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  • AGAの薬について解説、これから薄毛対策する方必見の薬の基礎知識

    AGAの薬について解説します!これから薄毛対策する方必見の薬の基礎知識

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    「薄毛対策って何をしたらいいの?」
    「クリニックや病院でもらえるAGAの薬ってどんな種類がある?」
    「AGAの薬で薄毛対策する時に注意することとは?」
    抜け毛や薄毛対策にAGA治療薬を使ってみたいけれど、薬となると専門性が高く感じて気軽に試せない。
    と思っている方は多いかもしれません。
    日本で承認されているAGA治療薬は安全性が高く、医学的に発毛効果が認められているため薄毛に悩んでいる方は積極的に使用を検討してもよいのではないでしょうか。
    今回は、AGA治療薬とはどんなものか、どんな薄毛に効果が期待できるのか、薄毛対策を始める方に知っておいていただきたいAGAの薬についてくわしく解説します。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    AGAとは

    AGAとは男性型脱毛症のことで、成人男性の3人に1人に発症する男性特有の脱毛症です。
    抜け毛の増加や薄毛が気になっている男性は、自分がAGAなのか気になるのではないでしょうか?
    ここではAGAについて症状や原因と治療方法についての基礎知識を解説しますので、自分の薄毛や抜け毛の状態が当てはまるか見ていきましょう。

    AGAの症状と特徴

    AGAには特徴的な薄毛の症状があり、額の左右の剃り込み部分が深く切れ込み、前から見た時にアルファベットのMのように見えるパターンと、頭頂部の中心からOのように薄毛が広がって見えるパターンの「MO型脱毛」と呼ばれています。
    AGAは生え際と頭頂部それぞれ薄毛が発症し、日本人はO字型が多いことがわかっていますが、MとOの薄毛が同時に発症したり、AGAが進行して薄毛の範囲が融合して「U字」に広がり最終的に側頭部や後頭部の一部分以外の髪が抜け落ちてしまう進行性の脱毛症です。
    AGAの発症確率は20代で約10%、30代で約20%、40代で約30%、50代で約40%で、70代以降になると約70%という高い確率で発症するため、成人男性の3人に1人である約30%にAGAの発症の可能性があることがわかります。
    AGAは発症すると自然に治ることはなく、発症年齢が低いほど進行が早く重症化しやすいため、なるべく早い治療や対策が必要です。

    AGAの原因

    AGAの原因のひとつは男性ホルモンで、男性ホルモンのひとつである「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素結びつくと「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンに変換されることがきっかけとなります。
    ジヒドロテストステロンが「アンドロゲンレセプター(ホルモン受容体)」に取り込まれると、抜け毛の指令を出す「脱毛因子(TGF-β)」が生成され、「毛母細胞」や「毛乳頭細胞」といった髪の細胞にはたらきかけ、成長途中の髪が抜け落ちる現象が起こります。
    アンドロゲンレセプターは前額部と頭頂部に多く分布しているため、AGAを発症すると生え際と頭頂部の抜け毛が増え、髪が成長しにくくなり、髪が細く短くなったりボリュームダウンするといった薄毛症状が現れます。
    また、AGAのもうひとつの原因は遺伝で、両親から遺伝する5αリダクターゼの活性度と、母方の男性から遺伝するアンドロゲンレセプターの感受性がAGAの発症を左右しています。
    そのためAGAの原因は男性ホルモンと遺伝のふたつであることがわかります。

