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抜けている髪の毛の注目ポイントとは?注意すべき毛先と毛根を解説
「薄毛になりやすい兆候は抜け毛を見るとわかる?」
「正常な抜け毛と異常な抜け毛を見分けるポイントが知りたい」
「AGAに見られる抜け毛の特徴は?」
日常生活の中で何気なく目にしている抜け毛には、薄毛に進行する兆候を示している場合があることをご存知でしょうか。
抜け毛は髪の健康状態や成長過程をあらわすため、抜け毛の量や薄毛が不安だという方は抜け毛の毛先や毛根をよく観察する必要があります。
今回は、そもそも抜け毛や髪の生え変わりとはどんな仕組みがあるのか、抜け毛が増える状態とはどんなものなのかとともに、注意すべき抜け毛の観察ポイントについてくわしく解説します。
抜け毛の増加や将来の薄毛が気になる方はぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
抜け毛が起こるメカニズムとは
浴室の排水溝や起床時の枕の上など、抜け毛を見かける機会は日常的に数多くありますが、そもそもなぜ抜け毛が起こり生え変わるのかよくわかっていない方が多いのではないでしょうか。
抜け毛と髪の生え変わりのシステムに異常があると、抜け毛の量が増えて薄毛に進行する可能性があります。
ここでしっかり抜け毛が起こるメカニズムについて見ていきましょう。髪の生え変わりシステム「ヘアサイクル」
ヘアサイクルとは「毛周期」とも呼ばれ、髪の元となる毛母細胞が成長指令を受けて細胞分裂を繰り返し、一定期間成長したあと寿命を迎え、別の新しい髪が生えてくることで成長の終わった髪が押し出され抜け落ちる髪の生え変わりシステムです。
成人男性のヘアサイクルは1周期2〜6年で、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの周期に分類されています。
・成長期:毛母細胞が細胞分裂を繰り返し頭皮の外へ伸びていくのが「成長期」で、個人差はありますが2〜6年と最も長い期間です。
・退行期:活発に細胞分裂していた毛母細胞の活動が低下し、完全に成長がストップするまでの期間で約2〜3週間続きます。
・休止期:毛母細胞の活動が完全に止まり、新しい髪が生えて古い髪が抜け落ちるのを待つ期間で約3ヶ月です。正常な抜け毛の量
成人男性の髪の総量は、少ない人が8万本程度で多い人では12万本程度で、平均10万本程度だと言われています。
正常な抜け毛量は1日あたり100本程度までと言われており*、髪の総量の0.1%程度のため正常の抜け毛量であれば薄毛になることはまずありません。
しかし、1日150〜200本以上抜け毛が続く場合は注意が必要ですので、抜け毛が増えたと思ったら本数を数えてみることも大切です。
1日の抜け毛を全て集めて数えることは難しいため、抜け毛量のチェックにはシャンプー中がおすすめです。
浴室の排水溝に抜け毛を集めるためのネットなどを置き、シャンプー後に抜けた髪を数えてみましょう。
シャンプー時の抜け毛は1日の抜け毛の約60%に当たることがわかっていますので、60本程度までであれば正常な抜け毛量の範囲内だと言えます。
*参考:日本皮膚科学会HP(https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q01.html)抜け毛が増える原因
成人男性において抜け毛が増えるおもな原因は、以下が挙げられますので抜け毛が増えたと感じた方は当てはまることがないかチェックしてみましょう。
・AGA(男性型脱毛症):男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが原因となり、抜け毛の指令を出す脱毛因子が産生されることで成長途中の髪が抜け落ちる脱毛症です。
AGAの発症には遺伝が大きく影響しているため、家系にAGAを発症している男性がいることで発症確率が上がります。
