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  • 【医師監修】AGA治療で抜け毛?初期脱毛の原因と対策

    AGA治療で抜け毛?初期脱毛の原因と対策を解説

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    抜け毛や薄毛が気になってAGA治療を始めたら、抜け毛がひどくなった」という話を聞いたり、実際に体験したことがあるでしょうか?これはAGA男性型脱毛症)治療中に起こる「初期脱毛」と言われる症状で、AGA治療中に見られることがあります。とはいえ、せっかくAGAの治療を始めたのに抜け毛が増えたら「治療が自分に合っているのか」「このまま抜け続けたらどうしよう」と不安になりますよね。今回はAGA治療と初期脱毛の関係と、原因や対策について解説します。現在AGA治療中で初期脱毛の症状が気になる方も、これからAGA治療を検討している方も、初期脱毛について不安なく治療を受けられるよう最後までご覧ください。

    ■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

    AGA治療における初期脱毛とは?メカニズムを解説

    AGAの治療を始めるとなぜ抜け毛が増えるのか、不思議に思う方も多いでしょう。そこで初期脱毛のメカニズムについて、ヘアサイクルやAGAにおける抜け毛の仕組みをもとに解説します。実際にAGA治療を開始した時に抜け毛が増えた場合、それが初期脱毛なのかを見極めるためにもまずは初期脱毛のメカニズムを知りましょう

    ヘアサイクルについて

    髪は生涯を通して生え変わりを繰り返していますが、この生えて抜けるサイクルを「ヘアサイクル」といいます。通常成人では1日のうちに約100本毛が抜け落ち、100本毛が再生し常にほぼ一定の毛の量が保たれています。ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分けられています。初期脱毛にはこのヘアサイクルが大きく関係していますので、詳しく見ていきましょう。

    成長期

    言葉の通り髪が成長する段階です。毛の元となる毛母細胞が伸長し、毛乳頭細胞と接合し栄養や酸素をもらい活発に細胞分裂することで毛球部で毛が作られ上へ押し上げられ伸びていきます。全体の頭髪の約85〜90%が成長期の段階*であり、成長期は男性で3〜5年続くといわれています。     *日本皮膚科学会HP参照(https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q02.html

    退行期

    毛母細胞の活動が衰えてくる時期で、毛母細胞が退縮することで毛乳頭細胞と離れてしまい、十分な影響が供給されず細胞分裂が活発に行われなくなります。そのため髪の成長が遅くなります。退行期は全体の頭髪の約1%で、1〜2週間の期間といわれています。

    休止期

    栄養が供給されなくなった毛母のほとんどが消失し、毛包が浅くなり毛が抜けやすい状態の時期です。自然に毛が抜け落ちますが、正常なヘアサイクルの場合太くしっかりした毛が抜けることが特徴です。休止期は全体の頭髪の約10%を占めており、約2〜3ヶ月続き次の成長期に入るというサイクルを繰り返します。

    へアサイクルとAGAの関係

    正常なヘアサイクルで起こる抜け毛は1日約100本といわれており、この量が抜ける分には全く問題ありません。しかし、抜け毛の量が急激に増えたり生え際や頭頂部の毛が部分的に抜ける場合AGAの可能性があり注意が必要です。AGAは、テストステロンという男性ホルモンが5αリアクターゼ(5α還元酵素)と結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、このDHTがホルモン受容体に取り込まれ毛母細胞の働きを阻害することで起こります。つまり、AGAは正常なヘアサイクルの成長期を短くしてしまうので、毛が十分成長できないうちに退行期〜休止期へと移行し抜けてしまうのです。

    AGA治療と初期脱毛のメカニズムとは?

