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  • あなたの抜け毛はいい抜け毛?悪い抜け毛?

    解説,医師,抜け毛

    抜け毛を目にしたとき、「薄毛に進行するのでは?」と不安になってしまう方は多いのではないでしょうか。
    男性の薄毛にはさまざまな原因があり、抜け毛の状態によっては薄毛に進行する可能性がある悪い抜け毛(危険な抜け毛)の可能性も考えられますが、薄毛に進行することなく自然な生まれ変わりで起こる良い抜け毛もあ理、抜け毛イコール薄毛とは限りません。
    そのため、自分の抜け毛が良い抜け毛なのか悪い抜け毛なのかを見極めることが大切です。
    今回は、良い抜け毛と悪い抜け毛の見分け方を解説し、悪い抜け毛の場合にやるべき対策を紹介しますので、抜け毛が気になっている方はぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    抜け毛のメカニズムとは

    朝起きた時に枕につくことや、毎日のシャンプーやドライヤーなどで抜け毛を目にすると、薄毛が進んでいるのではないかと心配になるかもしれません。
    しかし、髪は一定のサイクルに従って生え変わりを繰り返しているため、抜け毛が見られること自体はごく自然な現象です。
    ここでは、抜け毛が起こる自然なメカニズムについてくわしく見ていきましょう。

    髪の生え変わりは自然な現象

    髪の毛は皮膚や爪と同じように常に生まれ変わりを繰り返しています。
    人間の頭髪は全部でおよそ10万本と言われていますが、それぞれ1本ごとに「ヘアサイクル(毛周期)」という成長から脱毛までのサイクルを持っています。
    成人男性のヘアサイクルでは、「成長期」という3〜6年の時期に成長し、2〜3週間の短い「退行期」を経て「休止期」を迎え、寿命を全うしたのち新しい髪の成長により押し上げられるようにして抜け毛が起こり、抜け毛が起こる時期は「脱毛期」とも呼ばれています。
    このサイクルの中で生じる抜け毛は、自然のサイクルの一部であるため悪いことではなく、新しい髪が生えるためのプロセスですので心配する必要はありません。

    抜け毛の目安は1日100本

    成人男性の1日あたりの抜け毛はおよそ50〜100本程度と言われており、数字だけ見ると多いと思われるかもしれませんが、頭髪全体は10万本程度あるため比率を見るとさほど多くなく、良い抜け毛であることが分かります。
    そのため、100本を目安にしてみたときに200本以上の大量の抜け毛が見られる場合はなんらかの悪い抜け毛の可能性が考えられますので、いつもよりも抜け毛の量が多いと感じた場合は抜け毛の量をチェックすることをおすすめします。
    とはいえ、1日中抜け毛を集めて数えることは難しいため、シャンプー字の抜け毛を集めてざっと数えてみましょう。
    シャンプー時の抜け毛は1日の約60%だと言われているため、50〜60本程度であればまず問題ないと考えられますが、シャンプー時に100本近く抜け毛が見られるようであれば注意が必要です。

    髪の生まれ変わりには良い抜け毛が理想的

    健康的で正常なヘアサイクルの中では、寿命をまっとうして自然に抜けた良い抜け毛が見られることが大切です。
    良い抜け毛が見られる条件としては、ヘアサイクルの成長期が3〜5年の期間一定に継続することが必要ですが、成長期が短くなると悪い抜け毛が増えて薄毛に進行する可能性があります。
    悪い抜け毛になる原因としては、男性に多いAGA(男性型脱毛症)が最も多いことがわかっていますが、ほかにも頭皮環境の悪化による脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症のほか、円形脱毛症なども挙げられます。
    また、睡眠不足や不規則な食事などの生活習慣が悪化することは、ヘアサイクルが乱れて悪い抜け毛が増える要因になることがわかっていますのでさまざまな面から注意が必要です。