    AGAの治療方法

    AGAの治療方法は、AGAの原因にアプローチする内服治療や髪の成長を助ける外用治療をメインに、薬以外の治療もあるためそれぞれの症状に合わせて適切な治療を選ぶことが大切です。
    ・AGA治療薬による投薬治療
    日本初のAGA治療薬は、「ミノキシジル」外用薬で、病院やクリニックでの処方以外に薬剤師の指導のもと薬局などでも購入できるOTC医薬品の「リアップ」が1999年に発売され、その後各製薬メーカーからジェネリック医薬品が数多く発売されています。
    内服薬のAGA治療薬として日本で初めて承認されたのは、2005年に発売された内服薬の「プロペシア」で、その後ジェネリック医薬品として「フィナステリド」が発売されました。
    さらに、2016年に「ザガーロ」が、2020年にはジェネリックの「デュタステリド」が発売され、AGA内服治療の幅が増えています。
    また、AGAの内服薬には「ミノキシジル」が使用されることがありますが、日本では未承認のため必要に応じ病院やクリニックで輸入して処方されています。
    外用薬と内服薬はそれぞれ効果が違うため、併用して使用することでAGA治療効果が上がると期待されています。
    ・注入療法
    薄毛や抜け毛が気になる部分に直接予防や治療に有効な成分を注入する治療で、頭皮の内部にダイレクトに成分を届けられるというメリットがあります。
    注入方法や注入成分と費用は病院やクリニックによってそれぞれ違いますが、2週間から4週間に1回の治療のケースが多く、通院が必要で、投薬治療に比べると費用が高額になることが多いという特徴があります。
    ・植毛
    植毛によるAGA治療は自分の襟足や後頭部の髪を採取して、薄毛や抜け毛が気になる部分に植え付ける方法で、髪が抜け落ちてしまった部分にも治療効果が期待できます。
    移植した髪の定着には1〜2週間、治療効果を判定するために1年程度必要ですが、定着した髪はAGAの影響を受けないというメリットがあります。
    しかし、再度の施術には1年以上の期間をあける必要があり、移植できる自分の髪がなくなってしまうと植毛できないため、治療可能な回数や本数に限界があります。

    クリニックや病院で処方される薬の種類と特徴とは

    AGAの原因は遺伝と男性ホルモン由来のため、抜け毛や薄毛の治療にはAGAの原因となる男性ホルモンの生成抑制が重要です。
    また、AGAにより細く短くなってしまった髪の成長を助けることも大切で、髪の元となる毛母細胞や髪の成長指令を出す毛乳頭細胞の活性もとても大切で、AGA治療において欠かすことはできません。
    クリニックや病院で処方が受けられるAGA治療薬は、おもに「フィナステリド」と「デュタステリド」の内服薬と、「ミノキシジル」外用薬です。
    ここではこれらのAGA治療薬について、特徴や副作用などについてくわしく見ていきましょう。

    フィナステリド

    フィナステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換させる5αリダクターゼⅡ型を阻害して、ヘアサイクルの成長期を短縮させる脱毛因子の過剰な産生を抑えることで、ヘアサイクルの乱れを正常化する効果が期待できます。
    AGAを発症すると、通常3〜5年のヘアサイクルが1年〜数ヶ月程度に短縮されると言われていますが、ヘアサイクルの短縮が起こり始めた段階ですぐに内服薬による治療を始めることで、その後のヘアサイクルの短縮を防ぎ抜け毛や薄毛の進行をストップさせる可能性が高くなるため、できるだけ早い段階での治療が望ましいでしょう。
    1日1回1錠服用し、最低6ヶ月継続することが推奨されていますが、副作用として性欲減退や勃起不全に加え、肝機能障害がわずかですが見られる可能性があります。

    デュタステリド

    デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型阻害薬のため、フィナステリドよりもテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する作用をブロックする効果が大きいと考えられています。
    服用方法はフィナステリドと同様で、1日1回1錠自分の都合のいいタイミングで服用します。
    先発品は「ザガーロ」で、デュタステリドを主成分とした「アボルブ」という内服薬がありますが、こちらは前立腺肥大症の治療薬のためAGA治療薬としての使用は認められておらず、アボルブのジェネリックであるデュタステリド製剤も同じでAGAに使用した場合は保険適応外となるため注意しましょう。
    ジヒドロテストステロンの生成を抑える効果は、5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方を阻害できるデュタステリドの方が高いと言われていますが、副作用として勃起不全や性欲減退が4%程度、精液量減少や肝機能障害や倦怠感がわずかに見られる可能性がありますので、医師とよく相談し自分に合った薬を選ぶことが大切です。

