ABOUT AGA
AGAについて
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男性型脱毛症(AGA)は早期発見&早期治療が効果的!
連日猛暑日を更新している今夏ですが、紫外線が強く頭皮へのダメージも気になりますね。日本の夏は高温多湿のため、ちょっと外を歩いただけでも汗をかきやすい環境です。そのためこの時期は頭から汗をかき髪の毛がボリュームダウンしたことをきっかけに「薄毛が気になる」と感じる方も多いです。また紫外線が強い時期ですので、季節の移り変わりと同時に頭皮へのダメージが蓄積され抜け毛の増加も増えてきます。ふとした瞬間に「なんだか最近抜け毛が増えた」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし「季節のせい」「抜け毛くらい問題ない」と放っておくのは大変危険です。薄毛・抜け毛には男性型脱毛症(AGA)が隠れている可能性があります。今回はそんなAGAを見逃さないために気付いてほしいAGAのサインや、セルフチェックの方法などをご紹介していきます。季節の変わり目は一番髪の毛の変化に気付きやすいタイミングですので、是非参考にしてみてくださいね。
■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
AGAってなに?
AGA(エージーエー)は「A:Androgen(男性ホルモン)」+「G:genetic(遺伝)」+「A:Alopecia(脱毛症)」の略です。日本語では男性型脱毛症と呼びますが、近年の広告ではAGAと呼ばれていることが多い印象です。成人男性の3人に1人がこのAGAになっているとされ、中年層の患者の発症割合が一番高いものの、年齢問わず発症することが分かっています。AGAは進行性のため放っておいても治らず、もしAGAであれば気になる薄毛などの症状はどんどん悪化してしまいます。髪の毛の成長する期間はヘアサイクル(毛周期)と呼ばれますが、AGA患者はこのヘアサイクルが乱れることにより、抜け毛→薄毛→脱毛と症状が進んでいきます。AGAの進行度合いやスピードには個人差がありますが、大抵の方が薄毛が進行した段階で気付き来院されることが多いです。
AGAになる原因3つ
①男性ホルモンによるもの
男性ホルモンには睾丸(精巣)や副腎で合成・分泌されているといわれているテストステテロンと呼ばれるものがあり、このテストテロンは男性の機能の維持や筋肉の量を増やしたり肥大させる作用などがあります。このテストステテロンと5αリダクターゼ(5α還元酵素)と呼ばれるものが結びつき「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストステロンがホルモン受容体に取り込まれ毛母細胞の働きを低下させヘアサイクルが乱れてしまいます。
②遺伝によるもの
AGAの原因の8割は遺伝によるものといわれています。この遺伝というのは上記で説明したホルモン受容体の感受性の部分を示します。ホルモン受容体の数や取り込みやすい性質は遺伝により決まるため、両親からの遺伝が大きく関係してくるのです。AGAは男性特有の脱毛症であることから「父親や男性親族からしか遺伝しない」と思っている方も多いですが、実は母親からの遺伝も関係しています。特に母方の祖父・曾祖父の遺伝が関係しており、母親を通してAGAのなりやすさは遺伝してしまいます。現在ではAGAのなりやすさを確率で出す検査もありますが、これも不思議なもので遺伝要因を持っているから確実にAGAになるというわけでもないのです。ただし自分がAGAになりやすいかどうかを調べる、事前に知っておくという意味ではそういった検査を受ける意味もあるかもしれません。
③生活習慣によるもの
AGAの直接的な原因は未だに解明されていませんが、生活習慣によってAGAを悪化させてしまうことはあります。具体的には偏った食生活、飲酒喫煙、睡眠不足、運動不足、過度のストレスなどがあげられます。髪の毛を気遣って行っていたヘアケアが時には抜け毛や薄毛の原因になっていた、なんてこともあります。そのためAGAの治療を行う方は、一緒に生活習慣の見直しも必要となってきます。少しずつでも髪の毛にいい生活スタイルに変えていくことでAGAにつながる可能性のある原因をなくし、今後のAGAの予防にも繋がります。
なぜAGAは早い治療が有効なの?
