用のある内服と併用することができますが、日本国内では臨床試験が行われていないため専門の医師の診断を受けて服用を検討することをおすすめします。

    AGA治療薬の正しい服用量と服用期間

    AGAの症状の強さや進行スピードには個人差があります。また、今はさほど症状がないけれど「予防のために服用したい」という方もいることでしょう。そのためAGA治療薬の選択や服用量は専門の医師の診断が必要です。ここでは基本的なAGA治療薬の服用量*について解説しますので、治療を始める際の参考にしてくださいね。  *参考:プロペシア添付文書 (https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf

    プロペシアやザガーロなど、5αリダクターゼ阻害薬の服用量は共通して「1日1錠」です。配合成分量の多い少ないに関わらず同じ服用量ですので、間違えないようにしましょう。また、1日の服用量の限度が1錠のため、自己判断で服用量を増やすことは思わぬ副作用の出現を招く恐れがありますので絶対にやめましょう。

    ①プロペシア(フィナステリド錠)

    ・1日1錠(0.2mg錠と1mg錠どちらの成分量でも服用量は同じ)

    ・1日1錠以上服用しない(飲み忘れた分をまとめて飲むことは避ける)

    ②ザガーロ(デュタステリド錠)

    ・1日1錠(0.1mg錠と0.5mg錠どちらの成分量でも服用量は同じ)

    ・飲み忘れた場合は、当日内であれば1錠服用する。

    ・1日1錠以上服用しない(飲み忘れた分をまとめて飲むことは避ける)

    ③ミノキシジル

    ミノキシジルの内服については、先述の通り日本国内では未認可のため用法用量は使用する医師が決定できます。1日1〜3回、2.5mg〜10mg服用可能となっており、この範囲内で抜け毛や薄毛の症状や健康状態を診て処方量を決定しているクリニックが多いようです。ミノキシジル内服薬は2.5mg・5mg・10mgの3種類があり、必要に応じ半分に割って服用することもできますが、服用方法は専門の医師の指導を必ず受けるようにして、自己判断で量を変えないようにしましょう。

    AGA治療薬の服用期間

    AGA進行性の脱毛症のため、治療をしないとどんどん症状が進んでいきます。そして、自己判断で治療をやめてしまうと症状が再燃したり悪化する可能性があります。AGA治療薬の服用期間に関して、プロペシアの添付文書によれば「3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である。また、効果を持続させるためには継続的に服用すること」とあります。ですのでAGA治療薬の服用を検討している方は、最低3ヶ月毎日〜6ヶ月間薬を服用するという心構えでいた方が良いでしょう。また、AGAは治療を中断すると症状が再燃する可能性が高いため、内服治療で効果が見られてもいきなり内服をやめるのではなく、抜け毛や薄毛の状態を見ながら徐々に内服を減らしていくことで治療効果を維持できるでしょう。

    AGA治療薬を飲むタイミングで効果は変わる?

    AGA治療薬であるプロペシアやザガーロの薬剤添付文書によると、服用時間に決まりはなく食前食後どちらの服用でも効果に差がないことが書かれています。つまり「1日の中でいつ服用しても効果に差がない」*ということになります。ですが、薬の効果を出すためには血液中の薬の有効成分濃度が一定であることが重要です。そのため、AGA治療薬を飲む時間は「いつも同じ時間」であることとをおすすめします。毎日同じ時間に薬を飲むことは意外と難しく、つい忘れてしまうことはもちろんあります。そのため自分が飲み忘れない時間に飲みやすい場所で飲むようにしましょう。例えば洗面所の歯ブラシの近くに薬を置いておくと、目につきやすくすぐに飲めますし、日常で必ず行う歯磨きと結びつけておけば飲み忘れ防止になるのではないでしょうか。また、食事の前後の服用に効果の差はないと書きましたが、胃腸がデリケートな方は、食前に服用すると胃に負担をかけることがありますので食後に服用することをおすすめします。           *参考:医薬品インタビューフォーム (https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo-if.pdf

    AGA治療薬の副作用はある?

    先述の通り、AGA治療薬の服用期間は6ヶ月が基本となります。長く服用していくと副作用が気になりますよね。毎日続けて服用する薬ですので、副作用症状の出現に気をつけるとともに、対処法や治療の継続について相談できるようかかりつけの専門医に処方してもらいましょう。

    ・プロペシア(フィナステリド)で可能性のある副作用

    ①性欲減退:1.1%

    ②勃起不全:0.7%

    ③肝機能障害:0.2%

    男性が気になるプロペシアの副作用として性欲減退や勃起不全の可能性がありますが、副作用の発生率は1%程度とかなり低いデータになっています。副作用の発症を気にしすぎるとかえって心因性のED症状を引き起こしかねませんので、あまり気にせずにAGAの治療効果を期待して過ごすことをおすすめします。肝機能障害はプロペシアに関わらずどんな薬剤にも起こり得る可能性のある副作用です。定期的に肝機能の血液検査をして副作用の発症をチェックできますので、プロペシアを処方してもらうクリニックでフォロー体制が整っているか問い合わせておくと安心です。

