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  • 抜け毛が気になる方必見!スルッと抜ける髪の毛、これって異常?

    抜け毛が気になる方必見!スルッと抜ける髪の毛、これって異常?

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    「最近手ぐしを通しただけで何本もスルッと髪が抜ける」
    「抜け毛が増えるのはどうして?」
    「異常な抜け毛の見分け方が知りたい」
    「自分でできる簡単な抜け毛対策ってある?」
    日常生活の中で当たり前のように目にする抜け毛ですが、手ぐしでスルッと簡単に抜ける髪が増えた場合、何か異常があるのではないかと心配になるのではないでしょうか。
    髪は生え変わりを繰り返しているため、毎日ある程度の抜け毛は問題ありません。
    しかし、触れただけで簡単に抜ける場合や、急に本数が増えた場合は脱毛症が隠れているかもしれませんので、薄毛に進行する前にしっかり対策することが大切です。
    今回は、スルッと抜ける髪の毛の原因や異常な抜け毛の原因と、すぐに始められる抜け毛対策についてくわしく解説しますので、抜け毛が気になる方はぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    抜け毛が起こるメカニズムとは

    人間の頭髪は全体で約10万本あり、それぞれの髪1本ずつ成長して抜けていくサイクルを持っています。
    そのため通常は一気にすべての髪が抜け落ちることはありませんが、抵抗なく髪が抜ける場合や抜け毛が急に増えた場合は、何かしら原因が考えられますので、ここで抜け毛のメカニズムと抜け毛が増える原因についてみていきましょう。

    ヘアサイクル(毛周期)

    髪の生え変わりは「ヘアサイクル(毛周期)」と呼ばれており、正常なヘアサイクルは「成長期(早期、中期、後期)」「退行期」「休止期」に分かれ、最終的に「脱毛期」を経て再び成長期を迎えるサイクルを5〜6年かけて繰り返しています。
    髪の毛は、毛母細胞という髪の元となる細胞が細胞分裂して成長しますが、成長のためには毛乳頭細胞から発毛指令と成長のための栄養や酸素を受け取ることが必要です。
    成長期はヘアサイクル全体の90%近くを占め、成長期早期では髪の毛は細いうぶ毛の状態ですが、成長期後期には太く長く育ちます。
    退行期に入ると毛乳頭細胞の活動が低下し毛母細胞から離れるため、髪の成長が遅くなることで休止期に進んでいきます。
    休止期は毛乳頭細胞と離れた毛母細胞が活動を完全に停止し、頭皮内に髪を固定する力が低下した状態です。
    脱毛期では、活動を再開した毛乳頭細胞の指令により発生した新しい髪に押し上げられるようにして、成長を終えた髪が抜け落ちます。

    抜け毛が増える原因

    抜け毛が増える原因としては大きく以下の6つが挙げられますのでそれぞれみていきましょう。
    ①季節性の環境変化によるもの
    日本では四季の中で春と秋に環境変化が大きく、「換毛期」と呼ばれ抜け毛が増える傾向があります。
    季節性の抜け毛は時間の経過とともに回復するという特徴があり、特に治療は必要ありませんが抜け毛対策で早期改善が期待できます。
    ②生活習慣の乱れによるもの
    睡眠習慣の乱れによるホルモン分泌低下や、運動不足による血行不良などにより髪の成長が遅れることから、抜け毛が降る可能性があります。
    一時的な生活習慣の乱れの場合は改善しやすいですが、慢性化すると薄毛につながるおそれがあり注意が必要です。
    ③食事内容の偏りによるもの
    髪の主成分はケラチンというタンパク質のため、食事から十分な栄養が摂取できない場合には、髪の成長に影響して抜け毛が増えると考えられます。
    また、食事回数や食事を摂る時間が不規則な場合も栄養代謝が十分にできないため、食事の内容だけではなく食生活にも気をつける必要があります。
    ④頭皮環境の悪化によるもの
    頭皮に炎症などのトラブルがあると、代謝が亢進し血液や酸素が頭皮の修復に使われることや、頭皮がダメージを受けることで髪を固定する力が低下して抜け毛が増える原因となります。
    頭皮トラブルには、肌に合わないヘア製品によるかぶれや紫外線によるダメージなどさまざまな要因があるため、日常的に予防やケアすることが大切です。
    ⑤加齢による影響
    ヘアサイクルは永久ではなく寿命があるため、加齢によりヘアサイクルが寿命を迎えることで抜け毛が増えます。
    寿命を迎えたヘアサイクルでは髪が生えることはないため、最終的に無毛になることもあります。