①進行型で放置すると悪化するため
AGAは進行型のため自然に完治することはありません。そのため放っておくとどんどん症状は悪化し、薄毛が目立つようになっていきます。場合によっては髪の毛が新たに生えてこない脱毛状態に陥ることもあります。加齢により髪の毛はハリ・コシを失い全体的に本数も少なくなっていくものですが、AGAを若い年代で発症した場合は周囲と比べて薄毛をコンプレックスに感じる方は多くいらっしゃいます。年齢的に治療をしなくてもいい、薄毛もひとつの個性と受け止める方ももちろんいらっしゃいますが、コンプレックスに感じている方は治療をしなければ悪化する一方です。そのため「若いからそのうち治るだろう」など過信をせず、気付いた段階で専門クリニックを受診するようにしましょう。
②ヘアサイクルに限りがあるため
ヘアサイクルには大きく分けて「成長期」「退行期」「休止期」の3つから構成されます。その中でも「成長期」は頭髪全体の8~9割の毛髪が当てはまり、言葉の通り成長している過程の毛髪のことを言います。成長期の毛髪は健康な状態で3~5年で寿命を迎えます。この成長期が長ければ長いほど、毛髪は健康に太く成長し、ハリ・コシのある元気な毛髪が育ちます。やがて成長した髪の毛は「退行期」を迎えます。活発に行われていた細胞分裂(毛髪の成長)は2~3週間かけてゆるやかに停止していきます。この時期を退行期と呼びます。こうして成長を終えた毛髪は「休止期」に入り、抜け落ちていきます。これが抜け毛となって目に見えるようになります。この期間は2~3ヵ月ほど続きますが、抜け落ちた先の毛根には既に次の新しい髪の毛が準備をはじめており、成長期に入っていくというサイクルを繰り返します。しかしAGAによってヘアサイクルに乱れが生じた場合、「成長期」が異常に短くなるなどの影響を受けます。ヘアサイクルは生涯で平均15回程度繰り返すといわれていますが、ヘアサイクルが乱れた場合1回1回のサイクルが短くなってしまい、その結果早い段階でヘアサイクルの寿命が尽きてしまうといったことが起きてしまいます。どんなにいい治療を受けてもヘアサイクルの寿命が尽きてしまっていては、そこから髪の毛が生えることはありません。そのためAGA治療は早い段階で治療を行い、このヘアサイクルの長さを可能な限り伸ばし髪の毛全体の寿命を伸ばすことが大切になってきます。もしかしてAGAかも?AGAのサイン
AGAの場合なぜ早い段階での治療が必要なのかをご理解いただけたかと思います。では、どんな症状が出たらAGAといえるのでしょうか。「自分がAGAかどうか分からない」「いきなりAGAの専門クリニックに行くのはハードルが高い」という方に向けて、自宅で確認していただけるAGAのセルフチェックをご紹介します。どれも簡単にできるものですので、是非試してみてくださいね。
AGAのセルフチェック
①髪の毛の細さの確認
日本人の平均の髪の毛の太さは0.07mm前後と言われています。髪の毛の太さは生まれ持ったもので個人差があり、細い毛=ハゲるというわけでもありません。しかし最初から細いのではなく徐々に髪が細くなってしまい、その太さが平均より細いと何らかの頭皮トラブルなどを起こしている可能性があります。とはいっても具体的に太さをはかるのは難しいものです。髪の毛を1本抜いて観察してみてください。健康な毛髪ははりがありますが、もし抜いた髪がしなっとしていたら細く栄養不足の髪の毛の可能性が高いです。
②抜け毛の確認
抜け毛は立派なAGAのサインです。しかし男性だと1日の平均抜け毛は100本前後といわれており、これには季節や個人差があるため、大体の目安として捉えて頂ければと思います。そのため1日の抜け毛を数える必要はありません。抜け毛は平均より自分が抜ける本数が多いかどうかではなく、以前と比べてどうなっているのかがAGAに早期段階で気付くためには大切です。まずは、朝起きた際に枕を確認してみてください。寝ている間もある程度の本数は抜けるものですが、以前と比べてパッと見て抜け毛が増えている方は要注意です。また以前の抜け毛状況が分からないという方は、パッと見たときに「抜け毛が多い」と感じるようであればAGAのサインの可能性が高いです。
③つむじの地肌が目立つかどうかの確認
つむじは頭頂部から後頭部にかけてあるため、普段のヘアセットやヘアケアの際に目につくことがほとんどありません。そのため身内から「つむじ周辺の地肌が目立つ」と指摘され始めて薄毛に気付いたという方もいるくらいです。後程解説いたしますがAGAのハゲ方にも種類があるため、自分では気づけないこともあります。洗面台の鏡の他に手鏡などを購入し、合わせ鏡のようにして後頭部を定期的に確認するようにしましょう。
④毛髪全体のボリュームの確認
脱毛部分が目立たず、抜け毛がゆっくり進行している、または髪の細さがゆっくり細くなっているなどの場合は全体的に髪の毛があるにも関わらずAGAが進行している場合があります。そのため「気付いたら薄毛になっていた」「地肌が見えるまで分からなかった」という方も中にはいます。自分目線で鏡を見ていると変化に気付きにくかったり、いつも同じ場所でヘアセットなどを行っていると照明が固定されているため髪の毛の変化に気付きにくい場合があります。そういった時には外出先のお手洗いや、ガラスの反射などを利用してふとした時に確認するようにしてみてください。自宅とは見え方が違う事が多く、変化に気付きやすくなります。身内の方に以前と髪の毛が変化ないか聞いてみるのもいいかもしれませんね。
