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AGAの薄毛や抜け毛が始まる年齢に目安はある?治療を始めるべきタイミングを解説
「AGAの薄毛や抜け毛は年齢で見分けられる?」
「AGA治療を始めるタイミングが知りたい」
「思春期でも薄毛や抜け毛があったらAGA?」
AGAは成人男性の3人に1人に発症することがわかっていますが、発症時期や症状の進行速度には個人差が大きい脱毛症です。
将来薄毛や抜け毛になるかもしれないと不安を抱えている男性の中には、いつAGAの薄毛や抜け毛が始まるのか目安があったら知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
今回は、AGAで薄毛や抜け毛が始まる年齢に目安があるのか、AGAについての基礎知識や治療を始めるタイミングはいつなのかをくわしく解説します。
また、思春期に見られる薄毛や抜け毛とAGAの関係についても解説しますので、将来AGAになるのか不安な方はぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
AGA(男性型脱毛症)とは
AGAはジヒドロテストステロンという男性ホルモンが原因となり、遺伝で発症確率が上がる男性特有の脱毛症です。
日本人成人男性の薄毛や抜け毛のおもな原因となっており、進行性のため発症すると自然に治ることはありません。
細く短い抜け毛が増え、頭頂部や前額部に「O字型」や「M字型」や「U字型」と表現される特徴的な薄毛症状が見られます。
原因となるジヒドロテストステロンの活性度と、抜け毛を引き起こす脱毛因子を生成するアンドロゲンレセプターの感受性の高さは遺伝で引き継がれ、特に重要なアンドロゲンレセプターの感受性の高さは母方の祖父や曽祖父から遺伝するため、家系に薄毛の男性がいる方はAGAによる抜け毛に注意が必要です。AGAの薄毛や抜け毛が始まる年齢とは
AGAは男性ホルモンと遺伝が原因となり、薄毛や抜け毛が現れます。
そのため、条件がそろえば年齢に関係なくAGAを発症する可能性がある、と言えるかもしれません。
ここでは、AGAの薄毛や抜け毛が始まる年齢に目安があるのかについて、くわしく見ていきましょう。AGAの年代別発症率と特徴
日本人男性の3人に1人が発症するAGAですが、年代別の発症確率と特徴は以下のとおりです。
20代のAGAの特徴:発症確率は6%と最も低く、「自分は大丈夫だろう」と抜け毛や薄毛を自覚しないことが多く、治療せずに症状が進行していくケースが多い年代です。
30代のAGAの特徴:発症確率は12%で、つむじの薄毛やおでこの生え際が後退するといったAGAの症状が現れてくる年代です。
周囲の同年代に薄毛が見られ、自分も気になるといった傾向が出てくるという特徴もあります。
40代のAGAの特徴:発症確率は32%で、M字ハゲやO字ハゲがハッキリ現れてくるという特徴があります。
髪型で薄毛をごまかすことが難しくなり、AGA治療を始める人が増える年代です。
50代のAGAの特徴:発症確率は44%で、AGAの進行速度は身体の衰えと共にゆるやかになりますが、薄毛の範囲が広がりはっきりと髪が抜け落ちている部分が目立つ傾向があります。
60代以降のAGAの特徴:発症確率は51%で、2人に1人の割合で薄毛が見られます。
脱毛範囲はさらに広がり、AGAの進行によりM字ハゲとO字ハゲが融合したU字ハゲになるケースも多く見られます。
参考:Takashima T et al.In: Orfanos CE et al, eds. Hair Research Springer Berlin, Heidelberg New York: 1981: 287-293AGAの薄毛や抜け毛は20代から40代で始まることが多い
AGAの年代別発症率を見ると、20代以降年齢を重ねるほど発症率が高くなることがわかり、特に20代から40代で発症を自覚する人が多い傾向が見られます。
そのため明確なAGAのはじまりの目安となる年齢はなく、どの年齢であってもAGAの発症に注意が必要だと言えるでしょう。
AGAは進行性の脱毛症のため、放置していると薄毛や抜け毛がどんどん広範囲に広がっていくという特徴がありますので、AGAの始まりに早く気づいて対策することや予防することがとても大切です。AGAを見分けるチェックポイント
AGAの薄毛や抜け毛の進行を防ぐことや予防できるかは、年齢の目安で判断するのではなくAGAになりやすいか知ることや初期症状にいかに早く気づくかが重要です。
以下のチェックに1つでも当てはまる場合は、AGAの可能性があると考えられます。
AGA専門クリニックへの相談など、なるべく早く対策を始めましょう。
・両親や母方の家系にAGAや薄毛の男性がいる
・つむじのあたりが透けてきたりボリュームが減ってきた
・額の左右の剃り込みが深くなって額が広くなってきた
・細く短い抜け毛が増えた
・抜け毛の本数が以前に比べ明らかに多い
・同年代の男性と比べて髪が薄いと感じる
・頭皮が脂っぽくベタベタしているAGA治療を始めるタイミングとは
AGAの薄毛や抜け毛は、正しい診断のもと適切な治療を受けることで進行を防ぎ症状の改善を期待できるため、治療のタイミングを逃さないことがとても大切です。
AGA治療は自由診療のため、基本的には希望すれば誰でも治療が受けられますが、治療開始年齢に制限があることや、効果が見込めないほど進行した場合や治療による副作用などのリスクが高い場合は、治療自体を検討する必要があります。
また、AGA治療は長期にわたるため、ゴールをどこに設定するか考えておくことも重要です。AGA治療できる年齢
