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薄毛の症状タイプ別対策まとめ!あなたはどこまで抜け毛対策する?

男性の薄毛にはさまざまな原因があり、進行パターンもそれぞれ違うため症状タイプに合わせた対策が必要です。
特に、成人男性の3人に1人に発症するAGA(男性型脱毛症)は薄毛の原因の大半を占めていますが、症状には個人差があるためその人に合った対策でなければ抜け毛の予防や薄毛の進行を食い止めることは難しいでしょう。
今回は、M字型、O字型、U字型、びまん性、局所性それぞれの薄毛タイプの特徴と原因と対策についてくわしく解説します。
自分の薄毛の症状タイプを知り、なるべく早く適切に対策できるようぜひ参考にしてください。■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

M字型(生え際が後退するタイプ)の抜け毛・発毛対策とは
前額が後退して、前から見た時や前髪をかき上げたときにアルファベットのM字に見える状態をM字型脱毛と呼びますが、前髪を下ろしていると気づかないこともあり、気づいたときにはかなり薄毛が進んでいたというケースも珍しくありません。
ここでは、M字型脱毛タイプの特徴と原因と対策についてくわしく見ていきましょう。M字型脱毛の特徴
M字型脱毛は、前額の左右の生え際が後退していくタイプの薄毛で、剃り込み部分が深く切れ込むような形で進行します。
M字型脱毛が進行すると額の面積が広がるため、外見の印象を大きく左右することから薄毛に対する悩みを抱える方が多く見られます。
さらに、M字型脱毛は20代から発症することが珍しくないため、若いからまだ大丈夫と思わずに自分の頭皮をチェックする習慣をつけて早期発見と早期対策することが重要です。
また、M字型脱毛には抜け毛が細く短くなる傾向があり、シャンプー字の抜け毛や起床時の枕につく抜け毛の状態をチェックすることも大切です。M字型脱毛の原因
前額に見られるM字型脱毛の原因は、AGAに特徴的な薄毛の進行パターンのひとつです。
AGAではテストステロンが5αリダクターゼによりジヒドロテストステロンに変換され、前額部に多く分布しているアンドロゲンレセプターに取り込まれて脱毛因子を産生します。
脱毛因子は髪の成長を強制的にストップさせて抜けるよう指示を出すため、抜け毛が増えて薄毛に進行するのがAGAのメカニズムであり、M字型脱毛の原因となります。M字型脱毛の対策
M字型脱毛の対策には以下の方法がおすすめです。
・薬による治療
フィナステリドやデュタステリドといった5αリダクターゼ阻害薬の内服は、ジヒドロテストステロンの産生を抑えるため、抜け毛の予防や薄毛の進行を遅らせる効果が期待できるAGAの治療の土台となっています。
さらに、毛間拡張作用と発毛を促す効果をもたらすミノキシジル外用薬の使用を併用することで、内服薬との相乗効果が期待できますので、M字型脱毛にお悩みの方には薬による治療をおすすめします。
・生活習慣の見直し
睡眠不足や食生活の乱れに加え、ストレス過多な生活や喫煙習慣などは頭皮の血行不良や栄養不足と代謝の低下をまねくおそれがありますので、身に覚えがある方は生活習慣の見直しを心がけましょう。
特に、睡眠不足や睡眠の質の低下は髪の成長に関わる成長ホルモンの分泌低下の原因となりますので、1日6時間以上の睡眠時間と寝る前の光や音の刺激を減らして中途覚醒のない熟睡できる睡眠習慣を身につけましょう。O字型(頭頂部から薄くなるタイプ)の抜け毛・発毛対策とは
頭頂部のつむじ周辺から薄毛が始まるタイプは、頭を上から見たときにアルファベットのOのように見えるためO字型脱毛と呼ばれます。
正面から鏡で見た状態では気づきにくく、写真を見たり周囲から指摘され始めて気づくことも多いタイプです。
ここでは、O字型脱毛タイプの特徴と原因と対策についてくわしく見ていきましょう。O字型脱毛の特徴
O字型脱毛は「つむじハゲ」や「てっぺんハゲ」とも呼ばれ、日本人に多いと言われており初期段階ではつむじの地肌が透けて見える程度のことが多いため、自分では気づきにくい脱毛タイプだと言えるでしょう。