⑤親族に薄毛の人がいないか確認
遺伝の部分でお話しましたが、薄毛は覚醒遺伝します。特に母親側の祖父・曾祖父からの隔世遺伝がほとんどの割合を占めているため、会う機会があればさりげなく確認してみましょう。また母親に聞いてみてもいいかもしれませんね。現在大きな自覚症状がなくても将来可能性があると分かれば、自分の変化にも敏感に対応できます。自己判断は危険!AGAと似た症状の病気
セルフチェックに当てはまったからAGA、当てはまらなかったからAGAではないという判断は危険です。抜け毛・薄毛・脱毛を伴う病気はAGAだけではありません。今回はそんなAGAに似た症状をもつ病気も合わせてご紹介します。「もしかしたら…?」と思う部分があるようであれば、皮膚科やかかりつけ医などに相談するのが安心です。
①円形脱毛症
赤ちゃんから高齢者、男女問わず発症が報告されている病気です。現在では明確な原因が解明されていませんが、過度なストレスが原因しているのではないかなどといわれています。円形脱毛症は突然髪の毛が10円玉ほどの大きさに抜けてしまう病気で、中にはその大きさが500円玉くらいのものもあります。単一で抜け落ちる場合、複数カ所抜け落ちる場合、またあまり知られていませんが円形ではなくヘビのように波をえがくように抜け落ちてしまう場合などその症状はさまざまです。
②抜毛症
普段生活していてなかなか耳にする機会がない病名ですが、これは自分で気付かないうちに髪の毛を抜いてしまう病気のことです。髪の毛だけではなく眉毛、まつ毛などの体毛も含まれます。中には自覚がある方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は自覚なく無意識に抜いてしまっているため、ある日突然髪が抜けていることに気付くというパターンが多いです。症状が進むと抜いた髪の毛を食べてしまうこともあります。
③薬剤による脱毛
使用している薬による作用で髪が抜ける場合があります。しかしこの場合、服用指導などでしっかりと説明されるためAGAと見間違うなどといったことは少ないかと思います。薬の副作用によるものなので病気による脱毛とは少し違いますが、薬によって髪が抜けることがあるんだなということを知っていれば慌てずに済みます。
④粃糠性脱毛症、脂漏性脱毛症
粃糠(ひこう)とは頭皮から発生するフケのことです。粃糠性脱毛症とは頭皮トラブルなどによりフケが増え、毛穴を詰まらせたり、菌が繁殖することによって生じる脱毛症のことです。脂漏性脱毛症は頭皮から皮脂が過剰分泌されることにより頭皮トラブルを引き起こし、脱毛症状を発生させます。どのタイミングで受診するべき?
早い段階での発見が必要だといわれても、いつ受診をすればいいの? とお悩みの方もいらっしゃると思います。特に抜け毛などは季節に左右される部分もあるため、自分で判断するのは難しいですよね。そのため「これがAGAじゃなったら…」と受診をためらってしまうかもしれません。しかしAGAは自己判断するのがとても難しい病気でもあります。先ほどご紹介したようにAGA以外の病気が隠れている可能性ももちろんあります。そのため枕についている抜け毛がなんとなく増えた気がする、なんとなく髪が薄くなった気がする、なんとなく頭皮トラブルが増えたきがする、くらいの感覚で受診していただいて全く問題ありません。AGAでなければそれはそれでいいですし、万が一AGAだった場合、そこから早期治療につなげることができます。「なんとなく」の感覚が早期発見につながる場合がありますので、違和感を感じた場合は受診することをおすすめします。
AGA治療、オンライン診療という選択肢もあります!
「気になる症状があるからクリニックに行ってみたいけど通院が続けられるか不安」という方も多いかと思います。AGAは中年男性の発症率が高くそのイメージから、若年層の方がクリニックに対して金額面・治療面に対して高いハードルを感じてしまうことも少なくありません。また「仕事が忙しくて通院する時間がなかなかとれない」と、行きたくても行けないなんて方も多いと思います。当院ではそういった患者様に寄り添うため「オンライン診療」を導入しており、全国どこからでもご相談・診察できるシステムがあります。また処方薬をご自宅まで輸送させていただいておりますので、処方箋を取りに行き薬を受け取るなどの手間が発生しません。このように人に会わず、通院する必要もないため通院費なども節約できるメリットがあります。
より安心して薄毛予防・治療と向き合うために
AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくために先ほどご紹介したようにオンライン診療を採用しております。まずはお気軽にお問合せくださいね。
監修した医師の紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
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