    良い抜け毛と悪い抜け毛の見分け方とは

    正常なヘアサイクルでは基本的に良い抜け毛のみですが、AGAや頭皮環境の悪化などなんらかの原因でヘアサイクルが乱れて成長期が短縮したり休止期が伸びた場合、悪い抜け毛が増えてしまいます。
    良い抜け毛と悪い抜け毛は見た目で見分けられることが多いため、ここで見分け方を知っておきましょう。

    良い抜け毛:太く長く毛根がふっくら丸い

    良い抜け毛とは、寿命をまっとうして自然に抜けた毛のことで、特徴は毛の根本部分が丸くふっくらしており髪自体も太く長く、色もしっかり黒いことです。
    抜け毛を見たときに、太くしっかりとしていると「抜けてしまって大丈夫かな」と不安に思うかもしれませんが、こうした抜け毛は、新しく生えてきた髪に成長を譲るためのもので、むしろ頭皮が健康である証拠といえるでしょう。

    悪い抜け毛:細く短く毛根がいびつ

    悪い抜け毛の特徴は、毛の根本が黒く小さいもしくはいびつなことと、細く短いことが挙げられます。
    これは、AGAを発症するとよく見られる特徴で、髪の成長が強制的にストップされることで成長途中の髪が抜け落ちるためです。
    また、頭皮の慢性的な炎症や生活習慣の悪化などによる頭皮の血行不良は、髪に必要な酸素や栄養を届けにくくなることから髪が十分成長する前に抜けやすくなる原因となり、悪い抜け毛を引き起こします。
    悪い抜け毛が増えている状態では、生えている髪も成長しにくい状態であることが多く、髪全体のボリュームダウンや薄毛に進行していることも特徴の一つだと言えるでしょう。

    悪い抜け毛の放置は薄毛の危険

    悪い抜け毛が増えている状態は、ヘアサイクルが乱れているため放置していると抜け毛が増えるとともに新しい髪が育たないため薄毛の危険が高くなっていきます。
    薄毛の危険をカバーするためには、「なんとなく髪のハリやコシが減ってきた」「分け目の地肌が前より目立つ気がする」といった初期の段階で、自分の抜け毛をチェックして悪い抜け毛が増えている場合はなるべく早く対策することが重要です。
    しかし、抜け毛を気にしすぎてストレスになることは、さらに薄毛リスクを高めることにつながるため避けなければなりません。
    あくまでも良い抜け毛には薄毛の危険はありませんので、自分の抜け毛が良い抜け毛か悪い抜け毛かを見極めましょう。

    良い抜け毛と悪い抜け毛を見分ける方法とは

    抜け毛は日常目にするものですが、意識してみないと抜け毛の違いに気づかないことが多いでしょう。
    良い抜け毛と悪い抜け毛を見分けるためには、抜け毛そのものの形や状態をチェックすることはもちろん、量や時期にも注意して見ることが大切です。
    ここでは、自分でできる良い抜け毛と悪い抜け毛の見分け方について解説しますので、普段との抜け毛の量の違いに注意しながら数日に分けて何回か抜け毛を数本集めてチェックしてみましょう。

    毛根の形と色をチェック

    抜け毛のチェックには、1本ではなく5〜10本ほど集めてそれぞれどんな状態か観察することが大切ですので、シャンプー時やドライヤーの後などに生じる抜け毛を見てみましょう。
    髪の根本のことを「毛根」と認識している方が多いかもしれませんが、解剖的には頭皮から下の髪を毛根と呼び、髪の根本にある毛母細胞や毛乳頭細胞が集まった部分は「毛球」と呼ばれています。
    良い抜け毛の場合、毛球が丸く膨らんで充実し白いという特徴があります。
    毛球が白いのは、毛母細胞がしっかり成長し、寿命をまっとうしてメラニン色素が取り込まれきったという証拠です。
    反対に悪い抜け毛の場合、毛球が細く尖っていたりいびつにジグザグした形で黒い場合は、毛母細胞のはたらきが不十分で髪が成長不足である状態を示しています。

