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抜け毛が止まらない!ひどい抜け毛の原因と治し方を徹底解説
排水溝に溜まった髪の毛やドライヤー後に床に落ちた髪の毛を掃除する際、いつもより明らかに大量だと驚きますよね。
そんな大量の抜け毛が何日も続くと、「このまま抜け毛が止まらないのでは?」と不安になるのではないでしょうか。
人間には自然な髪の生え変わりシステムがそなわっているため、毎日ある程度の抜け毛があることは問題ありません。
しかし、度を超えたひどい抜け毛が続くと薄毛の状態になり、髪が生えてこない可能性も考えられます。
今回は対策が必要なひどい抜け毛の原因や対策方法を詳しく解説します。
「抜け毛が止まらない」「抜け毛の様子がいつもよりひどい」と感じた男性は、ぜひひどい抜け毛対策の参考にしてください。■監修医師■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
自然な抜け毛とひどい抜け毛の違いとは
人間には生まれつき「ヘアサイクル(毛周期)」、という自然な髪の生え変わり機能がそなわっています。
そのため髪が抜けること自体は問題がありませんが、異常な抜け毛の場合は放っておくと抜け落ちた髪が生えてこなくなる可能性があるため、自然な抜け毛の範囲かひどい抜け毛なのかを見極めることが重要です。
ひどい抜け毛には対策が早いほど治療や改善が期待できますので、まずは自分の抜け毛が正常か異常か見極めましょう。自然な抜け毛の特徴
①抜け毛の本数が1日50〜100本程度
ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階に分けられており、髪は休止期から次の成長期の間に自然に抜け落ちます。
正常な抜け毛の本数は1日50〜100本程度で、そのうちの60%程度がシャンプー中に抜けると言われているため、シャンプー後の排水口に溜まった髪の毛の本数が30〜60本程度であれば、自然な抜け毛と考えて良いでしょう。②抜け毛が太く長い
成人男性のヘアサイクルのおける成長期は3〜5年で、その間髪の毛は髪の元である「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し太く長く成長していきます。
そのため正常な成長期を経た自然な抜け毛は、太く長いことが特徴です。
細く軟らかい産毛の状態から数年かけて太く長く成長していくため、抜け毛は先端にかけて細くなっていることももうひとつの特徴として挙げられます。③抜け毛にハリやツヤがある
成長期に栄養や酸素をたっぷり受け取りながら数年かけて伸びた髪の毛は、抜け毛にハリやツヤが見られることも特徴です。
髪の毛の端をつまんで、すぐに下に垂れ下がらず地面と並行な状態をキープできれば問題のない自然な抜け毛と言えるでしょう。④抜け毛の根本が丸くふくらんでいて白い
髪の毛の根本は「毛球」と呼ばれており、毛母細胞や髪の成長を促す指令を出す「毛乳頭細胞」などが存在して丸くふくらんでいます。
さらに、成長を終えて自然に抜け落ちる段階の髪の毛は、髪を黒くする「メラニン色素」を取り込まなくなるため根本が白くなるという特徴も見られます。
そのため、抜け毛を観察して根本が白く、マッチ棒のように丸くふくらんでいる場合は自然な抜け毛だと見分けられます。ひどい(異常な)抜け毛の特徴
①抜け毛の本数が1日100本以上で何日も続いている
1日の抜け毛が100本以上という状態が続くのは、ひどい抜け毛と言えます。
とはいえ抜け毛の本数を正確に数えるのは困難なため、シャンプー中の抜け毛をチェックしてみることをおすすめします。
目安として、髪の毛で排水口の網目がよく見えない程度の60本以上の抜け毛があり、毎回同じくらいの量が抜ける場合はひどい抜け毛と考えられます。②抜け毛が細く短い
なんらかの原因でヘアサイクルに異常が生じて短縮された場合、成長途中の髪の毛が急に抜け落ちるという現象が起こります。
そのため、抜け毛が細いあるいは短いもしくは細くて短い、という特徴が現れやすくなります。
細く産毛のような髪の毛で、ハリやツヤが見られないことも特徴として挙げられますので、抜け毛を集めて観察したときに太く長い毛よりも細く短くハリやツヤがない抜け毛の割合が多い場合は、ひどい抜け毛だと言えるでしょう。③抜け毛の根本が細かったりギザギザしている