    AGAの原因がジヒドロテストステロンと大いに関係していることから、テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換させないために、5αリアクターゼ(5α還元酵素)をブロックすることで抜け毛抑制の効果が期待できると考えられています。そこで現在多くの病院やクリニックで、AGA治療として5αリアクターゼを阻害する内服薬を投薬しています。5αリアクターゼを阻害することにより、短くなってしまったヘアサイクルの成長期を正常に戻すことが目的です。さらにAGA治療薬としてミノキシジルを外用する方法がありますが、こちらは毛細血管を拡張し、頭皮の血流を良くする働きと毛乳頭細胞を活性化させ育毛や発毛を促す働きがあります。直接頭皮や毛包に働きかけヘアサイクルを正常に導く効果が期待できるため、内服と外用をセットにして治療することで AGA治療効果が高まると言われています。このように内服や外用治療を開始すると、ヘアサイクルがリセットされるため、今成長期にある毛が一旦抜けるという現象が起こることがあります。これを初期脱毛と呼んでいるのです。つまり初期脱毛とは「短くなってしまった成長期を、AGA治療で正しい状態に戻す移行期における抜け毛の現象」ということになります。

    初期脱毛の原因と初期脱毛が起こる薬の種類

    ここからは具体的に初期脱毛の詳しい原因と、初期脱毛が起こる可能性がある治療薬の種類について解説します。AGA治療薬の選択メリットも併せてお伝えしますので、初期脱毛が心配だからと治療をためらっている方はぜひ参考にしてください。

    初期脱毛の原因

    AGA治療開始後の初期脱毛は、治療薬によりヘアサイクルの乱れが正常化する過程で起こる一時的な抜け毛です。ヘアサイクルが正常化してくると、成長期に入って新しく生えてきた毛が今まで生えていた毛を押し出すことになるため急に抜け毛が増えたと感じるのでしょう。つまり初期脱毛はAGA治療の効果が出始めているという証拠なのです。「薬が合わないのでは?」や「薬の量が足りないのでは?」と不安になるかも知れませんが、むしろ初期脱毛があれば薬が合っていると安心できるでしょう。

    初期脱毛が起きる可能性がある代表的なAGA治療薬

    AGAの治療薬は外用薬や内服薬などさまざまなのものがありますが、すべての治療薬に初期脱毛が起きるわけではありません。代表的なAGA治療薬に中で特に初期脱毛が起きる可能性がある薬について見ていきましょう。

    ミノキシジル

    ミノキシジルはもともと高血圧治療薬として使われていましたが、血流の改善や毛母細胞の細胞分裂を活性化させるなどの作用から、AGA治療の外用薬として厚生労働省に認可されています。外用薬なので先進性の副作用が出ることが少なく、既往歴のある方も比較的使いやすい治療薬です。ミノキシジルにはヘアサイクルを正常化し成長期を伸ばす働きがあります。そのため外用開始後に初期脱毛の症状が出る可能性があります。ミノキシジル外用の初期段階で休止期脱毛が見られるということは「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」*にも記載があり、初期脱毛により外用中止に至らないよう説明をすることがすすめられています。ですのでミノキシジルの外用を始めて初期脱毛の症状が出ても焦らず経過を見ましょう。
    *(https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

    フィナステリド(プロペシア)

    フィナステリドは、5αリアクターゼⅡ型を阻害する働きがあります。この働きにより抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンへの変換をブロックし、抜け毛を予防する効果が期待できます。フィナステリドはミノキシジルほど直接的ではありませんが、ヘアサイクルの改善に作用するため初期脱毛が起きる可能性があります。

    デュタステリド(ザガーロ)

    デュタステリドもフィナステリドと同じように5αリアクターゼを阻害する働きがありますが、デュタステリドは5αリアクターゼⅡ型とⅠ型を阻害します。こちらもミノキシジルとは違い毛母細胞を直接活性化させる作用はありませんが、ヘアサイクルの改善に伴う初期脱毛が見られることがあります。

    初期脱毛が生じる可能性がある薬のまとめ

    以上のことから、AGA治療薬の中で初期脱毛が起こる可能性が高いのは「ミノキシジル」の外用ですが、直接毛乳頭細胞を刺激したり頭皮の血流を改善する効果があるのもミノキシジルだけということになります。初期脱毛の可能性の低い内服薬のみのAGA治療ももちろん可能ですが、AGAの治療効果を早く求めている方には内服薬と外用薬の併用がおすすめです。ただし、頭皮の状態やAGAの進行具合によって治療方法は変わりますので、自己判断で治療はせずクリニックで専門医師の診察のもと最適なAGA治療を選択しましょう。

    初期脱毛の期間はどのくらい続く?

