WORRIES
お悩み相談
-
【医師監修】抜け毛対策に効果的なシャンプーの仕方について | AGA薄毛予防治療クリニック
シャンプーの仕方ひとつで抜け毛を防ぐことができる?
「頭皮マッサージにヘアケアアイテム、何を取り入れてもしっくりこない…」
そんな毎日の抜け毛対策に万策尽きていませんか?
実は、シャンプーやヘアケアアイテムにこだわっていても、適切な方法でシャンプーを使わなければ抜け毛や薄毛、AGA対策にはならないことも。
毎日のシャンプーで、間違った洗い方をしていませんか?
本記事では、正しいシャンプーの使い方をはじめ、今すぐにでもセルフケアで取り入れられる抜け毛対策についてご紹介します。まずはセルフチェック!抜け毛につながるシャンプーの仕方
正しいシャンプーの仕方を知る前に、まずは毎日のシャンプーの仕方を振り返ってみましょう。
ポイントは、頭皮に刺激を与えすぎていないかという点です。・指に力を入れてゴシゴシ洗っている
・爪を立てて頭皮を傷つけている
・指通りが悪い状態で髪の毛を引っ張っている
・熱めのお湯ですすいでいるこれらは頭皮にとってよくないシャンプーの仕方です。
まず、指に力が入ったり爪を立ててしまうと、頭皮の角質がめくれてバリア機能にダメージが加わります。
バリア機能が失われて頭皮(の皮膚)が荒れると、トラブルの元になるので注意が必要です。
また、あまり熱めのお湯でシャンプーをすると頭皮や髪の毛が乾燥しやすくなります。頭皮トラブルにはかゆみや乾燥、フケなどさまざまなタイプがありますが、いずれもトラブルの進行で抜け毛につながることも。
まずは自分のシャンプーの仕方に思い当たる節がないか、チェックしてみてください。一般的な1日の抜け毛本数とは?
1日の抜け毛本数は、一般的に50本から100本程度です。
100本と聞けば多い印象を受けるかもしれませんが、一人あたりの髪全体の本数は10万本なので、1日あたり髪全体の0.1%が抜けている状態になります。
そのなかでも、1日を通してもっとも抜け毛が生じやすいタイミングがシャンプー時です。
といってもシャンプーの刺激によって抜けるのではなく、すでに抜けていた毛がお湯とともに流れ落ちるため、よほど乱暴にシャンプーをしない限りシャンプーが原因で抜け毛が生じることはないでしょう。そして、髪は成長サイクルに合わせて抜けるだけではなく、新しい毛も生えています。
抜け毛ばかりに目が行きがちですが、成長サイクルを見れば髪の量は保たれているのです。抜け毛対策に効果的なシャンプーの仕方・4つ
①湯洗い
シャンプーを使う前に、1分半ほど時間をかけて頭皮をすすぎましょう。
頭皮全体を湯洗いすることで、頭皮の汚れや皮脂が半分以上落ちると言われています。
湯シャンに適切なのは36〜38℃程度のぬるま湯ですが、冬場は2℃ほど高めのお湯でも良いです。
さっと濡らして終わり、ではなく頭皮全体が濡れていることを確認しましょう。②手のひらでシャンプーをしっかり泡立てる
シャンプーは、手のひらでしっかり泡立ててから髪の毛に乗せましょう。
濡れた髪の毛はダメージを受けやすい状態なので、髪の毛同士を擦り合わせて泡立てると負担がかかりやすく、切れ毛や抜け毛につながります。
泡立ちにくいシャンプーを使っている、また泡立てることが苦手な人は、泡立てネットの使用が便利です。③指の腹でマッサージしながら洗う
頭皮に刺激を与えすぎないよう、優しい力加減で洗いましょう。
ポイントは、髪の毛よりも頭皮を洗う感覚でシャンプーをすること。
髪の毛の内側まで指が通るよう、また指の腹でマッサージするように洗うことがポイントです。④「溜め洗い」で洗い残しがないようしっかりすすぐ
シャンプーをした髪はアルカリ性に傾いているため、キューティクルが開いている状態です。
無理に動かさないよう、手のひらを頭部にそわせるように当てながら「溜め洗い」をしましょう。
ポイントは、手のひらに溜めたお湯の中で髪の毛を洗う感覚です。
また、洗い残しは頭皮や髪の毛に大きなストレスを与えるため、前後左右からお湯をかけてしっかりすすぎましょう。シャンプー前後のブラッシング・ドライヤーも重要
ここまではシャンプーの仕方に限定して紹介しましたが、実はシャンプー前後のブラッシングやドライヤーも抜け毛対策になります。
まず、シャンプー前に柔らかめのブラシで髪をといておきましょう。
整髪剤を使用していると髪の毛が絡まりやすいですが、絡まった状態でシャンプーをしようとすれば絡まりをほどくために強く引っ張りがち。
これが抜け毛や切れ毛の原因になる場合があるため、入浴前に丁寧なブラッシングを心がけましょう。
ブラッシングによって頭皮の毛細血管を刺激すれば、血行促進で抜け毛対策になりますし、頭皮の汚れが落ちやすくなります。また、頭皮が湿っていると雑菌が繁殖しやすく、抜け毛はもちろんフケやニオイの原因になります。
ドライヤーを使わずに髪の毛を自然乾燥する人は要注意です。
