ABOUT AGA
AGAについて
-
【医師監修】紫外線が薄毛の原因?頭皮へのダメージによる抜け毛に注意
頭皮への紫外線ダメージは蓄積する? 今からできる薄毛対策とは?
寒い日も増え、季節の移り変わりを感じる時期になりましたね。夏に受けた紫外線のダメージによる頭皮の変化が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「紫外線のダメージは頭皮に蓄積される」「紫外線を受けすぎると抜け毛が増える」なんて話を聞いたこともある方もいらっしゃるかと思います。しかし紫外線によって本当に頭皮にダメージが蓄積されるものなのでしょうか。またなぜそのようなことが起きるのでしょうか。今回はそんな頭皮への紫外線ダメージと、今後の薄毛対策について解説をしていきます。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
なぜ紫外線は頭皮にダメージになる?
紫外線が強い季節に外に出る際は、肌へのダメージを抑えるために日焼け止めを塗りますよね。日焼け止めというとスキンケアに力を入れている女性がするものというイメージを持たれている方も多いかと思いますが、シミやしわ、老化現象など紫外線が肌に与えるダメージが広く知られるようになり今では男性の方も多くの方が日焼け止めを使われています。しかし紫外線のダメージは肌だけではなく頭皮も浴びてしまっている、ということは意外にも知らない方も多いです。では紫外線は頭皮に具体的にどんなダメージを与えるのでしょうか。
髪の毛が老化し白髪が増える
紫外線には髪の毛の中にあるメラニンを分解してしまう力があります。メラニンと聞くと「シミやしわの原因になる」と悪いイメージを頂きがちですが、髪の毛の場合髪の毛を健康に保つためには必要な物質です。日本人はメラニンの濃度が高いため黒色や焦げ茶色の髪色が多いですが、白人の金髪などはメラニン色素が薄いために発生する色となります。生まれ持ったメラニン量をキープすることでどんな髪色でもその人に合った健康さと美しさを引き出すことができます。しかし、このメラニンは紫外線が当たることにより分解されてしまいます。長時間紫外線が髪の毛に当たり続けてしまうと、赤茶髪の色からどんどん白髪に変わっていってしまい、全体的に年齢と比べて老けたイメージになってしまいます。この現象を「光老化」とも呼びます。
切れ毛が増える
上記では光老化について解説をしましたが、光老化は髪の毛を白髪にしてしまうだけではなく、髪の毛そのものにもダメージを与えてしまいます。光老化は髪の毛を構成するタンパク質にも悪影響を与え、髪の毛がやせ細ってしまったり、不自然な切れ毛や髪の毛全体のパサつき、枝毛が発生してしまう原因になります。
頭皮のバリア機能が弱る
紫外線を浴び続けると頭皮のバリア機能が弱り、頭皮が乾燥してしまう原因になります。正常に頭皮のバリア機能が働いている場合は、紫外線が多く体内に吸収されてしまうことを防いだり乾燥から肌を守ったりしてくれます。しかし紫外線を浴び続けたことによりバリア機能が落ち、頭皮が乾燥しフケが多くなってしまったり、赤くただれてしまい痒みを生じることがあります。
頭皮の毛母細胞の働きが低下する
頭皮にある毛母細胞は、髪の毛が抜けたり生えたりするサイクルを司る大切な司令塔です。しかし紫外線を浴び頭皮のバリア機能が落ちた状態を長く放置してしまうと、頭皮の中にある毛母細胞にまで影響を与えます。ヘアサイクルは生涯にわたって回数が決まっておりますが、紫外線の影響により抜け毛などが加速すると本来の髪の毛が生えている期間より短くなってしまい、髪の毛の寿命が縮まってしまうことにも繋がります。また毛母細胞が紫外線によってダメージを受けてしまうことで、抜け毛が加速し薄毛なども気になる原因になります。
今からできる薄毛対策とは?