    初期脱毛AGA治療を始めて10日〜21日後程度経過してから症状が現れるといわれています。それから1〜2ヶ月程度抜け毛が継続しだんだん落ち着いてくることが多いのですが、初期脱毛はAGA治療を始めると必ず起きるわけではなく、症状が出ないこともありますし症状の強さもかなり個人差があります。内服や外用の治療を続けているのに抜け毛が増えるという状態は、治療に対し不安が出てしまうかも知れません。しかし、初期脱毛は治療過程の一環として捉えると、治療がしっかり効いている証拠ということになります。治療開始から3ヶ月程度は初期脱毛が起きる可能性があることを念頭に置いて治療を始めるといいかも知れませんね。

    初期脱毛が起こった場合の対策方法

    実際にAGA治療を初めて初期脱毛が起こった場合、いずれ改善すると分かってはいても抜け毛は気になりますよね。そこで初期脱毛症状が起きている期間の抜け毛対策方法について解説します。初期脱毛の期間を乗り切るための参考にしてくださいね。

    対策①食生活や運動など生活習慣の見直し

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    初期脱毛は、乱れたヘアサイクルの中で発生した髪の毛が抜け落ち、新しい健康な毛が生えるための過程で起こります。そのため正常なヘアサイクルに整うことが早ければ早いほど初期脱毛の期間が短くなるといえます。正常なヘアサイクルには、バランスの良い食生活や適度な運動習慣と質の良い睡眠が必要です。食生活や生活習慣を整えることで、AGA治療効果もアップも期待できますのでぜひ今の食事や生活習慣を振り返ってみましょう。

    対策②シャンプー方法やシャンプー選びの見直しや頭皮マッサージ

    シャンプーや頭皮マッサージは、正しい方法で行えば頭皮を健康に導くことができます。老廃物や汚れを除去し、マッサージによる刺激で頭皮の血流をよくなるとヘアサイクルの正常化にプラスに働きかけられるでしょう。逆に頭皮に合わない刺激の強いシャンプーを使っていたり、自己流のマッサージで頭皮を痛めている場合があります。頭皮のダメージは抜け毛を進行させる原因になりますので、自分の頭皮の状態を確認し、配合成分があっているか確認してから使用することをおすすめします。使った時にかゆみが出たり、頭皮が赤くなったりするものは頭皮の刺激になっていることが考えられますので注意しましょう。

    対策③お酒やタバコなど嗜好品習慣の見直し

    生活習慣の見直しに伴い、多量の飲酒習慣や喫煙習慣のある方は、この機会に見直すことをおすすめします。多量のアルコール摂取や喫煙はAGAの原因であるジヒドロテストロンを増加させるため、AGAの進行を早めることも考えられますので、初期脱毛が起こるいかんに関わらず習慣の見直しがおすすめです。

    多量の飲酒習慣の見直し:アルコールは少量であれば、血流を促進し体温を上昇させ代謝が上がるため頭皮に良い効果をもたらすこともあります。しかし多量の飲酒は逆に血圧を上昇させ、中途覚醒などが起こり睡眠の質を下げることがあります。* また、大量のアルコール摂取により体にアセトアルデヒドが溜まり、AGAの原因となるジヒドロテストロンが増加していくため、多量の飲酒習慣は初期脱毛の期間を延長させる可能性があると考えられますのでぜひ見直しましょう。  *公益財団法人健康・体力づくり事業財団HP参照(https://www.health-net.or.jp/gaiyou/index.html

    喫煙習慣の見直し:喫煙に関しては、タバコに含まれるニコチンが全身の血管を収縮させ、酸素の取り込みに影響します。頭皮の酸素不足は髪の細胞に栄養が行き届かなくなり、成長が困難になってしまいます。このような状態は、ヘアサイクルの正常化に悪影響を及ぼすことが考えられるため、初期脱毛期間の延長や抜け毛の助長の可能性があります。喫煙はストレスの解消に有効な場合もありますが、抜け毛改善のためには、運動や趣味など別のストレス解消方法を見つけることをおすすめします。