進行するとO字の範囲が徐々に拡大し、頭頂部全体が脱毛していきますが、鏡で見にくく発見が遅れがちで対策できないことから進行が早まるおそれがあります。
O字型脱毛の場合、頭頂部の髪のボリュームが減るため毛量のバランスが悪くなり、ヘアセットが難しくなる傾向があります。O字型脱毛の原因
O字型脱毛の原因の多くはAGAで、ジヒドロテストステロンを取り込んで抜け毛の指令を出す脱毛因子はアンドロゲンレセプターで産生されますが、前額部と同じように頭頂部もアンドロゲンレセプターの分布が多いため、頭頂部に抜け毛の増加や薄毛が進行することが理由です。
方、O字型脱毛は頭頂部の頭皮環境の悪化が原因になることもあります。
夏にUVケアせずに強い紫外線を浴び続けダメージを受けた場合など、頭皮の炎症により一時的に抜け毛が増え薄毛になることがあるため、頭頂部の外的刺激による薄毛にも注意が必要です。O字型脱毛の対策
O字型脱毛の対策でおすすめなのは、外用薬の使用です。
頭頂部は、心臓から最も遠く血液を重力に逆らって送り届ける必要があり、体の中でも血流が滞りやすい部位と言えます。
そのため血行不良による薄毛対策として、ミノキシジル外用薬による血行促進が大切です。
1日2回朝晩、O字部分にミノキシジルを塗布して軽くマッサージしましょう。
さらに、AGA対策にはフィナステリドやデュタステリドの内服による根本治療も重要ですので、外用薬と併用して抜け毛を予防することをおすすめします。
また、O字型脱毛には頭皮コンディションの保護として、UVやフケや皮脂コントロールなども大切です。
外出時の日焼け止めの使用や帽子の着用とともに、低刺激のシャンプー剤やシャンプー後の保湿剤の使用を習慣にしましょう。U字型(M字型とO字型の複合タイプ)の抜け毛・発毛対策とは
U字型脱毛タイプは、M字型とO字型脱毛が複合した状態です。
ここでは、U字型脱毛の特徴と原因と対策についてくわしく見ていきましょう。U字型脱毛の特徴
U字型脱毛は、前額の生え際のM字部分と頭頂部のO字部分の薄毛が進行して統合された状態で、上から見たときに額が大きく後退し頭頂部までつながった馬の蹄のような形のアルファベットのU字に見える特徴があります。
M字型脱毛とO字型脱毛が同時に進行するため進行が早く、最終的には側頭部と後頭部の一部の髪しか残らないため、AGAの最終形態と言えますので、早期対策が必要です。U字型脱毛の原因
U字型脱毛の原因はおもにAGAで、高度な進行状態を示しています。
AGAは進行性のため、放置しているとどんどん症状が進んでやがて全ての髪が抜け落ちていきますが、U字型脱毛はAGAの初期段階に対策せず放置していた結果、抜け毛や薄毛の症状が進んだものと考えられます。
また、U字型脱毛には遺伝的要因が大きく影響しており、両親のどちらかが5αリダクターゼの活性度が高い場合や、母方の男性の中でアンドロゲンレセプターの感受性が高い場合は遺伝する可能性があり、AGAの発症や薄毛の進行速度が高くなると考えられます。U字型脱毛の対策
U字型脱毛タイプはすでにAGAが進行していると考えられますので、フィナステリドやデュタステリドを内服するとともに、ミノキシジル外用薬で発毛を促す攻めと守りの両段構えの治療が必要です。
さらに、投薬治療の効果を最大限に引き出すために、睡眠習慣や食事習慣の改善といった生活習慣の見直しが大切です。
M字型脱毛の対策で紹介した睡眠時間の確保と睡眠の質を上げる対策とともに、赤身肉や大豆など上質なタンパク質と、亜鉛やビタミン類が豊富なレバーや緑黄色野菜をバランスよく取り入れた食事を積極的に摂ることをおすすめします。びまん性(全体に薄くなるタイプ)の抜け毛・発毛対策とは
びまんとは「一面に広がる」という意味で、びまん性脱毛タイプとは頭髪全体が薄くなっていく状態で、さまざまな原因が考えられる複雑な脱毛タイプです。
ここでは、びまん性脱毛タイプの特徴と原因と対策についてくわしく見ていきましょう。びまん性脱毛の特徴
びまん性脱毛タイプの特徴は、頭髪全体が均等に薄くなっていくことです。
抜け毛が増えて全体の髪の密度が減り、ボリュームダウンの印象を与えることが多いでしょう。