受けてしまった紫外線のダメージは既に過ぎてしまったことですので仕方ありません。今まで以上にダメージを受けないよう気を付け、頭皮のケアを行っていくことが大切です。紫外線のダメージを受けすぎてしまったな、と心当たりある方はこれからご紹介する薄毛予防対策を是非日常の中で取り入れてみてくださいね。
帽子を被る(日傘もオススメ)
紫外線を避ける方法として一番簡単なのは帽子を被ることです。気になる薄毛を隠す目的でも使えるため、ちょっとしたお出かけの際などにも便利です。しかし帽子を長時間被ることにより頭皮の蒸れが発生し、皮脂が毛穴につまってしまうなどの頭皮トラブルを招く恐れもあります。帽子を被る際には以下のことを注意しながら使用するようにしましょう。
・長時間被らず、1時間に1回は帽子を脱ぎ換気する
・メッシュ素材など通気性のいい帽子を選ぶ
・汗をかく場合は適度に清潔なタオルで汗をふきとる
・帽子は常に清潔にし、必要に応じてクリーニングサービスなどを利用する日傘に抵抗のない方であれば、日傘をさすのが頭皮環境の点からも紫外線防止の点からもオススメです。日傘と聞くと女性の方がお肌を守るために持っているもの、という認識が強いかもしれませんが、今では男性用の日傘なども発売されておりますので「使ってみようかな」なんて方は是非チャレンジしてみてくださいね。
正しい洗髪を心がける
なんとなくパパッと髪の毛を洗ってしまっている、正しい洗髪が分からない・・・という方は今日から是非以下の内容に気を付けながら、洗髪を行ってみてくださいね。特に汗をかいた後、帽子を被った後などは頭皮の皮脂が過剰に分泌されている状態で汚れなどもたまっています。しっかり洗髪してあげることで薄毛の防止にもなります。
①髪を濡らす前に丁寧にブラッシングを行いホコリを落とす
②髪をお湯で丁寧に予洗いする
③シャンプーを手で十分に泡立てる
④泡を頭皮に乗せ、指の腹でマッサージするように洗髪を行う
⑤お湯で十分に洗い流すいたってシンプルですが、特に予洗いがしっかり行えていない、シャンプーの洗い残しがあるということはよくあることです。ちょっとしたことですが毎日の積み重ねで頭皮環境は改善し、紫外線で傷んだ頭皮を清潔に保つことで抜け毛や薄毛の予防にもつながります。シャワーが終わったら髪の毛をポンポンと優しくタオルドライし、ドライヤーはできるだけ遠ざけ髪の毛や頭皮に温風をかけすぎないように気を付けましょう。
食生活を見直す
紫外線で傷んでしまった頭皮を守るためには、食べ物にも気を付ける必要があります。例えばジャンクフードや脂っこいものが好きな方であれば、口にする頻度を減らすなどの工夫をしましょう。こういった食事は頭皮の皮脂の過剰分泌につながり、ヘアサイクルが乱れ薄毛や抜け毛の進行につながってしまいます。また髪の毛に必要なタンパク質、亜鉛、ビタミン類などを積極的に摂取し、髪の毛の成長を食事からサポートできるように心がけましょう。
改善しない抜け毛や薄毛、もしかしてAGAかも?
対策をしっかり行っても中には改善しない抜け毛や薄毛があります。この場合は紫外線の影響だけではなく、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性があります。AGAは8割以上の方が遺伝によって発症していると言われ、日本人成人男性だけでもおよそ3人に1人がAGAに悩まされていると言われています。抜け毛や薄毛が気になった際には、AGAかもしれないと疑うことも大切です。また少しでも気になる症状があれば、迷わずAGA専門医院やクリニックを受診するようにしましょう。
解説した医師の紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
prev.【医師監修】絡まる髪の毛は抜け毛の大敵
関連する記事
-
-
AGAの薬の種類が豊富なクリニックを選ぶべき?薬の特徴について解説
2024.12.06
-
-
あなたの抜け毛の原因はAGA?AGAになりやすい人の特徴と対策
2024.12.04
-
-
あなたはいくつ知っている? AGA治療薬の認可・非認可を特徴別に解説!
2024.12.02
-
-
ミノタブ(ミノキシジルタブレット)は危険?正しく知りたいミノタブの知識
2024.12.01
-