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  • 高齢者のAGA治療は何歳まで続く?高齢者のAGA治療で気を付けたいこと

    高齢者のAGA治療は何歳まで続く?高齢者のAGA治療で気を付けたいこと

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    AGA(男性型脱毛症)は、今や成人男性の3人に1人が疾患していると言われている、多くの方が身近に感じている男性特有の病気です。病気と言っても命に関わる病気ではないため、治療を開始しても「どこをゴールにすればいいか分からない」とお悩みの方も多いです。特に高齢の方では、AGAの抜け毛だけではなく老化による自然な抜け毛で髪の毛が後退することもあります。若い方であればできる限りのAGAの治療継続を望まれる方は多いですが、高齢の方はどこまで治療を続けていくのか、年齢とのバランスで判断が難しいケースもあります。そこでここでは、加齢による抜け毛の原因や高齢者のAGAの治療のゴールの考え方、また高齢で開始するAGA治療で気を付けたいことについてお話をしていきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    そもそも加齢による抜け毛はなぜ起こる?

    年を重ねると、なんとなく髪の毛も薄くなってくる、といったイメージをお持ちの方も多いかと思います。実際にご自分で薄毛を体感している、という方もいらっしゃるかもしれまんせん。しかし、人によっては年を重ねてもふさふさの豊かな髪の毛を維持している人もい多いですよね。そのため、加齢と抜け毛に関しては個人差が存在することは分かっていても、加齢で髪が抜ける人はなぜ抜け毛につながってしまうのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、加齢による抜け毛の原因について詳しく解説をしていきます。

    ホルモンバランスの乱れ

    加齢に伴い、男性ホルモンの量が変化することがあります。ホルモンの変化では女性の更年期や、更年期に伴う更年期障害などが広く知られていますが、実は男性も加齢に伴うホルモン量の変化はあります。AGAに関係する男性ホルモンの一種であるテストステロンは、加齢とともに減少傾向にあるのが一般的です。テストステロンが多いとAGAになる可能性はあがりますが、ホルモンバランスの関係はとても繊細で、テストステロンの現象が引き金になって他のホルモンバランスが乱れ、高齢でもAGAが発症してしまうこともあるのです。

    頭皮の血行不良

    加齢に伴い血管が硬くなることで、頭皮の血行不良が生じることがあります。頭皮にある毛細血管は、髪の毛へ酸素や栄養素を届けるための重要な運搬役であるため、その毛細血管が硬くなったり狭まることで髪の毛が間接的にダメージを受けてしまうのです。その結果、髪の毛全体が血行不足からくる栄養不足になり、髪の毛が弱り抜けやすくなってしまいます。

    毛包の収縮

    通常のヘアサイクル(毛周期)では、髪の毛が抜けても自分でどんどん新しい髪の毛を作り出すため、髪が抜けても薄毛に見えることはありません。しかし、加齢が進むとヘアサイクルの過程で髪の毛の根本部分にある毛包がどんどん収縮をしていき、髪の毛が細く抜けやすくなっていきます。この過程は自然な老化減少ではあるものの、加齢にともない髪質の変化を感じる方は、毛包そのものの収縮が原因で髪の毛が弱くなってしまっている可能性が高いです。

    白髪の増加

    年齢を重ねると白髪が増える方も多いですが、これは髪の毛が生え変わる際に髪の毛の色を作り出すメラノサイトなどが減少し、髪の毛に色が付かなくなるからです。白髪は若白髪と呼ばれ、遺伝やストレスなどによって若い方でも発生することがありますが、多くの場合は加齢に伴い生じてきます。白髪は通常の髪の毛と比べて細くなってしまうため、抜け毛が増える原因にもつながります。

    高齢者のAGA治療は意味を行うメリットは?

    ここまでで、加齢に伴う抜け毛は自然な現象であることや、誰にでも起きうることであると知っていただけたのではないでしょうか。一方AGA治療では、明らかなAGAの症状がある場合は高齢者であっても治療を行うことはあります。加齢に伴う抜け毛の場合はゆるやかに進行することが多いですが、AGAの場合は放置すると薄毛がどんどん進行してしまうのです。そのため高齢者であっても、AGA治療を行う方は多いです。では、実際に治療を行う際に得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。高齢でのAGA治療に悩まれている方も多いかと思いますので、ここでは高齢でもAGA治療を行うメリットを解説していきます。

    外見を若々しく保つことができる

    年齢を重ねることは生きていくなかで自然なことですし、老化による抜け毛も自然なことです。しかしAGAの場合は、本来の髪の毛の量よりも抜け落ちてしまうことがあるため、見た目が実年齢より老けて見られてしまうとお悩みの方もいらっしゃいます。外見を若々しく保つためには、年齢相応の髪の毛を維持するということも重要な要素になってきます。そのため、AGA治療を行うことで、本来の年齢相応の髪の豊かさを維持することができるというメリットがあります。

    精神的な負担を減らすことができる

    AGAによる抜け毛や薄毛の進行は、髪の毛を豊かに保ちたいと考えている方にとって、年齢問わず精神的な負担になります。そのためAGA治療を行い見た目の改善を行うことで、精神的な負担を減らし、お洒落を楽しむこともできます。「ハゲているからずっと帽子をかぶっていないと人目が気になる」「人間関係に消極的になってしまう」という方も、AGA治療で効果を実感することで、気持ちを前向きに明るくすることができるのです。

    高齢者のAGA治療はいつまで続ける必要がある?

