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  • これからAGA対策に取り組まれる方必見!AGA治療のメリットとデメリットとは

    これからAGA対策に取り組まれる方必見!AGA治療のメリットとデメリットとは

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    「AGAについて特徴や治療方法をくわしく知りたい」
    「AGA治療におけるメリットとデメリットが知りたい」
    「結局のところAGA治療ってしない方がいい?した方がいい?」
    成人男性の3人に1人に発症するAGA(男性型脱毛症)は、症状が進行すると頭部のほぼ全ての髪が抜け落ちる進行性の脱毛症です。
    抜け毛や薄毛は外見の印象を左右する大きなファクターとなるため、できるだけ髪の量を維持したいと思う男性は多いのではないでしょうか。
    今回は、これからAGA対策に取り組もうと思っている方必見の、AGA治療におけるメリットとデメリットについてくわしく解説します。
    薄毛や抜け毛が気になるものの、どう対策するべきかわからないという方はぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    AGA治療の前に知っておきたいAGAの基礎知識とは

    AGAとは、男性特有の脱毛症で部分的な薄毛や大量の抜け毛が見られるため、普段に比べて抜け毛が増えたり髪のボリュームが減ったと感じている男性は自分がAGAなのではないか気になるのではないでしょうか。
    ここでは、AGAの特徴やメカニズムと治療方法について解説しますので、正しい基礎知識を身につけておきましょう。

    AGAの特徴

    AGAの薄毛症状は以下の3つのタイプで現れるという特徴があります。
    ①M字型:正面から見て剃り込み部分が奥深く切れ込んで前頭部の中央部分の髪が残り、前頭部がアルファベットのM字に見える薄毛のため、前髪をかき上げたときに気づくことが多いタイプです。
    ②O字型:頭頂部を上から見たときにアルファベットのO字に見える薄毛のパターンで、頭頂部を中心に薄毛が見られます。
    日本人に多いタイプで、正面から見たときに髪のボリュームが減少して見えます。
    円形の薄毛は円形脱毛症が原因となる場合がありますが、円形脱毛症の薄毛は境界がはっきりした円形なのに対し、AGAの場合は境界が不明瞭という違いが見られるため区別しやすいでしょう。
    ③U字型:M字型とO字型が融合したパターンで、アルファベットのUの形に見える薄毛で側頭部と後頭部の髪が残ります。
    脱毛範囲が広くAGAが進行しているため、3つのタイプの中で最も重症度が高い状態です。

    AGAの原因とメカニズム

    AGAには男性ホルモンと遺伝という2つの原因があります。
    男性ホルモンのひとつであるテストステロンは、5αリダクターゼと結合するとジヒドロテストロンという別の男性ホルモンに変換され、ジヒドロテストロンがアンドロゲンレセプター(ホルモン受容体)に取り込まれると、脱毛因子が産生されます。
    脱毛因子は成長中の髪に作用して抜けるよう促すため、成長途中の髪が十分成長しないまま抜け落ちていくという症状が起こり、抜け毛の増加や薄毛といった症状が現れます。
    また、5αリダクターゼの活性度やアンドロゲンレセプターの感受性の高さはAGAの発症しやすさに影響しますが、これには遺伝的要因が大きく、特にアンドロゲンレセプターの感受性の高さは母方の男性から遺伝するため、母方の祖父や曽祖父がAGAを発症していた場合AGA発症の確率が上がることから遺伝がAGAの原因のひとつであると言われています。
    AGAでは、ヘアサイクル(毛周期)という髪の生え変わりの周期が乱れることで、抜け毛の増加や薄毛の症状が現れます。
    ヘアサイクルは通常成人男性では3〜5年かけて、「成長期」「退行期」「休止期」を1サイクルとして繰り返し、成長期は髪が太く長く成長する最も長い時期でヘアサイクルの80〜90%を占めていますが、AGAを発症すると成長期が極端に短くなり、アンドロゲンレセプターの分布が多い前額部や頭頂部の髪が抜け落ちることでM字やO字の薄毛が現れます。

