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    男性ホルモンが多い人の特徴にはなにがある? 薄毛との関係性とは?

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    男性ホルモンが多いことと、薄毛は関係があるとよく言われていますよね。しかし実際に、男性ホルモンが多いことと薄毛が関係しているのか、気になっているという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、男性ホルモンが多い人の特徴や、薄毛との関係性、また薄毛の予防などについても解説をしていきます。自分が男性ホルモンが多いのか知りたいという方、将来薄毛について不安がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    男性ホルモンとは?

    男性ホルモンは、男性の性特性や体の機能を調節するホルモンの総称です。男性ホルモン自体はホルモンは男性と女性の両方に存在しますが、男性では特に多く分泌されることで、髭が生えたり筋肉が発達するなどより男性らしい体つきになっていきます。また男性ホルモンの中で最も男性らしい発達に関係するのが、テストステロンという男性ホルモンです。男性ホルモンを聞いたことがあるという方でも、その種類や役割について理解しているという方は少ないです。男性ホルモンについて知っていくために、ここでは代表的な男性ホルモンの種類や役割について一緒に見ていきましょう。

    アンドロゲン

    アンドロゲンはテストステロンを退社する際に生成される男性ホルモンで、男性の第二次性徴を発現するホルモンでもあります。具体的な働きとしては、髭、声変わり、筋肉の発達、体毛の増加などの男性らしい身体つきの発達のサポートや、骨密度の増加や精子の生成と成熟にも関与します。

    テストステロン

    テストステロンは、男性ホルモンの中で最も主要なホルモンであり、男性の性特性や機能に大きな影響を与えます。テストステロンは主に精巣(睾丸)で生成され、一部は副腎皮質でも生成されます。具体的なテストステロンの効果は、性器の発達、筋肉の成長、骨密度の維持、赤血球の生成、性欲の促進など多岐にわたります。

    ジヒドロテストステロン(DHT)

    ジヒドロテストステロン(DHT)は、テストステロンから生成される男性ホルモンの一種です。テストステロンが5α-リダクターゼという酵素の作用によって、DHTは毛髪の成長や皮脂腺の活動に関与するため、後ほど詳しく解説をしますが、ジヒドロテストステロンは男性型脱毛症(AGA)の原因ともなります。ジヒドロテストステロンの働きは、前立腺の成長、皮脂の分泌促進、毛髪の成長抑制などが主な働きとなります。

    アンドロステロン

    アンドロステロンは、テストステロンが代謝される際に生成される男性ホルモンで、副腎皮質、精巣、および肝臓で生成されます。アンドロステロンはフェロモンとして機能し、人間の行動や感情に影響を与えるとされています。特に、異性に対する性的魅力を増す効果があると言われています。

    アンドロステンジオン

    アンドロステンジオンは、テストステロンやジヒドロテストステロンと比べると、知らない方が多いのですがこちらも男性ホルモンの一種です。テストステロンの前駆体であり、副腎や精巣で生成されます。このホルモンは、体内でテストステロンやエストロゲンに変換されます。アンドロステンジオンは、テストステロンやエストロゲンに変換され、間接的に性ホルモンのバランスを調整します。

    デヒドロエピアンドロステロン

    デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は、副腎で生成されるステロイドホルモンで、アンドロゲンやエストロゲンの前駆体として機能します。主に副腎皮質から分泌されますが、少量は性腺(男性の精巣、女性の卵巣)からも分泌されます。デヒドロエピアンドロステロンの働きは、代謝の活性化、免疫機能のサポート、骨密度の維持などがあります。

    男性ホルモンが強い人の特徴とは?

    ここまでで代表的な男性ホルモンの種類やその役割について、知っていただくことができたかと思います。なかには初めて聞いたホルモンの名前もあったのではないでしょうか。私たちが生きていくうえで必要不可欠な男性ホルモンですが、その分泌量には個人差があります。特に男性ホルモンが多い人は特徴が分かりやすく出ることもあります。後ほど解説しますが男性ホルモンはAGAに関与していることから、自分の男性ホルモンは多い方なのか気になる、という方も多いかと思います。そこでここでは、男性ホルモンが強い人の特徴について解説をしていきます。

    筋肉量が多く骨格がしっかりしている

    男性ホルモンが多い人は、筋肉量が多く骨格がしっかりしているといった身体特徴があります。もちろん生まれ持った体格や骨格は存在しますが、筋肉量は普段鍛えている方の方が多くつきます。これは、筋トレをする際に男性ホルモンであるテストステロンが増加するためで、筋トレをすればするほど健康的でより男性的な身体になっていきます。

    体毛が多い

    生まれ持った特徴としては、男性ホルモンが多いと体毛が濃くなりやすいです。特に体毛の濃さは成長期に出現してくるのが一般的で、成長期に体毛の個人差が分かることが多いです。髭が人より多い、腕や足の脛毛が人より多い、という方は一般的な人よりも男性ホルモンが多い可能性があります。

    声が低い

    男性ホルモンが多い人は、声が低い方が多いです。これは成長期にテストステロンの影響を受けて声帯が発達し、声が低くなるためです。男性でも声が比較的高い人もいますし、中性的な声の方もいらっしゃいますが、声が低いとよく人から言われるという方は男性ホルモンが多い可能性があります。

    向上心が高い

    男性ホルモンが多いと、思考がポジティブになりやすく、仕事や勉強においての向上心が高くなります。他の人よりも優れた位置にいたいという競争心を高めて、よりよいパフォーマンスの発揮に役立ちます。常に上昇志向があるという方は、男性ホルモンが高く精神的にその影響が表れているのかもしれません。

    ニキビが出やすい

    男性ホルモンの分泌量が多い場合、皮脂腺が活発になりことがあります。その結果、肌が脂っぽくなり、ニキビができやすい場合があります。主に成長期の少年に見られる症状ですが、大人でも男性ホルモンが多いとニキビ肌に悩まされることがあります。思春期頃からニキビができやすい、という方は男性ホルモンが多い可能性があります。

    男性ホルモンと薄毛の関係とは?