    正常な抜け毛と異常な抜け毛を見分けるポイントとは

    正常なヘアサイクルを繰り返している場合は、抜け毛があっても自然にまた生えてくるため薄毛の心配はありませんが、なんらかの原因で異常な抜け毛が見られた場合は、放置していると薄毛につながるおそれがあるため注意が必要です。
    ここでは正常な抜け毛と異常な抜け毛を見分けるポイントについて解説しますので、自分の抜け毛をチェックしてみましょう。

    抜け毛の本数

    正常なヘアサイクルの抜け毛の本数は1日50〜100本程度で、そのうちの60%程度がシャンプー中に抜けると言われています。
    そのためシャンプー後の排水口に溜まった髪の毛の本数が30〜60本程度であれば、正常な抜け毛と考えて良いでしょう。
    しかし、1日の抜け毛が100本以上という状態が続くのは、異常な抜け毛の可能性があります。
    抜け毛の本数を正確に数えるのは難しいため、シャンプー中の抜け毛をチェックしてみましょう。
    目安として、排水口に溜まった抜け毛が1日60本以上で、毎日同じくらいの量が抜ける場合はなんらかの異常があると考えられます。

    抜け毛の太さと長さなどの性状

    成人男性のヘアサイクルにおける成長期は3〜5年で、髪の元である「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し太く長く成長していきます。
    そのため正常な成長期を経た抜け毛は、太く長いことが特徴です。
    さらに、細く軟らかい産毛から数年かけて太く長く成長していくため、正常な抜け毛は先端にかけて細くなっていることももうひとつの特徴として挙げられます。
    ヘアサイクルに異常が生じた場合、成長途中の髪の毛が急に抜け落ちるという現象が起こり、細く短い抜け毛が現れやすくなります。
    異常な抜け毛の場合、ハリやツヤが見られず弱々しいことも特徴として挙げられますので、抜け毛を観察したときに太く長い毛よりも細く短くハリやツヤがない抜け毛の割合が多い場合は、異常があると考えられます。

    抜け毛の根本の状態

    髪の毛の根本は「毛球」と呼ばれており、毛母細胞や髪の成長を促す指令を出す「毛乳頭細胞」などが存在して丸くふくらんでいます。
    さらに、正常に成長を終えた段階の髪の毛は、髪を黒くする「メラニン色素」を取り込まなくなるため、根本が白くなるという特徴も見られます。
    そのため、根本が白く、マッチ棒のように丸くふくらんでいる抜け毛は正常だといえるでしょう。
    反対に、異常がある抜け毛の場合は根本が小さく細かったりギザギザしているなど形がいびつなことが多く、色が黒い場合が多いという特徴があります。
    これは何らかの原因で毛母細胞がうまく細胞分裂できなかったことや、本来抜けるべき時期ではないときに急に抜けたことを表しています。

    簡単に抜ける髪に考えられる病気とは

    本来髪の毛は頭皮の奥深くに固定されていますが、なんらかの異常があると固定力を失いちょっとした刺激でも抜けるおそれがあり、成人男性において髪が抜けやすくなる原因の代表として、AGAが考えられます。
    ここではAGAの原因や特徴についてしっかりみていきましょう。

    AGA(男性型脱毛症)