    ミノキシジル

    ミノキシジルは、薄毛や抜け毛が気になる部分に直接塗布する外用薬がAGA治療薬として承認されていますが、5%以上含有の製品は日本国内では承認されていません。
    頭皮の血流促進効果や髪の元となる「毛母細胞」と毛母細胞に発毛指令を出す「毛乳頭細胞」の活性作用があり、新しい髪を生やす「発毛効果」と髪の成長を促し太く長く成長させる効果が期待できます。
    外用薬の場合、薄毛や抜け毛が気になる箇所に自分で塗布でき、全身的な副作用はほとんどないというメリットがありますが、濃度が高くなるほど頭皮のかぶれなどの皮膚症状が副作用として出やすいため注意が必要です。
    ミノキシジル外用薬はOTC医薬品のため薬局でも購入可能ですが、これから薄毛対策を始める方は自分の症状に合った濃度や使用方法で使用するためにAGA専門クリニックで処方してもらいましょう。

    AGAの薬を使用する際の注意ポイントとは

    AGAの薬で薄毛対策するためには、使用するにあたりいくつかの注意ポイントがあります。
    AGAの薬の効果を最大限に活かし、副作用を抑えて安全に治療するために以下の4つの注意ポイントをしっかり理解しておきましょう。

    医師の指示のもと使用方法を守る

    AGA治療薬の効果を最大限に発揮して副作用を抑え安全に治療するためには、AGA治療を専門にしている医師の診断を受け正しく使用することが重要です。
    早く薄毛や抜け毛を改善したいから多く薬を使えばいいのでは、と思うかもしれませんが、AGA治療薬を自己判断で多く服用することは思わぬ健康被害を引き起こすおそれがあるため、絶対にやめましょう。
    また、自分の思うような結果がなかなか出ないからと使用方法を変えたり途中でやめてしまうことは、本来期待できる効果が発揮されない可能性があり、せっかく治療した意味がなくなってしまい時間とお金を無駄にすることになりかねませんので、不安や気になることをいつでも相談できるクリニックを選び、不安なくAGA治療を進めることが大切です。

    AGAの薬は最低6ヶ月継続が必要

    AGAの治療で大切なのは、成長途中の髪が抜けてしまう乱れたヘアサイクルを正すことです。
    成人男性のヘアサイクルは3〜5年を1周期として繰り返しているため、薬による治療効果の実感には長期的な視野が必要だということを理解しておきましょう。
    内服も外用も使用期間は6ヶ月以上を推奨しており即効性はなく、その間一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」という現象が見られることもあるため、薄毛の改善の実感がなかなか得られないことが多いですが、自分で毎日見ていると気づかない変化もAGA専門クリニックでは客観的に診断できるため、長く治療できるクリニックを選びましょう。

    個人輸入の薬は危険

    AGA治療薬は保険適用外のため、経済的な負担を感じクリニックや病院での処方薬ではなく、安価な個人輸入の未承認薬の購入や他人から譲り受けたいと思うかもしれません。
    しかし、個人輸入の未承認薬には偽物や不純物の混入などの不良品の可能性があり、効果がみられないことや健康被害を受けることも考えられます。
    また、悪質な個人輸入代行業者による詐欺や個人情報盗用など金銭に関わる被害を受ける可能性がありますので、AGA治療薬の個人輸入や入手経路が不明なものの使用は絶対にやめ、AGA専門クリニックなどの信頼できる医療機関で処方された薬を購入しましょう。

    副作用の可能性を知っておく

    医薬薬には効果効能とともに副作用の可能性がありますので、AGA治療薬についても副作用の可能性を知っておきましょう。
    万が一副作用が出たと感じたら、すぐに処方を受けたクリニックに連絡し適切に対処することで健康被害を抑え治療を検討できます。
    自己判断で服用をやめたり別の薬を使用して副作用を抑えるなどの対処はせず、しっかり医師と相談しましょう。

    まとめ

    薄毛対策に効果が期待できるAGA治療薬として、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用薬が挙げられます。
    それぞれの効果と特徴から、自分の症状に合った最適なものを選びましょう。
    そのためには、身近で続けやすいAGA治療専門クリニックを選ぶことが重要です。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療を充実していつでも相談できる体制を整えておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。

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