    見た目を若々しく保ちたい、年齢相応の髪の毛を維持したいという方で、AGA治療を検討されている高齢の方も多いかと思います。またずっとAGA治療を続けてきて、高齢になってきたという方もいらっしゃるのではないかと思います。そんななかで「いつまでAGA治療を続ければいいのだろう」と、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。AGAは薬を用いて完治させることはできない病気であるため、どこにAGA治療のゴールを定めるかというのは、AGA治療のひとつの課題でもあります。AGA治療のゴール設定は個人にもよりますが、ここでは一般的にみなさんが目標としているAGA治療のゴールについて、例をあげて解説をしていきます。今後の治療を考えるうえで、是非参考にしていただければと思います。

    決めた年齢に達したとき

    AGA治療のゴールのひとつとして、「〇歳になったら治療をやめる」と目標設定されている方も多いです。年齢で区切る理由は、AGA治療を終えて髪の毛が後戻りしたとしても、年齢相応に見えるためもう治療の必要がないと考えているからです。そのため、「〇歳までは豊かな髪の毛を維持したいけれど、その後は自然に身を任せる」という方は、AGA治療のゴールを年齢で区切る傾向があります。

    十分な効果を得ることができたとき

    AGA治療を続けていく中で、年齢ではなく実際の髪の毛の状態で判断し、治療を終える方もいらっしゃいます。「頭皮が見えなくなるくらいまで改善したら治療をやめる」「髪の毛が増えて年齢相応のボリュームに見えるようになったらやめる」など、人によって目標としている治療効果はさまざまですが、自分の中で満足した時に治療を終える方が多いです。

    健康状態に変化が生じたとき

    AGA治療は、薬を使う以上は副作用の危険が常に隣り合わせです。今まで問題なく飲めていた薬でも、体調の変化や加齢によって、薬そのものが健康に影響を及ぼすリスクもあります。そのため、医師の判断で健康状態に悪影響を与えている可能性がある場合は、健康のためにAGA治療を終了せざるを得ないときもあります。この場合は治療に対する満足度が得られないこともありますが、高齢でAGA治療を行うからには、こうした薬による影響や治療の中断リスクがあることを知っておくことが大切です。

    高齢者がAGA治療を行ううえで気を付けたいこととは?

    高齢の方がAGA治療する方も多い現代ですので、治療方針や治療のゴールもさまざまです。そのため、高齢でもAGA治療をスタートさせることは十分に可能です。ただし、高齢の方はAGA治療を行ううえで、気を付けなければいけないことも増えてきます。最後に高齢者がAGA治療を行ううえで気を付けたいことについて、詳しく解説をして終わります。

    治療をいつまで続けるか明白にしておく

    治療のゴールはさまざまですよとお話をしましたが、AGA治療を行ううえで、はっきりとしたゴールや目標を定めておくことが大切です。現在のAGAがかなり進行してしまっている場合では、思っている通りの治療効果が見込めない可能性もゼロではありません。そのため、現在の状況を確認してもらい、どの程度まで治療効果が得られるかを医師に聞いたうえで、自分に合う治療のゴールや目標設定をしてから治療に臨むようにしましょう。

    既存の医薬品との相性を確認しておく

    AGA治療では、一緒に使用してはいけない薬などが存在します。そのため、今飲んでいる薬やサプリメントがある場合は、先に医師に相談をしてAGA治療との相性を確認しておくことが大切です。AGA治療は必ずしも投薬治療だけとは限りません。さまざまな方法があるため、薬の相性が悪いからAGA治療が絶対にできないというわけではありません。飲んでいる薬に関しては正しい申告を行い、医師と治療方針を相談する必要があります。

    健康状態を確認しておく

    今の健康状態を正しく把握するために、治療を行う前に健康診断の実施などをしておくことも大切です。AGA治療は医薬品を使うため、健康状態が悪いと副作用のリスクもあるため使えないことがあります。まずは健康が一番大切ですので、健康状態を正しく把握しておくことは、AGA治療を安全に受けるために必要です。AGA治療中も、医療機関が推奨する期間で健康診断を受けるなど、健康管理は特に意識的に行うようにしましょう。なにか異常があった場合や、治療期間中に体調不良が発生した場合は、すぐに医療機関やAGAクリニックを受診し、体の異変を放置しないようにしましょう。

    生活習慣の改善を意識する

    AGAは、8割以上の方が遺伝により発症すると言われています。そのため「生活習慣は関係がないのではないか」と思われている方も多いですが、生活習慣の乱れが間接的に抜け毛を招きAGAを加速させるリスクはあります。AGAと生活習慣に厳密な相互関係が認められているわけではありませんが、生活習慣を改善することで結果として抜け毛を減らすことは可能です。特に高齢者の方は、食事の量が減りがちで髪の毛が慢性的な栄養不足に陥ってしまっていたり、運動不足や代謝の低下で血流が悪くなり髪の毛に必要な栄養素や酸素が届きにくい状態になっていることが多いです。もちろん無理のない範囲で問題はありませんが、バランスのいい食事内容を心がけたり、ウォーキングや足踏みなど軽い運動を15分程度続けるなど、できる範囲で生活習慣の改善を意識してみましょう。

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