    AGAの治療方法

    AGAの治療方法は、内服薬と外用薬を使用する投薬治療と、髪の成長を促す成分を頭皮に直接注入する注入療法や、AGAの影響を受けない部位の髪を移植する植毛などがあります。
    日本で使用されているAGA治療薬は、「フィナステリド」と「デュタステリド」で、それぞれ5αリダクターゼ阻害薬としてジヒドロテストステロンの産生を抑える効果が期待できます。
    また、日本国内で承認されているAGA治療薬の外用薬は、「ミノキシジル」という成分で頭皮の血行を促し髪の成長や発毛に効果が期待できる薬です。

    AGA治療のメリットとは

    AGAは放置しているとどんどん症状が進むため、気になったらすぐに治療することが大切です。
    AGA治療にはさまざまなメリットがありますので、気になったらすぐに開始することをおすすめします。

    抜け毛の増加や薄毛の進行の可能性を減らせる

    AGA治療における最大のメリットは、抜け毛の増加や薄毛の進行の可能性を減らせることです。
    AGAは進行性の脱毛症のため、治療せずに放置しているとどんどん症状が進行して最終的にほとんど全ての髪が抜け落ちる傾向がありますが、早期治療により抜け毛を減らし薄毛の進行を遅らせるメリットがあります。
    AGA治療の中でも、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬治療はAGAの原因にアプローチして乱れたヘアサイクルを元に戻すため、今の抜け毛や薄毛症状の治療だけではなく、将来的な薄毛リスクの軽減が期待できることも大きなメリットと言えるでしょう。

    外見の変化に対するストレスが減る

    AGA治療には、外見の変化に対するストレスが減るという大きなメリットがあります。
    AGAの症状であるM字やO字の薄毛は、男性の外見の見た目に大きく影響を与えるため、薄毛の症状が進むと自分の容姿に自信がなくなったり人目が気になって外出が億劫になるなど、精神的なストレスが増えるおそれがありますが、AGA治療により薄毛が改善されることでストレスが減ることが期待できます。
    容姿や外見の変化は、人間関係の悪化や仕事への意欲の低下につながる重要な問題になりかねないため、AGA治療で外見の変化を抑え精神的なストレスを軽減することはメリットのひとつになるでしょう。

    自費診療のため治療の自由度が高い

    保険適用外というと高額になりデメリットが大きいと思われがちですが、自由診療だからこそのメリットもあります。
    自由診療では自分で希望する治療方法を選択できるケースが多く、医師と相談しながら予算や期間などに合わせて自由に治療が決められます。
    薬の購入量を自分で決められることや、予算に応じて治療内容を変更できることは大きなメリットと言えるでしょう。

    AGA治療のデメリットとは

    AGAを発症した場合、自然に治ることはないためできるだけ早く治療を始めることが大切です。
    しかし、AGA治療にはメリットのみではなくデメリットを感じるケースがありますので、後悔しないAGA治療のためにしっかり覚えておきましょう。

    重症のケースや症状が進行していると効果が感じられない可能性がある

    AGA治療は、抜け毛の増加や薄毛に気づいてすぐに治療を始めた場合など多くのケースで効果が期待できますが、重症のケースや症状がかなり進行していると効果が実感しにくい可能性があります。
    毛母細胞や毛乳頭細胞の活動が停止して長い時間が経過していると、毛穴自体が塞がって新たに髪が生えることが難しくなるため、治療の効果が十分発揮されないでしょう。
    しかし、治療を継続することにより、抜け毛を防ぐことや現在ある髪を維持して育てることは可能なため、もう手遅れだと思わずに治療を始めることが大切です。

    治療中に副作用が現れる可能性がある

    AGA治療で使用される薬を始め、全ての医薬品には、まれに副作用が現れる場合があります。
    フィナステリドやデュタステリドには、発生頻度はごくわずかですが、EDや性欲減退などの性機能に関わる副作用や肝機能障害の可能性があり、外用薬のミノキシジルには皮膚のかゆみやかぶれなどの皮膚症状の可能性があります。
    しかし、多くの場合は軽度であり、定期的に診察を受け医師の管理のもと薬を使用していれば問題なく継続できることがほとんどです。
    AGA治療では、自分に合った適切な治療を長期的な観点でしっかり継続することが重要ですので、いつでも相談できる体制の整った信頼できるAGA専門クリニックを選びましょう。