自然な抜け毛の根本は、丸くふくらんで白いという特徴がありますが、ひどい抜け毛の場合は根本が小さく細かったりギザギザしているなど形がいびつなことが多く、色は黒い場合が多いという特徴があります。
これは何らかの原因で毛母細胞がうまく細胞分裂できなかったことや、本来抜けるべき時期ではないときに急に抜けたことを表しています。ひどい抜け毛が止まらない原因とは
ひどい抜け毛には、環境変化や生活習慣の乱れや病気などから引き起こされるヘアサイクルの乱れが関わっていることが多いと言われています。
抜け毛の原因は1つではなくいくつかが重なっていることも多いため、ひどい抜け毛は放っておくとどんどん症状が進行し、最終的に髪の毛が生えてこなくなる可能性も考えられます。
ここではひどい抜け毛の原因について、それぞれ見ていきましょう。ひどい抜け毛の原因6つ
①季節性の環境変化によるもの
特に夏の終わりから秋にかけては、季節性の抜け毛が多くなると言われています。
夏バテによる体力や代謝の低下からくる栄養不足や、夏の紫外線ダメージの蓄積が現れてヘアサイクルが乱れることが要因として考えられます。
1日の抜け毛が200〜300本になることもあるため、「急に抜け毛が増えた」と自覚するケースが多いようです。②生活習慣の乱れによるもの
睡眠不足や睡眠の質の低下は、睡眠中の「成長ホルモン」の分泌を妨げ髪の成長に影響するおそれがあります。
また、運動不足は体の代謝を低下させ、血液中の酸素運搬能力を低下させることから、頭皮の血流悪化により髪が十分成長できないまま抜けてしまうという可能性があります。
また、喫煙は血管を収縮させるため、頭皮の血流が妨げられることから髪の成長に影響をおよ僕ことが考えられるでしょう。③食事内容の偏りによるもの
コンビニ食やファストフード中心の食事など、偏った食事を続けることで髪に必要な栄養素が摂取できず成長に影響を及ぼす可能性があります。
また、髪にいいだろうとわかめを毎日大量に食べるなどのバランスの悪い食事も、かえって髪の成長を妨げる可能性があります。
食事が髪に影響している場合、長期的に食事が偏っていることが多いため、数ヶ月単位で食事の内容を振り返ってみることをおすすめします。④頭皮環境の悪化によるもの
紫外線を長時間浴びたり、シャンプーのときに爪を立ててガシガシ洗うなど頭皮がダメージを受けたり、多量に汗をかくなどで頭皮が蒸れた状態が長期間続いた場合、頭皮環境が悪化すると考えられます。
頭皮ダメージや頭皮の蒸れによる雑菌の繁殖などによる頭皮環境の悪化は、頭皮の炎症を引き起こし抜け毛が増えるおそれがあります。⑤加齢による影響
加齢による影響で、毛母細胞や毛乳頭細胞の働きが衰えたり体の代謝が低下すると抜け毛が増える可能性があります。
加齢による変化には個人差が大きいため、何歳から加齢の影響が出るかは分かりません。
さらに、体力や肌に加齢の影響が出ていても髪の量にはあまり影響が出ない、という場合もあるため影響の出方にも個人差が大きいと言えますが、成人以降は何らかの加齢の影響が出てくると考えられるため自分自身で変化を見逃さないことが重要だと言えるでしょう。⑥脱毛症によるもの
・AGA(男性型脱毛症):AGAでは「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンが「アンドロゲンレセプター」に取り込まれることで賛成される「脱毛因子(TGF-β)」の働きにより、成長期が短くなり休止期が長くなります。
そのため髪が太く長く成長する前に抜けてしまったり、新しい髪がなかなか生えてこないなどの症状が現れるのです。
・脂漏性脱毛症:「マラセチア菌」という皮膚の常在菌が異常繁殖することによって起こる皮膚炎が原因の脱毛症です。
黄色くベタついたフケが多量に出るため、見た目でわかることも多い脱毛症ですが原因である脂漏性皮膚炎は治りにくいため、治療が長引くとともに抜け毛も増える可能性があります。
・円形脱毛症:円形の脱毛斑が特徴で、脱毛範囲の毛が一気にごっそり抜けるため範囲が広い場合は自覚しやすい脱毛症です。
原因不明ですが、近年の研究では自己免疫疾患のひとつの可能性が挙げられており、リウマチなどほかの自己免疫疾患治療薬の応用が期待されています。ひどい抜け毛の治し方とは
ひどい抜け毛症状が出ているときは原因が複数あることが多いため、さまざまな面から治していく必要があります。