    抜け毛の長さと太さをチェック

    ヘアサイクルの成長期をまっとうした良い抜け毛の場合、太く長いこととハリやコシが残っているという特徴があります。
    さらに、良い抜け毛ではまっすぐに伸びていることが多く、くるくる丸まっていたりうねりが見られる場合は、生まれつきのクセではない場合、成長に問題があるかもしれないので、定期的に抜け毛をチェックして悪い抜け毛に変化していくか注意しましょう。
    悪い抜け毛の場合、全体的に細く短いという特徴があります。
    これは、成長期が短縮されて髪が十分成長できなかったことを示していますので、AGAやほかの薄毛の可能性がないかAGA専門クリニックや医療機関に相談することをおすすめします。

    抜け毛の量と時期をチェック

    良い抜け毛の場合、1日に50〜100本程度見られることがわかっていますが、悪い抜け毛の場合1日に200本以上見られどんどん増えていくことや抜け毛が多い状態が1ヶ月以上継続するため、抜け毛の量を定期的にチェックする習慣をつけることをおすすめします。
    また、抜け毛が増えたと感じた場合は数日間続けて本数をチェックすることも大切ですので、シャンプー時にチェックしてみましょう。
    ただし、抜け毛が増える原因のひとつとして季節性の一時的な抜け毛も考えられますので、抜け毛が増えやすい春や秋などの季節の変わり目の抜け毛は季節の変化で落ち着くこともあります。
    そのため、毎年一時的に抜け毛が増えている、と心当たりがある方はあまり神経質にならずに回復を待ってみてもよいでしょう。

    悪い抜け毛を防ぐための対策方法とは

    悪い抜け毛の原因は、生活習慣の乱れや頭皮環境の悪化などさまざまです。
    ここでは、毎日の日常生活の中でできる悪い抜け毛を防ぐための対策方法について解説しますので、できることから始めましょう。

    生活習慣の見直し

    髪の成長は生活リズムや生活習慣に左右されるため、睡眠不足や偏った食生活と慢性的なストレスは改善が必要です。
    睡眠中には髪の成長を促す成長ホルモンが分泌されるため、分泌量を増やすために睡眠時間を6時間程度確保することと、睡眠の質を上げるように入眠前には光や音の刺激を極力減らしてリラックスした状態を保つことが重要です。
    さらに、髪は血液中の栄養と酸素により成長するため、髪の元となるタンパク質と髪の合成を助ける亜鉛やビタミンB群とビオチンを積極的に摂取しましょう。
    また、喫煙は頭皮の血行を妨げ、過度な飲酒は睡眠の質を低下させるため、禁煙と節酒をおすすめします。

    頭皮環境を整える

    頭皮環境を健やかに保つことは、ヘアサイクルを整え髪の成長と抜け毛予防に大切ですので、毎日のシャンプーで頭皮を清潔にし、ドライヤーで頭皮と髪を乾かし雑菌の繁殖を防ぎましょう。
    さらに、1日1〜2回頭皮マッサージで頭皮の血行を促進することも、毛母細胞や毛乳頭細胞の活性につながるため、1回5分程度親指以外の4本指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で頭皮を揉むようにマッサージしましょう。
    また、糖質や脂質の摂りすぎは皮脂の分泌を増やし、毛穴の詰まりや菌の繁殖を引き起こし頭皮環境が悪化しやすくなりますので、炭水化物や揚げ物とお菓子の摂取を控え、脂質の少ない魚や大豆製品などのタンパク質を増やしましょう。

    まとめ|抜け毛の質を見極めて早めに対策しよう

    抜け毛が増えたときに大切なのは、抜け毛の質を見極め悪い抜け毛に対して適切な対策をとることです。
    ヘアサイクルの乱れを整え、抜け毛の進行を食い止めるとともに、抜け毛の原因を解決して薄毛予防しましょう。
    悪い抜け毛を減らすためには自分で毎日対策することが大切ですが、専門的なアドバイスや治療が必要なケースもありますので、抜け毛が増えて不安がある方はAGA専門クリニックに相談することをおすすめします。
    AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療で皆さまのご都合に合わせた最適なアドバイスや治療の提案を提供しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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