    治療に時間とコストがかかる

    AGAは進行性のため、治療を中断したり適切に治療しなかった場合抜け毛や薄毛がどんどん進んでいきますが、根本的な治療にはヘアサイクルの乱れを正常に戻すことが重要です。
    そのため治療は長期間にわたることが多く、効果が感じにくかったり治療にかかる費用が負担に感じるかもしれません。
    AGAの薬は保険適応外のため、種類や取り扱うクリニックによって価格が異なります。
    そこでなるべく負担を減らすために、ジェネリック薬の取り扱いがあることや、薬の種類が豊富で価格に応じて薬を選択できるクリニックを選ぶことが大切です。

    AGA治療と併用したいセルフケアとは

    AGA治療の効果を最大限に生かすためには、毎日の生活の中で自分でできるAGA対策を実施することが大切です。
    ここでは自分でできるAGA対策を3つ紹介しますので、できることからすぐに始めましょう。

    生活習慣の見直し

    髪の成長には、睡眠中に分泌される成長ホルモンが重要ですので、睡眠の質を上げて成長ホルモンの分泌を増やしましょう。
    睡眠の質の向上には、入眠後なるべく早く深い睡眠に移行して中途覚醒がないことが大切ですので、覚醒刺激となる食事や入浴やスマホなどの使用は入眠2〜3時間前に終了してリラックスしましょう。
    スマホやPCやテレビといった光の刺激は、「メラトニン」の分泌を抑制して入眠困難や中途覚醒の原因となるため、入眠2時間前からはスマホやPCなどの使用をやめ、部屋の明かりを落として脳への刺激を減らして入眠準備を整えましょう。
    さらに、体に負担なくしっかり眠るためには体に合った枕やマットレスなどの寝具を選ぶことも大切ですので、寝起きに体に痛みや疲れが取れないと感じる場合は寝具を見直すこともおすすめです。

    食生活の見直し

    抜け毛を防ぐためには、食事から髪の元となる良質なタンパク質を多く摂取することや、タンパク質の代謝に必要な亜鉛などのミネラルやビタミンB群をバランスよく意識して摂取することが大切です。
    タンパク質は動物性と植物性を偏らないよう摂取するために、肉や魚と共に大豆製品や小麦などをバランスよく取り入れましょう。
    さらに、ビタミンAには頭皮環境を整えたり髪の生成を助けるはたらきがあり、ビタミンB6やビタミンEは代謝をサポートし血流を促進するはたらきがありますので、レバーやウナギ、玄米やブロッコリーやアーモンドなどを積極的に摂取することも大切です。

    ストレスを溜め込まない

    AGA抜け毛の進行には、頭皮の血行不良や代謝の低下といった頭皮環境の悪化が影響しますが、頭皮環境が悪化する原因のひとつにはストレスの蓄積による自律神経の乱れが挙げられます。
    体内ではストレスを感じると交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌を増えやして体を興奮状態に保つことで身を守ろうとしますが、交感神経が優位な状態が続くと自律神経が乱れ、頭皮の血流が不足したり代謝が低下するおそれがあります。
    そのため、趣味に没頭する時間やスポーツで体を動かし汗を流す時間など自分に合った方法で、ストレスをこまめに発散しましょう。

    まとめ

    AGAは成人男性の3人に1人に発症する進行性の脱毛症のため、誰もが発症する可能性があります。
    AGAの薄毛は適切な治療により改善が期待でき、なるべく早く始めることで治療効果の実感が高くなります。
    抜け毛や薄毛はちょっと気になるけどAGA治療はまだ早いかな、と思わずに気になったらすぐにAGA専門クリニックに相談しましょう。

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