・季節性:秋や春などの季節の変わり目に「換毛期」という一時的に抜け毛が増える現象で、1日200本以上の抜け毛が見られることがありますが、2ヶ月程度で治まり髪の本数が戻るという特徴があります。
・頭皮環境の悪化:脂漏性皮膚炎など頭皮の炎症が原因となり抜け毛が起こる場合や、間違ったヘアケアによる頭皮ダメージからの乾燥などの頭皮環境の悪化が原因で抜け毛が増えることも多く、頭皮の状態を整えることで抜け毛が改善するケースが多く見られます。正常な抜け毛とは
正常な抜け毛は、ヘアサイクルの成長期と退行期と休止期を経ているため、しっかり成長した痕跡が見られます。
枕についた抜け毛や排水溝に溜まった抜け毛など、何本か抜け毛を集めて自分の抜け毛が正常かチェックしてみましょう。太く長い抜け毛
日本人男性の髪は1日平均0.3〜0.4mm伸びるため、正常なヘアサイクルを終えた髪は単純計算で20cm程度から1M以上伸びる可能性があるります。
定期的にヘアカットしている場合、抜け毛がそこまで長くなることはありませんが、正常な抜け毛は成長期にしっかり細胞分裂を繰り返しているため長く伸びている、という特徴があります。
また、髪は「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造で構成されていますが、髪の太さはコルテックスのタンパク質や脂質と水分量に影響されますので、栄養や酸素を豊富に取り込んで成長した正常な抜け毛は太いため、正常な抜け毛は太く長いことがわかります。ハリやコシが見られる抜け毛
正常な抜け毛はハリやコシがみられ、まっすぐ伸びているという特徴があります。
そのため、抜け毛を持ち上げると根本が垂れ下がらずにピンと張った状態を維持できますので、抜け毛を片手でつまんで地面と平行に保てるかチェックしてみましょう。毛根が白く丸い抜け毛
毛根とは頭皮内部の髪全体を指し、最下部の毛母細胞や毛乳頭細胞が集まった部分は「毛球」と呼ばれています。
正常なヘアサイクルを終えた毛球は、毛母細胞が成熟した状態で多く存在しているため丸く膨らみがあります。
また、毛母細胞は成長途中でメラニン色素を取り込んで伸びていくため黒く見えるという特徴がありますが、毛母細胞が寿命を迎え細胞分裂をストップすると、メラニン色素を取り込まなくなるため毛球部分が白く見えるのが特徴です。
そのため、根本部分が白く丸く膨らんでいる抜け毛は正常で健康だと言えるでしょう。注意が必要な抜け毛とは
AGAや頭皮環境の悪化などが原因となり正常なヘアサイクルを経ずに抜け落ちた髪は、成長期が短縮され休止期に移行しているため抜け毛に特徴が見られます。
特にAGAによる抜け毛には見た目の特徴がわかりやすいことが多いため、自分の抜け毛が当てはまるかチェックしてみましょう。細く短い抜け毛
ヘアサイクルの成長期は全体の80〜90%を占めており、毛母細胞は成長期の期間中細胞分裂を繰り返し髪が太く長く伸びていきます。
しかし、AGAなどなんらかの理由で成長期が大幅に短縮された場合には、髪が太く長く成長する前に抜け落ちてしまうため抜け毛が細く短くなります。
また、成長期が短い分抜け毛の量が増えることも特徴で、1日に200本以上の抜け毛が見られることもめずらしくないため、抜け毛が増えて細く短い場合はすぐに対策することをおすすめします。
成長期の短縮は、AGAのほかに頭皮環境の悪化などが考えられますので、AGA専門クリニックなどの専門機関で原因を調べ対策しましょう。弱々しくハリやコシがない抜け毛
抜け毛にハリやコシがなく、うねりやくるくる丸まる傾向が見られた場合は、成長段階で酸素や栄養が不足していた可能性があります。
そのため、今まで髪にクセがなくまっすぐだった抜け毛に、ハリやコシの低下やうねりや丸くなるといった変化が見られた場合には、髪の健康状態に注意が必要です。
髪の成長不足にはAGAや加齢など様々な原因が考えられますので、原因にあった対策が必要です。先端が先細りや尖った形の抜け毛