AGA治療はすべて自由診療のため、基本的には本人の希望で受けられます。
しかし、厚生労働省が承認しているフィナステリドやデュタステリドなどの内服治療と、ミノキシジルの外用治療においては成人以降と決められています。
これは、薬の安全性における臨床試験を未成年に実施していないため、未成年の未発達な体に薬がどのように作用するかわからないことが理由です。
そのため、AGA治療は成人以降に始められる、と覚えておきましょう。
また、AGA治療の年齢に上限があるのか気になる人もいるかもしれませんが、基本的にAGA治療の年齢に上限はありません。
とはいえ、AGAが進行し髪が抜け落ちた状態からかなり時間が経過して毛穴が消失している場合や、持病の有無によって治療できる方法が限られたり難しい場合がありますので、年齢的に治療可能かわからない人は、AGA専門の信頼できるクリニックに相談しましょう。AGA治療に最適なタイミング
AGAの薄毛や抜け毛は放置しているとどんどん進行するため、抜け毛が以前より明らかに増えたりつむじや生え際などの部分的な薄毛に気づいた時が、AGA治療に最適なタイミングだと言えるでしょう。
しかし、自分でAGAを判断することや治療を選択することは難しいため、気になったらすぐにAGA専門クリニックに相談しましょう。AGA薄毛予防治療クリニックでは、AGAを専門とする医師による診断のもと、AGA治療としてフィナステリドやデュタステリドなどの内服薬による抜け毛の進行を抑える治療と、ミノキシジル外用薬による発毛を促す治療を基本としてひとりひとりの症状にあわせた適切な処方が受けられます。
さらに、定期的な診察で症状の進行具合や治療効果をチェックし、薬の変更や量の調節などその人に合わせて治療できるため、薄毛や抜け毛が少しでも気になったらすぐに相談し、自分に合ったAGA治療を受けることをおすすめします。AGA治療はいつまで続ける?
抜け毛が減ったり薄毛部分の髪のボリュームが増えるなどの効果が実感できた場合や、AGA治療を始めたけれどなかなか効果が実感できない場合など、AGA治療過程での効果実感には個人差があります。
しかし、どのケースも「治療を自己判断で中断すると薄毛や抜け毛が再発する可能性が非常に高い」ため、AGA治療をいつまで続けるのか気になるという人は、必ず医師に相談しましょう。
AGAの薄毛や抜け毛には、個人差が大きく治療効果もひとりひとり違うため、他人の治療を参考にせず自分の症状や治療効果からどこを治療のゴールにするかを決め、そこに向かってどのような治療を組み立てるか主治医と話し合って決めることが重要です。思春期の薄毛や抜け毛とは
AGAとは成人男性における脱毛症ですが、未成年や思春期にも薄毛や抜け毛に悩んでいる男性も珍しくありません。
ここでは、未成年の思春期に起こる可能性がある薄毛や抜け毛の原因についてくわしく解説します。若年性脱毛症
10代後半の思春期に薄毛や抜け毛が見られる場合、多くは若年性の男性型脱毛症で、症状は成人のAGAと同様につむじ周囲の薄毛や生え際の後退が見られます。
これは、近代人の成長発達が早熟化していることなどのほか、思春期層の食生活の乱れや睡眠習慣の悪化などが抜け毛や薄毛になりやすい頭皮環境を作っていることが理由として挙げられます。
思春期の若年性男性型脱毛症では、AGA治療薬は使用できないケースがほとんどのため、薄毛や抜け毛対策には生活習慣の改善や食生活の改善とともに、頭皮を清潔に保ちヘアダメージを防ぐためのケアで頭皮環境を整えることと、ストレスを溜め込まないようこまめに発散することが大切です。皮膚炎による脱毛症
思春期は男性ホルモンの分泌が盛んになり皮脂分泌量が増えることから、皮脂をエサにする頭皮の常在菌の異常繁殖による脂漏性皮膚炎を起こす可能性があります。
脂漏性皮膚炎は黄色くベタベタした多量のフケが特徴の皮膚炎で、毛穴を詰まらせ炎症が慢性化することで髪の成長を妨げ抜け毛や薄毛を引き起こす「脂漏性脱毛症」に進行することから、思春期の薄毛や抜け毛の原因のひとつと考えられます。
脂漏性脱毛症は、原因となる皮膚炎を治療することが最も重要で、重症化する前に皮膚科を受診しホームケアでは抗真菌成分の入ったシャンプーを使用するなど、頭皮環境を整えるケアが重要です。円形脱毛症や抜毛症
円形脱毛症は年齢問わず発症する脱毛症で、境界がはっきりした円形の脱毛斑が特徴です。
10円ハゲと呼ばれる単発型から、頭髪のほか眉毛やまつ毛もすべて抜け落ちる全頭型まで症状はさまざまですが、原因ははっきりしておらず自己免疫疾患のひとつと考えられており、アトピー素因がある人に発症率が高いことがわかっています。
抜毛症は「トリコチロマニア」という自分で自分の頭髪を抜く癖から発症する脱毛症で、頭皮や髪自体には問題がなく精神的に抜かずにいられないという状態が原因となります。
生活環境やストレスが大きな要因となると言われており、治療は専門家のカウンセリングが必要です。まとめ
AGAによる薄毛や抜け毛が始まる年齢には個人差が大きいためはっきりとした目安はないため、年齢でAGAの発症をチェックするよりも薄毛や抜け毛の症状が出たら見逃さずにすぐに対策することがとても大切です。
AGAは年齢が高くなるほど発症率が高くなりますが、未成年や思春期でも若年性男性型脱毛症として薄毛や抜け毛が始まることは珍しくありません。
そのため、年齢にかかわらず薄毛や抜け毛が気になったら、すぐにAGA専門クリニックに相談し、自分の症状に合わせた適切な治療を始めましょう。関連する記事
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