    対策④髪型の変更や帽子の活用

    初期脱毛は長くて数ヶ月という期間限定の抜け毛である、と割り切って髪型を変えたり帽子でイメージチェンジすることも1つの方法です。思い切って髪を短く刈り上げたスタイルは清潔感がありますし、頭皮の状態が確認しやすくマッサージも行いやすいため、抵抗がなければ試してみてはいかがでしょう。帽子はビジネスシーンでは難しい場合もあありますが、プライベートではオシャレのツールとして好印象を持たれることも多いため、自分に似合うタイプの帽子を見つけてみることもおすすめです。初期脱毛の期間を楽しく過ごすことができればよりAGA治療に前向きになれるはずです。

    その抜け毛は初期脱毛?見分け方と他の抜け毛の場合の原因

    AGA治療を初めて以前より抜け毛が気になった場合、初期脱毛であることが多いのですが、中には他の原因で抜け毛が増えていることがあります。初期脱毛だろうと抜け毛を放置していたら、いつまで経っても抜け毛が治らず薄毛が進行してしまった。ということにならないためにも、初期脱毛の見分け方と他の抜け毛の場合の原因や対処法について解説します。気になる原因が当てはまったら早めに対策しましょう。

    初期脱毛の見分け方

    初期脱毛の特徴は以下のとおりです。今の抜け毛の状態が当てはまる場合は初期脱毛と考えられますので、前述した「初期脱毛の対策方法」を実践しながら経過を見ていきましょう。

    特徴①ミノキシジルを使用したAGA治療を初めて1週間以上経過している

    特徴②頭皮に炎症やかゆみ、フケが多いなどの異常がない

    特徴③短く細い抜け毛が多い

    特徴④抜け毛の量が日によって多かったり少なかったりと変動がある

    初期脱毛はAGA治療開始後のヘアサイクル正常化に伴う一時的な脱毛のため、AGA治療を始めていなければ起こることはありません。またAGA治療の中でもミノキシジル外用による初期脱毛が起こりやすいことがわかっているため、他のAGA治療では初期脱毛が見られないこともあります。さらに、初期脱毛ではヘアサイクルの乱れにより十分成長できなかった毛が抜けるため、通常の太く健康な抜け毛と違い短かったり細い場合が多いこともポイントです。

     

    初期脱毛以外の抜け毛の原因

    初期脱毛の特徴には当てはまらないのに抜け毛が続いているという場合、別の原因が考えられます。症状によっては病院受診が必要な場合もありますので、当てはまるものをチェックしていきましょう。

    原因①頭皮の炎症

    シャンプーや育毛剤を変えた」「頭部に日焼けをした」「ヘアカラーやブリーチをした」など、様々な原因で頭皮に炎症が起こっている場合に抜け毛が増えることがあります。頭皮に赤みやかゆみ、腫れや出血が見られる場合は炎症を抑える必要があるため皮膚科を受診し適切な治療を受けることをおすすめします。頭皮の炎症が原因の抜け毛の場合は炎症が治れば徐々に抜け毛の改善が見られるはずです。

    原因②脱毛症

    AGA以外にも抜け毛の症状が出る脱毛症があります。代表的な脱毛症には「円形脱毛症」「脂漏性脱毛症」などがありますが、甲状腺疾患や膠原病が原因の脱毛やステロイドなどの薬剤による脱毛、細菌や真菌感染による脱毛など様々な脱毛症があります。原因が明らかな脱毛症の場合は原因の治療とともに抜け毛が改善する可能性がありますので原因治療を優先する必要があります。AGA治療を並行して行うことで病状を悪化させる場合もあるため、2ヶ月以上抜け毛の症状が続く場合は必ず病院で相談しましょう。

    初期脱毛の終わる兆候は?

    初期脱毛の終わりには、短く細い抜け毛が減り、新しく太いしっかりした毛が生えてくるという兆候があります。初期脱毛の期間中は抜け毛の量が一定でなく多かったり少ない日がありますが、終わりに近づくと抜け毛の量も一定に落ち着いてきます。初期脱毛の期間には個人差がありますので一概には言えないのですが、AGA治療開始後に抜け毛が始まってから1〜1.5ヶ月程度を目安に抜け毛の状態や新しい毛の生え方をチェックしてみましょう。初期脱毛終了の兆候が見られたら、安心してAGAの治療が継続できるはずです。

    監修した医師の紹介

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。

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