    AGAは、男性ホルモンと遺伝が原因の成人男性に発症する脱毛症で、3人に1人が発症することがわかっています。
    特徴として、前額の左右の剃り込み部分が深く切れ込み前から見た時にアルファベットのMのように見えるパターンの薄毛や、頭頂部の中心から薄毛が広がりOのように見えるパターンを示す「MO型脱毛」といった薄毛が見られます。
    AGAは全身に流れる血液中を浮遊する「テストステロン」という男性ホルモンが、「5αリダクターゼ」という酵素により「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンに変換されることがきっかけで起こります。
    ジヒドロテストステロンが「アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)」に取り込まれると、「脱毛因子(TGF-β)」が産生され「FGF-5」という髪の成長と休止を切り替えるスイッチの役割を持つタンパクに伝達を送ります。
    FGF-5により、毛母細胞や毛乳頭細胞といった細胞の活動が休止することで、薄毛や抜け毛が発症することがAGAのメカニズムです。
    MO型脱毛は、アンドロゲンレセプターが前額部と頭頂部に多く分布しているために起こる症状で、進行すると薄毛の範囲が「U字」に広がり、最終的に側頭部や後頭部の一部分以外の髪が抜け落ちるため早期の治療が大切です。

    抜け毛が気になる方におすすめの対策法とは

    簡単に髪の毛が抜けたり、抜け毛が急に増えた場合は原因を知りすぐに対策しないと薄毛に進行するおそれがあります。
    ここでは、抜け毛に気づいたらすぐにやるべき対策を紹介しますので、できることから始めましょう。

    AGA専門クリニックに相談する

    抜け毛が増えた原因がAGAではないかと感じたら、すぐにAGA専門クリニックに相談しましょう。
    AGA治療には5αリダクターゼを阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑える「フィナステリド」や「デュタステリド」といった成分の内服薬や、「ミノキシジル」という血行促進や毛母細胞を活性させる成分の外用薬があり、AGA専門クリニックでは、個人の症状に合わせて適切な治療が受けられます。
    AGAではヘアサイクルの乱れを正常化することが重要なため、治療や予防は長期にわたることが多く、定期的な診察を受けて頭皮や髪の状態の変化を判定することが大切です。
    AGA薄毛予防治療クリニックは治療実績が多く、自分の都合で受診できるオンライン診療で相談できますのでぜひご相談ください。

    ヘアケア方法を見直す

    頭皮トラブル予防と対策には、頭皮環境を整えるために頭皮の清潔と保湿が大切です。
    頭皮が乾燥しやすくフケが出る場合は、まずシャンプーが頭皮に合っているか見直しましょう。
    洗浄力の強いシャンプーではなく、アミノ酸系シャンプーや敏感肌用のスカルプケアシャンプーがおすすめです。
    また、シャンプー剤を洗い流す際は38℃程度の温度のぬるめのお湯を使用し、シャンプー後はすぐにドライヤーで乾かすことも頭皮の乾燥を防ぎます。
    また、紫外線による炎症は頭皮トラブルの大きな原因となるため、頭皮のUVケアも始めましょう。
    頭皮用のUVケア製品にはスプレータイプやローションタイプなど使いやすいものが多く、ヘアスタイルに影響なく使用できますので夏場は特に積極的に使用しましょう。

    生活習慣を整える

    抜け毛の進行を防ぐためには、髪に十分な栄養を届けることや髪の成長を促す「成長ホルモン」の分泌を促進することが大切です。
    成長ホルモンの分泌は、入眠後最初に訪れる深い睡眠の30分後をピークに、3時間程度続きます。
    そのため5時間以上睡眠時間を確保することと、入眠後すぐに深い睡眠に入るための入眠準備が大切です。
    入浴や食事は入眠2時間前には済ませ、部屋の明かりやテレビなどの光刺激は減らして脳をリラックス状態にしましょう。
    脳のリラックスのためにはカフェインの摂取を夕方以降控え、寝る直前の飲酒を控えることも大切です。

    まとめ

    突然髪がスルッと抜けるようになったら、このままどんどん抜け毛が増え薄毛になるのでは、と不安になることでしょう。
    成人男性において髪が抜けやすくなるのは、AGAが原因になっていることが多いため、不安を感じたらすぐにAGA専門クリニックに相談することをおすすめします。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、みなさんの症状に応じて適切に処方しております。
    より身近で続けやすいAGA治療のために、オンライン診療を充実しておりますので、まずはお気軽にお問合せください。

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