びまん性脱毛は女性の加齢に伴うケースに多く見られますが、男性にも発症する可能性があるため注意が必要です。
部分的な脱毛が見られないため、初期段階では気づかないことが多いですが、髪のハリやコシやツヤがなくなることも特徴ですので、髪質の変化を感じたらすぐに対策を始めることをおすすめします。びまん性脱毛の原因
びまん性脱毛の原因はさまざまで、加齢や生活習慣の乱れ、食生活の乱れやストレスに加え、過度なブリーチやヘアカラーなどの刺激や誤ったシャンプー方法による頭皮管渠の悪化などが挙げられます。
びまん性脱毛タイプの場合原因の特定が難しいため、AGA専門クリニックや頭髪外来など専門の医師の診察を受けることが大切です。びまん性脱毛の対策
びまん性脱毛タイプの対策で重要なのは、原因がAGAなのか他にあるのかをはっきりさせて、原因に合った治療やセルフケアを始めることですので、まずは専門家の診断を受けましょう。
AGAが原因の場合、内服薬と外用薬を併用した投薬治療を優先し、必要に応じてサプリメントの摂取や注入療法などを検討することをおすすめしますので、信頼できるAGA専門クリニックで自分に合った治療を見つけましょう。
また、AGA以外の原因の場合、生活習慣や食生活の見直しはもちろん、ストレス対策や頭皮環境ケアといったひとりひとりの原因に合わせた対策が必要ですので、専門家にアドバイスをもらいできることから始めて習慣にしましょう。局所性(部分的に抜け毛や薄毛になるタイプ)の抜け毛・発毛対策とは
局所性脱毛タイプは、頭の一部分の範囲だけ脱毛や薄毛症状が現れるタイプで、頭髪全体のボリュームは減らないため自分や周囲の人も気づかず、美容師さんに指摘されてはじめて気づくといったことも珍しくありません。
ここでは、局所脱毛タイプの特徴と原因と対策についてくわしく見ていきましょう。局所性脱毛の特徴
局所性脱毛は部分的な脱毛が特徴で、はっきりと境界が分かれた脱毛斑が見られたり、頭皮が炎症を起こしていた部分だけ髪が抜けるなどの特徴があります。
局所性脱毛タイプの場合、原因がはっきりして二次的に脱毛症状が出る場合も多く、そもそもの原因の改善に伴い脱毛や薄毛症状も改善されるケースが多く見られます。局所性脱毛の原因
局所性脱毛タイプの原因は、AGAとは異なり頭皮トラブルや外傷性といったダメージによるものや、乾燥や過剰なシャンプーなどが要因となる粃糠性脱毛症や、過剰な皮脂分泌によるマラセチア菌の異常繁殖による脂漏性皮膚炎が引き起こす脱毛症や、自己免疫の過剰反応が要因になっていると言われている円形脱毛症などが挙げられます。
局所性脱毛の対策
外傷性の場合は、一時的に毛根が激しいダメージを受けたことによる脱毛のため、傷の治りとともに徐々に髪が再生してくるのを焦らず待ちましょう。
粃糠性脱毛症や脂漏性脱毛症の場合は、皮膚科的治療が必要ですので皮膚科を受診し適切な治療を受けることをおすすめします。
円形脱毛症に対しては、原因が未だはっきりしておらず確実な治療は難しいため、皮膚科など専門の医師による治療とともに、生活習慣の見直しやストレスコントロールに取り組みましょう。
ストレスコントロールには、瞑想やヨガなど心を落ち着かせることや、体をめいっぱい動かしてエネルギーを放出することなど、自分に合った方法を見つけることが重要ですので、いろいろな方法を試してみましょう。まとめ|男性の薄毛はオンラインのAGA専門クリニックがおすすめ
男性の薄毛のタイプはさまざまで原因もそれぞれ違いますが、共通しているのは「早期発見早期対策が重要」ということだと言えます。
薄毛のタイプの中には、セルフケアだけでは改善が難しい場合が多いため、専門の医師による診断と治療をおすすめします。
AGA薄毛予防治療クリニックでは、オンライン診療により全国どこからでも専門医の診断と、業界最安値に挑戦した継続しやすい治療体制を整えています。
自分の薄毛のタイプを知り、できるだけ進行を食い止めたい方はぜひお気軽にご相談ください。prev.髪の毛を触る癖が薄毛に繋がる?
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