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シャンプー時に気を付けたい、抜け毛をできる限り防止する洗い方とは?
毎日なんとなくしているシャンプー、実はシャンプーが原因で抜け毛が発生している可能性があるため「なんとなく」な方は要注意です。シャンプーは汚れを落とすだけではなく頭皮を清潔に保ち、頭皮トラブルから髪の毛を守るために行う大切な作業です。女性が時間をかけて行うもの、と思われがちですが、3人に1人がAGAになる時代ですので男性こそ気を付けていただきたい部分でもあります。今回はそんなシャンプーについて、抜け毛を守りながら頭皮を清潔に保つための正しい洗い方について解説をしていきます。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
まずはシャンプー選びから
洗い流してしまうものであっても、頭皮に直接触れるものですのでシャンプー選びからしっかりこだわりましょう。人それぞれ体質は違いますので、一概に高いシャンプーがいいものである、とも言えません。お悩み別のオススメのシャンプーについて以下にまとめましたので、今現在シャンプーが合わないな、と感じている方は是非参考にしてみてくださいね。
乾燥が気になる方は「保湿成分」に着目
洗って少し時間が経つと白っぽいフケが出てしまったり、頭皮が突っ張るような感じがするという方は、保湿成分に力を入れているシャンプーを選ぶようにしましょう。成分はさまざまですが代表的なものであると、「スクワラン」「ヒアルロン酸」「アミノ酸」「グリセリン」「セラミド」「植物エキス」などがあります。シャンプーのパッケージに「保湿成分配合」と書かれているものが該当しますので、是非成分表示を確認してみてくださいね。
皮脂が気になる方は「洗浄力」に着目
皮脂の分泌が多く髪を洗ってもすぐベタベタしてしまうという方は、洗浄力に着目してシャンプーを選びましょう。洗浄力が高いシャンプーは、「高級アルコール系」「石鹸系」「アミノ酸系」が一般的で、先頭から順に強い洗浄力のものが多いです。特に高級アルコール系は「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」といった強い洗浄力のある成分が含まれているため、逆に頭皮が乾燥してしまう可能性があり、最初から使うのはオススメできません。石鹸系であれば「脂肪酸Na」「脂肪酸K」「石けん素地」などの成分となっており、アレルギー体質の方でも使えるものが多いです。しかし仕上がりがキシむ手触りとなりやすいため、リンスーなどとの併用がオススメです。アミノ酸系はさまざまな種類がありますが、比較的高い洗浄力があるのが「〇〇サルコシン」、もう少しマイルドな感じがよければ「〇〇タウリン」という成分がオススメです。その他にも多数種類がありますので、何が自分に合うか少量ずつ試してみましょう。
抜け毛予防も一緒にできる、正しいシャンプーの方法
自分に合うシャンプーは見つけられましたか? シャンプーは毎日使うものですので、是非慎重に選んでいただきたいものです。また最近では少量のトライアルセットなども売られていますので、大きいボトルを買う前に使ってみるのもオススメですよ。1日では分かりにくいこともありますので、できれば3日ほど試してみるようにしましょう。自分に合うシャンプーが見つけられたら、今度は正しいシャンプーの方法を身につけましょう。正しいシャンプーを行うことで抜け毛や頭皮の負担を減らすこともできますので、是非今日から試してみてくださいね。
浴室に入る前にブラッシングを行う
髪を濡らしてしまう前に、まずは丁寧なブラッシングを行いましょう。洗う前になぜ髪の毛をとかすのか疑問に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、シャンプー前にブラッシングをするのとしないのでは泡立ちに大きな差があります。また髪の毛の汚れやすでに抜けている髪の毛などを先に取り除いておくことで、シャンプー中の髪の毛同士の絡まりにより抜け毛も防止できます。ガシガシととかしてしまうと頭皮への負担にもなってしまいますので、頭皮に直接ブラシをあてないようにし、ゆっくりと丁寧にブラッシングを行います。
38度程度のお湯で予洗いする
ブラッシングが完了したら、浴室に入りシャンプーの準備をします。まずはお湯を38度程度に設定し、髪の毛全体をお湯で予洗いしていきます。ブラッシングを済ませているため絡まっている部分もなくスムーズかと思いますが、もし髪の毛に絡まりを感じたら丁寧にほどきながら頭皮部分もしっかり洗い流していきます。お湯が38度程度なのは、高温すぎると頭皮が乾燥してしまうためです。高温で洗うのが好きだという方も多いかと思いますが、できればこの温度設定を意識してみてくださいね。
シャンプーを手のひらで泡立てる
予洗いが完了したら、シャンプーを適量手のひらに取り、手のひらでしっかり泡立てていきます。上手く泡立たないという方や、時短をしたいという方は、シャンプー用に泡立てネットを買っておくのもオススメですよ。シャンプーは泡状ではなく液状のものがほとんどかと思いますが、泡立てずに頭につけてしまうと、泡立てる動作を頭で行うことになってしまいます。そうすると頭皮を爪で引っ搔いてしまったり、髪の毛同士の摩擦につながり抜け毛に繋がってしまうなどのトラブルにつながりやすく、液状の重い状態で頭皮部分に落ちて行ってしまうため、洗い残しも多くなってしまいがちです。頭皮トラブル回避や抜け毛防止のためにも、必ずシャンプーは泡立ててから使うようにしましょう。
泡立てたシャンプーで髪を洗う
シャンプーが十分に泡立ったら、髪の毛にのせて洗っていきます。この時、爪を立てるのではなく指の腹で優しくマッサージするように洗っていきます。男性は短いヘアスタイルの方が多くついパパッと洗ってしまうという方もいらっしゃいますが、さっぱりした感覚になっても頭皮汚れは全然落ちていなかった、なんてこともあります。そのためしっかりと頭皮の汚れまで意識をして洗っていくようにしましょう。またシャンプーそのものは頭皮に塗り込むのではなく、髪の毛そのものを洗うことをイメージしましょう。頭皮はあくまでも指の腹で優しくマッサージをする感覚で、浮き出た汚れをシャンプーの泡がからめとるイメージで行うといいですよ。
お湯でシャンプーを洗い流す
十分に洗うことができたら、最後にお湯で洗い流します。鏡で見て泡が消えていても、きちんと洗い流せていないこともあります。そのため指先にシャンプーのぬるぬるとした感じがなくなるまで、しっかりめに洗います。また耳の後ろや首の後ろはシャンプーの洗い流しが多くなるため、こちらも意識してしっかり洗い流すようにしましょう。
タオルドライでポンポンと水気を取り除く
しっかり洗い流したら完了です。浴室を出たらまずはタオルドライをしっかりしましょう。タオルドライと言ってもガシガシ拭くのはNGです。タオルと髪の毛同士の摩擦により、抜け毛の原因につながります。タオルで髪の毛を挟み込み、ポンポンと軽く叩くようにして行うのが理想ですが、短髪の方は難しいこともありますので、その場合はできる限りゆっくりと摩擦がおきないように優しくタオルで髪の水気を取り除きましょう。
最後は低温のドライヤーで乾かす
タオルドライが終了したら、最後にドライヤーで髪を乾かします。可能であれば低温に設定し、髪の毛からドライヤーを離して乾かすようにしましょう。こうすることで熱による乾燥から、頭皮や髪の毛を守ることができます。ここまでで一連のシャンプーの流れとなります。いつもよりも時間がかかるかもしれませんが、抜け毛防止のためにも是非実践してみてくださいね。
より安心して薄毛予防・治療と向き合うために
AGA薄毛予防・治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。
監修した医師の紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
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