    「男性ホルモンが多いと薄毛になる」といった噂を聞いたことがある、という方も多いかと思います。厳密にいえば男性ホルモンが多いから薄毛になるとは限りませんが、男性ホルモンがAGA(男性型脱毛症)に関係していることは事実です。また男性ホルモンが多い人ほどAGAになりやすいため、男性ホルモンが多いと薄毛になると言われるようになったのです。では、男性ホルモンと薄毛には一体どのような関係性があるのでしょうか。ここでは男性ホルモンがなぜAGAを発症されるのか、そのメカニズムについて詳しく解説していきます。

    ジヒドロテストステロンが薄毛につながる

    男性ホルモンの一種であるテストステロンですが、このテストステロンが5α-リダクターゼという酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロン(DHT)を生成します。このジヒドロテストステロンは、頭皮の毛包に働きかけ薄毛を誘発したり、ヘアサイクルを乱すため抜け毛が増えます。この状態はAGAという病気になっている状態で、治療をしないとどんどん薄毛や抜け毛が進行していきます。ホルモンが結びつく際の受容体の感度が高いほどAGAになりやすいと言われております。また男性ホルモンであるテストステロンが多いほどAGAになる可能性が高くなるため、男性ホルモンはAGAに関係があると言われるようになりました。

    AGA患者の8割が遺伝

    男性ホルモンが多い人でもAGAにならない人もいますよね。これは、テストステロンが多くても体内でジヒドロテストステロンにするための受容体の感度が低く、AGAになりにくいためです。男性ホルモンが多い人ほどジヒドロテストステロンになる機会は多いため、男性ホルモンが多いとAGAになりやすいと言われがちですが、実際のところは遺伝によって決まります。実際にAGAを発症している患者の8割以上は遺伝によって発症しています。AGAになりやすい遺伝子は、両親それぞれから受け継ぎ、特に母親の祖父・曾祖父から受け継ぐことが多いです。「薄毛は遺伝する」と言われるのは、このためです。

    薄毛を予防する方法はある?

    薄毛が男性ホルモンに関係していることを、知っていただくことができたかと思います。では、今後薄毛を予防していくためには、どのような対策を行えばいいのでしょうか。AGAの発症が遺伝とは言っても、やはりできる限りの対策をしていきたいと考えている方は多いです。実際にAGAの直接的な原因にならなくても、生活習慣が薄毛を誘発する可能性は少なからずあります。そこで今回は、改善のしやすい生活習慣に焦点を当てて、薄毛を予防する方法について解説をしていきます。薄毛を予防したいと考えている方はもちろん、薄毛に悩んでいるという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    栄養素を意識した食生活を心がける

    髪の毛は食べたもので構成されるため、特に髪の毛にいいとされる「タンパク質」「亜鉛」「ミネラル類」「ビタミン類」の栄養素を中心とした食事を心がけたいところです。近年は手軽に美味しく食べることのできるコンビニ弁当やファーストフードも増えていますが、そうした食事は栄養素の偏りが生じてしまうことも多いです。そのためできれば日々の食事は栄養素を心がけた食事を、難しいという方は和食の一汁三菜を意識した食生活を取り入れてみてください。ただし亜鉛は通常の食事から摂取することが難しい栄養素ですので、普段の生活で取りにくい栄養素はサプリメントを頼ってみるのもひとつの方法です。

    睡眠時間を確保する

    睡眠中は成長ホルモンと呼ばれるホルモンが一番多く分泌されます。この成長ホルモンは、髪の毛の維持や成長のサポートもしてくれる優れたホルモンで、髪の毛にとっても大切なホルモンです。しかし日本人は特に睡眠時間が短い傾向にあるため、成長ホルモンの分泌に必要な睡眠時間を確保できていない方も多いのが現実です。睡眠の適切な時間には個人差がありますが、一般的には7時間程度を目安に睡眠時間を確保するのが望ましいとされています。忙し方も多いかと思いますが、できるだけ睡眠時間を確保できるよう心がけてみてくださいね。

    ストレスを溜めすぎない

    人間の体はストレスを感じると、交感神経が優位に働きます。この交感神経は、頭皮の毛細血管を収縮させる働きがあるため、頭皮に必要な酸素や栄養素が届きにくい環境をつくってしまうことになります。生活の中でほどよい緊張感は必要であることもありますが、ストレスを溜めすぎていると交感神経が常に優位になってしまい、睡眠や髪の毛の成長に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。ストレスを発散するために、一日に15分でもいいので運動や趣味をする時間をつくったり、副交感神経が優位になりやすいお風呂の時間をつくるなどの工夫をしてみましょう。

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

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