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今すぐ知りたい!薄毛・ハゲ・AGAは遺伝が原因?
「親が薄毛だから自分もハゲてしまう!?」
「遺伝が関係していると薄毛治療は諦めなくちゃいけないの?」
「AGAが遺伝したら予防や治療は意味ないのでは?」…など、薄毛と遺伝の関係について気になる人も多いのではないでしょうか。
たしかに、薄毛の原因の多くは遺伝と言われています。
でも、具体的にどう遺伝するのか、また母方・父方どちらに遺伝しやすいかなどくわしく知らない人も多いはずです。そこで今回は、なぜ薄毛は遺伝してしまうのか、また遺伝による薄毛でも治療が望めるかについてくわしくご紹介します。
■著者■ AGA薄毛予防治療クリニック医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
薄毛が遺伝する理由①5αリダクターゼの活性
脱毛の仕組みには、男性らしい体を作るのに欠かせないホルモン「テストステロン」と、毛の成長サイクルを調整する酵素「5αリダクターゼ」の結合が関係しています。
この2つが結合することで、より強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が発生し、毛乳頭細胞にある「男性ホルモンレセプター」と結合。
結果、毛の成長サイクルを止める信号が発せられるため、成長段階の毛が抜け落ち、十分に育たない短い毛が増えるのです。実は、5αリダクターゼの活性度は優性遺伝によって伝わることがわかっており、親から引き継いでいる子供は薄毛やハゲ(AGA)を発症する可能性が高くなります。
薄毛が遺伝する理由②男性ホルモンレセプターの感受性
脱毛の信号を送る「男性ホルモンレセプター」、この感受性は隔世遺伝すると言われています。
薄毛の隔世遺伝とは、たとえ両親が薄毛でなかったとしても、その祖先に薄毛だった人がいる場合に受け継ぐ可能性が高いという意味です。ポイントなのが、薄毛が遺伝する確率は母方・父方のどちらが高いかについて。
この場合、母方の家系に男性ホルモンレセプターの感受性が高い人がいれば(つまり薄毛の人がいれば)遺伝する可能性があります。
薄毛の遺伝子を持つとされる「X染色体」は、母方の祖父母や曽祖父母の遺伝子情報を引き継いでいます。具体的な確率を挙げると、母方の祖父が薄毛の場合で75%、母方の祖父と曽祖父がともに薄毛の場合で約90%。
もちろん、母方の祖先に薄毛の人がいても自身が必ず薄毛になる、という話ではありません。
ただ、母方の祖先に薄毛の人がいない人に比べると、薄毛やハゲ、AGAを発症する可能性がとても高いといえます。父親が薄毛の場合は大丈夫?遺伝が関係しない薄毛要因について
薄毛の原因、その多くは遺伝によるもので、母方の先祖による遺伝が大きく関係していることは事実です。
ただ、父親が薄毛だと自身は遺伝しない!と言い切れるわけでもありません。
薄毛やハゲ、AGAの大きな鍵となる男性ホルモンレセプターは母方から遺伝しやすいものですが、“それ以外のハゲやすい要因”を父親から受け継ぐ可能性もあるからです。遺伝による薄毛の原因、5αリダクターゼの活性は、父からも母からも受け継ぐ場合があります。
父親が薄毛である場合、そうでない人に比べると薄毛になる可能性が高いと言えます。男性の薄毛はAGAの可能性が高い!予防はできる?
薄毛の原因は遺伝による男性ホルモンが大きく関わっていますが、この薄毛の大半は「AGA(男性型脱毛症/壮年性脱毛症)」と考えられます。
AGAは、思春期以降に発症するケースが多く、毛の発毛と成長が阻害されることで起きる疾患です。AGAの特徴は、徐々に薄毛が進行する疾患であること。
治療に関しても進行の度合いによって変わりますが、遺伝だから諦めるべき疾患ではありません。
遺伝によるAGAも、早めの受診、治療で改善が期待できる疾患なのです。遺伝による薄毛・ハゲ・AGAは治療で改善が期待できる!
遺伝を変えることはできませんが、AGAは早めの診断・治療が効果的です。
では、AGA治療はどのようなものか具体的にご紹介します。①発毛を促す外用薬・内服薬
AGA治療でもっとも効果がでやすいと言われている薬。
これは進行中のAGAに対しても、またAGAそのものの予防に対しても用いられる治療法です。発毛を促す薬として主に「ミノキシジル」と呼ばれる外用薬・内服薬があり、外用薬は“発毛剤”として市販されています。
医療機関では内服薬もしくは外服薬が用いられ、場合によって複数の組み合わせで併用することもあります。ミノキシジルの内服においては副作用につきよく説明を聞きましょう。②抜け毛を防ぐ内服薬
「ミノキシジル」外用剤と併用して用いられることも多い、抜け毛を防ぐ内服薬。
Ⅰ型5αリダクターゼの働きを抑制する内服薬「フィナステリド」の抜け毛抑制効果は高いとされ、約8〜9割の人に治療効果が認められています。
また、フィナステリドと同程度、またはそれ以上と言われている「デュタステリド」は、Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼの働きを抑制する内服薬。
単独で処方される場合もあれば、ミノキシジルと併用して治療をすすめる場合もあります。遺伝で薬が効きづらい場合はどうすればいい?
AGAや薄毛の治療にかかわらず、薬が効きにくい体質の人もいるでしょう。
こうした体質も親から遺伝する場合があり、薬が効きやすい・効きにくいに関しても遺伝的に影響する可能性があります。とはいえ、遺伝で薬が効きづらくても薄毛やAGA治療は可能です。
薬の量や種類は体質で決めるものではありませんが、経過を見て効果が見られない場合は、薬の量や種類を増やす対応が取られます。「遺伝だからAGA治療は諦めるしかないのか」
「薬が効きにくい体質だから治療は意味ないのか」
と諦めるのは早すぎます。
一人ひとりの症状に合わせた治療方針を決めるクリニックを探してみましょう。AGAの治療はセルフメディケーションではなくクリニックへ相談を!
AGAの治療薬として用いられる「ミノキシジル」外用薬は、市販で手に入れることができます。
たしかに市販薬や育毛剤、シャンプーを買い揃えれば、自宅で簡単にAGAを予防することができますが、薄毛が顕著な場合、またAGAの疑いがある場合は専門のクリニックに相談することをおすすめします。まず、自身の髪がAGAを発症しているのか、また治療が必要かを自分で見極めるのは困難です。
専門医から適切な予防法や対処法を的確にアドバイスしてもらえれば、時間もコストも無駄になりません。AGA治療を行っているクリニックでは、進行の度合いに合わせた治療を受けることができ、必要に応じて市販薬で取り扱っていない薬を処方してもらえる場合もあります。
また、毛髪検査を行っているクリニックもあり、AGAのリスクを測定することもできます。敷居が高いと感じている人は、専門クリニックの無料カウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか?
薄毛・ハゲ・AGAの治療はお早めに!
薄毛やハゲ、AGAのほとんどは遺伝による影響が大きいです。
特に、母方の祖先に薄毛の人がいる場合は、薄毛やAGAを発症する可能性が高いと言って良いでしょう。しかし、薄毛やAGAは遺伝の影響に関係なく適切な治療で改善が期待できます。
早めの受診・治療で効果が望めるので、少しでもAGAが疑われる場合、また薄毛の量が多い場合は、専門クリニックへ相談してみてはいかがでしょうか?著者紹介
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師 柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
これまでの薄毛解消の実績含めてプロペシア・ザガーロ・フィナステリド・デュタステリドなどのAGA治療薬の適切な処方に定評がある。
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