正常な抜け毛は産毛の状態から太く長く成長しているため、先端はゆるやかに丸くなっています。
そのため抜け毛の先端が先細りしていたり尖っている場合は、なんらかの異常で髪がうまく成長できなかった可能性があり、異常の原因としては、栄養不足や頭皮環境の悪化による毛穴の炎症や変形などの生活習慣によるものが多く見られます。
先細りしている髪は不健康な状態になっているため、頭皮内にとどまる力が弱くなりブラッシングなどのちょっとした刺激で抜けやすくなるため、抜け毛の増加を感じることがあります。
また、紫外線やブリーチなどによる髪のダメージが大きい場合は、切れ毛や枝毛となり先端が尖った状態になりやすいという特徴がありますので、先端が先細りや尖った形の抜け毛が増えた場合は、普段の生活を見直すことが大切です。毛根が黒い
正常な抜け毛の根本が白く膨らんで丸いのに対し、毛根が黒く形がいびつだったり膨らみがない場合は、AGAなどが原因で成長期の途中にもかかわらず突然抜けたケースが考えられます。
また、毛根が黒く小さい場合やいびつな形の場合、頭皮の血行不良により髪への栄養や酸素が不足して十分に成長できなかったと考えられ、放置していると抜け毛が増えて薄毛に進行する可能性があるため、すぐに対策を始めましょう。健康な抜け毛のためにできる対策とは
薄毛予防や改善には、髪がしっかり成長し正常なヘアサイクルを繰り返し抜け毛が健康であることが大切です。
ここでは健康な抜け毛のためにできる対策を紹介しますので是非参考にしてください。
髪の健康状態や成長の経過は抜け毛に現れますので、定期的に抜け毛の状態をチェックして薄毛の危険がないか見ていきましょう。AGAに対する予防治療対策
細く短い抜け毛が増えた場合、ヘアサイクルの乱れを引き起こすAGAの可能性があります。
AGAの予防や治療方法の中で、厚生労働省が承認している治療は内服と外用の薬による治療のみで、内服は「フィナステリド」と「デュタステリド」という2つの成分に限られ、外用は「ミノキシジル」という成分が認められています。
内服治療では、AGAの原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロンの生成を抑えるための「5αリダクターゼ阻害薬」を1日1回内服しますが、ヘアサイクルの乱れを正常に戻すためには最低6ヶ月程度の服用が必要です。
ミノキシジル外用薬は、薄毛の気になる部分に直接塗布し、血行促進作用と毛母細胞を活性化させることで発毛を促します。
AGAは進行性で、放置しているとどんどん抜け毛や薄毛が増えていきますので、抜け毛を見て気になったらすぐにAGA専門クリニックに相談しましょう。生活習慣の見直し
髪の成長を促し健康な抜け毛になるためには、睡眠の質の向上が大切です。
髪の成長を促す「成長ホルモン」は、入眠後はじめに訪れる深い睡眠(ノンレム睡眠)時が分泌量のピークで、その後減少しながら3時間程度続くと言われています。
そこで、なるべく早く深い眠りに入るために室内を暗くしたりアルコールや食事摂取と入浴は入眠2時間前に済ませ、入眠前に体と脳をリラックスさせることをおすすめします、
また、日中の運動には睡眠を深くする効果が期待できますので、エレベーターを階段に変えたり歩く時間を増やすなど無理のない範囲から始め、休日に自分の好きなスポーツを楽しむなど自分に合った運動習慣をつけましょう。まとめ
薄毛の可能性や進行しているか見分けるためには、定期的に抜け毛に異常がないかチェックすることが大切です。
抜け毛の状態や量をチェックし、いつもと違うと感じたらすぐにAGA専門クリニックに相談することをおすすめします。
薄毛対策には専門治療とともにセルフケアも重要ですので、AGA薄毛予防治療クリニックのオンライン診療で自分に合った対策をぜひお気軽にご相談ください。next.急に抜け毛が増えた方必見、想定される原因と対策
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