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  • 医師監修-ザガーロをやめるとどうなる?後悔しないAGAの知恵袋

    ザガーロをやめるとどうなる?後悔しないAGAの知恵袋

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    AGA(男性型脱毛症)の治療中の方で、「満足な結果が得られたから通院をやめよう」「自己判断で薬を飲むのをやめてしまっても問題ないだろう」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また逆に「頑張って治療を続けているけど効果がないからもうやめたい」と考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし自己判断での使用中止に後悔をする方も少なくありません。今回はAGA治療薬として有名なザガーロについて解説しながら、途中で飲むのをやめるとどうなってしまうのかの解説も行います。今治療中断を悩んでいるという方は、中断によるリスクについても説明をしていきますので是非最後までご覧ください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    ザガーロってどんな薬?

    冒頭で少し触れましたが、ザガーロはAGA治療薬の有名な薬のひとつです。グラクソ・スミス・クライン株式会社が開発したデュタステリドを有効成分とした薬で、日本では2015年に厚生労働省に承認された比較的新しい薬となっております。国内では2020年に特許の満了を迎えており、現在では多くのザガーロのジュネリック医薬品が国内で製造・販売されています。

    AGAへの効果について

    今では日本国内でも広く知られるようになったAGA(男性型脱毛症)ですが、国内の成人男性の3人に1人は発症しているとされており、お悩みの患者様も増加傾向にあります。AGAは男性ホルモンの一種であるテストステロンと、5αリダクターゼ(5α還元酵素)と呼ばれるものが結びつき「ジヒドロテストロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンに変換され、ジヒドロテストロンがホルモン受容体に取り込まれ毛母細胞の働きを低下させることによる薄毛や抜け毛などの症状が発症します。ザガーロはこの5αリダクターゼを阻害することによりAGA原因物質が毛母細胞に取り込まれるのを防ぎ、AGAの進行を食い止める働きがあります。先発のプロペシアではこの5αリダクターゼのⅡ型のみ作用するものでしたが、ザガーロはⅠ型Ⅱ型両方に作用するためプロペシアで効果がなかったという方でもザガーロに変えたことで効果を実感できた、という例もあります。

    ザガーロの入手方法について

    ザガーロは基本的に医師の処方が必要となります。そのためクリニックを受診する必要があります。国内のドラックストアなどで購入することができませんが、個人輸入という形であれば輸入代行サイトなどを利用して受診をせずに入手することもできます。インターネット通販を利用することで安く、手間なく、簡単に薬の購入をすることができますが、一部偽物の薬も紛れ込んでいるため厚生労働省からは警告されています。全てのインターネット通販がいけないというわけではありませんが、健康被害などのリスクを想定するとオススメはできません。ザガーロは必ずクリニックを受診して購入するようにしましょう。

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    ザガーロの服用をやめると、なにが起きる?

    ザガーロには勃起不全、射精障害、食欲不振、全身倦怠感などの副作用が発生することが報告されています。そのため副作用が辛いからやめたい、妊活中だからやめたいという方も一定数いらっしゃいます。その他に薬代や通院費、通院が負担になってしまっているという方や、効果が実感できないからやめたいと言う方もいらっしゃいます。このようなお悩みは多くの方が抱える問題ですが、ここで自己判断で薬の中断を行ってしまうのはオススメしません。ではザガーロの服用を自己判断で中断してしまうと、一体どのようなことが起きるのでしょうか。ここからは薬の中断によって起こりうるリスクについて解説をしていきます。

    AGAが進行する

    ザガーロはAGAの進行に関わる5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型の生成を阻害するという働きがあり、根本的なAGAの改善を目指した治療薬となります。そのため目に見えて変化がない、と感じている方でも実はザガーロにより、薬によってAGAの進行を阻害しているためAGAが進行せずに済んでいるという可能性があります。そういった方が「髪の毛が増えないから効果がないのではないか?」と焦ってしまい薬を中断してしまうことにより、ザガーロによって食い止められていたAGAが進行してしまいます。その結果、薬を飲む前よりAGAの症状が酷くなったと感じてしまうことがあります。

    元に戻ってしまう

    ザガーロの効果で十分に満足できる結果が得られた、という方でも自己判断で中断はオススメできません。薬を飲むことでAGAが改善できたとしても、AGAは完治することはありません。そのため薬の服用をやめることで治療前の状態に戻ってしまう、AGAが再び進行してしまうということがあります。AGAの治療においてどこをゴールとするか、ゴールに達したら薬をやめるのか、という問題はAGA治療中の患者様にとってもとても大きな問題です。薬の中断によりせっかくお金と時間をかけて理想のスタイルを手に入れたとしても、素人判断での中断は残念な結果につながることもあります。そのためAGA治療薬の継続・中断は非常に繊細な問題で、経験豊富な医師としっかり方向性を決め薬の中断を行うにしても経過観察をしっかり行う必要があります。

    ザガーロを中断したいときは、どうすればいい?

    ザガーロを中断することにより起きる可能性のあるリスクについて、十分知っていただけたかと思います。しかし、それでも「薬を変更したい」「薬をやめたい」「治療を一時中断したい」など、さまざまな理由があってザガーロの服用をやめたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。ザガーロの服用をやめたいと考えている方は、まずは担当医に相談をするようにしましょう。AGA治療薬はザガーロだけではありませんし、通院などが負担になっている方はオンライン診療に切り替えることで問題を解決できることもあります。薬の服用や中断は必ず医師に相談し、自己判断で行うことだけは避けるようにしましょう。

    AGA治療は忍耐力も必要

    ザガーロは画期的なAGA治療薬ですが、飲んですぐに効果があるというわけでもありません。そのため「今すぐ効果が欲しい」という方にとっては効果が感じられないと不安になることもあるかもしれません。しかしどんなAGA治療薬も即効性はなく、長期間の治療が必要となります。一般的には効果を感じるまで最低でも半年かかると言われています。数カ月単位で効果が出ていくものですので、すぐに効果が得られないということを理解した上で、AGAの治療に望むようにしましょう。

    治療にはゴール設定も大切

    治療を行う上で、治療のゴール設定も大切です。年齢などによっては「薄毛でも自然な年齢だから〇歳になったら治療はやめよう」と考える方もいらっしゃれば、「〇歳までは今の髪の毛をキープしたい」と考える方もいらっしゃいます。そのため治療のゴールは人それぞれです。AGA治療薬をやめてしまうと元に戻る可能性も高いため、そういった部分も含めていつまで治療を続けるか、ということを最初に考えておくようにしましょう。そうすることで治療費の計画なども立てやすく、治療計画も立てやすくなります。

    監修医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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