入浴後は髪の毛を濡れたままにせず、5分以内にドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。
吸水性の良いタオルでタオルドライをすれば、ドライヤーの時間も短縮できます。抜け毛対策におすすめなシャンプー選び
シャンプー選びのポイントは、頭皮にとってマイルドな洗浄力を使ったものを選ぶことです。
たとえば、安価なシャンプーに多い高級アルコール系の洗浄成分(ラウリル系など)は、洗浄力が高く頭皮にとって刺激となりやすいです。
マイルドな洗浄力には、アミノ酸系の洗浄成分(ココイルグルタミン酸Naなど)を使用しているシャンプーがぴったり。
ポイントは、成分一覧の記載をチェックすることです。
加えて、かゆみやフケが見られる場合はこれらを抑える有効成分を配合した薬用シャンプーを選びましょう。
かゆみは物理的刺激で抜け毛につながることもあるほか、炎症を起こした状態だと発毛にも影響を与えるためです。朝シャンはNG?抜け毛対策に効果的なシャンプーの頻度
頭皮がベタついていると、1日に何度もシャンプーしたくなるでしょう。
でも、シャンプーのしすぎはかえって抜け毛対策に逆効果に。
洗いすぎは頭皮に必要な皮脂を奪い、抜け毛の原因になることもあるからです。
また、皮脂を落としすぎると過剰分泌になり、余計に皮脂がベタつくこともあります。
汚れが落ちているか心配な人は、シャンプー前のブラッシングや湯洗いなど、もう一度シャンプーの仕方を見直してみてください。そして、朝のシャンプーは、時間がないからとすすぎや乾燥が中途半端になりがち。
洗い過ぎを防ぐためにも、シャンプーは1日1回を基本としましょう。シャンプー時の抜け毛って危険?異常な抜け毛を見抜くポイント
一般的に、1日の抜け毛は50〜100本といわれています。
シャンプー時の抜け毛が気になっても、この程度であれば心配する必要はないでしょう。異常な抜け毛を見抜くには、
・抜け毛の量が増えていないか
・切れ毛や枝毛が目立っていないか
・髪の毛が細くなっていないか
・抜け毛の毛根が小さい、または歪んでいないか
などが目安です。抜け毛本数が増える原因は、ヘアサイクルの乱れにあります。
間違ったヘアケアはもちろん、不規則な生活習慣やAGA(男性型脱毛症)などによってヘアサイクルが乱れると、髪の毛そのものが成長しきれずに抜け落ちてしまいます。
シャンプーを正しく使っても抜け毛の増え方が気になる場合、育毛剤やクリニックでの治療など、別のアプローチで対策が必要となるでしょう。いつもの抜け毛が正常な範囲内なのか、または異常なのかを見極めるのは難しいもの。
異常な抜け毛を見極めるには、次の3つのポイントを抑えると良いでしょう。●抜けた毛の毛根に異常が見られる
髪の寿命は4〜6年程度であり、成長サイクルに合わせた抜け毛には毛根が白っぽく楕円形といった特徴が見られます。
一方で、毛根が黒い、毛根に皮脂が付着している、毛根の形がギザギザしていたり細長かったりする、そもそも毛根がないといった抜け毛は異常なサイン。
毛根が黒いままの抜け毛は、成長期の髪が抜けている可能性がありますし、毛根の形に異常が見られる、また毛根がない抜け毛にはヘアサイクルに異常がある可能性も考えられます。●抜け毛本数が今までと明らかに違う
洗面台やお風呂の排水溝が詰まるくらいの抜け毛がある、季節問わず200本以上の抜け毛が見られるなど、いつも以上に抜け毛本数が多いと感じたら異常のサインかもしれません。●髪の毛が短い・細い
短い、また細い抜け毛が何本もある場合、髪の毛が正常に成長せず抜けている可能性があります。
加えて、頭頂部や生え際、前頭部などの抜け毛が多い場合は、進行性の脱毛症(AGA)の可能性も考えられます。
AGAは適切な治療を受けることで改善が期待できる脱毛症なので、気になるタイミングで治療を検討すると良いでしょう。改善されない抜け毛はクリニックの治療も視野に入れて
抜け毛の原因が、日常のシャンプーや生活習慣の乱れなどにある場合は、心がけ一つで改善が期待できます。
とはいえ、抜け毛には遺伝が影響する場合もあり、AGAのような疾患である場合はクリニックで適切な診察や治療が必要になるでしょう。
セルフケアで抜け毛が改善されない場合は、一度クリニックへ相談してみてはいかがでしょうか。医師紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
関連する記事
-
-
登山は薄毛になりやすい?山登りをするときに気をつけたい抜け毛対策とは?
2024.11.18
-
-
薄毛になりやすい地域ってあるの?県民性など流説を紹介
2024.11.14
-
-
秋は抜け毛が増える?換毛期の秋に注意するべき生活習慣と薄毛対策方法を解説
2024.11.13
-
-
一度ダメージを受けた毛髪は修復できる?
2024.11.07
-