    ・ザガーロ(デュタステリド)で可能性のある副作用

    ①性欲減退:4.7%

    ②勃起不全:3.9%

    ③肝機能障害

    ④乳房障害(女性化乳房・乳頭痛・乳房痛など):1%未満

    ザガーロの場合も勃起不全や制欲減退の可能性があり、プロペシアよりやや発症率が高いデータが出ています。しかし副作用の発症頻度としては低い確率となっていますので、プロペシア同様あまり心配する必要はないものと思われます。副作用が出現した場合、プロペシアに切り替えることも可能です。副作用の心配は薬の服用時につきものですが、副作用を気にして治療が遅れることがないように、気になることをなんでも相談できることが大切です。当院ではオンライン診療を実施しているため、気軽に自分の好きなタイミングでご相談いただけます。

    AGA治療薬服用時の注意点

    AGA治療薬の服用には、服用方法や副作用の他に注意しなければならない点がいくつかあります。薬の取り扱い方法や日常生活など、重要なポイントがありますのでしっかり覚えておいてくださいね。

    ・未成年や女性の服用はNG

    プロペシアやザガーロには、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換するための酵素(5αリダクターゼ)を阻害する働きがあります。ジヒドロテストステロンは、抜け毛の原因になるという悪影響が取り上げられがちですが、胎児期には外性器の発達を促し、思春期には体毛や声変わりなど第二次性徴に関わる重要なホルモンです。そのため成人して男性としての体の成長が完成するまでは服用しないようにしましょう。また、女性の抜け毛や薄毛は男性のAGAとはメカニズムが違うため、AGA治療薬を服用しても効果がありませんので服用させないようにしましょう。

    ・妊活中や妊娠中または授乳中の女性に薬を触らせない

    女性のプロペシアやザガーロなどのAGA治療薬の服用は効果がないばかりでなく、男子胎児の生殖器形成に影響を及ぼす恐れがあることがわかっています。さらに錠剤の成分は経皮吸収されます。通常の錠剤はコーティングされているため触れても成分が経皮吸収されることはありませんが、割れたり粉砕した状態だと触れるだけで成分を吸収してしまいます*。ですので今後妊娠の可能性のある女性や授乳中の女性が錠剤に直接触れることがないよう、薬はしっかり包装や密閉して管理しましょう。  *厚生労働省HP参照(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1a.html

    ・プロペシアやザガーロ服用中の献血は避ける

    街頭や献血センターなどで、献血を呼びかけられることがあるかもしれませんが、プロペシアやザガーロなどのAGA治療薬服用中は献血は避けてください。プロペシアなどに含まれる5αリダクターゼの成分が血液中に含まれていると、妊娠中や授乳中の女性に輸血した際、成分が移行してしまう恐れがあるため、献血はAGA治療薬の服用をやめてから1ヶ月間は避けましょう。

    AGA治療薬の個人輸入は危険

    AGA治療薬は6ヶ月毎日飲み続ける必要があり、薬の費用を負担に感じることもあるでしょう。今やネットで世界各国と簡単に繋がれるため、外国でしか使用されていない薬を購入することも可能です。AGA治療薬も例外ではなく、いろいろな国でフィナステリドやデュタステリドを主成分としたジェネリック医薬品があるため、国内のクリニックで処方してもらうより安価に購入したいと思うかもしれません。しかしAGA治療薬の個人輸入にはリスクが伴います。偽物や主成分が入っていない」「不純物が混入されている」「症状に合わせた薬の量がわからない」「健康被害があっても救済制度が利用でない」などのリスクを考えると、個人輸入がいかに危険であるかがお分かりいただけるでしょう。

    AGA治療薬は専門クリニックで処方してもらいましょう

    AGA治療薬は自己判断で服用すると、十分な効果が出なかったり思わぬ副作用が出るなどの可能性があります。AGA治療薬は専門クリニックで処方してもらうべきですが、その理由について見ていきましょう。

    ・安全性の高い正規AGA治療薬を服用できる

    AGA長期的な治療が必要な脱毛症のため、治療薬の服用も長期にわたります。そのため安全性の高い薬を選ぶことが大切です。専門クリニックでは、安全性の高い正規のAGA治療薬を処方してもらうことができます。また、クリニックによっては国内未承認の治療薬を医師が判断し輸入して処方している場合もあります。AGAの症状の強さや進行の程度によっては、医師のすすめに従い治療薬の有用性と安全性を考慮して選択することが必要な場合もありますので、いつでも相談できフォロー体制の整ったクリニックで治療薬を選びましょう。

    ・症状に応じた効果的な処方薬が服用できる

    AGA治療薬には用法用量や服用期間に決まりがありますが、効果の判定や治療薬の変更には専門の医師の診察と指導が不可欠です。副作用が出ていないかの判断も、自分自身ではなかなか分かりにくいこともあり、検査によるデータの比較や副作用に関する問診はクリニックでなければ受けられません。安心安全に長く効果的なAGA治療を行うためには必ずクリニックで処方を受けましょう。

    監修した医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

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