ヘアサイクルの乱れ対策として、「生活習慣」「食事」「AGA相談と治療」という3つのポイントについて解説しますので、自分に当てはまる原因と照らし合わせて参考にしてください。ひどい抜け毛を治すための対策方法
①生活習慣の見直し
ひどい抜け毛の主な原因であるヘアサイクルの乱れは、日常の生活習慣が影響していることが多いためぜひ見直してみましょう。
髪の成長には質の良い睡眠習慣を心がけることが大切です。
質の良い睡眠習慣のためには「睡眠時間は6時間以上確保する。」、「入眠からなるべく早く『ノンレム睡眠』という深い眠りに入る。」という2つがポイントです。
また、食生活については食べる時間や間隔と食事にかける時間が重要です。できるだけ同じ時間に規則的な食事を摂り1食30分以上かけて早食いをしないようにしましょう。
さらに喫煙や習慣的な多量の飲酒などは血行不良や代謝の低下の原因となりますので、ひどい抜け毛が気になっているときは特に禁煙してお酒は控えめにすることをおすすめします。”②食事の改善
ヘアサイクルの乱れを整えるためには、髪の毛に必要な栄養が豊富でバランスの良い食事が大切です。
髪の毛の主成分は「ケラチン」というタンパク質のため、動物性と植物性両方の良質なタンパク質を摂りましょう。
鶏のササミや納豆はカロリーや脂質が低いため積極的に摂れるといいですね、
さらに、髪の毛の生成に欠かせない亜鉛やヨウ素などのミネラルやビタミンB群と、頭皮環境を整えるビタミンCを併せて摂ることをおすすめします。
ただし、髪にいいからとそればかり偏って摂る栄養バランスを崩し、かえって髪の生成を妨げる可能性がありますのでバランスを重要視しましょう。③AGAの相談と治療
AGAはジヒドロテストステロンの生成を抑えることで治療できる可能性が高いと言われています。
ジヒドロテストステロンは5αリダクターゼと結びついて生成されるため、「フィナステリド」や「デュタステリド」などの5αリダクターゼ阻害薬の内服がおすすめです。
さらに、「ミノキシジル」という血行促進効果のある外用薬を併用することで発毛効果をさらに期待できるため、抜け毛の状態や頭皮の状態とともに、生活スタイルなど個人の状態をしっかり診察してくれるAGA専門クリニックに相談しましょう。ひどい抜け毛を予防するためのおすすめセルフヘアケア
必要以上に抜け毛が増える原因には、頭皮環境の状態が影響していることが挙げられます。
頭皮環境は日々のヘアケアや頭皮ケアで整えられるため、ひどい抜け毛症状の予防のために今日から始めましょう。正しいシャンプー方法の実践とヘアケアの見直し
頭皮環境を整えるためには、清潔と保湿が大切です。
頭皮が乾燥しやすくフケが出る場合は、まずシャンプーが頭皮に合っているか見直しましょう。
洗浄力の強いシャンプーは頭皮への刺激になることもありますので、アミノ酸系シャンプーや敏感肌用のスカルプケアシャンプーがおすすめです。
また、洗い流す際に38〜40℃程度の温度のお湯を使用することや、シャンプー後はすぐにドライヤーで乾かすことも頭皮の感想を防ぎます。
また、紫外線による炎症は頭皮トラブルの大きな原因となるため、頭皮のUVケアも始めましょう。
頭皮用のUVケア製品にはスプレータイプやローションタイプなど使いやすいものが多く、ヘアスタイルに影響なく使用できますので男性の場合は頭頂部や前額部など紫外線を浴びやすい部分だけでも使用することをおすすめします。まとめ|ひどい抜け毛で不安になったらAGA専門クリニックに相談がおすすめ
普段目にしている抜け毛ですが、量や見た目がおかしいと気づいたら「これからどうなるのか」が心配になるでしょう。
抜け毛には一時的に多いと感じただけの場合や、季節性の抜け毛増加で時間の経過で元に戻るもあります。
しかし、AGAの場合は放っておくとどんどんひどい状態になり止まらないという進行性の抜け毛が特徴です。
手遅れにならないように抜け毛対策やセルフヘアケアなどできることをはじめるとともに、抜け毛と発毛治療のプロフェッショナルであるAGA専門クリニックに相談しましょう。監修した医師の紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
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